2002/10/14 - 2002/10/19
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あの街からさん
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ロンドンの街歩きの楽しみから外せないものの一つに
『博物館&美術館』巡りがあります。ざっと挙げてみますと
「大英博物館」「自然史博物館」
「ナショナルギャラリー」「科学博物館」「テートモダン」
「庭園史博物館」「シャーロックホームズ博物館」
「倫敦漱石記念館」等の他40館程のミュージアムや
ギャラリーが在ります。
この中から私は、
かって、「日の沈まない国」といわれ栄華を誇った大英帝国に
相応しく古今東西の文化遺産を集めた「大英博物館」と
その大英帝国が集めた金銀財宝の数々を見せてくれる
「ビクトリア&アルバート博物館」
それから、地球の生命と神秘、恐竜等を
楽しみながら考えさせてくれた
「自然史博物館」を訪れました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
-
ロンドンに行ったら必ず訪れたいと思っていました。幸いホテルも「大英博物館」の徒歩圏内にしていたこともあり開館と同時に入館。
先ず人気のある展示品や展示室を見学した後、見晴らしの良いレストランでランチをして一息をついてから再び広い館内を歩き続けました。 -
これら展示品は、いずれも門外不出の品々が揃っていますが、仮に 日本の博物館等で借り受けて展覧会をしたとしたら、数時間待ちの長蛇の列でやっと展示品の前に着いたとたん「立ち止まらないで下さ〜い」と言われそうな品々がそろっています。
-
やはり、大英博物館を載せるからには
避けては通れない事。
その事について私なりに感じる事をなどを
ここに書いてみます。
今回の旅行記をUPする為に当時買い求めた
「大英博物館公式ガイト(日本語)」を開いて
見たところ、新聞記事の切抜きが出てきました。
旅から帰ってきて半年後の新聞記事のようです。
やはり、旅をしてきた場所については
その後の新聞雑誌等に目が止るのでしょう。
切り抜かれたその記事のほんの一部を(原文のまま)抜粋で載せてみます。
『略奪文化財の行方』
和光大学名誉教授 前田耕作さんに聞く
(大きな見出し)
どう流れ、だれが買う?(小見出し)
本来だれのものなのか(小見出し)
この章の中頃から〜
ナポレオンが歴史学者を遠征に同行させた話は有名だ
彼らが選んだ戦利品が、
現在のルーブルのコレクションの
核となっている。
だが、こうした行為を単純に非難できない面もある。大英博物館所蔵のパルテノン神殿の大理石彫刻は、
19世紀初頭に持ち出さなければ、当時ギリシャを
支配していたトルコ軍によって壊され、
建材になっていた可能性が高いといわれている。
ギリシャはこれらの文化財の返却を求め、収蔵するための博物館の建設計画を進めている。
こうした機運に対し、
ルーブルやニューヨークのメトロポリタンなど
世界の18の主要な博物館や美術館は昨年12月、
原保有国への返還には応じられない
という声明を出した。
〜後略〜この章の〆は、こんな文面です。
〜人類共通の財産として、国際社会が管理すべきものだと考える。
どうすれば防げるのか(小見出し)
この章の中頃に
〜ユネスコ親善大使の平山郁夫氏が唱える
「文化財難民」という考え方も注目されている。
原保有国に戻せば当の政府の手で破壊される危険がある時は、
文化財を「難民」ととらえて他国で保護しょうというもので、
ユネスコ公認の組織が日本にできている。
以上が切抜きの新聞記事。
平成15年5月4日(朝日新聞)
せっかく、博物館の「旅行記」を楽しもうと
訪問いただいたのに、いきなり
このような書き出しで恐縮しています。
難しい問題で結論なんてとても簡単に出せるものではありませんが、
各種のガイトブック等にも“戦利品”とか“略奪”などの
文字が記載されているのを見るにつけ、
こんな機会にふぅ〜っと頭をかすめることなので記載してみました。 -
