上海：　「息も絶え絶えの下町を見た」

2007/06/15 - 2007/06/16

この街には、１２年前に一度やって来たことがある。
（1995年ころ）

北京で仕事を終え、広州に向う途中に、市場調査を兼ねて立ち寄った。
その時、ざっと中心部を見て廻っただけ。
ホテルの隣りのビル工事現場では、建設労働者が、毎朝掛け声そろえて体操をやっていた。
その掛け声は、正に近代中国の建設のツチ音だなあ、と思ったものだ。
でも、南京東路から一つ裏道の路地に入れば、まだ昔のままの下町があった。

今回はそういった下町、胡同はもう見られないだろうと、思っていた。

現地ネット環境劣悪のため緊急避難ページあり。
http://www.geocities.jp/ariyan9907/2007-1yunnan_039.html（フリーサイズ写真で見やすくなっています）

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昆明からの寝台列車は、上海南駅に、午前５時半に着いた。

地下鉄で上海駅まで一本で行けるので、まず、上海駅に行った。
想像した通り、上海駅の地下鉄方面に荷物預かり所が有った。
身軽になって、また、地下鉄で人民広場へ。

新鑑真号の「中日国際輪渡有限公司」に行って、チケットを買わなければならない。
そこへの行き方は、上海駅地下鉄の親切な駅員に教えてもらった。
人民広場からバスで行く。

朝早すぎて、オフィスがまだ開いてなかったので、近所のワンタン屋で朝食。
ついでにフェリー・ターミナルも見学。

朝９時にオフィスに行った。
次の日のチケットはすぐに買えた。
往復３万円。
日本円で支払い。

中日フェリーは、黄浦江沿のビル１８階にある。
眺望はスーパーだ！
そのベランダから記念に一枚パチリ。

泊まったホテルのカード。

フェリー会社の、オフィスのおネエさんに教えてもらったホテル。
ダメもとで「どこかやす～いホテルを教えて」って言ったら、シュッとこのホテルを教えてくれた。

一泊１５０元！　
物価の高～い上海では、安～い！と思う。
どんなボロホテルかいな、と半信半疑で行ってみたら、意外と良かった。
一泊くらいだからまあ良いか。

（当方、今まで安～い、ヤス～イ宿に泊まるのが趣味？だからこれでも高～い、と思っている。
どなたかもっと安くて居心地の良い宿、客桟を知りませんか？
知っておられたら、是非ともご一報下さい）

ここに行くには；
地下鉄、人民広場駅のバス停で３７番バスに乗り、東大名路に入って、高陽路の標識見えたら、落車すれば良い。

この３７路バス、逆に人民広場や南京路に行く時、どこから乗れば良いのか？が難しい。
東大名路は一方通行で一方向しか走っとラン。
で、東大名路の裏の道で、３７路バスを捕まえると南京路や外灘に行く。

新鑑真号のターミナル辺りは、元々港町だったろうから、ここらは貧しい、港湾労働者街然としている。

兎に角、ザワザワしている、下町中の下町だ。

最近日本の世間を騒がせている、エゲツない食べ物は、大都会のこうした所にあるカモ？

でも、貧しい人民はどこが安くて、美味しくて、安全な、お店を知っているハズ。
だって、近所に一杯ある船会社などのオフィスビルに勤めているＯＬや、サラリーマンは高等教育を受けたインテリだと思うし、そうした人々が、ここらで食事をしているのだから、大丈夫じゃあないか？

（自分で勝手に、ここらを正当化シテイマス。）

通りの右にはこんな下町の長屋通り。

左を向けば、世界に誇る超近代都市、上海。

泊まったホテルの窓からはこんな下町風景が。

この辺りも近い将来には、あのような高層ビルにとって代わられるのだろう。寂しいなあ～