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お正月を温泉で迎えたい!!と思い立ち、龍神温泉に行ってきました。<br /><br />天王寺~田辺まではJR特急。田辺からはバスに乗って、1時間30分ぐらいで龍神温泉に到着です。<br />(行きは酔い止めを飲むのを忘れていて、最後の30分ぐらいは死んでました...)<br /><br />宿泊したのは上御殿。江戸時代初期の紀州侯が好んで入った温泉だそうで、その頃から管理を任されている龍神家が今もこの宿の当主です。(ちなみに、先祖を源氏に持つ龍神家の現在の女将は、29代目のようです)<br /><br />建物は明治19年築の木造2階建。国の登録有形文化財です。

名建築で迎えるお正月~龍神温泉・上御殿に泊まる

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2006/12/31 - 2007/01/02

20位(同エリア56件中)

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harihari

harihariさん

お正月を温泉で迎えたい!!と思い立ち、龍神温泉に行ってきました。

天王寺~田辺まではJR特急。田辺からはバスに乗って、1時間30分ぐらいで龍神温泉に到着です。
(行きは酔い止めを飲むのを忘れていて、最後の30分ぐらいは死んでました...)

宿泊したのは上御殿。江戸時代初期の紀州侯が好んで入った温泉だそうで、その頃から管理を任されている龍神家が今もこの宿の当主です。(ちなみに、先祖を源氏に持つ龍神家の現在の女将は、29代目のようです)

建物は明治19年築の木造2階建。国の登録有形文化財です。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
JR特急

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  • PM3時頃、JR田辺駅から龍神バスに乗って龍神温泉に到着。<br />今回宿泊するのは、築100年の歴史を持つ「上御殿」さん。<br />大晦日だったので、早くも玄関は正月の装いです。

    PM3時頃、JR田辺駅から龍神バスに乗って龍神温泉に到着。
    今回宿泊するのは、築100年の歴史を持つ「上御殿」さん。
    大晦日だったので、早くも玄関は正月の装いです。

  • こちらの宿には新館と本館があるのですが、当然、明治19年築の本館を希望しました。<br />とても居心地のよい、落ち着いた部屋です。<br /><br />国の登録有形文化財であるため、改築などに制限があり、本館には洗面・お手洗いは部屋にはありません。でも、すぐに慣れますよ。

    こちらの宿には新館と本館があるのですが、当然、明治19年築の本館を希望しました。
    とても居心地のよい、落ち着いた部屋です。

    国の登録有形文化財であるため、改築などに制限があり、本館には洗面・お手洗いは部屋にはありません。でも、すぐに慣れますよ。

  • 外の廊下。<br />歩くと、木の軋みが伝わります。<br />本館は全部で5〜6部屋のみなので、他のお客さんとすれ違うことはほとんどありませんでした。

    外の廊下。
    歩くと、木の軋みが伝わります。
    本館は全部で5〜6部屋のみなので、他のお客さんとすれ違うことはほとんどありませんでした。

  • 玄関です。<br />老舗旅館の風情があります。

    玄関です。
    老舗旅館の風情があります。

  • 玄関横に設えられていた火鉢。火は入ってなかったので、現役で使ってはいないのでしょうね。<br />建物全体が文化財ですから、火の取り扱いには苦労してるんでしょうね...

    玄関横に設えられていた火鉢。火は入ってなかったので、現役で使ってはいないのでしょうね。
    建物全体が文化財ですから、火の取り扱いには苦労してるんでしょうね...

  • 玄関を入ると、真正面はこんな風です。<br />風格ありすぎです。

    玄関を入ると、真正面はこんな風です。
    風格ありすぎです。

  • 上御殿を説明したキャプション。

    上御殿を説明したキャプション。

  • 夕食まで少し時間があるので、周囲を散策してみました。<br /><br />天気がよく、向かいの山に後ろの山の影がはっきりと映っています。山に囲まれた集落ならではの光景ですね。

    夕食まで少し時間があるので、周囲を散策してみました。

    天気がよく、向かいの山に後ろの山の影がはっきりと映っています。山に囲まれた集落ならではの光景ですね。

  • 集落を流れる日高川にかかる吊橋です。<br />ウチの奥さんはどんどんわたっていきましたが、自分には無理です。

    集落を流れる日高川にかかる吊橋です。
    ウチの奥さんはどんどんわたっていきましたが、自分には無理です。

  • 吊橋からの光景。<br />川の両側に集落があって、温泉旅館もあちこちに点在しているのため、吊橋が必需のようです。

    吊橋からの光景。
    川の両側に集落があって、温泉旅館もあちこちに点在しているのため、吊橋が必需のようです。

  • 吊橋の上から、真下の川を望みました。いかにも頼りなさげな木製の足場です。木と木の間に、足が挟まってしまいそうに思います。こんなので大丈夫なんでしょうか!?

