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そういえば上野公園でもクリスマス・イルミネーションをやっていたんですよね。<br /><br />バレエ観劇にやって来たクリスマス約2週間前の上野公園です。<br />キラキラ、テカテカ。<br />期間限定でロマンチックな夜を演出するイルミネーションの誘惑に抗うことは難しいです。<br />観劇前に大急ぎで撮影しました。<br /><br />三脚がなくても光の玉を丸くするコツは分かったので、今回はそのまま撮るだけでなく、少し遊んでみました。<br />マクロモードで光が水玉のようにぶわっと膨れるのが面白いと思ったから。<br />それから、フラッシュをスローシンクロモードにしてシャッタースピードを落とし、わざとカメラを動かして撮ってみたり。<br /><br />ヒジョーに面白かったです。<br />何しに上野に来たんだか忘れそうになったくらい@<br /><br />ちなみに、東京文化会館での観劇前だったので、上野公園のイルミネーションといっても、その周辺のみですので、あしからず。<br />京成上野駅側の公園入口では、動物イルミネーションをやっていたようです。<br />そちらの方がカラフルで豪華で可愛いかったでしょうね。<br />このイルミネーションは3月頃までやっているそうなので、まだチャンスがあるかもしれません。<br /><br />関連のネット記事<br />・京成上野駅近くのイルミネーション(上野経済新聞より)<br />http://ueno.keizai.biz/headline/251/<br />・国立西洋美術館のガーデン・イルミネーション(EnjoyTokyoより)<br />http://www.enjoytokyo.jp/OD004Detail.html?EVENT_ID=201651<br /><br />実は、上野公園の国立西洋美術館前のクリスマス・イルミネーションは、去年(2007年)も写真を撮りました。<br />似たようなイルミネーションですが、色は変えていますね。<br /><br />関連の旅行記<br />「ひさびさの美術展はしご&クリスマス・イルミネーション」(2007年11月24日)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10199844/

上野公園のクリスマス・イルミネーションで遊ぶ

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2008/12/10 - 2008/12/10

2485位(同エリア4228件中)

6

28

まみ

まみさん

そういえば上野公園でもクリスマス・イルミネーションをやっていたんですよね。

バレエ観劇にやって来たクリスマス約2週間前の上野公園です。
キラキラ、テカテカ。
期間限定でロマンチックな夜を演出するイルミネーションの誘惑に抗うことは難しいです。
観劇前に大急ぎで撮影しました。

三脚がなくても光の玉を丸くするコツは分かったので、今回はそのまま撮るだけでなく、少し遊んでみました。
マクロモードで光が水玉のようにぶわっと膨れるのが面白いと思ったから。
それから、フラッシュをスローシンクロモードにしてシャッタースピードを落とし、わざとカメラを動かして撮ってみたり。

ヒジョーに面白かったです。
何しに上野に来たんだか忘れそうになったくらい@

ちなみに、東京文化会館での観劇前だったので、上野公園のイルミネーションといっても、その周辺のみですので、あしからず。
京成上野駅側の公園入口では、動物イルミネーションをやっていたようです。
そちらの方がカラフルで豪華で可愛いかったでしょうね。
このイルミネーションは3月頃までやっているそうなので、まだチャンスがあるかもしれません。

関連のネット記事
・京成上野駅近くのイルミネーション(上野経済新聞より)
http://ueno.keizai.biz/headline/251/
・国立西洋美術館のガーデン・イルミネーション(EnjoyTokyoより)
http://www.enjoytokyo.jp/OD004Detail.html?EVENT_ID=201651

実は、上野公園の国立西洋美術館前のクリスマス・イルミネーションは、去年(2007年)も写真を撮りました。
似たようなイルミネーションですが、色は変えていますね。

関連の旅行記
「ひさびさの美術展はしご&クリスマス・イルミネーション」(2007年11月24日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10199844/

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  • JR上野駅を入ってすぐ右手<br />上野グリーンサロン前<br />(セルフサービス・レストラン喫茶)<br /><br />上野公園に18時に到着。<br />バレエの開演は18時半のはず。<br />15分だけ、15分だけ……。<br /><br />(いつも18時半開演なので勘違いしましたが、実はこの日は19時開演でした。)

    JR上野駅を入ってすぐ右手
    上野グリーンサロン前
    (セルフサービス・レストラン喫茶)

