2012/08/17 - 2012/08/17
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夏に咲く花の代表格として,百日紅があります。
京都で百日紅が有名なところといえば,京都御苑ですね。
特に九條家遺構である拾翠亭周辺には多くの百日紅が咲き,これぞ夏!という雰囲気を味わえます。
下御霊神社にある「区民の誇りの木」である百日紅も見てきましたので,合わせてご覧ください。
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夏を代表する花の一つに百日紅(サルスベリ)があります。
あえて取り立てるほどでもないといえばそれまでですが,京都にちょっとした名所があります。
その場所は京都御苑の拾翠亭です。
強い日差しの中、頑張って撮影してきました。 -
京都御苑の百日紅を楽しむには,間ノ町口から入るのがお薦めです。
御苑の外からでもわかるぐらいに立派な百日紅が咲くからです。 -
夏らしい青空をバックに。
百日紅は「百日」と表記されるように,花期の長い花です。
逆にいうと,いつ見頃かちょっとわかりづらいところがあります。
この日の先具合は「ぼちぼち」かな。 -
周辺にはベンチが置かれています。
高い木々のおかげで木陰ができ、少し涼むにはちょうどいい。
みんな良く知っており、ランチタイムにはベンチがすぐに埋まりますよ。 -
本日のメインは拾翠亭の百日紅。
その咲き具合をチェックするため、九條池に架かる高倉橋へと向かいます。 -
拾翠亭は九條池の西側の畔に建っています。
写真の奥の建物です。
ちなみに中島には厳島神社があります。 -
咲き具合はというと,なかなか良さそうです。
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さて,拾翠亭について少し触れておきます。
「しゅうすいてい」と読みます。
この建物は約200年ほど前の江戸後期に建てられたと伝えられています。
当時の五摂家の一つであった九條家の別邸として使用されたもので,主として茶会や歌会などの社交の場として利用されました。
数寄屋風の書院造で二層からなります。 -
「拾翠」の名前には緑の草花を拾い集めるという意味が込められており,その昔,平安時代に貴族の方々がのどかな春の日に野辺に出て,草花を摘んで楽しまれた慣わしに因んで名付けられました。
また,翠という字には鳥のカワセミ(翡翠と書きます)の意味もあり,かつてこの地に数多くのカワセミが飛来したからという説もあります。 -
ちなみに九條池東側はこんな様子。
岩の上ではカメさんが一休みしていました。
それにしても、九條池は何故こんなにグリーン何だろう? -
次に中島に建つ厳島神社に立ち寄りました。
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厳島神社は九條家の鎮守社で,平清盛が母祇園女御のため安芸の厳島神社を勧請したのが起こりと言われています。
はじめは兵庫の築島にあったものをここへ移したといわれ,宗像三女神(市杵島姫命,田心姫命,湍津姫命)と祇園女御を祀っています。
ここの石鳥居は唐破風として知られ,京都三鳥居のひとつに数えられています。 -
市杵島姫命は仏教の弁財天と同一視されることも多いです。
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厳島神社前の百日紅は花が咲き始めたばかりのようでした。
見栄えするところを選んで…高倉橋をバックにいれて撮影しました。 -
京都三鳥居のひとつの石鳥居の間から拾翠亭の百日紅を眺めます。。
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寄り道ばかりでしたが,ようやく拾翠亭に入ります。
この拾翠亭,いつでも公開しているわけではありません。
3/1〜12/27の毎週金/土曜日,そして葵祭/時代祭/春・秋の御所一般公開日だけ公開しています。
しかも茶会などで貸切の日は金,土曜日でも入れないという困った場所なのです。 -
この日は運良く,貸切の日ではありませんでした。
ちなみに料金は100円と嬉しい価格です。 -
まずは見晴らしの良い二階座敷へと上がります。
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お決まりの額縁写真。
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イチオシ
表紙に選んだ写真です。
北,東,南の三方に縁高欄と呼ばれる手すりが設けられています。
見晴らしを考慮した設計で九條池や高倉橋が見やすくなっています。 -
手が届きそうな位置に百日紅。
そして,眼下には九條池と高倉橋を眺めることが出来ます。 -
イチオシ
以前は縁側に出れたのですが,いつの間にやら立ち入り禁止になっていました。
仕方ないので体を乗り出しての撮影です。
夏をギュッと詰め込んだ写真で,個人的に気に入っています。 -
一階に移動します。
一階には,九條池に面して広縁が設けられています。 -
