3. 雨季でも楽しい！中秋節のベトナム　～ホーチミン　やっぱり楽しいショッピングとグルメ～

2011/09/07 - 2011/09/07

ベトナムに来たからにはショッピングを楽しもう！と市場や国営デパートへ。
ちょっと高級店で食事したり、サイゴン川の夜景を眺めながらカクテルを飲んだりと、いつもより気取った一日。

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k.m.p.著「ベトナムぐるぐる。」と、「東野・岡村の旅猿　ベトナム編」を観て以来、いつか必ず行く！と決めていたベトナム。8月下旬のある日、録画していた「東野・岡村の旅猿　ベトナム編」を観なおしていて、「今すぐベトナムに行きたい！！」と急に思い立ち、2週間後に旅立ちました。
出発日間近の手配のため、乗継ぎ1回でベトナムに行ける安い航空券は全て満席。北京経由でシンガポールへ入り、シンガポール～ベトナム間はLCC利用。利用した航空会社は計4社、7回も飛行機に乗る羽目に。が、それもまた面白かった！

雨季ゆえ、また、いきあたりばったりの旅ゆえに、行けなかった場所も多々ありましたが、その方が次回の旅の楽しみが増えるというもの。。。

9/5　　名古屋 → 北京 → シンガポール（泊）
9/6　　シンガポール → ホーチミン（泊）
9/7　　ホーチミン（泊）
9/8　　ホーチミン → ファンティエット（泊）
9/9　　ファンティエット → ムイネー → ホーチミン（泊）
9/10　 ホーチミン → ハノイ（泊）
9/11　 ハノイ（泊）
9/12 　ハノイ → ハロン湾 → ハノイ（泊）
9/13　 ハノイ → シンガポール（泊）
9/14　 シンガポール → 北京 → 名古屋

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ジェットスター・アジア航空 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

前の旅行記はこちら↓
http://4travel.jp/traveler/tomonsavon/album/10603970/

9月7日。旅行3日目。

どうやら雨季でも朝は降らないらしい。
薄曇りで、日本より涼しく感じる。

朝食をどこで食べようかとうろうろして、Pham Ngu Lao Streetからいくつも伸びる細い路地に入ってみた。

路地に入ると、一気にローカルモード。生肉がどーんと置かれてる。

名前は忘れましたがこのレストランに入ってみました。

De Tham Street界隈のお店は常に店頭にスタッフがいて客引きをしてるんだけど、ここは全くその気配なし（店の奥に数人スタッフがいたのに）。

ベトナム風サンドイッチのバインミーがあるかを知りたかったのだけど、店頭のメニューには載ってない。

呼んだら、やっと店頭まで出てきてくれた。

が、「バインミー」と言ってもこちらの発音が悪いのか、なかなか理解してもらえず。
ガイドブックを見せてようやく「OK！」と返事をもらえたのでした。

レストランの前の路地で、パイナップルを剥くお母さんとそばで遊ぶ子ども。

洋服といい、ピアスといい、なかなかのオシャレさん。

さっき「バインミー、OK！」と言ってくれた人とは違うスタッフが席にやってきて、「バインミーはないよ」と。。。
もう席についてしまったし、バインミーはいつでも食べれるだろう、と、普通のサンドイッチを注文。

ベトナムはパンが美味しい！
米粉が入っているからか、食べやすい。
ヨーロッパを旅してるとだんだんパンが喉を通らなくなる私だが、
こんなパンだったら何日でも食べられる。

お支払いのとき、手持ちのドンがあまりなかったのでドルで支払うことに。7ドルと言われて渡したつもりが、店員が数えなおして「1枚足りない」という。
おかしいな、と思いつつももう1ドル渡し、店を出て歩いていると。
さっきの店員が走ってきて、「やっぱり1ドル多かったよ〜！」とわざわざ返しに来てくれた上、ドル払いだと少しおつりがあったようで、おつりのドンも持ってきてくれたのだ！
そんなの、黙っておけばわからないのに。
感動したので、おつりのドンはチップとして差し上げました（ほんのちょっとだけど）。

