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なんて豪華な総刺繍のドレス!<br /><br />これはZさんのところにお嬢さんの花嫁衣裳を依頼に来た方が見本に持ってこられたものなんです。8~9年前に作られたものだとか。<br /><br />パキスタン人Zさんはマージャンが好き。<br />日本婦人会のMさんや我が家のお隣に引っ越してきたマレーネのマージャン仲間です。<br /><br />★Pakistan 179編&ジャンル別サイトマップ7編 あわせてぜ?んぶのサイトマップ<br />http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10406139/<br /><br />? Pakistan 観光名所 サイトマップ(カラチ&その他)<br />http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10266091/

Pakistan 刺繍の家(1)Zさんの館 Amazing Embroidery

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2008/03 - 2008/03

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旅行記グループ Pakistan 観光名所

3

30

唐辛子婆

唐辛子婆さん

なんて豪華な総刺繍のドレス!

これはZさんのところにお嬢さんの花嫁衣裳を依頼に来た方が見本に持ってこられたものなんです。8~9年前に作られたものだとか。

パキスタン人Zさんはマージャンが好き。
日本婦人会のMさんや我が家のお隣に引っ越してきたマレーネのマージャン仲間です。

★Pakistan 179編&ジャンル別サイトマップ7編 あわせてぜ?んぶのサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10406139/

? Pakistan 観光名所 サイトマップ(カラチ&その他)
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10266091/

  • お嬢さんの結婚式は半年後。<br />「なんとか間に合わせなくちゃね。」

    お嬢さんの結婚式は半年後。
    「なんとか間に合わせなくちゃね。」

  • しか~し、ぜ~んぶ手仕事ですよ。<br />半年で大丈夫?

    しか~し、ぜ~んぶ手仕事ですよ。
    半年で大丈夫?

  • Zさんの妹さんが詳細の打ち合わせをします。<br />内金はなんと10000ルピー!(2万円)<br />

    Zさんの妹さんが詳細の打ち合わせをします。
    内金はなんと10000ルピー!(2万円)

  • 「うちは昔からシャラエ・ファイサル(通り)に<br />刺繍のお店をだしてたの。当時は職人が60人もいたわ。<br /><br />お店をたたんでこちら(ディフェンスの住宅地)に引っ越したら<br />何ヶ月もたたないうちに職人達(刺繍の)がやってきて<br />仕事をさせてくれと言うのよ。<br />それでこちらでもやることにしたの。」

    「うちは昔からシャラエ・ファイサル(通り)に
    刺繍のお店をだしてたの。当時は職人が60人もいたわ。

    お店をたたんでこちら(ディフェンスの住宅地)に引っ越したら
    何ヶ月もたたないうちに職人達(刺繍の)がやってきて
    仕事をさせてくれと言うのよ。
    それでこちらでもやることにしたの。」

  • <br />使用人の男性に次々と作品を持ってこさせて<br />私に見せてくれます。


    使用人の男性に次々と作品を持ってこさせて
    私に見せてくれます。

  • 結婚式らしい華やかな刺繍。

    結婚式らしい華やかな刺繍。

  • 「どうやってデザインを考えるの?」<br /><br />「私はとってもラッキーだったのよ。<br />いろんなお友達(やお客)が古い衣装を見本に持ってきてくれたの。<br />それでサンプルを集めて勉強してるうちに<br />どれがどの民族のものかわかるようになってきたわね。」<br /><br />ふうむ<br />けばトラ(トラック・アート)の解説にもそんなのがあったなあ。<br />「模様をみただけでそのトラックの出身地がわかる」って。<br />パキスタンが複雑な多民族国家だということですね。<br /><br />ちなみに表紙のドレスはパンジャブのものだそうです。<br />そして、これはお孫さんの結婚衣装。<br />中国とペルシャのミックスだそうです。

