2009/06/24 - 2009/06/24
272位(同エリア339件中)
まりも母さん
先週は栃木へ棚田見物へ行きましたが、
茨城にも少ないながら「棚田」があります。
石岡市と笠間市の境にある”道祖神峠”のふもとあたりにもいくつかの棚田がまとまって見られます。
今回は笠間市側の南指原地区に蛍の見られる棚田の場所があると聞いて、出かけてみました。
”南指原ほたるの里”です。
http://www.city.kasama.lg.jp/garten/hotaru/hotaru.html
里山の棚田のある場所にはほたるの里として環境を整備されている場所ができていました。
守る会の活動で、見学もしやすくなっています。
静かな夕べのひと時、じっと待って沢山の蛍が飛び交う光に出会う事ができました。
まさしく幻想的な光。
カエルの声と小川の水音をBGMに蛍の乱舞を楽しめました。
しかし・・・残念ながら〜蛍の光の画像はアップできませんでした・・・。
2014年6月20日に再訪して旅行記を記載致しました。
新しい現地の様子は、そちらでご覧下さい。
南指原ほたるの里 あじさいと棚田のゲンジボタル
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10901004/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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-
蛍を見るのにはやはり暗くなってからです。
18時過ぎに自宅を出て、およそ30キロ先の目的地に向けて出発です。
夏至も過ぎて、1年でもっとも日の長い時期であります。
石岡市の八郷地区を通って、石岡市と笠間市の境の”道祖神峠”を目指します。
八郷地区は盆地になっていますので、山の方から霞が下りてくるのが見えました。
のどかな田園風景の夕暮れ時のドライブです。 -
県道42号笠間つくば線を”道祖神峠”への山道に上がるあたり、右手にいくつもの棚田が見えました。
茨城には少ない棚田ですが、
このあたりには少しまとまって見られます。
ほたるの里は石岡市側からは、峠へ向かう上り道に入ってすぐ位の場所です。
反対に笠間側からだと峠を越えて、下りた道の先です。
道路の端にこの案内看板があります。
(石岡側からだと右手にカーブしたあたりです)
暗いと見逃しやすいので注意が必要です。 -
”南指原ほたるの里”への脇道は
狭い、集落への道路ですが、きれいにあじさいが植えられ、ちょうど見頃の花が楽しめました。
集落のおうちや守る会で整備されているのかもしれませんね。 -
道を進むと駐車場がありました。
案内の看板などもあります。
ここに車を停めて、見学ができるようになっていました。 -
駐車場のはじにこの注意書きの看板があります。
たしかにここは小さな集落への道の脇、墓地のまん前です。
「ほたる見物」の人の他はお住まいの方や関係の方しか入って来ないような場所です。
ここに書かれているように、ご近所の迷惑にならないように見学しなければなりませんね。
とにかく静かな場所ですから、駐車場に車を停めてしゃべっている声も離れた所まで聞こえる位です。
私たちの後に小さな子供連れの家族が少しの間来られていましたが、実際 子供たちのはしゃぐ声が響き渡っていました。
夜の遅い時間の見物の場合は特に注意が必要ですね。
ちなみにトイレはありません。 -
この看板の現在地になっている所が、現在の駐車場です。
正面に棚田が見え、その下から手前部分がほたるの生息地となっています。
生息地の周りにはぐるっと鑑賞用の散策路が作られています。
砂利道で、所々にソーラーライトの道しるべも設置されています。 -
前方に棚田が見えます。
棚田も見学したい所でしたが、近づく為の道も判りませんし、
もしかしたら、柵があったので、所有者の方しか入れないようにしてあるのかもしれません。
このあたりにしては斜度のある棚田です。
棚田にもほたるが飛ぶそうですが、
それだけ、きれいな水の田んぼなんですね。 -
散策路のあたりにもあじさいがたくさん植えられています。
ほたるは6月頃に光りながら飛ぶので、やはりあじさいの花の時期と同じです。
両方が揃うこの時期はこの場所の一番きれいな時なんでしょう。
トワイライトタイムに紫や水色のあじさいがしっとりと輝いているようです。 -
駐車場の隣にも棚田がありました。
こちらの段差はあまりありませんが、向こうの畑まで2段の棚田が出来ています。
手前は湿地になっていて、がまの穂が生えていました。 -
「ほたる鑑賞地」と地図に書かれている場所はこんな感じです。
河川敷や湿った場所に生えるような植物が色々生えています。
この中にほたるがいるのでしょうか?
