
2007/12/30 - 2007/12/30
58位(同エリア225件中)
- #中部横貫公路(東西横貫公路)
- #台湾ドライブ旅
- #大禹嶺のジャンクション
- #山水画の風景
- #普渡橋が架かる太魯閣渓谷
- #濃霧の中のドライブに注意
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- #関原の雲海
- #霧と松と渓谷が作る幽玄の世界
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この日の前半は、日月潭から埔里、霧社、昆陽と北上して来て、太魯閣国家公園の西のはずれに入ったSUR SHANGHAIとその旦那。
お天気もまずまずで、めでたく武嶺の峠周辺で合歓山東峰を拝んだあとは、今日の目的地の太魯閣渓谷を目指します。
この日の後半のこの旅行記では、武嶺の峠を下って行って太魯閣渓谷の天祥までの道筋をご紹介。
太魯閣国家公園の西のはずれにはまだ見所があって、武嶺のほかにお勧めなのは関原の雲海。
霧社方面から北上してきた14甲号線(中横公路霧社支線)が大禹嶺のジャンクションで終わり、今度は太魯閣渓谷を目指して中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)に5km足らず入った場所の名が関原。
季節やその時々の雲や霧の出方で多少違いはあるのかも知れませんが、関原の前後数kmの雲海の眺めがすばらしい。
車がやっとすれ違える程度の幅で、停められる場所があまり無いのが難ですが、ぜひこの水墨画のような風景を見てもらいたいなあと思います。
表紙の画像は、大禹嶺と関原の間で見た雲海。
注: この旅行記に出てくる各地の標高や距離数は、現地の地図標識に出ていた数字に従ったものです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
前編で、武嶺からの合歓山東峰と霧氷を眺めたあとは、14甲号線(中横公路霧社支線)をまず大禹嶺方向へ下って行きます。
武嶺の峠(3,275m)が、車で行ける場所としては台湾での最高地点なので、ここから先は全部下り坂。 -
武嶺の峠から、ほんの2kmほど14甲号線(中横公路霧社支線)を下りた所にあるのは合歓山荘。
画像左手にその赤い看板が見えています。
この画像に出ている標識によると、この先の大禹嶺まで8km、今日の目的地の天祥まで66km。
ここから先は秀林郷という標識も出ています。
秀林郷というのは花蓮県の北にある一地方で、太魯閣国家公園の主な部分が入っています。 -
上の画像の場所には、
合歓山東峰登山口 410m
滑雪山荘 420m
…の標識も。滑雪というのは文字通りスキーの意味。
この合歓山のスキー場が、台湾唯一のスキー場なんだそうです。この時には雪はありませんでしたが。
画像左手奥に見えるのが、これから見に行く関原の雲海。白い雲が谷間を埋めているのがここからも見えます。 -
合歓山荘の看板が出ていたあたりから、まだ遠い関原の雲海を見下ろす。
雲が覆っている谷間には立霧溪という風雅な名が付いて、地図を見てみると、この画像では右手奥にある太魯閣渓谷まで続いているようでした。 -
立霧溪が白い雲で埋まる関原の雲海。
以前、台東県と高雄県を結ぶ南部横貫公路を通った時には、県境にある唖口の雲海も見事だったけど、関原の雲海はどうだろう。
14甲号線(中横公路霧社支線)は、大禹嶺までまだ下って行きます。 -
大禹嶺まで8kmと標識が出ていた14甲号線(中横公路霧社支線)をまだまだ下って行きます。
上の方で言ったように、武嶺の峠(3,275m)が車で行ける場所としては台湾での最高地点なので、この先は全部下り坂です。
このあたりも道幅が狭いので、大きめの車とすれ違う時にはご用心。
急な下り坂+カーブも多いのでよそ見はご法度。
またスクーター集団が武嶺を目指して上って来るなあ。 -
大禹嶺へ下って行く道筋で見えた山。
その威容が目を引きつける。
この山の名は? と地図で見てみても、奇莱北峰なのか、屏風山なのかが判然としない…。
旅を終えてネットで調べても、台湾の山を画像付きで紹介するサイトがSUR SHANGHAIが目下住んでいる所からは見えないし…。
困り果てて、台湾在住だったトラベラーのまーがりんさんにそのサイトで照らし合わせてもらったところ、奇莱北峰(3,605m)の西壁らしいと判明。
ありがとうございました〜。 m(__)m -
奇莱北峰の西壁が道の行く手に見える。
冷たく清い風で身も心も洗われそう。 -
しつこいようですが、この奇莱北峰西壁の孤高とも言える厳しい姿が気に入ったのでもう一枚。
-
大禹嶺のジャンクションが近づくにつれ、関原の雲海も眼下に遠くなったり近くなったり。
これまでに見てきた山水画の世界が目の前に広がって、
わ〜〜〜〜っ!! (^o^)丿(^o^)丿 -
14甲号線(中横公路霧社支線)の標識と関原の雲海が一枚の写真に納まる場所を発見。
大禹嶺のジャンクションももう間近。 -
大禹嶺の標高は2,565m。
武嶺の峠は3,275mだったから、もう700mは下りて来た計算。
その大禹嶺のジャンクションがもう目の前。
ここから先は左折して梨山方面に行っても、右折して太魯閣渓谷方面に行っても中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)。
梨山方面の道は翌日通ったので、これからの旅行記でご紹介します。 -