10分ほど歩いて、ベンタイン市場前のロータリーへやってきた。

やはり、朝は交通量が少ない。

気を付けないと転げ落ちそうな乗り合いバス。

日本の車が再利用されてる！

まだまだきれいな車体なのに、なぜ手放してしまったのだろう？

ベンタイン市場に足を踏み入れたとたん！

Tシャツ屋の（ベトナム人にしてはえらく体格のいい）お姉さんに無理やり店の奥へ連れ込まれる同行者（男）。

彼いわく、「ものすごい力だった」そうで。。。

Tシャツ見ようとは思ってたので、商談開始。

そこで売ってた変な靴下。

サイズ20〜25って無理があるよ。

おみやげ用に買ったTシャツ。

やはり最初はふっかけてきたので、値切り倒して購入したつもりでしたが。

後から行った国営デパートのほうが少し安かった。

Tシャツの品質やデザインにもよりますが、1枚60000ドン≒220円〜が相場。

ベンタイン市場だけでなく、ベトナムは女性がよく働く国。

思ったより広くない市場だったけど、同じものを売る店が延々と続くので、どこで買うか迷うところ。

お土産用に買ったキーホルダー。

表情がかわいい。

タクシーで聖母マリア教会へ移動。

ここから伸びるDong Khoi通りが、ホーチミンのメインストリート。

マリア像の向こうにあるのが、前日に訪れた中央郵便局。

なんか子どもの声がする・・・と近づいたら、小学校でした。

カフェで休憩。

The Coffee Bean & Tea Leafは、韓国に行ったときにやたら見たから韓国のお店だと思ってた私。LA発祥らしいですね。

外国人がいるカフェには必ずと言っていいほどやってくる靴磨きの人。

私はサンダルだったので眼中になかったようですが、スニーカーを履いてた同行者はよく声をかけられてました。

こちらは、音楽を奏でる人。
チェックのシャツのおじさんは、鼻で笛をふいています！
おばさんは集金係かな。

またしてもすごいほくろ毛の人を見つけてしまった。

やはりゲンを担いで剃らないのだろうか。

シュッとしたビジネスマンって感じなのに。

道の向こうにあるのがVINCOM CENTER。VERSACEの看板が目立つ。

果物売りのおばさんとのギャップがなんとも言えない。

ホーチミン人民委員会庁舎と、ホーチミン像。

ホーチミン人民委員会庁舎は、フランス統治時代の1908年にフランス人のパブリックホールとして建設された。古代ローマの建築様式を再現しているとか。
現在はホーチミン市人民委員会の本部で、立ち入り禁止。この建物のそばからの写真撮影は禁止されていて、通りを渡ったとこからでないとだめらしい。

ホーチミン像の前で、ベトナム人らしき男性二人が交代で写真を撮ってたので、撮ってあげるよ〜と提案したらすごく喜んでた。

建設中の高層ビル。

ホーチミン像から歩いて数分、国営デパートの2階にあるスーパー、Thuong xa Tax（135 Nguyen Hue, Bến Nghé）へ。

3階から上はお土産や衣料品を売ってます。

市場で買い物するより、ここの方がストレスなく、適正価格で買える。
ただ、定番ものが多いので、変わったものはやっぱり市場かな。

貴重品以外の荷物を預けます。

リップクリーム買おうとしたら、いちいち店員を呼んでこの棒を外してもらわなくてはいけなかった。

美白効果あり？の石鹸。15500ドン≒60円。

いろんなデザインのマスクが山積み。そういえば、バイクに乗ってる人はカラフルなマスクをつけてた。

さすが国営デパート。やる気なさそうな店員たち。コーヒー見てたら、ひとりだけ接客しにきてくれたけど。

ここにもやる気のない店員が。。。

店内にあった、週刊Vetterという日本語フリーペーパー。
ちょうどこの日（9月7日）に発行されたものだが、8月29日から9月4日までの日本のニュースが載っていたり、ショップ情報、求人など、旅行者にも現地在住者にも有益な情報満載。

表紙は「後藤真希の最後のステージ」でした。

ちなみにホーチミンは毎週水曜、ハノイは木曜発行。

ベトナムらしく派手なラッピングコーナー。

apple製品を売る店が、いたるところにあった。

Thuong xa Taxを出たとたん、大雨！

ほんとはPasteur通りあたりで「少し高いけどデザインがいい雑貨」を買いに行こうと思ってたのだが、あきらめて、タクシーでランチへ。

行き当たりばったりじゃなく、旅行計画時から行こうと決めていた唯一のレストラン、「Com Nieu Sai Gon」（59 Ho Xuan Huong St., Dist.3）。