    吊橋の上から、真下の川を望みました。いかにも頼りなさげな木製の足場です。木と木の間に、足が挟まってしまいそうに思います。こんなので大丈夫なんでしょうか!?

  • 龍神村のマンホール。マンホールの柄って、各地域によって特徴が出てますよね。<br />

    龍神村のマンホール。マンホールの柄って、各地域によって特徴が出てますよね。

  • 夕刻の上御殿前。この道は、昔ながらの街道です。<br />雰囲気出てます。

    夕刻の上御殿前。この道は、昔ながらの街道です。
    雰囲気出てます。

  • 夕食。<br />鹿のルイベ、胡麻豆腐、イタドリのおひたし、山菜の炊き合わせ、梅、柚べし、など...

    夕食。
    鹿のルイベ、胡麻豆腐、イタドリのおひたし、山菜の炊き合わせ、梅、柚べし、など...

  • 岩魚の塩焼き、猪鍋、自然薯のすりおろし、など...<br />地元の梅酒もいただきました。

    岩魚の塩焼き、猪鍋、自然薯のすりおろし、など...
    地元の梅酒もいただきました。

  • デザート。キウイのゼリー、イチゴソース。大変満足して、お腹いっぱいに食べました。<br /><br />この後、公衆浴場の元湯さんに出かけて一日を終えました。今年も無事一年を過ごせました。

    デザート。キウイのゼリー、イチゴソース。大変満足して、お腹いっぱいに食べました。

    この後、公衆浴場の元湯さんに出かけて一日を終えました。今年も無事一年を過ごせました。

  • 2日目。元旦の朝、朝食。<br /><br />元旦なので、普段と違っておせち仕様になっています。お雑煮、黒豆、なます、など...。<br /><br />

    2日目。元旦の朝、朝食。

    元旦なので、普段と違っておせち仕様になっています。お雑煮、黒豆、なます、など...。

  • 元旦の朝の上御殿。<br /><br />かなり気温が低かったのですが、澄み切った空気と凛とした寒さが心地よかったです。

    元旦の朝の上御殿。

    かなり気温が低かったのですが、澄み切った空気と凛とした寒さが心地よかったです。

  • とても静かなお正月です。

    とても静かなお正月です。

  • 日高川もきれいに澄んでました。<br /><br />ちなみに、有吉佐和子著の小説「日高川」は、ここ龍神温泉を舞台にしています。もちろん、上御殿をモデルにした温泉宿も登場していますよ。

    日高川もきれいに澄んでました。

    ちなみに、有吉佐和子著の小説「日高川」は、ここ龍神温泉を舞台にしています。もちろん、上御殿をモデルにした温泉宿も登場していますよ。

  • 少し歩いて、国道までやってきました。こんなところにも、龍神村のシンボル「龍」が描かれています。

    少し歩いて、国道までやってきました。こんなところにも、龍神村のシンボル「龍」が描かれています。

  • 途中に出合った民家です。雰囲気がいいので、つい撮ってしましました。

    途中に出合った民家です。雰囲気がいいので、つい撮ってしましました。

  • 360°どこを見回しても、こんな風景が広がります。

    360°どこを見回しても、こんな風景が広がります。

  • 川面に朝日が光っていました。

    川面に朝日が光っていました。

  • 紅白の花。青い空。

    紅白の花。青い空。

  • たくさんの薪を貯めています。乾かしているのでしょうか?<br /><br />「紀の国」は「木の国」を語源としているといいます。木の生産地として、昔からトップブランドだったんですね。今では備長炭が有名です。

    たくさんの薪を貯めています。乾かしているのでしょうか?

    「紀の国」は「木の国」を語源としているといいます。木の生産地として、昔からトップブランドだったんですね。今では備長炭が有名です。

  • たぶん、炭を作るのに、薪を燃やす煙突ではないかと...。

    たぶん、炭を作るのに、薪を燃やす煙突ではないかと...。

  • また吊橋がありました。長いです。

    また吊橋がありました。長いです。

  • また、ウチの奥さんが渡ろうとしました。向こうに行く用事などないので、とりあえず引き止めました。なんで渡りたがるんでしょう!?

