２００６年７月　アイルランド＆イギリス競馬場巡り【２日　アイリッシュダービー観戦】

2006/07/01 - 2006/07/05

（2006年７月 初めてのアイルランド・２回目のイギリス旅行）

エリア アイルランド

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

いよいよ、カラ競馬場で開催される、「世界４大ダービー」と呼ばれる（ザ・ダービーステークス【英ダービー】・ジョッケクルブ賞【仏ダービー】・ケンタッキーダービー【米最高峰のダービー】・アイリッシュダービー【愛ダービー】）うちの１つ「アイリッシュダービー」を観戦！。

アイリッシュダービーは、英・仏ダービー出走馬が参戦できるように、日程を組んでいるので、欧州３歳最強牡馬決定戦の意味合いがあり、非常に注目のレースです。

写真は、ダブリンの目抜き通り、「オコンネルストリート」の朝。雨が降っていましたが、すぐ止みました。

ダブリンというところは、１日のうちで雨・晴れ・曇りが体験できるようです。

「ＬＵＡＳ」というトラムで、ヒューストン駅へ向かいます。まだできたばかりだそうです。

ここの停留所で、日本語が聞こえました。脇に日本人の２人連れがいたのです。そういえばロンドンからダブリンに向かう飛行機にも、日本人っぽい人を見かけたし、ダブリンを訪れる日本人、結構多いんですね。

皆、アイリッシュダービーを観に来たのかな・・・なんて。

重厚なつくりのダブリン・ヒューストン駅舎。

しかし、駅構内はそれほど大きくありませんでした。あちこちで工事をしていました。

ダブリン・ヒューストン駅から、列車で３０分のところにある、カラ競馬場へ。競馬開催日は、カラ競馬場駅に臨時停車し、かつ、特別列車も走るようでしたが、早めに出発して、まだ混まないうちに、カラ競馬場をじっくり観たかったので、カラ競馬場駅通過の列車に乗り、カラ競馬場駅の１つ先のキルデア駅まで向かい、そこから逆方向の列車でカラ競馬場駅へ向かいました。（競馬場へ行くらしき人たちが皆、そうしていました。）

カラ競馬場駅到着！。（１）

カラ競馬場駅到着！。（２）

カラ競馬場駅から競馬場まで、徒歩で約１０分。

あらかじめインターネットで予約しておいた、「Reserved Enclosure」のチケット（バッジ）を受け取り、いざ入場！。

中に入って、まず目にした、ニジンスキーの銅像！

パドック。１５時過ぎには、ここを強豪馬が周回します。

スタンド。かつて行った、イギリスのニューマーケット競馬場より大きいスタンドでした。まあ、アイルランド最大の競馬場ですからね。

それでも、ＪＲＡの競馬場に比べると、小さいスタンドですが・・・。

カラ競馬場は、エプソム競馬場と逆方向の馬蹄型（【ユ】の字）コース。１コーナーから２コーナーにかけて、坂を上って下るコース形態で、京都競馬場に似ていると思います。

でも、京都なんか比較にならないぐらい高低差はあると思いますが。

あと、最後の直線はダラダラとした上り坂が待ち構えており、ここでスタミナを奪われると思います。

お昼少し前に、ダービー前の合唱のリハーサル？がありました。

スタンドの片隅で、再度、合唱のリハーサル？

もう時間はお昼の１２時過ぎ。いつの間にか混雑してきました。

１レース発走前に、まず最初の合唱がパドックでありました。

パドックにて、１レース発走の各馬（１）

パドックにて、１レース発走の各馬（２）

返し馬（１）

返し馬（２）

これが馬券です。

アイルランドでも、他国と変わり映えしないですね・・・。

アイルランドでも口頭で買います。でも、イギリスでもそうですが、アメリカ・オーストラリア等の「ドル」で馬券を買うことに慣れているため、つい、「Euro」とか「Pound」ではなく、「Dollar」と言いそうになってしまいます。

