2008/07/31 - 2008/08/03
1287位(同エリア1516件中)
azianokazeさん
- azianokazeさんTOP
- 旅行記450冊
- クチコミ0件
- Q&A回答12件
- 805,620アクセス
- フォロワー30人
島では7月31日(木)から8月3日(日)の4日間、“奄美まつり”が行われました。
このアルバム(前編)では31日の島唄大会、1日の花火大会、2日の舟漕ぎ競争の様子を収めています。
なお、2日夜の八月踊り、3日のパレードの様子は次アルバム(後編)に編集予定です。
PR
-
先ずは“奄美まつり”のオープニングを飾るのが31日(木)の島唄大会。
島では島唄のひとつも唄えないと、三味線のひとつも弾けないと、一人前の島の人間とは見られないほどに島唄、三味線が人々の暮らしのなかに根付いています。
そんな土壌から育ったのが元ちとせであり、中孝介です。 -
ですから、島唄大会ともなると出場者数は93組にのぼり、1400人ほどを収容するホールで、昼の2時から夜の9時半まで延々と行われます。
出場者は“素人のど自慢”的な冷やかし・おふざけは一切なく、みなプロ顔負けの“正調”島唄ばかりです。
そんな訳で、お祭りの素人の大会にもかかわらず、入場料が当日券で1200円。 -
島での生活は4年半ほどになりますが、初めてこの島唄大会を覗いてみました。
さすがに昼の2時から・・・という気合もないですし、仕事もありますので、仕事が終わったあと8時過ぎぐらいから最後の1時間半ほどだけでしたが。 -
最後近くの出演者は、過去のいろんな大会での優勝者など、かなりのハイレベルのようです。
残念ながら、島唄は当然島の言葉で唄われますので、よそ者には100%外国語です。
(英語ならまだ理解できる単語があったりしますが、島唄は全くわかりません。) -
沖縄の言葉とはかなり共通性もあるようですが、何分どっちも全くわかりませんので、その違いもまったくわかりません。
島唄も三味線も沖縄のものとは異なる奄美独特の様式があります。
同じ島の中でも、北部と南部では島唄も異なるそうです。
島では宴会などの最後は賑やかな“六調”(ろくちょう)という曲で締められます。
三味線、太鼓、ゆび笛のリズムにあわせて皆思い思いに自由に踊ります。
踊りは阿波踊りのような感じもあります。 -
この日も、大会のフィナーレはこの六調。
惜しむらくは、ハイレベルな唄を拝聴するという雰囲気で、最後の六調も出演者・観客一体となって・・・というような盛り上がりではなかったことでしょうか。
観客も7時間半のロングランで少々お疲れだったのでしょう。 -
祭りの二日目、1日(金)の夜は花火大会。
奄美まつりの花火は湾の奥で打ち上げられますので、湾沿いのどこからでも見ることがでます。
そのため、コンサートやビヤガーデンが開かれる一帯以外ならそんなに見物客も集中せず、海風に吹かれながらゆったりと眺めることができます。 -
写真をバシャバシャ大量に写せば、そのうち何枚かはまともな花火の写真になるのでは・・・とも思ったのですが、惨敗でした。
-
堤防の硬いコンクリートに1時間あまり座って、腰と首が痛くなるのも我慢して、なるべく“動かないように”と身を固くして1時間あまり。
-
暗がりで見るカメラの小さな画面ではそこそこ写っているようにも見えたのですが、家でパソコンに転送してみると、ブレブレ写真ばかり。
三脚がないと難しい・・・というごく当たり前の結論でした。 -
-
かろうじて“花火の写真ではないか?”とわかるようなものを数枚ピックアップしたのですが・・・。
やっぱり、なんだか“花火の干物”みたい。 -
もっと言えば、黒い寒天培地に培養したカビのコロニーの写真みたい。
-
これは海面から吹き上がる水中花火。
湾内を広く使ったこの水中花火が、奄美の花火大会の見せ場でしょうか。 -
-
-
-
“花火の写真である”という点にこだわらなければ、昔はやったサイケデリック・アートような趣もなくはないです。
-
水中花火が思いがけず近くで噴出し、思わずカメラが逃げてしまい、こんな映像に。
-
これもすぐ近くで吹き上がる水中花火にびっくりした映像。
-
しょうもない写真ばかりでは申し訳ないので、祭り三日目、2日(土)に行われた舟漕ぎ競争の写真を集めてみました。
昨夜花火が上がっていた湾の奥まったあたりにある港でレースは行われます。
