2009/09/16 - 2009/09/16
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ころっつさん
天気の良さそうな平日、職場の夏休みを使って日帰りで丹後半島に行くことに。
日の出に日本三景のひとつ・天橋立に間に合うようにと出かけるつもりが、寝過ごしてしまいましたが、天橋立のある宮津、丹後ちりめんの里・加悦、そして舟屋の里・伊根から経ヶ岬へと丹後半島を時計回りに進み、最後は皿そばの里・出石まで巡りました。
まずは丹後半島の東の付け根にある与謝野町・加悦の古いまちなみと天橋立界隈を訪ねたあと、舟屋で有名な伊根に行きました。
- 交通手段
- 自家用車
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伊根には宮津方面から国道178号を北上していきます。海際を走る国道沿いには、干し草が架けられており、秋の訪れが感じられます。
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昔は狭隘であった国道もずいぶん整備が進んでおり、伊根の中心部まで走りよいバイパスが通じています。
まずは伊根町に入ってすぐにバイパスから旧国道に入り、伊根湾の南に位置する日出集落に向かいます。ここの辺りにはすでに舟屋が点在しています。
また今回は1人旅で遠慮したのですが、ここから伊根湾めぐりの遊覧船にも乗ることができます。 -
舟屋とは、海沿いに建ち並ぶ漁師の住居で、1階部分が漁船を留め置くガレージと作業場・物置きになっている海面と同じ高さに面している建物をいいます。
生活と漁業が密接に関わっている丹後地方の代表的な景観で、特に有名で数が多いのが伊根です。 -
若狭湾に面した伊根浦は、三方は山に囲まれており、湾の入り口に島があることから波が低く、干満の差が小さい天然の良港となっています。そのため、舟屋が多く立ち並ぶようになったそうです。
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伊根浦の奥、立石・亀島方面に行くとある伊根浦発信館と名づけられて木造の建物。訪れていた時は閉まっていましたが、簡単な昼食もとれるようです。
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伊根浦の集落は湾沿いの延長5kmほどにわたり350世帯が広がっており、その中で200棟以上の舟屋が残っています。
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旧役場があった場所近くにある駐車場から舟屋を撮影。舟屋は沿岸漁業で生活するのには機能的な建物です。
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伊根町伊根浦の舟屋集落は、その成立過程など歴史的な経緯も踏まえ、平成17年には国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。舟屋自体は明治時代から昭和初期に建てられたものが多いようです。
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1槽だけでなく、複数の船も停泊できる舟屋もあるようです。海沿いにある舟屋は別宅のようなもので、道を挟んだ山側に主家屋が建っているパターンが多いようです。
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舟屋の1階では洗濯物とともに、ここで獲れた魚の干物も作られているようです。
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伊根浦の集落を少し歩いてみることにしました。
伊根の集落は、まちの真ん中を貫く一本道があり、その両側に建物が並んでいます。海側には舟屋が建っており、山側に建つ住宅とに挟まれているのがまちなみの特徴です。 -
歩いていると、今ではすっかり少なくなった古くからあるまちの電気屋さんといった風情の建物も残っていました。
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白い木造の洋風のこの建物は数年前まで金融機関の店舗として使用されていたものです。
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伊根浦の集落の道は狭いので、車同士、特に大型車の離合が困難な箇所が多いため、路線バスが通る前にはこのような軽自動車のバス誘導車が先に走って注意促し、交通整理をします。
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その後に続いて路線バスが走って行きます。
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伊根小学校から南に歩いて行くとこの地で200年以上続く老舗の造り酒屋「向井酒造」があります。
http://kuramoto-mukai.jp/ -
伝統ある造り酒屋であることを示す杉玉が軒先にたくさんぶら下がっています。
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ここは社長の娘さんだったか…女性の杜氏の方がいることでも有名な造り酒屋です。
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店にはいるといろいろなお酒が並んでいました。一本お土産にと思い「すいませ〜ん」と何度か呼びましたが、誰も出て来ず…。
忙しいのかなと思いつつ、後で向かう道の駅ででも買おうと思い、後にしました。 -
舟屋と舟屋の間から垣間見える伊根浦。海が建物の間から見える、漁村のこうした何気ない風景が私は好きです。
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舟屋の1階部分の奥から覗いてみます。船のガレージとしての機能だけでなく、漁に必要なさまざまな道具も置いてあるようです。
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同じく舟屋の1階から伊根浦を覗き見ます。
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伊根浦を望む高台には道の駅「舟屋の里公園」が建っています。ここには伊根浦を眺める展望スポットのほか、舟屋をイメージした建物が建てられており、地元の魚を使ったレストランやお土産店も併設されています。
http://www.funaya.org/ -
建物の2階にあるレストラン「舟屋」で早めの昼食をとります。伊根港にその朝水揚げされた朝揚げの旬の魚を出す店で、これまでにも何回か食べに来たことがありますが、平日の昼の早い時間なので客は私だけ。
そのレストラン内部からみた伊根浦の風景です。 -
伊根は「伊根ブリ」のブランドでも知られるように、冬の味覚ブリが一番美味と個人的には思いますが、まだその季節には少し早いので、今回はカンパチ定食(1,800円)をいただきました。
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脂ののったカンパチは口の中でとろけるような食感。海の近くで暮らしたくなるのは、いつも美味しい魚介類を食べた時です。
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食事を終え、見学の団体客をやり過ごし、高台にある道の駅の展望台から今歩いてきた伊根浦を眺めます。
伊根は伊根ブリをはじめ、多くの海産物が水揚げされ、京都府下で一番の漁獲量を誇る港町です。 -
こうした高台から見ると伊根浦は海に沿った狭い土地に家が立ち並んでいるのがわかります。
そして地形的に天然の良港の要素を持っていたことから、舟屋建築という独特のまちなみ景観をつくっていったことがわかります。
こうした由緒ある個性的なまちなみを訪ねるのが私はとても好きです。 -
展望場所から舟屋建築をアップで撮影。あまり近づきすぎると住民のプライバシーの侵害にもなりかねませんね。
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伊根の舟屋集落の知名度を一気に向上させたのが、90年代はじめのNHK朝の連続テレビ小説「ええにょぼ」の舞台になったことからでしょう。
なので撮影地となったことを記念する看板も設置されています。
さて伊根の舟屋を巡り終わった後は、丹後半島の外周をまわっていきます。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 前日光さん 2009/10/13 22:12:46
- こういう所、大好き!です(^-^)
- こんばんは〜!