    上野公園に18時に到着。
    バレエの開演は18時半のはず。
    15分だけ、15分だけ……。

    (いつも18時半開演なので勘違いしましたが、実はこの日は19時開演でした。)

  • トナカイさんたちを捉えて<br /><br />カメラを支えるものがないので、脇を引き締めて手ぶれを防ぎます。<br />ふんっ!(鼻息)

    トナカイさんたちを捉えて

    カメラを支えるものがないので、脇を引き締めて手ぶれを防ぎます。
    ふんっ!(鼻息)

  • トナカイさんたちに降り注ぐ光と<br /><br />光が3段階ほどに分けて点滅されるので、タイミングを計り、一番明るいときを狙いました。<br />ワン・トゥ・スリー!

    トナカイさんたちに降り注ぐ光と

    光が3段階ほどに分けて点滅されるので、タイミングを計り、一番明るいときを狙いました。
    ワン・トゥ・スリー!

  • 西洋美術館前のガーデン・イルミネーションをめざして<br /><br />ちょっとピントが甘くてごめんなさ〜いっ。<br />撮り直したら、今度は動く人が亡霊のように入ってしまい、シャッターチャンスがありませんでした。<br />バレエ鑑賞後に撮り直そうと思ったら(21時すぎ)、もうイルミネーションの明かりは落とされていました。<br />明かりが消えるの、早いぜっ!

    西洋美術館前のガーデン・イルミネーションをめざして

    ちょっとピントが甘くてごめんなさ〜いっ。
    撮り直したら、今度は動く人が亡霊のように入ってしまい、シャッターチャンスがありませんでした。
    バレエ鑑賞後に撮り直そうと思ったら(21時すぎ)、もうイルミネーションの明かりは落とされていました。
    明かりが消えるの、早いぜっ!

  • 「カレーの市民」の群像を、青い炎が囲む

    「カレーの市民」の群像を、青い炎が囲む

  • 梢は緑に萌え、地面は海のような水色に光り

    梢は緑に萌え、地面は海のような水色に光り

  • 「地獄の門」とクリスマスツリー<br /><br />フラッシュをたいてみました。<br />手前の葉っぱがファィンダーの中に入って白光りしてしまいましたが、これがある写真とない写真とでは、ある方が気に入りました@<br /><br />でもこの写真は去年の方がアングル・構図的に良かった気が……。<br />今回はなにせっ、急いで撮ったからさっ!<br />(と言い訳)<br /><br />関連の写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13038387/<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13038388/<br />関連の旅行記<br />「ひさびさの美術展はしご&クリスマス・イルミネーション」(2007年11月24日)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10199844/

    「地獄の門」とクリスマスツリー

    フラッシュをたいてみました。
    手前の葉っぱがファィンダーの中に入って白光りしてしまいましたが、これがある写真とない写真とでは、ある方が気に入りました@

    でもこの写真は去年の方がアングル・構図的に良かった気が……。
    今回はなにせっ、急いで撮ったからさっ!
    (と言い訳)

    関連の写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13038387/
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13038388/
    関連の旅行記
    「ひさびさの美術展はしご&クリスマス・イルミネーション」(2007年11月24日)
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10199844/

  • 門の向こうは地獄か天国か

    門の向こうは地獄か天国か

  • ほお、ここはオープン・ミュージーアムだったのね@

    ほお、ここはオープン・ミュージーアムだったのね@

  • 光る地面から吹き上がる緑のマグマ

    光る地面から吹き上がる緑のマグマ

  • イリュージョン!<br /><br />マクロモードでボカしてみました。<br />まさしく近眼の視界ですね@<br />裸眼の私ならこう見えまーす。<br />常にまわりがイリュージョン(笑)。

    イリュージョン!

    マクロモードでボカしてみました。
    まさしく近眼の視界ですね@
    裸眼の私ならこう見えまーす。
    常にまわりがイリュージョン(笑)。

  • まるで天の川

    まるで天の川

  • イリュージョン!

    イリュージョン!

  • 地獄の門のまわりを踊る光の妖精たち

    地獄の門のまわりを踊る光の妖精たち

  • イリュージョン!

    イリュージョン!

  • 光る海中に生えた緑のサンゴ!?

    光る海中に生えた緑のサンゴ!?

  • たてブレ〜!<br /><br />フラッシュをスローシンクロモードにし、シャッターを切ると同時にカメラをわざと揺らしてみました。

    たてブレ〜!

