東北滝三昧山三昧の旅?　滝メグラーが行く３４　法体の滝・日本の滝百選　秋田県由利本荘市

2009/06/13 - 2009/06/13

昨秋に続き東北出張が入りました。今回は福島県。時期的に雨が心配ですが、これを逃す手はないと金曜日に休みを取り、３日間の滝三昧山三昧の旅を計画しました。大まかな計画は以下の通りです。

６月１２日（金）　前日郡山泊、乙字ヶ滝、銚子ヶ滝、安達太良山登山、米沢泊
６月１３日（土）　滑川大滝、七ツ滝、白糸の滝、法体の滝、山形泊
６月１４日（日）　蔵王山登山、三階の滝、秋保大滝、仙台空港から伊丹空港

乙字ヶ滝が福島空港の目と鼻の先にあるので、本当は逆コースにして福島空港から帰りたかったのですが、満席でやむなく仙台空港から帰ることになりました。天候はやや問題もありましたが、ほぼ予定通りにスケジュールをこなし、３日間で百選滝８本と、百名山２山をクリアしました。これで東北地方の百選滝は岩手県の不動滝と難関３滝（三条、松見、茶釜）だけとなりました。　

今回の旅でのひとつのポイントが秋田県の法体の滝に行くことができるかどうかでした。当初２日目に滑川大滝に行く予定で、早朝ホテルを出発するつもりでした。ところが前日に滑川大滝に行くことができたので、朝はゆっくりできた上に余裕を持って法体の滝に行くことができました。

法体の滝滝滝見難易度：２（展望所）、見るだけなら０
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 鳥海・由利(秋田)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ

北上するにつれ天気はますます良くなり、なんと鳥海山の姿を見ることができました。午前中、月山の姿は雲の中で全く見ることができなかったことからすると思いもかけないことです。

結局三の滝からは２時間もかからずに午後４時半ごろ法体の滝駐車場に到着しました。一帯はキャンプ場になっており、駐車場や売店などの施設が充実しています。

駐車場からはこんな感じで見えます。

迫力ある滝です。

赤い吊橋を渡り展望所へ向かいます。

展望所へは６〜７分で行くことができます。展望所に着いた時、１０数名のオバサンの団体がいたのでアチャ〜と思いましたが、集合写真をお願いされ撮影するとすぐに戻って行きました。これで展望所独り占めです。

展望所からの法体の滝全景です。一番奥の滝から一の滝、二の滝、三の滝で、それぞれ落差が１３ｍ、２．４ｍ、４２ｍで総落差が５７．４ｍです。法体の滝の名の由来はお坊さんの衣をまとった姿に見えるところからだそうです。

迫力の三の滝。これでもいろいろな法体の滝の写真を見ると水量は少ない方です。

滝壺は巨大で深い青色をしています。

一の滝と二の滝。

展望所から数分歩くと三の滝の上流部へ行くことができます。

一の滝と二の滝。

一の滝と二の滝。

三の滝の滝口。

ド迫力です。

この巨大滝壺は３０００?もあります。気がつくと雲ひとつない快晴になっています。

しばらくするとなんと虹が架かってきました。

ほんのわずかの間で、しばらく粘りましたが残念ながら消えてしまいました。

さらに上流へ数分歩くと一の滝の上流部に出ます。天然の甌穴が見られ秋田県の天然記念物に指定されています。

一の滝の滝口。

物凄い水煙が立っています。

一の滝上流の岩場に咲いていた花。

下に降りてきて滝壺に向かいました。三の滝に虹が架かっていないかを見るためです。残念ながら虹を見ることはできませんでした。

雪融け時期には物凄い水量になり撮影どころではなくなるそうです。その物凄い姿も見てみたいものです。

それでもこれだけ離れているのに水煙でカメラのレンズが濡れます。

これにて２日目のノルマ達成です。この日は山形駅前のビジネスホテルに宿泊します。ナビでセットすると到着予定時刻が午後１０時。え〜、ここから５時間近くかかるの？実際には３時間で到着しました。