2006/09/27 - 2006/09/27
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井上@打浦橋@上海さん
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大柵欄は、昔はいわゆる悪所、色町だったらしいです。
上海で言えば、スマロ(四馬路・・・今の福州路)なのかもしれません。
昔は、妓子を置いた酒店、飯店、そして茶館、演芸場、商店が並んでいたそうです。
治安のためなのか、あるいは妓子が逃げるのを防ぐためなのか、柵があり、
そして真夜中には閉められてしまう門もあったようです。
私は、北京に1年住んでいましたし、昔も天津からチョクチョク北京に遊びに来ましたが、
大柵欄には入ったことが無いような・・・。ということで、今回、ジックリ散策しました。
上海の福州路などは、今では往時の面影などこれっぽっちも感じられませんが、
この大柵欄は、当時の猥雑感というものが、今でもほのかに感じられたりしました。
そして、その大柵欄の奥にある観音寺街というのが、コレまた私の趣味にピッタリの道並みなのです。
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大柵欄へは前門大街を南に下がり大柵欄の本来の入り口から入ればよかったんですが、その手前の裏道から進入してしまいました。
これが裏道への進入口です。
どうしても、こういうところへは、入っていきたくなるのです。
突き当たって、左に曲がると大柵欄に出られるようです。
正面の落書き案内に書かれていました。 -
大柵欄への裏道を南に行きます。
雑然感に満ち溢れています。
吉林省前門招待所なんていう看板も見えます。 -
エエ感じやなぁ・・この感じ。
-
インチキ骨董品屋かもしれません。
向こうに並ぶ3人のおじさん、皆さん、怖そうですし、手前の2人は「さくら」みたいだし。
写真を、撮ったら、待てダメだっ!!って右のおじさんが制しました。
「さくら」も振り向いて、睨んでいます。 -
珠宝市と書かれたゲートがあります。
今地図を確認しましたら、この道、珠宝市街と言うようです。
そういえば、2階部分の建物を見ますと、昔は1階では真珠は宝石などを売っていたのかと、思わせる趣きがあります。 -
大柵欄街へ出ました。
本来ですと、前門大街から、この門をくぐって大柵欄へ行くんでしょう。
左が前門大街側です。
私は、ここを右に曲がり大柵欄街を西へ行きます。 -
さて、大柵欄街を西へ行きます。
どうも自動車は入れないのか・・・ -
宜誠厚と言う店ですね。
調べましたら、100年以上歴史のある老字号(老舗)らしいです。
鞋業となってますから靴屋なのでしょうか。 -
この店も、どう見ても、老舗・・・老字号でしょう。
瑞蚨祥綢布店と言う看板が掛かっています。 -
大柵欄を西へ行きます。
「岡吧」と言う赤い看板が見えますが、これはインターネット・カフェと言ったところでしょう。 -
「岡吧」の看板の奥はこうなっています。
アーケード商店街ですね。
磚漢瓦羅列一堂とはなんでしょうか。
調べましたが分かりません。しかし写真は一番上の文字が隠れていまして、本当は「秦磚漢瓦羅列一堂」らしいです。
秦の時代の磚石(城壁に使われる黒っぽい煉瓦)と漢の時代の瓦の羅列かぁ・・・・・??? -
同仁堂の看板が見えてきました。
これも老字号ですね。
ココでは昔、薬を買った記憶があります。
向こうには狗不理の看板も見えます。 -
ちょっと振り返りました。
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北京烤鴨店の前で売られていました。
北京ダックとしては提供できない手羽先やら、頸の辺りなどを売っていました。
あとダックの肝の串焼きも売っていました。これは旨そうでした。 -
北京烤鴨店の西隣には天津の有名な包子店・狗不理があります。
左の2つの人形は、黄色い服の女性が西太后で、彼女も、コレを持って来られるとおいしく食べた、と言ったようなことなんでしょう。 -
万程酒店・新潤店となっています。
どうもホテルと言うか旅館のようです。
http://www.wanchinn.com/z_xinrun.asp。
を見ますとシングル・150元のようです。 -
また、振り返りました。
レンタサイクルに乗った欧米人女性が見えます。 -
大柵欄街はココで終わりなんでしょうか。
いったん途切れます。
そして、ここでは南北に走る道路の拡幅工事が行われています。
大柵欄街に続く向こうに道は、グッと狭くなります。 -
拡幅工事中の道路の北方向です。
胡同観光用の人力車が待機しています。