「東野・岡村の旅猿」でも紹介された、「空飛ぶおこげご飯」で有名なお店。

落ち着いたインテリア。
ガイドブックの「一度は行きたい有名店」のページに載ってました。

客層は、観光客と、地元のリッチそうな人たちが半々くらい。

鳥かごには本物の鳥が入っていて、さえずりがBGM。

この旅最初で最後の生春巻き。

味は。「青物の味がゴンっとくる」と岡村が言ってた通りの味。

香草（たぶんタデとか）の主張が強い。日本で食べる生春巻きがいかに日本人向けにアレンジされたものかがわかりました。

ちなみに、「蓼食う虫も好き好き」のタデ、フォーのトッピングとかいろんなところで遭遇。
クセがあるけど、食べれないほどではなかった。

意外に、パクチーはバインミーくらいにしか入ってなかった。

これは前日もたべたバインセオ。

高級店のは生地がパリっとしてすごくおいしかった〜！

これが通称「空飛ぶおこげ」。

なんでそんな名前かというと、ご飯を土鍋で炊いて、その土鍋をトンカチで割り、お米だけを数メートル離れたスタッフに放り投げるのです！

スタッフはお皿で受け取り、数回空中に投げてぱらぱらにしたところで、海苔・ネギ・ゴマとニョクマムをかけて出来上がり。

空飛ぶ瞬間の写真は撮れず。
なぜなら、「いまから土鍋を割るよ」とか、一切教えてくれないので。
パリーンと土鍋が割れる音がしてカメラを構えても、すでに終わってたのです。。。観光客にはもうちょっとサービスしてほしい。

味は、ほのかなニョクマムの甘さとこうばしさですごくおいしかった！
値段は40000ドン≒150円くらいだった。ほかの料理の値段を忘れてしまったのだけど、そんなに高くなかったです。

撮影できたのは、床に散ったお米を掃除するおばさんだけ。。。

雨は止んだけど一度ホテルへ戻ることに。

途中タクシーの中から撮影。「JAPANESE SPEECH CONTEST」のポスターを撮ったつもりが、どうしても右の人の表情が気になる。

だんだん交通量が増えてきた。

かなりのスピードでバイクが走ってるのに、臆せず進む女性。すごい。

日が暮れて、MAJESTIC HOTEL（1 Dong Khoi St.,Dist.1）のBreeze Sky Barへ。

友人のおすすめスポットでぜひ来たかったところ。
サイゴン川がすぐそばに見下ろせます。

MAJESTIC HOTELは1925年創業のコロニアルスタイルのホテル。

二つ星ホテルに泊まってる私は恐縮しつつも中へ。

帰国後調べたら、意外に1万円以下のお部屋もあったので、今度は泊まってみようかな。

大きな遊覧船の手前にある小さな船は、対岸を結ぶフェリー。
橋があまりないサイゴン川の重要な交通手段。

ここは食事もできるようで、ビュッフェがありました。

Happy Saigonと、Majestic By Night　というカクテルを飲みました。

どちらも甘くて強い、でもライムやオレンジジュースで爽やかさもあるお酒。

一杯104000ドン≒380円でこんなリッチな気分が味わえます。

Majestic Hotelはベトナム戦争の時に各国のジャーナリストが滞在したホテルでもあり、彼らが「ベトナムに平和を訪れるように」と祈りを込めてHappy Saigonを飲んでいた、というエピソードがあるそうです。

いい感じで食前酒を済ませ、さて、どこで夕食にしようかな、と思ってたら、まだ土砂降り。

Majestic Hotelの数軒となりにいい感じのベトナム料理店を見つけたので入ってみる。

バンドの生演奏中！なんとも高級そうなとこに入ってしまったが、今日はリッチな日にしよう！と決める。

後でガイドブック見直したら載ってたこのお店は、Maxim's Nam An（13-15-17 Dong Khoi St., Dist.1）でした。

テーブルコーディネートも素敵。

ベトナム南部料理や海鮮料理が名物らしいこのレストラン。

英語メニューとガイドブックの料理ページを見比べ、なるべく今まで食べてない、ベトナムらしい料理を選ぶ。

これはハスの茎のサラダ。甘酸っぱい味付け。
ハスを初めて食べたけど、セロリのような食感でおいしい。
ナッツと鶏肉も入っててけっこう食べごたえがある。

付け合せの揚げせんべいにのせて食べるのが正しい食べ方らしい。

これはCanh Ga Chien Nuoc Mam という、手羽元のから揚げにニョクマムの甘辛いタレをからめたもの。

おいし〜い！揚げたて、アツアツで、無我夢中で食べてた。

これは名前は忘れてしまったのだけど、シイタケ、タケノコなどが入った炊き込みご飯。

こちらもアツアツで、食材のうまみがお米にしみこんでてものすごくおいしかった。

この日の夕食がこの旅一番おいしかったかも。

1品ずつの価格を控えてなかったのだけど、3品と飲み物で700000ドン≒2500円。この味でこの価格は安い！

生演奏の次はダンスも始まった！

カメラの設定まちがって、心霊写真みたいになってしまった。

夜の Dong Khoi通り。雨のせいか、人は少ない。

この日はショッピングとグルメで大満足の1日。

しかも、5回タクシーに乗って全部ボラれなかった！

中でも、Majestic Hotelまでのタクシーのドライバーはすごくいい人で。
私たちが高額紙幣しか持ってなかったので、わざわざ外でタバコを買って両替してくれたのだ！

心優しい人たちに出会えて、幸せな日でした。

次の旅行記はこちら↓
http://4travel.jp/traveler/tomonsavon/album/10604138/