    「どうやってデザインを考えるの?」

    「私はとってもラッキーだったのよ。
    いろんなお友達(やお客)が古い衣装を見本に持ってきてくれたの。
    それでサンプルを集めて勉強してるうちに
    どれがどの民族のものかわかるようになってきたわね。」

    ふうむ
    けばトラ(トラック・アート)の解説にもそんなのがあったなあ。
    「模様をみただけでそのトラックの出身地がわかる」って。
    パキスタンが複雑な多民族国家だということですね。

    ちなみに表紙のドレスはパンジャブのものだそうです。
    そして、これはお孫さんの結婚衣装。
    中国とペルシャのミックスだそうです。

  • 「これはアガ・カーンに依頼された衣装よ。<br />ムガール王国の伝統工芸ね。」<br /><br />アガ・カーンとは<br />イスマイリ派(シーア派から分離した派で、女性の教育に力を入れているそうです。)の指導者。<br />大富豪でアガ・カーン大学病院を運営している人。<br />ヨーロッパでは競走馬の馬主としても超有名だそうです。

    「これはアガ・カーンに依頼された衣装よ。
    ムガール王国の伝統工芸ね。」

    アガ・カーンとは
    イスマイリ派(シーア派から分離した派で、女性の教育に力を入れているそうです。)の指導者。
    大富豪でアガ・カーン大学病院を運営している人。
    ヨーロッパでは競走馬の馬主としても超有名だそうです。

  • <br />「これはベナジール・ブットのお母様からの依頼だったわ。これもムガール。」


    「これはベナジール・ブットのお母様からの依頼だったわ。これもムガール。」

  • 「こうやってファイルしてあるの」

    「こうやってファイルしてあるの」

  • 「ムガールの孔雀」

    「ムガールの孔雀」

  • 「白いレースにヒンドゥの石をちりばめたもの」

    「白いレースにヒンドゥの石をちりばめたもの」

  • 「インドのグジャラールというところのマロリという技法。」

    「インドのグジャラールというところのマロリという技法。」

  • 「これはカシミール地方のよ。<br />北の山国のってどこも本当に細かいわねえ。<br />スイスのもそうでしょ?」

    「これはカシミール地方のよ。
    北の山国のってどこも本当に細かいわねえ。
    スイスのもそうでしょ?」

  • 「グジャラールのチュンドリという手法。」<br />絞りですね。

    「グジャラールのチュンドリという手法。」
    絞りですね。

  • 「ムガール」

    「ムガール」

  • 「これは全てのスティッチをくみあわせたものよ。」

    「これは全てのスティッチをくみあわせたものよ。」

  • <br />「ムガール王宮のもの」


    「ムガール王宮のもの」

  • 「これもムガール王宮の」<br />説明してくれながらタバコをくゆらすZさん。<br /><br />カラチのハイクラスの女性達は喫煙者が多い。<br />大学教授とかね。<br />昔はタバコがオシャレなことだったので。

    「これもムガール王宮の」
    説明してくれながらタバコをくゆらすZさん。

    カラチのハイクラスの女性達は喫煙者が多い。
    大学教授とかね。
    昔はタバコがオシャレなことだったので。

  • 「80年前の母の時代にはね、女性が外に買い物になんて行けない時代だったでしょ。布地も行商人が家に売りに来るのを選んでたのよ。<br />刺繍職人もね、毎日家に通ってくるの。」<br /><br />「どこで働いてたんですか?お庭にテントでも張って?<br />長方形の枠も持ってきてたんですか?」<br /><br />「当時は家が大きかったから、空いてるお部屋はいくつでもあったのよ。<br />それに当時は大きな枠は使ってなかったの。」

    「80年前の母の時代にはね、女性が外に買い物になんて行けない時代だったでしょ。布地も行商人が家に売りに来るのを選んでたのよ。
    刺繍職人もね、毎日家に通ってくるの。」