今、3年前の地図を確認しましたが、もともとココには南北を走る道としては煤同市前街というのがあったようですが、北も南も行き止まりの道ですね。この工事は、その道の拡幅と南北方向を延長する工事なんでしょう。 -
3年前の地図を見ますと大柵欄街は煤同市前街を超えますと大柵欄西街となります。
と言うことで、この道は大柵欄西街なんでしょう。
大柵欄街に比べますとグッと庶民的になってきます。生活観が溢れています。 -
欧米人2人がココで買い食いです。
手前の焼餅を買って行きました。 -
買った焼餅を食いながら欧米人が西へ向かいます。
前にゲートがありまして、観音寺街と表示されていますね。
この道の新しい名前なのか、大柵欄西街の別称なのか・・・。
調べましたら、清の時代の呼び名が観音寺街らしいです。
ということで、今では俗称と言うことなんでしょう。 -
大柵欄西街を更に西へ行きます。
数碼冲印とか現場復印・工程大図とか打字とか現場噴絵とか掃描とかの看板だらけです。
図面関係、看板関係に関わる店が多いようです。 -
面白そうなレストランです。
-
前を行くのはレンタサイクルで観光する欧米人です。
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道端にテーブルを出した食堂で欧米人のアベックが食事をしています。
店の名は匯友湘菜館ですね。湘菜とは湖南料理のことです。
向こうの店は正宗・農家土菜ですね。田舎料理というところでしょうか。 -
大柵欄西街を更に西へ行きます。
全驢肉館と錦州風味焼烤烤の看板が並びます。
北京人はロバ肉は好きなようですが、上海ではロバ肉料理屋というのは、私は今まで見たことありません。 -
向こうから夕陽のガンマンがのっしのっしとやってきました。
迎え撃つは、カンフーの達人です。 -
大柵欄西街を更に西へ行きますと、道が2つに分かれます。
さて、どちらに行くか・・・・
左に行きました。 -
この道の名はなんと言うんでしょうか。
確認して置けばよかった・・・今地図を見てますが、分かりません。
左は金物屋さんですね。自転車修理などもやるんでしょう。
レンタサイクルも提供してるようです。
「出租自行車 Bycycle for rent」と言う看板が掛かっています。
勿論、コレは外国人観光客用です。
地元の人は借りるわけはありません。 -
更に西へ行きます。
また、レンタサイクル屋がありますね。
ということは、この道は外国人には有名なんでしょう。
なんでだろう・・・・・・???
その理由は、ツッチーさんの投稿で分かりました。
左には旅館の看板もあります。国営と書いてありますが、20年以上前はなんでもかんでも国営ですから、それが未だに尾を引いてるんでしょうか。 -
コレが貸し出し用の自転車ですね。
1日いくらなんでしょうか・・・そして保証金は・・・ -
あ、ココに道の名が書いてありました。
鉄樹斜街という道なんですね。
それにしても鉄の樹木とは、どういう意味なんでしょうか。
やはり北京の道の名は、趣があります。
上海の道は、味気ないです。
上海でも豫園の南部辺りの迷路のような道には、味わい深い名の道がありますが、その地域だけですからね。
この角の店は正宗・東北菜と言う看板が掛かっていますが、下の方に小さく英語で「Northern Restaurant Coffee Bar」と書かれています。外国人観光客を意識してるんですね。 -
鉄樹斜街を西へ行きます。
左には京一賓館と言う看板があります。旅館なんでしょう。
右の「複印Copy 打字Type 掃描Scan 伝真Faxes」と言う看板の後ろには、中国語の英語への翻訳、英語の中国語への翻訳らしき看板が見えます。やはり外国人を意識しています。やあ、面白い道だ。 -
鉄樹斜街のわき道です。
トイレがありそうでしたので入っていきました。
この狭い道にもテーブルが並べられています。 -
右のトイレに入りました。
結構綺麗でした。 -
鉄樹斜街に戻り、また西へ行きましたら、おいしそうなにおいが・・・。
ビールが飲みたくなりましたので、ここでやるか、店の中の棚には二鍋頭も置いてあるし・・・。 -
コレがこの店で売ってるモノです。
正に「モノ」っていう感じですね。
でも、私は、こういうのが好き。
すべて豚の雑肉でしょう。皮だったり、内臓だったり、顔の肉だったり、脚だったり・・・。
それを時間を掛けて煮込んだモノです。
私が買ったのは顔の肉です。ブーちゃんのあの可愛い鼻も付いていました。でも鼻の部分は避けて切り分けてもらいました。4元でした。 -
ここが私の席です。
-
これが、豚の顔の肉(4元)と、二鍋頭(3元)と燕京ビール(2元)とその向こうに見える道並みです。
