オヤジの夏休み/北上・江刺

2010/08/08 - 2010/08/08

我が家は家系図上の曽祖父と本当の血縁上の曽祖父が違うのです。
血縁上の曽祖父の実家は江刺にあることはわかっていましたが、私はどうでも良いこと。
しかし父が「行って見たい」と言うので時間もあるし、高速道路も安いので、行ってみる事にしました。
父にとっては、本当の祖父の出身地であり、父親（私の祖父）が成人まで過ごした土地であります。
私も興味がないわけではないけれども、一度も行ったことなく、資料なし。
古い戸籍謄本のコピーで、旧住所はわかるのですが、現在の住居表示でたどり着けるのか？
ググっても、図書館で古い地図を見ても今ひとつわからず。
「行けばわかる」
行ったこと無いのに、親父はどうしてそう言うのか？
でも、行ってみました。

エリア 水沢・江刺(岩手)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

青森県八戸市から、岩手県奥州市へ。
行き先は町村の統合やら何やらで最近だけで2度も行政区の名前が変わっている。
旧住所地は残っているのか？
調べたけれども、今ひとつわからず。
近くまで行って聞いて、行ける所まで行こうとレンタカーで出発。
まだ500kmくらいしか走ってない新車でした。

近くまで新幹線で行って、それからレンタカー借りるか、タクシーで行くか。
どこか温泉でも止まろうかと、図書館に行ったりググったりしたのですが、だいたいの場所しかわからず、駅からの距離が今ひとつつかめない。
近くの温泉宿なども高くて今ひとつな感じ（私がネットで調べた感じでは）

そういうわけで高速代も日曜日は￥1000なので、日帰りでもいける距離ということで、車を借りて出発。
2時間弱で近くまで来ました。
高速を降りる手前で、一度休憩。

高速道路を降りた所で適当に見つけて、昼食。
この先はさらに田舎になるので、食堂があるかどうかわからないので。

田舎のホテルの食堂のしょうが焼き定食。
特に可もなく、不可もなく。
地元産の豚肉使用というわけでもなさそうですし。

ドンドン山奥へ。
東北新幹線、および東北道から東方向。
民話の里、遠野方向へ進みます。

20分くらい進んだ所で「この辺だろう」と道路沿いの開いている家で聞いてみた所、行き過ぎ。
戻ってさらに土産物屋で道を聞き、やっとたどり着いた御先祖様一族の部落。
一番大きな家で尋ねた所、この家のおじいさんが詳しくて、近くなので案内してくれました。

私のひいジイサンの従兄弟の家。

周りは山と田んぼに囲まれ・・・・・

ハチ、アブ、トンボがバンバン飛んでいます。
オヤジが家の中で話をしている間、玄関先で表を見ていたら、庭先でオニヤンマとハチが空中戦を繰り広げていました。

さらに山方向へ。
ご先祖様のお墓にも案内してもらいました。
本当の祖父の墓参りができて、オヤジ感激？

案内してくれた、遠い親戚のおじいさん「そういえばだいぶ前に女の人が二人尋ねてきた。」叔母が5年位前に来たらしい。従兄弟に聞いたら「盛岡と、そのあたりに2泊したみたい」温泉好きだから良いかもしれないが、すごく非効率的。旅行は計画が大事。

本家筋は絶えてしまい、曽祖父の家があったところは空き地になっていました。
家と土蔵があったそうです。

帰り道に寄った和菓子屋。
羊羹が有名。
黒糖羊羹が特においしい。

夕暮れの中を帰宅しました。
たどり着くまでは「一度くればいいなぁ」と言っていた親父が帰るときには「また来ますよ。」
ちょっと難しいです。

この旅行記へのコメント （3）

• 寅平良さん 2014/09/13 12:12:14

  いい話だな〜。

  ジーンときました。

• 迷子さん 2011/01/28 23:53:33

  こんにちはです。

  春の岩手旅行を下調べ〜と
  こちらの旅行記に辿り着きました、お邪魔します。
  
  血が呼ぶ？ルーツ探しとでも呼ぶのでしょうか（笑）
  無事に御先祖様のお墓参りが出来て良かったですね！
  誰かに記憶が残ってる内に探さないと
  中々困難そうなんでしょうね。
  訪ねる地も人口が多い大都会だとこれまた困難がありそう・・・。
  
  自分もルーツを探してみたいけど
  哀しいかな、もう古い時代の記憶が残る身内も居なくなったし
  曽祖父の除籍簿も過去に役場の火災で焼失（涙）
  何処かに在るであろう御先祖様のお墓参りは夢の夢です。
  なので、凄く羨ましいのでありました〜。

  チャンツンさん からの返信 2011/01/29 19:55:17

  RE: こんにちはです。

  お便りありがとうございます。
  ルーツ探しはたどり着いてみるとなんてことはなく『ふるさとは遠きにありて思うもの』みたいなかんじです。
  私自身はもともと関心なかったですし。
  時間もあったので一泊二日で行こうかと思ったのですが、付近の温泉宿はなんか高めなのでやめました。以前に行った叔母たちは盛岡一泊、近くに一泊で大名旅行だったようですが、たどり着けるかどうかわからないのに無駄な金をつかいたくなかったので、お金のかからない方法で行ってみました。
  後日談。現場にて、曽祖父の（親父の本当の祖父の）墓を見つけ「墓あったんだ・・・・（横須賀で死んだと聞いていたので）横須賀から遺灰をわざわざ持ってきたのか。」と、つぶやく親父。
  叔母に先日このことを言ったところ「そりゃあ、あるわよ。そこで死んだんだもの。」『！？』叔母が同じ部落の遠い親戚から聞いた話では、親父の話とだいぶ違う。しかも信憑性はそちらのほうがある。
  『あきれたよ。親父、話作るなよ。それから親戚の人の話、きちんと聞いとけよ。』
  と、なりました。
  
  
  > 春の岩手旅行を下調べ〜と
  > こちらの旅行記に辿り着きました、お邪魔します。
  >
  > 血が呼ぶ？ルーツ探しとでも呼ぶのでしょうか（笑）
  > 無事に御先祖様のお墓参りが出来て良かったですね！
  > 誰かに記憶が残ってる内に探さないと
  > 中々困難そうなんでしょうね。
  > 訪ねる地も人口が多い大都会だとこれまた困難がありそう・・・。
  >
  > 自分もルーツを探してみたいけど
  > 哀しいかな、もう古い時代の記憶が残る身内も居なくなったし
  > 曽祖父の除籍簿も過去に役場の火災で焼失（涙）
  > 何処かに在るであろう御先祖様のお墓参りは夢の夢です。
  > なので、凄く羨ましいのでありました〜。