    フラッシュをスローシンクロモードにし、シャッターを切ると同時にカメラをわざと揺らしてみました。

  • よこブレ〜!

    よこブレ〜!

  • 幻想的な世界

    幻想的な世界

  • ななめブレ〜!

    ななめブレ〜!

  • まぶしい世界

    まぶしい世界

  • 抽象画チック〜@

    抽象画チック〜@

  • 開演前の東京文化会館(大ホール)のロビーの様子<br /><br />19時の開演までまだ十分に時間があったので、今度はホールでの撮影を楽しみました。<br />でも、このホールの写真は前にも撮ったことがあるんですよね。<br /><br />関連の旅行記<br />「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」(2006年5月3日)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/

    開演前の東京文化会館(大ホール)のロビーの様子

    19時の開演までまだ十分に時間があったので、今度はホールでの撮影を楽しみました。
    でも、このホールの写真は前にも撮ったことがあるんですよね。

    関連の旅行記
    「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」(2006年5月3日)
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/

  • やはり被写体となると、コレでしょう@

    やはり被写体となると、コレでしょう@

  • アットマーク風〜@

    アットマーク風〜@

  • M字型〜@

    M字型〜@

  • カギ爪のカタチ〜@

    カギ爪のカタチ〜@

  • 公演を終えた、夜の東京文化会館<br /><br />本日の公演:ボリショイ・バレエ団「明るい小川」(全2幕4場)<br /><br />音楽:ドミートリー・ショスタコーヴッチ<br />振付:アレクセイ・ラトマンスキー<br />ボリショイ劇場管弦楽団<br /><br />主なキャスト<br />ジーナ:アナスタシア・ゴリャーチェワ<br />ピョートル:イワン・ワシーリエフ<br />バレリーナ:ナターリヤ・オーシポワ<br />バレリーナのパートナー:セルゲイ・フィーリン<br />アコーディオン奏者:岩田守弘<br />初老の別荘住人:アレクセイ・ロパレーヴィチ<br />その若作りの妻:アナスタシア・ヴィノクール<br />品質検査官カヴリールィチ:イーゴリ・シマチェフ<br />女学生ガーリャ:クセーニヤ・プチョールキナ<br />搾乳婦:アンナ・アントロポーワ<br />トラクター運転手:イワン・プラーズニコフ<br /><br />ボリショイ・バレエ団来日公演のチラシを見たとき。<br />メジャーな「白鳥の湖」や「ドン・キホーテ」と並んで、「明るい小川」。<br />なにそれ?<br />───なタイトルですが、数年前からバレエ鑑賞にハマり、国内でよく上演されるめぼしい演目はほとんど見た私。<br />変わった演目には目の色を変えます。<br /><br />「明るい小川」とは、なんと、ソ連時代の集団農場コルホーズの名前でした。<br />コルホーズ、ソフホーズ、おお、なつかしい!<br />といっても、その名から連想されるとおり、北コーサカスののどかな田舎を舞台にした、たいしたストーリィのない恋のドタバタ劇。<br />これが演劇やミュージカルだとしたら、私はそういうテーマのものにはあまり興味はあまりありません。<br />しかし、あくまでバレエであり、4人のプリンシパルがしのぎあい、斬新な振付け、コミカルでパロディもたくさん、モスクワでも繰り返し上演される本場では人気の演目───といわれれば、期待が高まります。<br /><br />感想をひとことで言えば、こんな楽しく見ごたえのあるバレエが、なんで世界中で有名じゃないんだろう!と、その意味で驚いてしまうくらいでした。<br />単に、まだ新しいバレエだから?<br />(振付家のラトマンスキーさんは、カーテンコールで挨拶してました@)<br />あるいはタイトルで、なんじゃこりゃ、と思うから?<br /><br />衣装や舞台装置は、明るくポップなのに、(私が考える)ソ連らしさがぷんぷんでした。<br />舞台背景の労働を礼賛・象徴する擬人化の像は、ああ、さもありなん、と可笑しかったです。<br />農場で働く女性たちの花柄のワンピースは、東欧のフォークロアを連想しました。<br />具体的にいうなら、ポーランドやハンガリーですけどね。<br />かっこいくて重厚なショスタコーヴィチの音楽は、モスクワやワルシャワに残るスターリン様式の巨大建築物を連想させます。前奏曲からしびれました。<br />そして、不協すぎない不協和音が混じり、コミカルなときには調子っぱずれすれすれの楽しい音使い。見るのに忙しかったけれど、そんな音楽も聞き逃すまい、と、しっかり耳を傾けながら鑑賞しました。<br /><br />そしてバレエは、もう、すばらしかったです。<br />振付は確かに斬新ですが、私には難しいコンテンポラリーではないです。<br />コミカルなポーズや動きが多いのですが、バレエらしい優雅さはたっぷりですし、どこか洒落ています。<br />フランスのエスプリな振付家(と私の中で分類している)、ローラン・プティを連想しました。<br />そして、ボリショイ・バレエのダンサーは跳躍や、スピーディできびきびした動きがすばらしいのですが、これも期待以上でした。<br />群舞では少し、コサックダンスの要素も感じました。<br />かっこいいですよね、コサックダンス@<br /><br />プリンシパルたちの出番が多いのも嬉しいですが、登場人物が多く、社会主義時代のコルホーズの小さなコミュニティを揶揄しているせいか、誰もがとても個性的です。<br />その人物たちのディヴェルティスマン(筋にあまり関係なく、役柄の個性を生かした踊り)がこのバレエの見どころでしょう。<br /><br />その中でなんといってもすばらしいのは、第二幕で女性のバレリーナが男性ダンサーに、男性のバレエ・ダンサーが女性バレリーナになりすますところです。<br />女性の、男性ダンサー顔負けの跳躍とパワフルさとダンディさ。<br />オーシポワさん、ほんとによく飛びました。宙に浮いているように見えるくらい。<br />そして、ジゼルのような白いクラッシック・チュチュを着た男性の、女性顔負けの優雅さに、コミカルを交えた踊り。<br />さすがにあのバレエの衣装を男性が着ると「うわっ」とくるほど巨体に見えますが、トロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団といい、グランディーバ・バレエ団といい、男性ダンサーに女性のクラッシック・バレエを躍らせても、わざわざコミカルにしなくても、女性以上に優雅ですばらしいです。<br /><br />その男性バレエ・ダンサー役は、バレエ解説本などで名前だけは知っていた有名人、セルゲイ・フィーリンでした。<br />彼はすでにボリショイ・バレエ団を退団し、モスクワ音楽劇場バレエ団の芸術監督に就任しているので、彼の来日公演が見られるのは、おそらくこれが最後でしょう。<br />そんな予備知識もあったので、特に彼に注目して鑑賞しましたが、もう叫び出したいくらい、かっこよかったです。<br />白いチュチュ姿で女性のふりをして踊るのも、私には違和感がありませんでした。<br />涼しげな顔でとぼけてみせたり、ずっこけてみせたり、という呼吸も絶妙でした。<br />彼はカーテンコールでもサービスたっぷりでした。<br />かなり前の座席だったので、ハンサムな顔もたっぷり拝めました@