いくら覗いても全く判りませんけど。
草むらの中で光ったりはしないのでしょうか?中は結構暗いと思いますが・・・。 -
棚田の下の方に行ってみることにしました。
散策路に入る手前の田んぼの様子です。
カエルがしきりに鳴いているのが聞こえます。
まだ、暗くなる前なので、ウグイスの声もひっきりなしに聞こえます。 -
あじさいがきれいです。
大きな花がたっぷり咲いています。 -
お隣のこちらは薄紫。
あじさいはちょうど見頃の時期でしたね。 -
「わさび田」と書かれていたのがこの場所だと思います。
手前に植わっているの・・・わさびでしょうか???
上の方から水が流れてくるのか、
チョロチョロと言うよりはもっと水量の多い水の流れる音がずっと聞こえています。
棚田は山の上からの天水を使って稲を育てるのだと思いますが、
このわさび田にも充分にきれいな水が入ってくるのでしょう。
湧き水もあるのかも。 -
お〜っとやっとネタ系登場!
笠間市の蛇は相当なワルですな〜。
サングラスかけて、爆竹で遊んでる(?)のか。
やっぱ、こういう看板にはつっこんでおかないと。 -
あやめも咲いています。
さて、ここに到着してほたるが見られるかな?と散策路で花の写真を撮りながら待っていましたが、
日が長く、7時になってもまだ明るいのです。
段々暗くはなってきているのですが、
ずっといるので、目が慣れている事や、曇っているので今夜の月の状態は判りませんが、
こんな山の中なのに思ったより明るいのです。
真っ暗〜になるかと思ったらそうでもなく・・・。
ほたるを見るには静かに待つしかないな・・・とじっと草むらに目を向けていますが、
全然な〜んにも飛んで来ない・・・。
もしかしたら・・・見られないのか?とやや期待薄感も漂い始め・・・。
幸い蚊の大群に襲われる事もなく、
案外涼しくて、長袖着ていれば蚊も避けられるし、
ちょうどいい位であったので、もうちょっと待つか・・・と。 -
じっと目を凝らして、草むらを見ていると、幻なのか錯覚なのかたま〜になんか白っぽいものを1回だけ見たような気が・・・。
そんな事が何度か続いているうちに同じ場所で何回か白っぽい弱い光が点滅するのをたしかに見ました。
これがほたる発光の始まりでした。
時間は7時20分頃。
あちらこちらで、チラチラと白い光が見え始めました。
あじさいの葉の中や草むら中。
段々点滅する時間が長くなったと思うとフッと消えてしまったり・・・。
そのうち小さな光がふわふわと空中を動き始めます。
ほたるが飛び始めたのです。
私の頭の上や手が届きそうな所に光がふわりと動きます。
たまに写真で見るホタルが飛び交う軌跡の画像のようにあんなに沢山は飛んでいませんが、
暗闇の中に光りつつ消えつつ、動いています。
あまりにも小さな光 動きの早さで、私のデジカメではなんだか判らない写真しか撮れず、とてもアップできませんでしたが、
しっかり目には焼きついた本当に幻想的な小さな光です。 -
暗くなった鑑賞場所の画像を明るく処理してみました。
光るほたるの写真は無理だったので、ここに光を描き加えちゃおうかな〜?と思ったものの、やめておきました。
ほたるの光は緑より黄色っぽく見えました。
守る会のサイトによりますと、
今の時期のほたるはゲンジボタルの終わり、ヘイケボタルの始まりだそうで、どっちのほたるのか私にはわかりませんでした。
また、飛び交うのは20時以降の方が多いらしく、この日はちょと早めでもありました。
20時ちょっと過ぎまで見物していましたが、天候や時期によっても異なるのかもしれませし、
ここのほたるはこの位の数なのかもしれません。
まだまだほたるの見られる場所は少なく、このような保護活動あっての場所だと思いますが、
そこいら辺の小川で見られるような、日がいつかくるでしょうか?
小学生の時 滋賀県のいとこの家の近くで初めて飛び交うほたるを見てから数十年ぶり、
今週もいつか見たいと思っていた願いが叶った楽しい夕べでした。
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