さぁて
真っ先に向かったのは1番人気の
ご存知「ロゼッタストーン」。
入り口から程ない所に展示室はありましたが
赤外線センサーのガラスケースの周りは既に
二重三重の人垣ができていました。
☆ミュージアムショップで買い求めた「大英博物館」
(公式ガイトブック日本語版 £6でした。)
によれば
「ロゼッタストーン」は、紀元前196年〈エジプト〉と記してあります。
-
1799年 ナイル川河口西岸のロゼッタで、
エジプト遠征中のナポレオンの
部下が偶然発見したものとされ
玄武岩の一枚岩に異なる三種類の文字体系による碑で
古代エジプト象形文字解読の手がかりとなったもの
ということは周知の事実ですね。
上層が、ヒエログリフ文字
中層が、古代エジプト象形文字
下層が、ギリシャ文字の
三層からなっているとのことです。 -
ロゼッタストーンと同様に人気のある
エジプト文明エリア。
今からおよそ5000年程前のものだそうです。
☆館内では、音声ガイトも貸し出ししていますが、
ともすれば
一つの展示品を詳しすぎるキライがあり
ポイントを短時間で効率良く回ってくれる
日本語によるガイトツアーはやはりオススメです。
ツアーが終了しなお、自分の(館内)
滞在予定時間が余った時には
予め調べておいた
次なる優先順位の展示品を目指して歩きましょう。
もちろん、博物館や美術館を訪ねる際には、
どんな展示品があるのか、
その中で外せない展示品は何かなどの下調べは
必須要件ですね。 -
「ヌイイデス・モニュメント」BC390〜380年
現在のトルコ南西部で発見された神殿風の墓廟。
こんなデカいモニュメントまで運んできたのですから
………。
見学している人で大きさが分かります。 -
前の展示品が1番大きな展示品と思っていたら
館内で1番大きな展示物はこちらの
「人面有翼牡牛像」(BC10〜705年頃)でした。
前から見ると2本足で横から見ると4本足。
入口の直ぐ近くにありました。 -
グレートコートの一角に「モアイ像」が
展示されていました。
およそ一ヶ月半前にイースター島の自然の中で
神秘を身にまとって立たずんでいたモアイ。
その姿を見てきた私の目には博物館の一角で見る
モアイ像はどこか哀しげに映ったのでした。
☆全体に青みががっているのは天井の青いガラスの色を反映しています。
現在は、館内に設置場所が移ったようです。
☆かっての図書館その一部跡地に「グレートコート」と呼ばれる
ドーム型スクエアが誕生しました。 -
ランチの後は、
世界の陶磁器をゆっくりと見て回りました。 -
古今東西の陶磁器が展示されています。
-
アジア(東洋)フロアには
日本の品々も浮世絵をはじめとして
刀の鞘(さや)等展示してありましたが
コーナーとしては小さく、この後見た
中国や韓国のコーナーはかなり大きなスペースがありました。
これは、日本文化にとって良い事なのか?
(文化財の国外持ち出しと日本文化の紹介の兼ね合いで)
どうなのだろうか? -
以前「大英博物館」の一角に併設されていた
「大英図書館」が
1997年の移転にともない、
大幅な改修工事が行われましたが
元々図書館部分にあった円形ドーム型部分は
そのまま残されました。
それが、2000年から大英図書館の図書閲覧室として一般に開放されました。 -
私も早速入ってみました。
高いドームの天井。窓からも採光がなされ
周囲の外壁に沿って開架式書庫がずらりと並んだ
見事な景観でした。
こんな所で読書三昧というのも悪くありません。
英語がすらすら読めればですがね。(冷や汗) -
「自然史博物館 Natural Hlstore Musem」
大英博物館から独立 1881年設立されました。
世界中から集められた動植物標本が4億点程あり
毎年30万点が加えられているのだそうです。 -
玄関を入ると間もなく天井が
高く自然採光を取り入れた
大きな中央ホールがあります。
巨大な恐竜の骨格が迎えてくれます。 -
ゆったりした館内。規模は
NYの「自然史博物館」よりも
大きな感じがしました。
「またすぐ、比較すればいいものでもないぞ
展示品には、それぞれの良さが...