    公演を終えた、夜の東京文化会館

    本日の公演:ボリショイ・バレエ団「明るい小川」(全2幕4場)

    音楽:ドミートリー・ショスタコーヴッチ
    振付:アレクセイ・ラトマンスキー
    ボリショイ劇場管弦楽団

    主なキャスト
    ジーナ:アナスタシア・ゴリャーチェワ
    ピョートル:イワン・ワシーリエフ
    バレリーナ:ナターリヤ・オーシポワ
    バレリーナのパートナー:セルゲイ・フィーリン
    アコーディオン奏者:岩田守弘
    初老の別荘住人:アレクセイ・ロパレーヴィチ
    その若作りの妻:アナスタシア・ヴィノクール
    品質検査官カヴリールィチ:イーゴリ・シマチェフ
    女学生ガーリャ:クセーニヤ・プチョールキナ
    搾乳婦:アンナ・アントロポーワ
    トラクター運転手:イワン・プラーズニコフ

    ボリショイ・バレエ団来日公演のチラシを見たとき。
    メジャーな「白鳥の湖」や「ドン・キホーテ」と並んで、「明るい小川」。
    なにそれ?
    ───なタイトルですが、数年前からバレエ鑑賞にハマり、国内でよく上演されるめぼしい演目はほとんど見た私。
    変わった演目には目の色を変えます。

