江ノ電

2008/03 - 2010/03

　鎌倉と藤沢を結ぶ江ノ島電鉄は江ノ電と呼ばれて親しまれている。地域に根を下ろした電車で、全長10.0kmの鎌倉−藤沢間を34分間かけて、民家の軒先をかすめるようにしてゆっくりと走っている。また、腰越駅−江ノ島駅間は一般道を走行していて路面電車の様である。
　明治35年（1902年）に藤沢 - 片瀬（現・江ノ島）間が開通し、明治43年（1910年）に小町（現・鎌倉）までの全線が開通した。昭和24年（1949年）3月から鎌倉駅西口へ乗入れるようになった。100年余りの歴史があるが、今年はちょうど全線開通から100周年である。また、平成21年（2009年）10月14日（鉄道の日）に嵐電（京福電気鉄道）と姉妹提携している。
　意外にも、全区間にて、ICカード乗車券PASMO・Suicaが平成19年（2007年）から利用可能であるのは小田急が親会社であるからだろう。それでいて、観光客向けに580円（子供は半額）の1日乗車券「のりおりくん」もある。鎌倉−江ノ島−藤沢に日帰りで来る観光客ならおばさんでもPASMOかSuicaは持っているが、初乗り料金が190円で、全線乗っても290円かかることから、何度か乗り降りする観光客にとっては割安感がある。
　鎌倉や江ノ島を楽しむ観光客にも気がある。このため、日曜日ともなれば、4両編成であっても大混雑する。単線であるからこれ以上の増発も、短いホームであるからこれ以上の増結もできない。東京から近い観光地の宿命であろうか、赤字とは無縁ではあるが、日曜祭日は地域住民の足というよりは観光電車となっている。地域住民にとっては、鎌倉は住み難い街に違いない。
（表紙写真は腰越商店街の一般道を走行する江ノ電電車）

エリア 神奈川

稲村ガ崎駅に停車中の江ノ電電車。

稲村ガ崎駅で上下電車が入れ替えになる。

民家の門前に線路が敷かれ、江ノ電電車が走る。長谷駅を過ぎたあたり。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）の鳥居前に差し掛かる江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）の鳥居前を通過する江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）の鳥居前を通過する江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）の鳥居前を通過する江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）の鳥居前を通過する江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）横のトンネルを抜ける江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）横のトンネルを抜ける江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）横のトンネルを抜ける江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）横のトンネルを抜ける江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）横のトンネルを抜ける江ノ電電車。

御霊神社（鎌倉権五郎神社）横のトンネルを抜けた江ノ電電車。

極楽寺トンネルに入る江ノ電電車。

極楽寺トンネルに入る江ノ電電車。

極楽寺トンネルに入る江ノ電電車。

腰越満福寺石段前の踏み切りに差し掛かる江ノ電電車。

腰越満福寺石段前を通過していく江ノ電電車。

腰越駅に停車中の鎌倉行き江ノ電電車。

腰越商店街の一般道を走行し江ノ電電車がやって来る。

腰越商店街の一般道を走行し江ノ電電車がやって来る。

腰越商店街の一般道を走行し江ノ電電車がやって来る。

腰越商店街の一般道を走行し江ノ電電車がやって来る。

腰越商店街の一般道を走行し江ノ電電車がやって来る。

腰越商店街の一般道を走行し江ノ電電車がやって来る。

龍口前を走る江ノ電電車。

龍口前を走る江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に入ってくる藤沢行き江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に入ってくる藤沢行き江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に入ってくる藤沢行き江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に入ってくる藤沢行き江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に入る鎌倉行き江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に停車中の鎌倉行き江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に停車中の鎌倉行き江ノ電電車。

片瀬江ノ島駅に停車中の鎌倉行き江ノ電電車。

江ノ電の１日乗車券「のりおりくん」。

江ノ電鎌倉駅。

江ノ電江ノ島駅。