    「どこで働いてたんですか?お庭にテントでも張って?
    長方形の枠も持ってきてたんですか?」

    「当時は家が大きかったから、空いてるお部屋はいくつでもあったのよ。
    それに当時は大きな枠は使ってなかったの。」

  • 「母はとっても保守的な家の娘でね、反対に父の家は進歩的だったの。<br />オックスフォードに留学したりね。<br />だから結婚後、父にこれからはアバヤを脱ぐようにと言われて<br />母は泣いたんですって、ほほほ。」

    「母はとっても保守的な家の娘でね、反対に父の家は進歩的だったの。
    オックスフォードに留学したりね。
    だから結婚後、父にこれからはアバヤを脱ぐようにと言われて
    母は泣いたんですって、ほほほ。」

  • そういう昔話って貴重ですよね。<br />もっともっとお聞きしたかったのに・・・。

    そういう昔話って貴重ですよね。
    もっともっとお聞きしたかったのに・・・。

  • これはなんだかお花とミツバチのやうに見えるうじゃうじゃうじゃ。

    これはなんだかお花とミツバチのやうに見えるうじゃうじゃうじゃ。

  • <br />「敷地内の工房では4人働いてるの。<br />他のところでも何人か働いてるのよ。」


    「敷地内の工房では4人働いてるの。
    他のところでも何人か働いてるのよ。」

  • 働いているのは全部男性です。

    働いているのは全部男性です。

  • 前身頃全部に刺繍していきます。

    前身頃全部に刺繍していきます。

  • Zさんが刺繍をするなんてことは決してなく<br />全部このようなむくつけき男どもの手によって<br />美しい作品が仕上げられます。

    Zさんが刺繍をするなんてことは決してなく
    全部このようなむくつけき男どもの手によって
    美しい作品が仕上げられます。

  • 少しの凸凹も許さないために布はピンと張られています。

    少しの凸凹も許さないために布はピンと張られています。

  • <br />「このスパンコール刺繍をみてごらんなさい。」


    「このスパンコール刺繍をみてごらんなさい。」

  • 「こんなに薄い布なのに<br />裏に針目がぜ~んぜん見えないでしょ?」<br /><br />\(◎o◎)/<br /><br />「これがパキスタンの刺繍職人の腕よ。」<br /><br />いや~~恐れ入りました!<br />で、唐辛子婆は<br />Zさんのところがカラチで最高級かと思っていました。<br /><br />そうしたらば→→「刺繍の家(2)につづきます。」<br />https://4travel.jp/travelogue/10233033

    「こんなに薄い布なのに
    裏に針目がぜ~んぜん見えないでしょ?」

    \(◎o◎)/

    「これがパキスタンの刺繍職人の腕よ。」

    いや~~恐れ入りました!
    で、唐辛子婆は
    Zさんのところがカラチで最高級かと思っていました。

    そうしたらば→→「刺繍の家(2)につづきます。」
    https://4travel.jp/travelogue/10233033

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この旅行記へのコメント (3)

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  • waterlilyさん 2008/05/02 18:09:41
    素晴らしいですね。
    唐辛子婆さま、こんにちは。
    これが、以前おっしゃっていた、もっとすごい刺繍なのですね。
    本当に素晴らしい刺繍の数々、綺麗ですね〜!
    そして、薄い布の裏に針目が全然見えないって、、、何てすごい技術!
    どうやって糸をすくっているんでしょう?
    スパンコールは薄い布に対しては重いと思うのに、ただただ驚きました。そして、これらの気の遠くなるような繊細な刺繍が、むくつけき男性の手によって作られているというのも驚きました。でも考えてみますと、日本の着物や帯の伝統工芸も作っていらっしゃるのは男性が多いですよね。
    パキスタンにも絞りがあるのにも驚きました。日本の絞りはパキスタンから伝わったものなのでしょうか。そういえば、昔日本でも呉服屋さんは、それぞれの家庭を呉服を持って回っていらっしゃいました。(って、年がバレますね(汗))
    いろいろ似た点があるのですね〜。
    こんなに高価な花嫁衣裳を買えない人も多いと思うのですが、パキスタンには貸し衣装というのはあるのでしょうか?
    なんて、変な質問をしてすみませんm(__)m
    美しい刺繍の数々、拝見させて頂きありがとうございました。
    この旅行記に限らずいつも思うのですが、唐辛子婆さまの旅行記ってどれもみな何か出版物にまとめて欲しい素晴らしさですね。

