春うらら、山科･路地裏散歩　

2008/03/21 - 2008/03/21

ここ２〜３日お天気が荒れ模様だった為、外へ出してもらえなかったお猿がこれまた荒れ模様。
お猿のお相手から解放されゆっくり休日を過ごしたいバリっ子のリクエストもあり、土日を前に何とかせねば･･･。という訳で、「よ〜し、うんと疲れさせてあげよう！」と地下鉄東西線に乗って山科へ。
空が抜けるように青い昼下がり、いつも見慣れた場所と違い、お散歩も楽しい。

エリア 山科(京都)

• 交通手段: 私鉄 徒歩

「ヤッタ〜！電車に乗るんだよ♪」と、早くも大はしゃぎ。
意味も無く木の周りをぐるぐる廻る。まるで犬のよう。

山科駅で地下鉄を降り、地上へ。
ママの足の赴くがまま、ぶらぶら歩き出す。
お猿が見つけた“お水が流れてる〜〜！”場所。
以前から何度も通った道なのに、今まで全然気付かなかった。
今まで何見てたんだろうねぇ。

手を合わせて拝む場所であることは解るらしい。
早速拝みだすお猿。

『浄行菩薩』様。
この菩薩様に、身体の悪い部分に水をかけ磨き上げると、苦を取り除いてくださる。

『だんじょ(談所・談所)の水』
枯渇していたのを、有志の方々によって復活したとか。
豊かにあふれ出す水。

丁度近所の御婆さんが浄行菩薩様に願掛けに来られていた。
近所に密着した、信心と憩いの場。

あれっ、未だ拝んでたの！？

今日は風がきつく少し肌寒いことを除けば、雲ひとつ無い気持ちの良い春の一日。
路地は我々が子供の頃より慣れ親しんだ家々が建ち並ぶ。が、その背景には再開発による高層マンションが･･･。
こうやって、どんどん空が小さくなっていくのかなぁ。

子供の頃より、意味も無く路地に入っていくのが大好き。
こんな路地も大好き。
「ママ、ここ何処？？？」
良い質問だねぇ〜。実はママにも分からないんだよ。
さぁ〜て、どうやって抜けるかな？！

こんなの見つけちゃいました。
通用門みたいです。
勿論、のこのこ入っていきます。

中は立派です。

こっちが正門。

･･･と写している間に、お猿はトコトコ太極拳の練習をされている方々のところへ。
まさにシゲシゲとかぶりつきで見学中。
そんなに露骨に見ちゃ失礼でしょ！冷や汗もんです。

剣舞です。
とってもゆったりした優雅な動き。
お猿が見とれるのも無理ない。
でも赤面のママは、嫌がるお猿を引きずってお寺を後に。

先程とは反対の門から、失礼しました〜！

可愛いお店発見。

ひゃぁ〜、触らないで！潰さないで！！
中ではお教室の真っ最中。製作中の先生と生徒さん達の心配そうな視線に、スゴスゴ退散。

今度は道端にお地蔵さんを発見。

“お利口さんになれます様に･･･怪我しませんように･･･”････････いつまでもしつこく拝む。

「疲れた〜ぁ！歩けない〜！抱っこしてぇ〜〜〜！！！」とせがむお猿をなだめて透かして、歩く事３時間。最後は「もう、いや〜ぁ(半べそ)」
そこで「何か食べて帰ろうか。」
途端に元気になるお猿。
フッフッフッ、誤魔化すなんて簡単さ！
「ドーナツが良い！」
強風を避けて入った地下街を走り出す。

あの階段を上がれば目的地だ。
「おぉ〜！！！」
あっ、や、止めて･･･！
ただでさえ大きなお猿の声、地下街に響き渡りビックリして振り向く顔･顔･顔。
は、恥ずかしい･･･すみません。
テロではございません。

エスカレータ-を上がったところはJR山科駅。
抜けるような青空。
この屋根を見て、何故かお猿は「ママ、見て！ジェットコースターだ。」と勘違い。

ママの手を振り切って、ミスタードーナツに一目散。
制止の声も聞こえず。

大好きなミルクティと、これまた大好きなチョコレートがかかったドーナツ。
横にはパパへのお土産のドーナツも。
ゆったりまったり、至福のひと時。･･･って、お猿じゃミスドが限界。
それでも、ちょっとお姉さんになった気分でおすまし。
充分疲れましたか？
･･････ちょっと休めば直ぐに復活するお猿。
疲れたのはママだけでした。　　コケッ