大禹嶺のジャンクションから関原まで4.5km。
注: 距離数は、資料によってまちまち。
この数字は現地で見つけた地図標識に出ていたものです。
墨絵の風景がいっそう迫ってくる関原の雲海。
季節やその時々の気象条件で雲や霧の出方は変わるのかもしれませんが、この12月末には、関原の前後数kmの雲海の眺めが最高でした。
注:大禹嶺ジャンクションから入った中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)も道幅が狭くて曲りくねっているので、車を停めてゆっくり眺められる場所は少ないのが残念。
お時間がある方は関原のガソリン・スタンドあたりに停めて車道沿いに歩いてみては? -
前編でご紹介した武嶺の峠を2時に出発して、15km足らず離れた関原に到着したのは2時40分近く。
これは途中で車を停めて景色を見たのが原因。
関原(2,374m)と言う地名の場所は、集落と言えるほどの建物も無い場所で、道の脇に加油站(ガソリン・スタンド)があります。
92の番号が付いたハイオクがリットル30元、
95の番号が付いたハイオクがリットル30.7元。
青い字で書いてある超柴と言うのは、
超はスーパー、柴は柴油の略でディーゼル・オイルのこと。リットル27.5元。
ちなみにスーパー・マーケットは中国語で超市と言います。すごい直訳。(^○^) -
今日はこのまま太魯閣渓谷の天祥まで下りて行く中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)も、こういう人々のお陰で維持されているんだな、と思う眺め。
明日は大晦日なのに、お疲れ様です。m(__)m -
同じ場所に立っていても、雲や霧の流れ方や光の加減、風景の切り取り方でどんどん表情が変わる関原の雲海。
しばらく立っていても飽きません。
車道脇からこんな水墨画の景色が見られますが、上の方でも言ったように道が細くて曲りくねっているお陰で車を停められる場所が少ないのが惜しい!
SUR SHANGHAIは旦那に車を任せ、小刻みに車道を歩いて行きました。 旦那に感謝! -
関原の雲海写真のうち、ここから先の数枚はほぼ同じ位置に立って撮ったもの。
-
あれよあれよと見ているうちに、次々変わっていく雲や霧、山々の表情が美しい関原の雲海。
出来たら半日でもここに立っていたいと思ったSUR SHANGHAI。 -
立霧溪を埋め尽くす関原の雲海。
音も無く渦巻き舞い上がる雲や霧…。
そこにスポットライトが当たって見える静かな舞台。 -
自分までこの風景の中を漂っているかのような錯覚。
-
ああ、この関原の雲海の風景に、自分の好きな音楽を流してみたかったなあ…。
旅先では、いつまでも見ていたい景色と、いつまでも聞いていたい音楽に浸ってみるのもいい。 -
どこに行っても、「ああ、ここに来てよかった!」と思う瞬間と場所がある。
この関原の雲海も、その一つ。 -
もう行かなくちゃ、と思っても、立ち去りがたい関原の雲海の景観…。
-
太魯閣渓谷に下りて行く側の中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)には、岩をくり抜いただけのトンネルがいくつか。
うんと長くはありませんが、中は細くて壁がゴツゴツしている上、照明も無いのでご用心。
これはそのうちの一つの匡盧隧道。 -
上の画像の匡盧隧道と、金馬隧道との間で見た関原の雲海の写真も少しだけ。
日の光の中の雲海…。
こういう眺めも、台湾が日本の九州と同じくらいの大きさの島だというのを忘れさせてくれる。 -
太魯閣渓谷方向(画像左上)も、白い雲が続く関原の雲海。
霧が出やすい条件が揃っているんだろうけど、この眺めは本当に不思議…。 -
関原のあと、次に通る碧緑神木と言う地名の場所まで11kmほど。
標高は2,374mから2,150mへと下がるので、碧緑神木が近づくにつれ、関原の雲海もグッと目に前に迫ってきます。
雲の峰と同じ高さに立っている、という実感。 -
関原と碧緑神木の間にあるトンネルの一つ。
これは金馬隧道だったかな。
上の方で言ったように、このトンネルも狭くて照明が無いのでご注意を。 -
ここが中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)の標高2,150m地点にある碧緑神木。
ここには針葉樹の古木があることから、こういう地名が付いているようです。
このあたりから雲海の中に入ってしまうので、この先しばらく視界が極端に悪くなりますよ。
碧緑神木には駐車場と雰囲気のいいカフェ兼食堂あり。
この翌日もここを通ったので、これとは別の旅行記でまたご紹介します。 -
さて、雲海の中に入った中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)を太魯閣渓谷にある天祥を目指して下って行きます。
最初は道の脇にある木も見えていますが…、 -
…一番霧が深いあたりはこの通り。
すぐ前を行く車のシルエットすら見えません。 -
中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)を下って行く車も上って来る車も、この霧の中では当然ながら最徐行。
-
碧緑神木(2,150m)のあと、4.3km先の慈恩(1,995m)、慈恩から9.2km先の新白楊(1,644m)の道筋はどこも真っ白。
緊張して運転するので疲れます。安全第一!
