アロマンシュ上陸博物館（The D-Day Museum in Arromanches）パート１０

2009/11/14 - 2009/11/24

第二次世界大戦でフランスを開放するためイギリス・アメリカ・カナダ等同盟軍がノルマンディ上陸作戦を決行しました。有名な「ノルマンディ上陸作戦」です。１９４４年６月６日別名、「D-DAY」（ｄ−ディ）と言います。フランスがドイツ軍に占領されてから４年後の事でした。フランスの海岸はすべてドイツ軍に占領されていました。港は特に厳重に守られていたため、砂浜の海岸に港を建設して重車両を陸揚げしました。２ヶ所の人工の港のひとつがここアロマンシュ（Arromanches−les−Bains）の街です。ここにアロマンシュ上陸博物館（The D-Day Museum in Arromanches）があります。残骸が今も海岸にあります。写真は人工の港（コンクリートブロック）の上に残る戦闘用撃墜用機銃の台座です。イギリスで製作され船で引かれてきました。

エリア その他の都市(フランス)

博物館周りの展示物

博物館周りの展示物

博物館周りの展示物

博物館周りの展示物「人工桟橋」

博物館周りの展示物「機銃」

アロマンシュ上陸博物館から西側の海岸の崖

人工港のコンクリートブロック

アロマンシュ上陸博物館「The D-Day Museum in Arromanches」

チケット売り場

ポスター

チケット、６．５ユーロ。すぐに証拠写真に撮るべきですね。

上陸艇、映画「地上最大の作戦」「プライベートライアン」等で有名！

人口桟橋のジオラマ

人口桟橋の当時の映像

前線基地の様子

映画でもおなじみの前線基地テント

通信機、もちろん当時は真空管です。短波帯4.5Mｃ〜5.2Mｃと書いてありました。現在はｃ（サイクル）ではなくＨｚ（ヘルツ）です。

映画館もあります。世界各国の言葉で説明もされます。しんちゃん何も言わないのに「JAPAN！」と日本語の通訳機を持ってきてくれました。感激しました。普通は中国人か韓国人に見られるのに…

映画館内部

手渡された通訳機

映画館の壁に世界各国の通訳機が並んでました。入館したときに「何だろう？」と思いました。運んできてくれたとき理解しました。

上陸作戦時の上陸艇ジオラマ

アロマンシュ（Arromanches）の人工港の様子

上陸作戦の様子、各地区の上陸のコードネーム。上陸に際して前日に落下傘部隊が後方から要塞等を破壊しました。ダミーの落下傘部隊も投げられドイツ軍をかく乱しました。映画を見るとその様子が出てきますね。

各、国々のパンフレット、日本は右下です。

売店

日本語の説明書からコピーです。【アロマンシュの上陸作戦（d-day）博物館　ジオラマモデル（大）今から６５年前、同盟軍はノルマンディに上陸する際、車両と物資を積み下ろすために２つの人工の港を造りました。フランスの海岸は全てドイツ軍により占領されていた上、厳重に防備されていたからです。２つの人工の港のうち一方は上陸地点から西に２０Kmの地点にいたアメリカ軍、そして一方は現在のアロマッシュにあたる地点にいたイギリス軍によって用いられました。…略…】

ホーカーテンペスト（Napier Sabre）戦闘爆撃機のエンジンが展示されていました。

ホーカーテンペスト（Napier Sabre）戦闘爆撃機のエンジン説明版

人工港模型、最大のブロックは長さ７０ｍ、幅１５ｍ、高さ２０ｍありました。重さ約７００トンだそうです。

日本語の説明書からコピーです。【アロマンシュの街を囲むように沈められた人工港（ショーケース説明）目の前に見えるのが浮桟橋の構成資材です。アロマッシュとイギリスの距離は１６０Kmで、イギリスの海岸からみてシェルブールとパ・ド・カレの間でいちばん遠いポイントでした。浮桟橋は綱で結び付けられた６つの部分から成り立っていました。浮桟橋を牽引した護衛艦が海峡を渡る際には、巡洋艦、水雷ボート、そして潜水艦で守られていました。護衛艦の速度は毎時６Kmでしたが、こうむった打撃は海上の悪天候によるものだけでした。１３Km分の浮き桟橋がイギリスから運び出されましたが、フランスに到着したのは７Km分のみでした。なくなった半分以上は悪天候によるものでした。同盟軍は海上の支配権を握っていたため、護衛艦は１回も攻撃にあいませんでした。】

テレビ映画「コンバット」は【アメリカのテレビドラマシリーズ。ノルマンディー上陸作戦から、フランス、ドイツへとアメリカ陸軍歩兵連隊K中隊が転戦していく物語。】同盟軍がドイツ軍からフランスを解放していく時間は、この海岸の南東15KmのCaen（カーン）へは一ヶ月、Falaise（ファレーズ）へは二ヶ月かかったそうです。その様子をドラマ化したのでしょう。

激戦地オマハビーチ「OMAHA」が西側に見えます。

台座の残る人工港

博物館前の散策道、目の前は海岸です。

博物館前

アロマンシュの町並み

駐車場は無料でした。

博物館前の海岸。ノルマンディー上陸作戦はYouTubeにSakuzyoMatsuriさんがUpしています。 1〜10部まであり全部見るのに１時間以上掛かります。お陰で最近は寝不足です。「http://www.youtube.com/watch?v=2N0XtXeOOIs」

博物館前の海岸。この町を囲むようにコンクリートの塊が点在しています。語り継ぐ人が居なくなると、忘れ去られるのでしょうか。この後はオマハ海岸に面したアメリカ軍墓地へ行きます。続く

この旅行記へのコメント （2）

• しょうちゃんさん 2009/12/26 11:55:47

  RE: D-Day Museum

  しんちゃん　今日は
  カーンの平和博物館からででいるツアーに参加して、オーバーロード作戦の上陸地点やオック岬には行きましたが、D-Day博物館には入りませんでしたので、博物館内の写真参考になりました。バイユーの上陸作戦博物館には行きましたが、いつかバイユーからタクシーでもチャーターしてアロマンシュ・レバンにいこうかと考えています。

  しんちゃんさん からの返信 2009/12/26 20:15:33

  RE: RE: D-Day Museum

  しょうちゃんさんこんばんは。カーンの平和博物館とバイユーの上陸作戦博物館へ見学に行っているんですね。うらやましいです。時間が無く今回はここだけになってしまいました。サント・メール・エグリーズの落下傘が教会に引っかかった場所も見たかったですが断念しました。コンバットの舞台はどこかな〜なんて探して、レンタカーを走らせました。次回はどこを見るか、行く前よりも帰ってからが、旅行雑誌を見る時間が長いです。