ハイ おおせの通りです。」 -
恐竜の骨格も展示されています。
-
恐竜は、1億6000万年もの間
地球を支配していたとのことです。
我々、ホモサピエンス(人類)が出現したのが、
およそ20万年前と言いますから
恐竜がいかに長い間
地球を支配していたのか
がわかります。 -
恐竜たちは、子供たちの人気もの。
よ〜く見ると卵が、かえって
赤ちゃんがいるではありませんか。
おっと これはレプリカでした。 -
日本でもTVのコマーシャルで一斉を風靡した
「襟巻きトカゲ」です。
一斉を風靡したとて恐竜の息の長きに比べれは
あれれ、また比較級に持って行くかなぁ。 -
「アンモナイト」
見学をした日はサタデイ(事実)でした。
ナイト?今度は夜行かねば。
気になさらず -
エイ やぁっと?見てください。
-
数々の標本が展示されています。
その中には、 -
ゴロゴロと
いえ 雷じゃぁございません。
磨けば 更に光るという
これで〜すぅ。 -
ダイアモンドの原石も展示されていました。
-
『ビクトリア&アルバート博物館』
(Vlctoria&Albert Museum)
1852年「産業製品博物館」として開館。
その後、移転等があり1899年の大改修の際
ビクトリア女王&アルバート公を冠し
現在の名に改称。
美術工芸品の膨大なコレクションは、
陶磁器だけでも15万点に及ぶといいます。
その中でも、特に私が興味を持って見学したものは
19世紀の産業革命時代英国が
最も大きな△△を誇っていた
その時代の金銀財宝。
日本では「大英博物館」ほど有名ではありませんが
その展示品の規模は双璧をなすくらいだということです。 -
☆「博物館」や「美術館」を
鑑賞(観て,見て)歩くというのは
結構な体力勝負となります。
素晴らしい作品の数々に見とれていて
あっという間に時間が過ぎてしまいます。
けれど、この後の旅のスケジュールもあります。
せっかく素晴らしい作品の数々を鑑賞したはずが
「疲れ」だけが残ったのでは哀しいですから。
事前の予定に予め館内での休憩時間も
セットして置いてください。
何処の博物館や美術館の「カフェ」でも
素敵な空間があなたを待っていてくれます。
それでは、家具調度品からゆるりと見て参りましょう。 -
金銀食器
-
みごとなガラス工芸品
-
陶磁器
-
プラスターと呼ばれる、石膏,漆喰,土を
捏ねて固めたもので造った
レプリカの広い展示エリアがありました。
19世紀の英国では、
簡単にヨーロッパに旅行すること
は出来なかったのですが
一方で、ルネサンス文化に強い関心を抱いた富裕層は
イタリア彫刻の模倣であるプラスター・カストの
収集をしていたということです。 -
たとえレプリカの彫刻とはいえ、感性の柔らかな
子ども時代にこの様な環境で学習出来るというのは
教科書の写真から受け取るのとは随分と
違うことでしょう。 -
ご存知ミケランジェロの
「ダビデ像」
も展示されていました。 -
教科書で見た時には、上の画像程のイメージでしたが
本物をフィレンツェの「アカデミア美術館」で
見た時には5.17mという大きさに驚きました。
☆別途旅の画像 賛助出演です。
突き出ているのは、TV取材の機材です。 -
フィレンツェ市街地が見渡せる
「ミケランジェロ広場」
には、銅像のレプリカが建っています。
この他、
ヴェッキオ宮前のシニョリー広場にも
レプリカの像があります。
この様に「ダビデ像」のレプリカは
世界数カ国にあります。
日本にも、美ヶ原高原美術館にあるそうです。 -
話は「ビクトリア&アルバート博物館」に戻ります。
鉄仮面が。 -
あらゆる種類の
宝石の数々 -
ティアラ
-
-
女王陛下の下ではございますが
ここで、わたくしの財宝をご覧頂きます。
ジョークです。ジョーク(冷や汗)
「フォローミー ロンドン街歩き」編で
紹介いたしました
「ハードロックカフェ」のピンです。
世界各地(150店舗あるとか)の
地名(店名)入りで
その形も楽しいのです。
まず(思わず熱が入ります〜)
基本型は、ギターです。
で、その他に例えば
ロンドン店では
「黒塗りのロンドンタクシー オースチン」の
型であったり
ベルリン店では「ブランデンブルグ門」で
NY店は、「自由の女神」だったり
マイアミ店が「クロコダイル」
だったり楽しいのです。
わたくしのジョークと加筆コメントまで
お付き合いくださいまして
ありがとうございました。
心弾む楽しい旅を。
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