かなりごった返してきました。

もう「お祭り」の様相を呈しています。

ちなみに、アイリッシュダービーのスポンサーは、アイルランドなのに、「バドワイザー」・・・。なぜ「ギネス」じゃないんだ！。

場内のパブも、「バドワイザー」のビールサーバーばかり置いてある・・・。でも、「バドワイザー」と並んで、もちろん「ギネス」のビールサーバーも置いてありました。で、アイルランドに来て「バドワイザー」なんか飲んでもしょうがないので、一切手を出さず、「ギネスだけ」飲みました。やっぱり本場の「ギネス」は旨い！。

レースも進み、かなりテンションがあがってきて、いよいよ、世界４大ダービーの１つ、アイリッシュダービーです。

写真は、英ダービー２着の「ドラゴンダンサー」。

伊ダービー馬、「ジェントルウェーブ」。

仏ダービー馬、「ダルシ」。

英ダービー３着の「ディラントーマス」。

仏ダービー２着の「ベストネーム」。
鞍上は、日本のハーツクライにも騎乗している、クリストフ・ルメール。

ダービー発走前に、合唱！。

盛り上がりは最高潮！

馬券は、ディラントーマスと心中。

出発前から、「この馬！」と決めていました。

見事、キーレン・ファロン騎乗のディラントーマスが、アイリッシュダービーを制しました！。

２着の伊ダービー馬、ジェントルウェーブに３馬身半差で快勝！。

堂々と引き上げるファロン＆ディラントーマス！

祝福を受けるディラントーマス！

そして、祝福を受けるファロン騎手！

最終レースは何と、２マイル（３２００ｍ）に３０頭立てのレースが組まれていました。

この日は、「旅打ち」というより、カラ競馬場で「アイリッシュダービー」を楽しむ日となりました。

まあ、戦績を言えば、８レース中、５レース馬券を買い、２勝。でも、アイリッシュダービーで、ディラントーマスと心中して、見事勝ったのは大きかったでした！。

レーシングプログラムと、メンバーズバッジです。

この旅行記へのコメント （6）

• dana7さん 2006/07/24 22:18:33

  おめでとうございます！

  s_gradeさん
  こんばんは〜。dana7です♪
  またまた競馬旅行記拝見しにうかがいました。
  ティダムーンで取ったんですね〜
  おめでとうございます！！！さすがs_gradeさん！
  これからも注目馬ですね(^ｰﾟ)ﾉ
  
  私もやっと北海道セレクトセールの旅行記を書き上げました。
  お時間がありましたら覗いてやって下さいませ〜

  ひろかずさん からの返信 2006/07/25 00:27:34

  RE: おめでとうございます！

  dana7さん、いらっしゃいませ！。
  
  ありがとうございます！。とりあえず、アイルランドの競馬場で、ノーホーラ（当たりなし）で帰らずに済みました！。
  
  でも、馬券が当たったことよりも、欧州で重要なクラシックレースである、アイリッシュダービーを生で観戦できたこと自体、嬉しいです！。まだ余韻に浸っています・・・。
  
  一応、ディラントーマスは、キングジョージに事前登録していたのですが、結局回避した模様で、こうなると、秋まで休養して、おそらく一叩きした後、凱旋門賞でディープインパクトと激突でしょう！。
  
  北海道セレクトセールの旅行記、後で拝見させていただきますね！。
  
  それでは！。
  
  p.s.
  ところで、「ティダムーン」とは・・・？？。

• すずかさん 2006/07/23 09:15:18

  やっぱりギネスですよね。

  s_gradeさん、こんにちは。
  
  愛国ダービー観戦。いいですね〜〜〜〜。
  しかも心中馬で馬券取れるなんてうらやましい☆
  
  しかーし。
  愛国なのに、スポンサーがバドワイザー？！
  ほんと、これにはびっくりです。
  やっぱり、ギネスですよね〜〜〜〜(^-^)
  本場のギネス！おいしいですよね♪
  おいし〜〜いギネスを飲みながら愛国ダービー観戦とはホント贅沢ですねー（＞▽＜）
  
  素敵な旅行記でした〜〜♪
  
  すずか

  ひろかずさん からの返信 2006/07/23 21:28:45

  RE: やっぱりギネスですよね。

  すずかさん、いらっしゃいませ！。
  
  今回は、仏ダービー馬・伊ダービー馬・英ダービー上位馬が揃って出走してきたので（しかも追加登録料を払った馬が多数）、さすが欧州クラシックレースでも重要なレースであることを認識し、「歴史的瞬間を見た！」と言ってもいいかな？と思うぐらい、貴重な体験でした！。
  
