エベッｻﾝ

2010/01/09 - 2010/01/10

東京は年末の酉の市でしょうが、関西特に大阪は何と言っても年始は十日戎です。
大阪を離れ、毎年ムズムズしていたのですが、今年は週末にぴったんこ。お日よりも良く、宿泊してゆったりとした戎詣でとなりました。
久々の墓参りを兼ねて、今宮戎、西宮戎と両方の福を頂いてきました。
商売していなくても、♪商売繁盛で笹もってこい♪という声を聞くと、何故か「うきうき気分」の私です。

エリア ミナミ（難波・天王寺）(大阪)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

先ずはご先祖様の墓参り。
墓は石切の山の上にあるので、お参りに行くのも結構きついのです。
私の次の代は誰か守してくれるか不安になりますね。（オ〜ィ、息子よ大丈夫？）
夏に来て綺麗に掃除したのに、墓はドングリに埋もれていました。（ちょっと大袈裟です。）
墓の敷石がドングリで見えない状態でしたが、家内と二人で小一時間、ドングリ拾いをしたら、綺麗になりましたが、腰が・・・。
成果はバケツ１杯以上ありましたね。

宿泊所に車を置き、地下鉄で動物園前まで行きました。実際、今宮戎の最寄り駅は地下鉄なら大国町、恵美須町なんですが、私の目的はエビッｻﾝだけではありません。
この時期は、人が多くちょっと危険な雰囲気の街も家族連れで歩けます。
地上に出るとそこは新世界！「じゃんじゃん横町」です。
実際、普段なら女性はちょっと尻込みする人が多い雰囲気ですが、最近は新しいレジャ−ゾ−ンになってきているようです。
私はこの大阪らしい雑然とした雰囲気大好きです。

大阪でもここだけのようです。スマ−トボ−ルの専門店。
普段なら必ず寄るのですが、今日は夜店のスマ−トボ−ルを楽しみに、通過。
新しい、明るい店が増えてきました。

新世界と言えばコレ。「通天閣」です。
何か惹かれますね。
坂田三吉に代表される将棋の街でもあります。
今日は道沿いの店をのぞき込む人たちで一杯です。
下手な手は打てないですね・・・。

このようなデコレ−ションで覆われた店がたくさんあります。
大阪は道頓堀の蟹だけではありませんょ。
ふぐ、鶴や亀、大黒さん等々、賑やかです。

新世界といえば「串カツ」という位有名ですが、最近新しい店がたくさん出てきました。
値段は大差ないですから個人的な好みで美味しい店を探して下さい。
ガイドブック等で紹介されている老舗の「八○勝」「だ○ま」等は長蛇の列。
たしかに美味しいですが今日は新たな店の開拓を目指します。
ォオ、今日は車を置いてきたから飲めるし、コレって安くない。
ってことで、ここに決定。

何杯飲むつもり？と家内に釘を刺され、歩ける位にしておいてと念押しされて店内へ。
結構混んでいましたが、運良く１分ほどでカウンタ−席へ。
子供がいたり家族が多ければ、一つの空間としてテ−ブル席が良いですが、横を向けば見慣れたあなたを確認できるカウンタ−が最近お気に入りです。

二度漬け禁止のソ−スと、お代わりどうぞのキャベツ。
串カツのソ−スが不足したと感じたら、このキャベツでソ−スをすくって掛けることもできる優れものです。
ソ−スの味は店の歴史ですね。

串カツです。
肉と野菜。これで1,000円位です。
結構衣に卵が効いていて、カラッと揚がっています。
私はこのタイプは結構好きです。
もう少し色が薄く、天ぷらのような色をした衣の店もありますし、コレばかりは好みです。

串カツと双璧をなす「土手焼き」です。
知らない人はどこが焼いてるのと言われますが、もつ煮込みのような感覚です。
ここのは味噌がちょい甘めで、私達の好みでした。
ビ−ルセット（中ジョッキ、串カツ３本）土手焼きで1,000円でちょこっとお釣りがあります。

どこにいっても食べています。
この時期の定番「関東だき」別名おでんです。
厚揚げ美味しかったです。

それでは、ビ−ル２杯のほろ酔い状態にとどめて、夕方のエベッｻﾝへ。
夜店の威勢の良い声。この喧噪感がたまらないですね。
夜店は後の楽しみに、まずは参拝です。
昔親から、今宮のエベッさんは耳が遠いので、後ろから本殿の壁をたたいてお願い事するように言われていましたが、正面もすごい人です。

賽銭は投げ入れです。
毎年賽銭の計算がニュ−スになっていましたが、今でも大阪ではニュ−スでやっているのでしょうかね。
語呂合わせ小切手や宝くじ等変わった物もあるらしいですが、今回はどうなんでしょうか。

丁度「福娘」様が横を通りましたので失礼ながら、パチリと・・・。綺麗な方ですね、ハイ。

両横で縁起物を買って、笹につけて貰います。
色々な福を求めて、どこでつけて貰うかも楽しみですね。

私はできれば、このゾ−ンで御願いしたいですが、笹を貰っていませんでした。

外には縁起物の屋台がたくさん。
もちろん価格表などという野暮な物は付いていません。
時価交渉、阿吽の呼吸ですね。

それではメインの夜店巡り。写真は少ないです。
人が多すぎて写せなかったのと、夜店の中を楽しむことに集中したためですが、２時間巡りました。
売り上げには殆ど貢献できませんでしたが、射的、スマ−トボ−ル、当て物等の娯楽系やたくさんの飲食系の屋台は見ているだけで楽しいですね。
今やこのような場でしか見られない芭蕉せんべいの姿もあり、楽しみも倍増です。
私はお好み焼き、焼きそば、イカ焼きのソ−スの香りが大好きです。
ただお腹一杯で食べれませんでしたが・・・。

結局食べられず持って帰りましたが、奥様は石焼芋をご購入。これで200円は、はちゃめちゃ安いですね。

今回目についたのは、肉巻きおにぎりの屋台が多いこと。あと肉串や焼き鳥関係の夜店が多かったですね。
意外と金魚すくいも多く、すくえ無くても3匹くれるなどサ−ビス良いですね。ただ親の立場としては、ヤメテって感じですが・・・。

境内で配っていた縁起物の商品です。
アリガタヤ、アリガタヤ。

せっかくだからと購入した縁起物。
結構優れもので、壁掛けにもできるし畳めばこのように置物になります。