    「明るい小川」とは、なんと、ソ連時代の集団農場コルホーズの名前でした。
    コルホーズ、ソフホーズ、おお、なつかしい!
    といっても、その名から連想されるとおり、北コーサカスののどかな田舎を舞台にした、たいしたストーリィのない恋のドタバタ劇。
    これが演劇やミュージカルだとしたら、私はそういうテーマのものにはあまり興味はあまりありません。
    しかし、あくまでバレエであり、4人のプリンシパルがしのぎあい、斬新な振付け、コミカルでパロディもたくさん、モスクワでも繰り返し上演される本場では人気の演目───といわれれば、期待が高まります。

    感想をひとことで言えば、こんな楽しく見ごたえのあるバレエが、なんで世界中で有名じゃないんだろう!と、その意味で驚いてしまうくらいでした。
    単に、まだ新しいバレエだから?
    (振付家のラトマンスキーさんは、カーテンコールで挨拶してました@)
    あるいはタイトルで、なんじゃこりゃ、と思うから?

    衣装や舞台装置は、明るくポップなのに、(私が考える)ソ連らしさがぷんぷんでした。
    舞台背景の労働を礼賛・象徴する擬人化の像は、ああ、さもありなん、と可笑しかったです。
    農場で働く女性たちの花柄のワンピースは、東欧のフォークロアを連想しました。
    具体的にいうなら、ポーランドやハンガリーですけどね。
    かっこいくて重厚なショスタコーヴィチの音楽は、モスクワやワルシャワに残るスターリン様式の巨大建築物を連想させます。前奏曲からしびれました。
    そして、不協すぎない不協和音が混じり、コミカルなときには調子っぱずれすれすれの楽しい音使い。見るのに忙しかったけれど、そんな音楽も聞き逃すまい、と、しっかり耳を傾けながら鑑賞しました。

    そしてバレエは、もう、すばらしかったです。
    振付は確かに斬新ですが、私には難しいコンテンポラリーではないです。
    コミカルなポーズや動きが多いのですが、バレエらしい優雅さはたっぷりですし、どこか洒落ています。
    フランスのエスプリな振付家(と私の中で分類している)、ローラン・プティを連想しました。
    そして、ボリショイ・バレエのダンサーは跳躍や、スピーディできびきびした動きがすばらしいのですが、これも期待以上でした。
    群舞では少し、コサックダンスの要素も感じました。
    かっこいいですよね、コサックダンス@

    プリンシパルたちの出番が多いのも嬉しいですが、登場人物が多く、社会主義時代のコルホーズの小さなコミュニティを揶揄しているせいか、誰もがとても個性的です。
    その人物たちのディヴェルティスマン(筋にあまり関係なく、役柄の個性を生かした踊り)がこのバレエの見どころでしょう。

    その中でなんといってもすばらしいのは、第二幕で女性のバレリーナが男性ダンサーに、男性のバレエ・ダンサーが女性バレリーナになりすますところです。
    女性の、男性ダンサー顔負けの跳躍とパワフルさとダンディさ。
    オーシポワさん、ほんとによく飛びました。宙に浮いているように見えるくらい。
    そして、ジゼルのような白いクラッシック・チュチュを着た男性の、女性顔負けの優雅さに、コミカルを交えた踊り。
    さすがにあのバレエの衣装を男性が着ると「うわっ」とくるほど巨体に見えますが、トロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団といい、グランディーバ・バレエ団といい、男性ダンサーに女性のクラッシック・バレエを躍らせても、わざわざコミカルにしなくても、女性以上に優雅ですばらしいです。

    その男性バレエ・ダンサー役は、バレエ解説本などで名前だけは知っていた有名人、セルゲイ・フィーリンでした。
    彼はすでにボリショイ・バレエ団を退団し、モスクワ音楽劇場バレエ団の芸術監督に就任しているので、彼の来日公演が見られるのは、おそらくこれが最後でしょう。
    そんな予備知識もあったので、特に彼に注目して鑑賞しましたが、もう叫び出したいくらい、かっこよかったです。
    白いチュチュ姿で女性のふりをして踊るのも、私には違和感がありませんでした。
    涼しげな顔でとぼけてみせたり、ずっこけてみせたり、という呼吸も絶妙でした。
    彼はカーテンコールでもサービスたっぷりでした。
    かなり前の座席だったので、ハンサムな顔もたっぷり拝めました@

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この旅行記へのコメント (6)

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  • jyugonさん 2008/12/17 01:33:12
    イリュージョン
    まみさん こんばんは〜

    イルミ楽しく拝見させて頂きました。
    ナイスタイトルですね。

    こんな風に遊んでみるのも楽しいですね。
    @にはビックリ

    バレー公演をご覧になる前に
    光のイリュージョンを楽しまれたのですか?