  予想は難しいと思われますが、アイルランドも、単複を買うのが主流なので、１頭だけ考えればいい上、勝てる要素が最も高かったのがディラントーマスでした。（ダービートライアル勝ち馬。前走英ダービーは逃げて差の無い３着。今回は鞍上強化。地元調教馬。仏ダービー組は、硬い馬場での決着だったので、減点・・・等）
  
  ＪＲＡのサイトに「トップ５０ワールドリーディングホース」の最新版へのリンクが張ってありますが、ディラントーマスは、ハリケーンラン・シロッコ・ディープインパクトと１ポンド差の４位につけました！。今後が楽しみな３歳馬です。
  
  アイリッシュダービーのスポンサーは、ホント、何でアイルランドなのに、バドワイザーなのか、首を傾げたくなります。アイルランドなのだから、やはりギネス社がスポンサーになって、「ギネス　アイリッシュダービー」として欲しいです。ダブリンの「ギネスストアハウス」は残念ながら時間の都合上、行けませんでしたが、本場のギネスはホント、おいしかったです！。日本に帰ってからも、日本で生ギネスが飲めるお店を探したり、缶だけど、酒屋で１ケース買いたいなぁ・・・と思っています。
  
  まだ、今回の旅行の余韻に浸っています・・・。
  
  それでは！。

• テネシーガールさん 2006/07/23 08:32:11

  うらやましー

  行って来られたんですね！アイルランド！！それもダービー観戦！しかも馬券までとっちゃって！！！うらやましすぎですー。
  
  アイルランド映画などをみると、わりと街中にも普通に（？）馬がいるみたいですが、そんな光景にも出会いましたか？いや、まあ、ダービーだけで十分かとは思いますが。
  
  ウィンザーの方も素敵ですね。馬場を横切れるなんて。芝の感触を私も確かめてみたいです。JRAにも馬場開放ってあるじゃないですか、何回か狙ってたのに、私が行くと雨でなくなってしまい、今年は開放自体がついになくなってしまったんですよー。さすがはイギリスですねー、普段から入れるんだー。
  
  海外競馬熱が再燃してきましたー。

  ひろかずさん からの返信 2006/07/23 20:57:19

  RE: うらやましー

  テネシーガールさん、いらっしゃいませ！。ご訪問ありがとうございます！。
  
  まだ、先日の旅行の余韻に浸っています・・・。旅行記も何度書き直したことか・・・(^_^;)。
  
  夏休みが、職場の事情で、取るチャンスが７月上旬ぐらいで、あとはお盆？なので、（お盆も、取れるかどうか・・・？。）航空券もまだ高くなる前だし、思い切って、取れるものは取って、数年来、念願だった、アイルランドに行っちゃいました！。もっとも、休みが非常に短く、アイルランドは、わずか２泊（それも１日中いられたのが、ダービーの日だけ）しかいられなかったので、ダービー観戦しかできませんでしたが・・・。
  
  馬券は、イギリスと同様、単複を買うが主流で、１頭だけ決めればいいので、ディラントーマスに決めていました。アイリッシュダービートライアル勝ち馬。前走英ダービーは、逃げて、差の無い３着。今回は鞍上強化。さらに地元調教馬。そして、仏ダービー馬のダルシは、硬い馬場で勝ったということで、それが減点要素だったためです。
  
  ダブリンの街中では、馬は見かけませんでしたね・・・。もっとも、２泊しかいられなかったので、ダブリンの街自体、ろくに見なかったというのもありますが。
  
  ウインザー競馬場で芝の感触を確かめられたのはいい経験でした！。イギリスの競馬場でも、馬場を横切れる競馬場はあまり無いと思います。ウインザー競馬場は、テムズ川のリバーサイドの競馬場で、敷地が狭く、かつ平坦コースなので、馬場を横切れるのだと思います。
  
  是非、欧米へご旅行される機会があれば、競馬場訪問もご検討してみてください！。
  
  それでは！。