-
雑肉の煮込みをツマミに二鍋頭。
もう、完全に老北京人になった気分です。
そして、いい気持ちになりながら、道を行きかう人を眺める。
至福の時ですね。
コレが合計10元で味わえちゃうんですから・・・いやビールは2本だったから12元か・・・。
それにしても、この道、ホントに欧米人が多い、なんでだろう・・・・・。
はい、コレに関しましては最後に書きます。
私もあとで知ったことですから。 -
一杯やったあと、近くの食堂で、朝鮮冷麺を食い、帰途につきました。
ボケ写真はカメラも酔っ払ったからです。
私の腕のせいではありません。 -
この道端テーブルレストランは匯友湘菜館ですね。
先ほどの、明るい時にも欧米人アベックがココで食っていましたが、この時間にも、欧米人観光客が多いです。
地元の人たちも大勢いますから、この店、人気があるんですね。 -
いい気持ちになって、大柵欄、前門大街をプラプラ・・リュゥーダ、リュゥーダ・・・・
前門東街に出て2階建てバス・特2路に乗り込みました。
2階の最前部に座りました。隣には歩きつかれたのかアベック2人が寝ていました。
東便門の北京城東南角楼から崇文門、西打磨廠街の北京地下城、そして前門、大柵欄、鉄樹斜街そして前門東街まで引き返し、4時間半歩き回りましたので、私もウツラウツラ、酒も入って気分が良く、更に深い眠りに、でも降りるべきバス停近くには目が覚めました。
これで「大柵欄とその奥の面白ストリート・観音寺街を行く 」を終わります。
ああ、そうそう・・・何故に観音寺街には欧米人が多いのか?でしたね。
この鉄樹斜街と言う道に遠東国際青年旅舎と言うユースホステルがあるからだそうです。
そこは欧米人に人気らしいです。
近くに地元の人が利用する有名店で、38元という北京ダック屋(いつも混んでいる)があるそうです。
この遠東国際青年旅舎に関しては下記が詳しいです。
「北京の安宿」
http://page.freett.com/beijing/bjgh.htm
またツッチーさんのクチコミ情報もご覧ください。
http://4travel.jp/traveler/tsuchi/tips/?CAT=hotel
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この旅行記へのコメント (2)
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- ツッチーさん 2006/10/14 11:10:33
- 大柵欄へようこそ♪
- 井上@打浦橋@上海さん、こんにちわ♪
『僕の大柵欄』へお越し頂き光栄です。
なかなかいいでしょう!住めば住むだけいいですよ♪(と言うほど沢山住んでませんが・・。)
北京や上海の“都会”はダメですが、ここなら許せます、って言うか大好き!先の方に行くほど外人のパッカーを見かけられたでしょう?そうなんです、このすぐ先に(欧米人に)超有名な「遠東飯店&遠東YH」があるんです。
生活も観光も意外と無茶便利な所、朝のおかゆ屋さんから夜の食堂までみんな友達的になれます。近くに茶館、雑技、京劇など何でもござれの街です。
上海には久しくご無沙汰なんですが、もっぱら浦江飯店ばっかりでした。
付近がもっと生活感ある安宿があればいいんですが。
旅の狭間では、ちょくちょく井上@打浦橋@上海さんを眺めてお世話になってます。引き続き深耕旅記をよろしくお願いします。
- 井上@打浦橋@上海さん からの返信 2006/10/14 11:51:46
- 大柵欄はイイですよ・・・
- ツッチーさん、どうも。
大柵欄いいですよ。
そしてその奥の道も・・・
そうか、欧米人に有名なドミが、この辺りにあるんだ・・・・
だから、欧米人の多いこと多いこと・・・
レンタサイクル屋も2軒あり、それに乗ってる欧米人も何人も見かけたり、
道端にテーブルを出してる食堂で食ってる欧米人も見かけたり・・・。
ツッチーさんの【10年振りの北京】旅行記も拝見しましたが、
やはり、ツッチーさんもお気に入りのようですね。私も大好き。
ということで、私も道端テーブルで雑肉の煮込みをツマミに
二鍋頭と燕京ビールを飲みながら、道行く人たちを眺めながら、
しばし、老北京人の境地に入って行きました。
上海では浦江ですか。
浦江はイイですね。いや、私は泊まったこと無いんですが、
雰囲気が大好きですね。
もし宜しかったら、下記もご覧ください。
「浦江飯店はエエでぇ、ほんまに」
http://4travel.jp/traveler/dapuqiao/album/10090571/
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