伊根!
私がたびたび訪れる島根半島の津上神社や美保関、加賀潜戸等々、
海無し県民だからでしょうか?
最近富にこういった風景に惹かれます。
私の日本海北上計画の中には、もちろんこの伊根が入っていますが、
どうも山陰で立ち止まってしまっています。
今年はとうとう隠岐に行ってしまいましたし。
いつここまで辿り着けるか分かりませんが、近々。。。
私は「フーテンの寅さん」が、この伊根に住む石田あゆみさん扮する
女性に憧れるというシリーズが浮かんできます。
風情がありますよね。
ブリがおいしいんですね。
行ってみたいです。
よい写真をありがとうございます。
前日光
- ころっつさん からの返信 2009/10/14 08:39:46
- RE: こういう所、大好き!です(^-^)
- 前日光さん、おはようございます(^-^)。
私は海あり県人ですが、海から程遠い内陸に住んでいるので、海の近くを訪れたくなる気持ちは十分にわかります。
私も前に雑誌で見たのですが、島根半島にある漁村(名前を忘れました…)に行ってみたいところがあります。
前日光さんが行かれた隠岐にはぜひ行ってみたいのです。私は島という隔絶された場所が結構好きなもので、先日は佐渡、これまでに対馬や八丈島、瀬戸内海の島々といっていますが、できるだけ早いうちに隠岐と五島は行っておきたいなあ…と思っています。でも離島は交通費の単価が高いのがネックですね。
伊根は舟屋がまちの光景にごく自然に溶け込んだまち、歩いているだけで絵になる飽きないまちです。
ここに到達される時にはぜひブリを味わってみてください。
もちろん私もまたブリを味わいに行きます!
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- ゆういちろうさん 2009/10/13 20:27:06
- 圧巻ですね!
- ころっつさん、こんばんは〜!
舟屋の存在は知っていましたが、写真や解説をじっくり見たのは
この旅行記が初めてです。
それにしてもこれだけの舟屋が残っているとは凄いですね!
そして今でも現役で使われているのにも感心しました。
舟屋の二階はほとんど海の上状態だと思うので
湿気や潮風などで住むのが大変なんだろうな〜って
漠然と思っていましたが、
裏に母屋があると知って、ちょっと安心(?)しました。
現代の家屋にしようと思えは出来るのに
伝統を守ってこの建物を守っている皆様には
本当に頭が下がる思いですね。
ゆういちろう
- ころっつさん からの返信 2009/10/14 08:22:16
- RE: 圧巻ですね!
- ゆういちろうさん、おはようございます。いつもご訪問ありがとうございます。
そうでしょ?舟屋結構残っているでしょ?私も伊根浦の伝建地区の解説版を読みながら230棟以上も残っており…という記述に驚いた次第です。そんなにあったのか…と。今では舟屋で泊まれることを売りにした民宿もいくつかあるようです。
伊根には平地がほとんどないので、狭い道に沿って両側に舟屋と母屋の住宅が立ち並ぶ姿は圧巻です。車だけでなく、結構地元のご老人の方々も道を歩いておられます。団体の観光客は、遊覧船と道の駅からの見学がほとんどなので、まちなかを歩くとなんともいえないひなびた漁村の風景が味わえるとことろがこのまちのいいところです。
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- 熊野古道さん 2009/10/12 11:21:05
- 伊根の舟屋
- ころっつさん、おはようございます。
伊根の舟屋はNHK朝の連続小説「ええにょうぼ」でその存在を初めて知って、以前から行って見たいと思いながらいまだに行けずにいます。
舟屋と伊根浦の風景を美しく撮影されていますね。
平和でのどかな漁村の雰囲気が伝わってきます。
舟屋だけでなく懐かしい町並みや道の駅からの景観なども楽しめそうですね。
また海の幸もおいしそうです。
これからの季節は寒ブリでしょうか!
是非訪れてみたいところです。
熊野古道
- ころっつさん からの返信 2009/10/12 14:42:41
- RE: 伊根の舟屋
- 熊野古道さん、こんにちは。いつもありがとうございます。
これから行かれるのなら味覚は何といっても寒ブリ・伊根ブリですよ。この味は格別です。富山の氷見にも負けない逸品であると思いますよ!
ただ冬の丹後は時雨でぐずついた日が多いので、観光には向いていないが前年なのですが…。
そしてはじめて行かれるのなら、伊根湾めぐりの遊覧船もぜひ乗ってみてください。海の上から眺める舟屋もなかなかいいものですよ。(団体客と同じ便は遠慮ですが…)
海老せん買って乗り込めば、それを目当てにたくさんのカモメも寄ってきますので、餌やりも楽しいです。
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