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カプリ島のマリーナ・グランデを出航した高速船は、見た目より波が荒いのか、デッキの上はかなり揺れた。<br /><br />船酔いはしたくないなとキャビンに戻り、一休みしている間に寝込んでしまったらしい。<br />気が付いたら目の前にナポリ港の桟橋が迫っていた。<br /><br />ナポリは6年前に、退職後の初めての夫婦での海外旅行で選んだ、イタリア縦断の旅の終着地で、その旅の最南端の街。<br />今回は逆に南イタリア周遊の旅での最北端で終着地がナポリであった。<br /><br />前回のナポリの記憶はサンタ・ルチアの堤防と卵城だったのに対し、今回の旅の主体は、街の中心を東西に真っすぐ伸びるスパッカ(真っ二つに割る)・ナポリ散策。<br /><br />実感しないと文字では表せないこのスパッカ・ナポリの混沌さが、世界遺産にもなっているここナポリなのだと云う。<br /><br />中世以来、主は変われど南イタリアの中心であり、王国となってからの首都であったナポリ。<br />しかしながら1860年イタリア統一という美名の元、ナポリは北イタリアの実質支配に飲み込まれ、一地方都市に格下げとなり、つい最近まで長く忘れかけられた存在であった。<br /><br />街のあちこちで目にした、白いダボダボの農民服に仮面を被ったプルチネッラ人形は、意に反して変わり行く世の流れを人形劇で表現した、自嘲しながらも、快活に振る舞い、腹では権威を嘲笑する民衆の姿なのだそうだ。<br /><br />とは言え18世紀末ナポリを訪れたゲーテに「楽園」と云わしめ、19世紀までパリに次ぐ大国際都市と羨やまれた街が、スパッカ・ナポリだけだったとは思えない。<br /><br />その痕跡を探しに、翌朝の限られた時間で、一人ホテルのフロントで貰った地図を片手に回った際の写真が”朝の散策①~④である。<br /><br />朝早かったため人影が無く、絵ハガキっぽい写真だが、ナポリの印象を語るのにこれらの景観を外すことは出来ないだろう。<br /><br />閻魔大王に「ナポリを見て来たか?」と問われても、大きな顔をしておれるかも・・。<br /><br />日本への帰国の朝、前日の失業者のデモ集会の混乱を恐れて、閉鎖してしまった国立考古学博物館を、小川TDの奔走でやっと30分だけ覗くことが出来た。<br /><br />しかし小川TDの”いち押し”だったし、私も期待した、ポンペイから出土したアレキサンダー大王のイソックスの戦いの場面のモザイクをはじめとする、モザイクを展示している部屋は、真に残念ながら開かずのままであった。<br />(帰国後、横浜美術館で開催されていたポンペイ展を見学し、その思いを一層強くした。)<br /><br />帰国の為のナポリ空港への途上で、ヴェスビオ山が薄っすらながら頂上迄その姿を見せ、飛行機の窓からは、「またこいよ」と云わんばかりに、雲の上からやっと鮮明な顔を覗かせた。<br /><br /><br />ssiB360『ナポリを見てから死ね』・・・? 目次 in カンパーニャ州<br /><br />ssiB361サンタ・ルチア港とトレド通り in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB362紀元前5世紀からのメイン道路スパッカ・ナポリとその界隈 in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB363ナポリの伝統人形プレセピオ(クリスマス飾り)とプルチネッラ in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB364守護聖人サン・ジェンナの血が年2回溶解?ナポリのドゥオモ in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB365夕食レストラン・ピッツァの老舗「ブランディ」とその界隈 in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB366朝の散策①王宮とプレビシート(国民投票)広場 in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB367朝の散策②サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会 in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB368朝の散策③ウンベルト1世ギャラリー in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB369朝の散策④カステル・ヌオーヴォ in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB370国立考古学博物館 in ナポリ カンパーニャ州<br />ssiB371ナポリ空港<br /><br /><br /><br /><br />

ssiB360『ナポリを見てから死ね』・・・?(目次) in ナポリ カンパーニャ州

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2010/02/24 - 2010/02/25

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WT信

WT信さん

カプリ島のマリーナ・グランデを出航した高速船は、見た目より波が荒いのか、デッキの上はかなり揺れた。

船酔いはしたくないなとキャビンに戻り、一休みしている間に寝込んでしまったらしい。
気が付いたら目の前にナポリ港の桟橋が迫っていた。

ナポリは6年前に、退職後の初めての夫婦での海外旅行で選んだ、イタリア縦断の旅の終着地で、その旅の最南端の街。
今回は逆に南イタリア周遊の旅での最北端で終着地がナポリであった。