    また、ウチの奥さんが渡ろうとしました。向こうに行く用事などないので、とりあえず引き止めました。なんで渡りたがるんでしょう!?

  • 10:00頃、龍神村の氏神様、皆瀬(かいぜ)神社に到着。今年はここで初詣。<br />誰もいませんでしたが、もうすでにお供え物などが置いてあったので、地元の方々はまだ夜のうちか朝の早いうちに、お参りに来られたのでしょうか。

    10:00頃、龍神村の氏神様、皆瀬(かいぜ)神社に到着。今年はここで初詣。
    誰もいませんでしたが、もうすでにお供え物などが置いてあったので、地元の方々はまだ夜のうちか朝の早いうちに、お参りに来られたのでしょうか。

  • 神社の境内には、立派な杉が聳えていました。

    神社の境内には、立派な杉が聳えていました。

  • 途中にあった「ナウな民宿 切林」という民宿です。気になったので、記念に撮っておきました。

    途中にあった「ナウな民宿 切林」という民宿です。気になったので、記念に撮っておきました。

  • ひとまず、小休憩のため上御殿に戻ってきました。<br /><br />この部屋は、上御殿にある「お成りの間」といって、紀州の殿様が使っていた部屋を、そのまま再現した部屋です。実際に宿泊することも可能みたいです。(この時は、他のお客さんが使われていました。)

    ひとまず、小休憩のため上御殿に戻ってきました。

    この部屋は、上御殿にある「お成りの間」といって、紀州の殿様が使っていた部屋を、そのまま再現した部屋です。実際に宿泊することも可能みたいです。(この時は、他のお客さんが使われていました。)

  • 2階の階段から、玄関の上がりを見下ろしたところ。館内は昼間でも薄暗く、それがまた風情を醸し出しています。

    2階の階段から、玄関の上がりを見下ろしたところ。館内は昼間でも薄暗く、それがまた風情を醸し出しています。

  • 朝食をたくさん食べたので、昼食は食べずに再び散策に行きました。

    朝食をたくさん食べたので、昼食は食べずに再び散策に行きました。

  • 30分ぐらい歩いて、山を隔てた隣の集落にやってきました。ここでも人と会うことはなく、静かでした。

    30分ぐらい歩いて、山を隔てた隣の集落にやってきました。ここでも人と会うことはなく、静かでした。

  • 史跡天誅倉。<br /><br />幕末、倒幕を目的として吉野で旗揚げされた天誅組のうちの何人かが、幕府側に捕縛され、一時的に幽閉されていた場所だそうです。地元の方々によって、きれいに管理運営されていました。

    史跡天誅倉。

    幕末、倒幕を目的として吉野で旗揚げされた天誅組のうちの何人かが、幕府側に捕縛され、一時的に幽閉されていた場所だそうです。地元の方々によって、きれいに管理運営されていました。

  • 再び龍神の集落に戻ってきました。<br />温泉街にある温泉寺です。

    再び龍神の集落に戻ってきました。
    温泉街にある温泉寺です。

  • 温泉寺の説明。

    温泉寺の説明。

  • 温泉寺の奥には、遊歩道とは名ばかりのこんな心細い道があります。

    温泉寺の奥には、遊歩道とは名ばかりのこんな心細い道があります。

  • 足を滑らせたら、そのままズルズルと下まで落ちていきそうだったので、慎重に慎重に歩きます。

    足を滑らせたら、そのままズルズルと下まで落ちていきそうだったので、慎重に慎重に歩きます。

  • 遊歩道ということだったので、完全にナメきってました。もう少し楽しんで歩けるようなものかと思っていたのですが...。(写真で見るより、左側は何もないんですよ)

    遊歩道ということだったので、完全にナメきってました。もう少し楽しんで歩けるようなものかと思っていたのですが...。(写真で見るより、左側は何もないんですよ)

  • 一番突き当たりには、「曼荼羅の滝」がありました。

    一番突き当たりには、「曼荼羅の滝」がありました。

  • 曼荼羅の滝の説明。

    曼荼羅の滝の説明。

  • 4時頃、旅館に戻りました。ずっと歩きっぱなしだったので、温泉が気持ちよかった!!

    4時頃、旅館に戻りました。ずっと歩きっぱなしだったので、温泉が気持ちよかった!!