これは、翌日逆方向から上って行った時も同じような状況でした。 -
新白楊から11.1km先の洛韶(1,117m)に近づくと、また段々に明るくなって行って…、
-
…標高1,000mを切った西寶(915m)のあとは、あの深い霧がウソだったかのよう。
ここはもう、今日の目的地の天祥も3kmほど先になった文山(575m)。
文山まで下りて来ると、中部横貫公路(=東西横貫公路、8号線)はセンターラインがある片側一車線に変身。
フウ〜ッと一息。
もうじき天祥に着くから最後まで気を緩めずに! -
ひゃ〜、やっと今日の目的地、天祥のGRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)に到着。時は午後の4時半。この画像は翌朝撮ったもの。
前編の武嶺の峠を出て来たのは午後2時だったから、天祥まで2時間半の道のり。
武嶺から天祥までは全体で70km足らずでも、途中の景色や関原の雲海を見るために停まったり、雲海に入ったあとの徐行でこうなりました。
この朝出て来た日月潭から数えるとちょうど6時間。
GRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)の様子は次編でご紹介する事にして、チェック・イン後はちょっと周辺を散策します。 -
天祥のGRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)そばを流れる渓谷。
これは西から流れて来た立霧溪と、北から流れて来た陶塞溪+小瓦黒爾溪が合流したあとの流れ。
もう暗くなり始めたたけどちょっとだけお散歩してみます。
宿の前の稚暉橋を渡ると、今度は祥徳寺へ通じる普渡橋が見えてきます。画像の中の橋が普渡橋。
太魯閣渓谷は大理石で出来た渓谷。
川原にドン!と陣取る岩ももちろん大理石。 -
普渡橋に立って眺める太魯閣渓谷。
画像奥に見えるのがGRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)。
その後ろに続く渓谷が、この日関原の雲海を見た立霧溪。
右手から流れてくるのが陶塞溪+小瓦黒爾溪の流れ。
ちょうどその合流点そばにGRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)がありました。
お部屋の位置によっては渓谷が見えたり、水の流れの音がちょっと気になると思うくらい聞こえてきます。 -
普渡橋に立って眺める太魯閣渓谷。
さっき渡ってきた陶塞溪+小瓦黒爾溪に架かる稚暉橋を見ています。
GRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)は、この画像だと橋のすぐ左手にあります。 -
GRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)での食事は夜も朝もブッフェ形式。
素食(ヴェジタリアン・フード)っぽいシンプルな味付けの中華風が主体。
ヘルシー・フードを目指しているのかな?
種類は結構あったけど、SUR SHANGHAIには薄味すぎてちょっと物足りない味付けだった。
暗くなってから外に出ると、あたりは真っ暗。
クリスマスのすぐあとで、宿の前にはまだツリーが立っていた。
ホテル周辺にはゲスト・ハウスのある教会、ユース・ホステル以外に建物が数軒あるだけ。
夜は賑やかな方がいいという方は、ホテルのアトラクションに参加してみては?大きな中庭でショーが開かれます。
SUR SHANGHAIたちはもうリタイアしたいので、渓谷の夜の空気を吸ってお部屋へ直行します。 -
今日の日月潭−埔里−霧社−武嶺−関原−天祥の道は内容が濃かったねえ。
…と話しながら見上げるGRAND FORMOSA TAROKO(天祥晶華度假酒店)前のツリー。
明日はまず、太魯閣渓谷周辺を見てから台北へと向かいます。
(-_-)zzz (-_-)zzz
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