    バレーも素敵な公演のようでしたし
    盛り沢山な素晴らしい夜をお楽しみでしたね。

    機会があったら私もイリュージョンにtryしてみようかな?

    jyugon

    まみ

    まみさん からの返信 2008/12/17 17:56:25
    RE: イリュージョン
    jyugonさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    12月はイルミネーションが楽しいですネ。
    どこかにお出かけすると、ちょこちょこ出会えるので楽しいです。
    たくさんたまると旅行記を作成します。
    敢えて手ぶれというのも楽しいですよー。
    @風は私も気に入ったので(これにたどり着くまで何度も撮り直しました@)、ホール内の照明であって、厳密にはクリスマス・イルミネーションではなく、一年中ある照明なのですが、ひとつにまとめてみました〜@

    jyugonさんもぜひイリュージョン!に挑戦してみてください。
    視力が裸眼で0.1もない私の視界は、裸眼だと常にこうなのですが、実はこれはこれでド近眼の人のある種の特権かも〜と思って見ていました。
    プールなどに入ると、水面がこのイリュージョンですよ。
    それがカメラにも収められると分かって、楽しくなってしまいました。
  • あんみつ姫さん 2008/12/16 10:12:10
    ぶれのイルミネーションも芸術的!
    まみさん、はじめまして。

    上野公園にもイルミネーションがあるのですね。
    ぶれのイルミネーションの撮影も
    違った感じでよかったです〜。

    今度、真似してみたいです。

             あんみつ

    まみ

    まみさん からの返信 2008/12/17 17:52:03
    RE: ぶれのイルミネーションも芸術的!
    あんみつ姫さん、はじめまして。
    遊びに来てくださってありがとうございます。

    旅行のあとの旅行記作成も楽しい作業ですね。
    撮影に意欲的になります@

    イルミネーションは、一眼レフだと、フィルターを使ってキラキラ効果が出せるんだろうと思いますが、コンデジでは無理ですよね。
    なので、いろいろ遊んでみました。
    結構面白くて夢中になれますヨ。
    たてブレ・よこブレ・ななめブレは簡単なのですが、それ以外で、これなら旅行記にアップしてもいいか、って思えるのは、なかなか難しかったです@
  • まもちんさん 2008/12/14 12:35:45
    上野公園のイルミ
    まみさん、こにちは〜

    上野にもイルミがけっこうあるんですね〜。ちょっと意外でした♪
    たて・よこ・ななめブレまでかとおもって見ていたのですが、@風には脱帽です(笑)

    もしも、三脚を持ち歩くのが面倒であれば、ペットボトルにつけるやつとか、Manfrotto カメラスタビライザーとかどうでしょうか(置く場所に限りがあるとおもいますが)

    ではでは(^o^)/

    まもちん

    まみ

    まみさん からの返信 2008/12/15 19:01:14
    RE: 上野公園のイルミ
    まもちんさん、こんにちは。コメントと票をありがとうございますーー@

    上野公園のイルミネーションもなかなかステキですよ。
    (もっとも私は六本木はほんの一角しか回らなかったんですけどね)

    実は日曜日にも上野公園に行く機会があったのですが、京成上野駅側の動物のイルミネーションはチェックしに行けませんでした〜。


    > 上野にもイルミがけっこうあるんですね〜。ちょっと意外でした♪
    > たて・よこ・ななめブレまでかとおもって見ていたのですが、@風には脱帽です(笑)

    うふふ。

    > もしも、三脚を持ち歩くのが面倒であれば、ペットボトルにつけるやつとか、Manfrotto カメラスタビライザーとかどうでしょうか(置く場所に限りがあるとおもいますが)

    情報ありがとうございます。
    ペットボトルにつけるやつ!?
    面白いですね。
    このManfrotto カメラスタビライザーというのは初めてみました。
    ちなみに三脚は20cmくらいの小さいやつも持っているのですが。。。
    デジカメはたとえ近所の買い物でも通勤でも必ず持ち歩くのですが、三脚は撮影しに行くぞ!ってつもりのときでないと、なかなか(笑)。

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