広縁から見た九條池。
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ふと百日紅の木の根元をみると,地面から一枝生えていました。
こんなところにも咲くんだ。 -
北側には四阿があります。
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すだれ越しに見た百日紅。
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イチオシ
今度はフォーカスを百日紅にあわせてみました。
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手水鉢の水面に百日紅を映してみました。
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広くはないですが,庭にも出ることができます。
北側から拾翠亭の二階部を撮影。 -
百日紅と四阿。
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イチオシ
四阿から。
丸窓と百日紅を強引に入れ込みました。 -
イチオシ
焼け付くような夏の太陽と百日紅のコラボです。
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いろんな角度から撮っているので,百日紅が多そうに見えますが,拾翠亭の周囲には二本しかありません。
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九條池の南から一枚撮って,拾翠亭は終了。
次へと向かいます。 -
一度,京都御苑を出て寺町通りへ。
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少し下ったところに下御霊神社があります。
ここには「区民誇りの木」にも選ばれている百日紅があります。
夏越祓えの日(6/30)に訪れたときに,チェックしていたのです。 -
ちょうど例祭の前日ということで,境内ではその準備が進められていました。
肝心の百日紅は舞殿の前。
あれ?咲いてない? -
と思ったのですが,よく見ると白い百日紅ですね。
写真ではわかりにくいかな。 -
アップにすると,確かに白い百日紅です。
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舞殿と比べてもらえればわかりますが,結構高いですよ。
幹も太くてとても立派です。
これほどの百日紅は見たことがないかも。 -
再び,京都御苑へと戻ってきました。
ここからは京都御苑内に咲く百日紅を数本紹介したいと思います。
富小路口,富小路休憩所前に2本重なるようにあります。 -
なかなか花付きが良かったです。
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続いて建礼門大通りへ。
九條池から少し北に行ったところに,立派な百日紅があります。
たまたま通りがかったカップルを被写体として利用しましたが,見事に失敗。
ワンチャンスを生かすのはなかなか難しい。 -
なんとなく悔しかったので,建礼門をバックに撮り直し。
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話が逸れてしまいました。
建礼門をバックに百日紅を撮ることが出来ます。 -
ショートカットで,林の中を西へと通り抜けて行きます。
胎範碑(写真右の岩)の西側に百日紅が咲いています。 -
胎範碑の西といっても,わからないかもしれません。
出水の小川近くの糸桜があるところといえば,気付かれる方も多いと思います(奥に見えるのが糸桜)。 -
百日紅が密集して咲いており,微妙に色の違う四本が咲いていました(中央に色違いで二本あります)。
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ちなみにこれが胎範碑です。
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建礼門前大通りに再び戻り,建礼門に近づきます。
建礼門の少し南に,通りを挟んで1本ずつ百日紅があります。
写真は西側の百日紅。
まだ咲き始めでボリュームがないのに加え,午後から日が当たらないので,冴えない写真となりました。 -
京都御所,建礼門。
入道雲がもくもくと。 -
京都御所築地塀の南西角にある椋の木。
木の奥に大文字が見えます。
ちなみに,この日は送り火の翌日でした。 -
京都御所の西側を北上します。
清所門前のセンダン。
秋の黄葉が綺麗です。 -
清所門は御所参観の出入り口。
反対側の道を行くと,宮内庁事務所があります。 -
さらに北上。
京都御所の皇后宮門前に百日紅が一本あります。 -
児童公園です。
ここにも二本あります。
というわけで,百日紅に興味のある方は京都御苑へ。
ただし,暑いですよ!
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