レースを真横に見る位置にテントが張られ、来賓・観客・出場者が大勢集まっています。 -
慣れないと船に乗り込むのも一苦労です。
-
レースは5艇で争われます。
まだ赤旗(写真右上)が上がっています。
出場チームは地域・集落の青年団や職場単位で、その数は例年200チームほど。
その内50〜60が女子・子供の部、残りが一般の部。
1チームは漕ぎ手6人、舵手がひとり、指示係りというか、マスコットというか、そんな役目のメンバーが1人、計8名です。 -
-
白旗に変わるとスタートOKの状態。
-
合図で一斉に漕ぎ始めます。
-
スタートダッシュ。
-
-
距離は予選や準々決勝は340m、準決勝、決勝は400m。
-
-
-
-
-
反対側の岸壁近くに設定されたブイをまわって戻ってくるコースです。
-
スタート地点から見守る観客
-
ブイをまわるテクニックも重要。
-
-
前半往路はそんなに差がひらきませんが、ブイをまわった後半復路で力の差がでます。
-
-
-
競り合い。タイム測定はどのようにしているのか知りませんが、百分の一秒まで計られます。
-
この日のために数ヶ月の練習をつんできます。
もっとも、チームによっては、練習の後の“反省会”が目的ではないかとの声も。 -
1位になれなくても、タイム次第では勝ち上がれますので、遅れていても頑張ります。
-
ゴール直前、最後の力を振り絞って。
-
各チームの幟や旗も勇壮です。
-
こちらは女子・子供の部。
-
-
-
横一線のつばぜり合い。
-
女子とは言え、力勝負です。
-
朝の8時半からスタートして、4時半頃まで熱戦が続きます。
後編では8月踊り、パレードの様子を紹介します。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- 唐辛子婆さん 2008/08/11 00:06:56
- 誰にもまねのできない
- すばらしい写真が撮れましたね!
これの下のも素敵です。
「花火の干物」にはおもわず笑ってしまいました。
azianokazeさん
前編後編を拝見してわかったことは
奄美大島ってずいぶん大きな島なんだなあってことです。
すみません勉強不足で。
- azianokazeさん からの返信 2008/08/11 00:40:35
- RE: 誰にもまねのできない
- 水中花火は数秒おきに場所を変えながらドカンとくるので、打ち上げ花火の方に気をとられていると、思いがけず目の前で噴きあがりびっくりします。
おかげで、ユニークな笑える写真ばかりです。
島は“数十家族が身を寄せ合い自足自給の暮らしを・・・”という訳ではなく、択捉、国後、沖縄、佐渡に続いて5番目に大きな島です。
山が多い地形ですので、トンネルなどが整備されていなかった一昔前は島内の交通はかなり大変だったようで、船での移動がメインになっていたりしました。
そのため、地図の上では少ししか離れていない集落でも、言葉も風習も違うことが少なくありません。(集落を島では“シマ”と呼んでいます。)
本文でも書いたように、島唄も北部と南部では大きく違います。
更に、徳之島、沖永良部と別の島になるとその差はもっと大きくなります。
沖永良部、与論は沖縄文化圏に入るように思われます。
沖縄のエイサーのような踊りは与論、沖永良部では見られますが、徳之島、奄美ではみられません・・・・。
なかなかに興味深い文化・歴史があるようです。
-
- ツーリスト今中さん 2008/08/07 02:40:13
- 島の伝統、島の暮らし
- 奄美の旅行記、いつも楽しく拝見しています。
島は島でも私は奄美に次ぐ大きさの佐渡へ行って来ました。
こちらも自然と歴史文化を堪能して来ました。
島の言葉、20年以上前最初に沖縄に行った時のことを
思い出しました。
島の言葉が全然分らなくって周りの人たちは皆笑っているのに
私たちだけまさに「よそ者」
花火、謙遜されていますがきれいに撮れていると思います。
干物や培養に例えられているのには思わず笑ってしまいました。
びっくりされたのも含めて楽しませて頂きました。
暑いと言っても島は猛暑日になることは少ないのではと
思っていますがご自愛下さい。
一票投じて失礼します。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
3
51