Pakistan　Cさんのラホール①　博物館・モスク・城塞

2007/12 - 2007/12

どこの国にも
現在の首都とは別に外国人にとって魅力的な古都がありまする。
お正月休みに私達はパキスタンの古都ラホールに行くつもりでした。
訪れたい美術館があるのです。

しかし
「すんごく寒いらしいよ、おぬしの風邪が悪化するんじゃないか？」
と夫が躊躇してるうち
「政情不安定につき不要不急の訪問はひかえるように」
という通達が出され・・・涙を飲んで延期ということに。

しかしラッキーなことに
ちょうどご主人のお仕事の関係でラホールにいらしたＣさんから写真を提供されました。

Ｃさんのコメントをお楽しみください。
★は唐辛子婆のコメントです。

★Pakistan 179編＆ジャンル別サイトマップ7編　あわせてぜ～んぶのサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10406139/

?　Pakistan 観光名所　サイトマップ（カラチ＆その他）
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10266091/

エリア ラホール(パキスタン)

「主人の仕事に便乗して、ラホールに行くことに。
主人は仕事の合間に１日間だけ久し振りの観光に付き合ってくれました。
　　　　　
ラホールの玄関アラマ・イクバル・インターナショナルエアポート。
新しく綺麗になりました。
　　

「まず、ホテルから近いラホール博物館に。
パキスタンがまだインドだった頃、英国のヴィクトリア女王治世５０周年を記念して建設が始まり、1894年に完成したそうです。」　

「展示室は１１室。
主に、ラホール中心に栄えたスイックl王国の展示品や、ムガル朝のミニチュア（細密画）が見事。」

「その当時の建築物、衣食住がわかる衣類、食器、庶民の生活が伺えるようなもの、断食する仏陀像、中国やビルマから贈られた陶器類、戦争の時の古い大砲やらライフル等々。
天井の細工が見事です。」
　　

「その当時の古い門です。」

　

「ムガル朝の頃の王族の衣服。」

「綺麗だけど、重たそう。。。」

「衣服と同様ムガル朝の王族の靴。」

　　

「水を溜めた壺。大きいですねえ。」

　

「大きな大砲！！」

　　

「ムルターン焼」

　

★多くの外国人が訪れ感銘を受けた「断食するブッダ像」

高田好胤はガラスケースをはずして祈りを捧げることを許されたし
「パキスタンの旅」の作者ジェフリー・ムーアハウスも
非常に感銘を受けて毎日のように通った。

「壁一面に施されたガラス細工、美しい！！」

「そして
シルク生地の上に刺繍で縫い込まれたとても古いクルアーン。
全てが歴史を感じさせるものばかり。」

「次は、バードシャーヒーモスクへ。」

「バードシャーヒーとは、ムガル皇帝の意味。
1673年にアウラングゼーブ皇帝の命で造られた皇帝のモスク。」

「ここの見ごたえはなんといっても壮大なミナレット。
丸い大きなミナレットはその昔数千人の人で
上まで転がしながら乗せたんだそうな。

イスラマバードのファイサルモスクができるまでは
このモスクが世界最大級のモスクで有名でした。
今でもイードの礼拝には数万人の人がひしめき合って礼拝に訪れるそうです。
（一度に１０万人が礼拝できるんですって。）

モスクの中に入っていくと、どこからともなく一人のババジが寄ってきてなにやら言っています。
「このモスクはどこに居てもイマーム（礼拝の指導者）の声が聞こえるんだよ。」
と言って、「ぶ～ん、ぶ～ん。」と声を出してその声が響き渡るのを教えてくれました。

（そういえば、４年前に来た時も、このババジ居たよな?。）と思いながらババジの出した手に100ルピーのチップを渡したのでした。

「天井のガラス細工の装飾はすばらしく、壮大なこのモスクは、何回訪れても飽きません。」

　　　　

「フォートから眺めたパキスタンの象徴、ミナリパキスタンの塔」

　　

「中に入って、デイワーニーアームという所から眺めるジャハンギールの大広間は壮大です！！」

「その当時の王妃の寝室だったとか。
シーシャー（ガラス細工）の部屋と呼ばれています。」

　　

「このフォート、外敵が侵入しないように、ほぼ垂直に造られています。
その壁の厚さは大人４人が手を広げて並んで歩けるくらいの厚みがあるんだとか。

ムガル朝３代目のアクバル帝の時代に原型が造られ
４代のジャハンギール帝、５代のシャー・ジャハーン帝、６代のアウラングゼーブ帝という歴代の皇帝によって増改築がされたそうです。」

「ひたすら大きな門。
６代皇帝のアウラングゼーブ帝によって最後に造られた
「アーラムギーリー・ゲート」は壮大です。
その当時、そこを統治していた皇帝は敬虔なモスリムで
そこから毎回の礼拝をバードシャーヒーモスクまできてしていたんだそうです。
（象に乗って来てたのかしらん？）」

第５代のシャー・ジャハーン帝は、何事にも壮大なものを好み
彼の時代の建築物は、他の代の皇帝とは際立った違いがあるようです。
ふんだんに大理石を使い、ペルシャ風の図柄や像層眼細工のタイルのモザイクで造られた壁天井などはすばらしいですよ。
　　　
すっかり歩きつかれた私達は、とりあえずホテルへ遅い昼食をしに戻りました。
午後からはワガーで兵隊の交代式を見に行く予定。
楽しみで～す♪」

★・・・・その日の夕方ベナジール・ブットが暗殺されようとは夢にも思わないＣさんでした。

（ワガー編へとつづく）

この旅行記へのコメント （2）

• とんちゃん健康一番さん 2008/01/30 09:47:06

  本当に大きい！！

  唐辛子婆さんへ♪
  
  おはようございます！！
  お邪魔しますぅ☆
  
  人がすっごく小さいから、
  この門、めっちゃめっちゃ大きいですね。
  すごいなぁ〜と感動しちゃいました。
  
  また、お邪魔させて頂きます☆
  
  
  

  唐辛子婆さん からの返信 2008/01/31 03:08:46

  RE: 本当に大きい！！

  すんごいですね！
  パキスタン滞在もあと1ヶ月。いる間にぜひ訪れてみたいです。
  
  バタバタ忙しくなってきてアユタヤもチラ、クメールもチラと
  覗き見しただけで失礼しております。
  帰国したらゆっくりお邪魔しますね〜♪