  • 新館と旧館の継ぎ目。手前が新館、奥が旧館です。

    新館と旧館の継ぎ目。手前が新館、奥が旧館です。

  • この日の夕食です。<br />イタドリのおひたし、山菜の炊き合わせ、刺身こんにゃく、手長エビ、など...

    この日の夕食です。
    イタドリのおひたし、山菜の炊き合わせ、刺身こんにゃく、手長エビ、など...

  • 今日の鍋は、クエ鍋です。

    今日の鍋は、クエ鍋です。

  • お正月らしい膳もちゃんと用意してくれてありました。

    お正月らしい膳もちゃんと用意してくれてありました。

  • 焼き伊勢エビ。美味しかった!!

    焼き伊勢エビ。美味しかった!!

  • 食後、露天風呂に。暗くて見えませんが、日高川の渓流沿いのロケーションです。<br />気温が低いため、いくらでも浸かっていられるような感覚でした。<br /><br />静かで、川の音しか聞こえない中、お湯に浸かりながら、なんて幸せな正月だろう...なんて思いました。

    食後、露天風呂に。暗くて見えませんが、日高川の渓流沿いのロケーションです。
    気温が低いため、いくらでも浸かっていられるような感覚でした。

    静かで、川の音しか聞こえない中、お湯に浸かりながら、なんて幸せな正月だろう...なんて思いました。

  • 3日目。朝食前。<br />玄関にかかるレトロな柱時計。このような調度品にも、老舗旅館のよさがあります。

    3日目。朝食前。
    玄関にかかるレトロな柱時計。このような調度品にも、老舗旅館のよさがあります。

  • 玄関の火鉢も、木枠から歴史を感じます。

    玄関の火鉢も、木枠から歴史を感じます。

  • この日、夜半から雨が降っていたようです。<br />朝食前に、最後の露天風呂に入ってきました。<br />ポツリポツリと小雨の中でしたが、霧に見え隠れする山の木々を眺めながら、葉を打つ雨の音を聞きながら、それもまたいい感じでした。

    この日、夜半から雨が降っていたようです。
    朝食前に、最後の露天風呂に入ってきました。
    ポツリポツリと小雨の中でしたが、霧に見え隠れする山の木々を眺めながら、葉を打つ雨の音を聞きながら、それもまたいい感じでした。

  • この日の朝食。昨日同様おせち仕様です。でも、少しずつ変化をつけてくれていましたし、美味しくいただきました。

    この日の朝食。昨日同様おせち仕様です。でも、少しずつ変化をつけてくれていましたし、美味しくいただきました。

  • この日の焼き魚はカマスでした。

    この日の焼き魚はカマスでした。

  • 塗りの器には、上御殿のロゴマーク。このあたりも、老舗感が出ています。今回は、正月のみに使用される朱塗りの漆器でした。

    塗りの器には、上御殿のロゴマーク。このあたりも、老舗感が出ています。今回は、正月のみに使用される朱塗りの漆器でした。

  • 朝食も済んで帰り間際、もう一度建物を堪能するために館内を歩き回りました。

    朝食も済んで帰り間際、もう一度建物を堪能するために館内を歩き回りました。

  • 宿を出る前、階段を下りたところ。また来たいなぁ...。

    宿を出る前、階段を下りたところ。また来たいなぁ...。

  • 縁側に腰掛けてバスを待ちます。この日、女将が傘を貸してくれました。お心遣い、ありがとうございます。返すために、また行かなきゃ...

    縁側に腰掛けてバスを待ちます。この日、女将が傘を貸してくれました。お心遣い、ありがとうございます。返すために、また行かなきゃ...

  • お土産に、と上御殿さんからいただいた地元龍神村の梅ドレッシングです。とても美味しかったですよ。<br /><br />龍神温泉、そして上御殿、最高によかったです。日常を忘れてのんびりできました。<br />そして、歴史のある旅館に身を置くことで、想像力を刺激されっぱなしでした。これからも、歴史と伝統を守り続けていただきたいものですね...<br />

    お土産に、と上御殿さんからいただいた地元龍神村の梅ドレッシングです。とても美味しかったですよ。

    龍神温泉、そして上御殿、最高によかったです。日常を忘れてのんびりできました。
    そして、歴史のある旅館に身を置くことで、想像力を刺激されっぱなしでした。これからも、歴史と伝統を守り続けていただきたいものですね...

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