    唐辛子婆

    唐辛子婆さん からの返信 2008/05/03 00:49:46
    RE: 素晴らしいですね。
    waterlilyさん、こんばんは

    > これが、以前おっしゃっていた、もっとすごい刺繍なのですね。

    そうなんです。
    でも刺繍の家?編のほうがも〜っと素晴らしく、も〜〜っと高価でした!

    まだコメントを入れてないのには理由があります。
    あらかじめ「模様の大写しは困る」と言われていましたので
    案内してくれた方に画像のチェックをお願いしている最中なのです。
    だからもしかしたら?編に掲載中の写真の一部は
    削除されるハメになるかも知れません。
    waterlilyさんにだけこっそりとお教えしておきますね(笑)

    >でも考えてみますと、日本の着物や帯の伝統工芸も作って
    >いらっしゃるのは男性が多いですよね。

    そうですね。
    昔は女性は職業をもっていませんでしたものね。

    > パキスタンにも絞りがあるのにも驚きました。

    以下のページの中ほどに絞り専門店の画像があります。
    表紙も絞りの一種です。
    http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10184310/

    >日本の絞りはパキスタンから伝わったものなのでしょうか。

    そうかも知れませんね。

    > こんなに高価な花嫁衣裳を買えない人も多いと思うのですが、パキスタンには貸し衣装というのはあるのでしょうか?

    多分ないと思います。

    というのも衣装に対する感覚が日本と全然違っていて、衣装選びは
    女性にとって最大の関心事、最大の娯楽になっているからです。

    結婚衣装に限らず、毎年の断食開けのイスラム正月に新調する衣装
    のためにあれこれと何ヶ月もまえから準備に余念がないそうで。

    ブログに何度も登場してもらった友人のCさんは
    親戚の結婚式に手持ちの衣装でいいかとタカをくくっていたら
    (クロゼットに素敵な衣装が山のようにあるんですよ)
    親戚のオバサマたちから
    「とんでもない!3晩ともぜ〜んぶ新調するもんですっ!!
    バッグも靴もアクセもぜ〜んぶよっ!」とどつかれたそうなんです。

    貧しい人たちには貧しいなりにちゃんと刺繍職人がいて安く仕上げて
    くれるようです。
    犠牲祭で各戸をまわってお肉をわけてもらう人たちも
    その日はスパンコールがキラキラの衣装を身にまとっているのですから。

    > この旅行記に限らずいつも思うのですが、唐辛子婆さまの旅行記って
    どれもみな何か出版物にまとめて欲しい素晴らしさですね。

    おほめのお言葉ありがとうございます。
    ご褒美の投票もありがとうございます。

    waterlily

    waterlilyさん からの返信 2008/05/08 17:44:11
    RE: 素晴らしいですね。
    詳しく教えてくださってありがとうございます!
    今、教えて頂いた絞り専門店の画像を拝見して来ました〜。
    で、びっくり\(◎o◎)/!
    8番目のお写真など、まさに鹿の子絞りのよう!
    これはもう説明がなかったら日本の帯揚げかと思ってしまいます。
    そのまま帯揚げとしても使えそうですね。
    カラチでは絞りを伸ばして生地にして使うのでしょうか?
    それともショールか何かでしょうか?
    パキスタン超初心者のwaterlilyでした〜。

    PS.タイ料理大〜好きです!タイフェスティバル、お疲れのないように、楽しんでいらしてくださいね!(^^)!

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