前回のナポリの記憶はサンタ・ルチアの堤防と卵城だったのに対し、今回の旅の主体は、街の中心を東西に真っすぐ伸びるスパッカ(真っ二つに割る)・ナポリ散策。

実感しないと文字では表せないこのスパッカ・ナポリの混沌さが、世界遺産にもなっているここナポリなのだと云う。

中世以来、主は変われど南イタリアの中心であり、王国となってからの首都であったナポリ。
しかしながら1860年イタリア統一という美名の元、ナポリは北イタリアの実質支配に飲み込まれ、一地方都市に格下げとなり、つい最近まで長く忘れかけられた存在であった。

街のあちこちで目にした、白いダボダボの農民服に仮面を被ったプルチネッラ人形は、意に反して変わり行く世の流れを人形劇で表現した、自嘲しながらも、快活に振る舞い、腹では権威を嘲笑する民衆の姿なのだそうだ。

とは言え18世紀末ナポリを訪れたゲーテに「楽園」と云わしめ、19世紀までパリに次ぐ大国際都市と羨やまれた街が、スパッカ・ナポリだけだったとは思えない。

その痕跡を探しに、翌朝の限られた時間で、一人ホテルのフロントで貰った地図を片手に回った際の写真が”朝の散策①~④である。

朝早かったため人影が無く、絵ハガキっぽい写真だが、ナポリの印象を語るのにこれらの景観を外すことは出来ないだろう。

閻魔大王に「ナポリを見て来たか?」と問われても、大きな顔をしておれるかも・・。

日本への帰国の朝、前日の失業者のデモ集会の混乱を恐れて、閉鎖してしまった国立考古学博物館を、小川TDの奔走でやっと30分だけ覗くことが出来た。

しかし小川TDの”いち押し”だったし、私も期待した、ポンペイから出土したアレキサンダー大王のイソックスの戦いの場面のモザイクをはじめとする、モザイクを展示している部屋は、真に残念ながら開かずのままであった。
(帰国後、横浜美術館で開催されていたポンペイ展を見学し、その思いを一層強くした。)

帰国の為のナポリ空港への途上で、ヴェスビオ山が薄っすらながら頂上迄その姿を見せ、飛行機の窓からは、「またこいよ」と云わんばかりに、雲の上からやっと鮮明な顔を覗かせた。


ssiB360『ナポリを見てから死ね』・・・? 目次 in カンパーニャ州

ssiB361サンタ・ルチア港とトレド通り in ナポリ カンパーニャ州
ssiB362紀元前5世紀からのメイン道路スパッカ・ナポリとその界隈 in ナポリ カンパーニャ州
ssiB363ナポリの伝統人形プレセピオ(クリスマス飾り)とプルチネッラ in ナポリ カンパーニャ州
ssiB364守護聖人サン・ジェンナの血が年2回溶解?ナポリのドゥオモ in ナポリ カンパーニャ州
ssiB365夕食レストラン・ピッツァの老舗「ブランディ」とその界隈 in ナポリ カンパーニャ州
ssiB366朝の散策①王宮とプレビシート(国民投票)広場 in ナポリ カンパーニャ州
ssiB367朝の散策②サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会 in ナポリ カンパーニャ州
ssiB368朝の散策③ウンベルト1世ギャラリー in ナポリ カンパーニャ州
ssiB369朝の散策④カステル・ヌオーヴォ in ナポリ カンパーニャ州
ssiB370国立考古学博物館 in ナポリ カンパーニャ州
ssiB371ナポリ空港




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