2008/02/19 - 2008/02/19
36位(同エリア59件中)
早島 潮さん
平成20年2月19日(火)
7時半にホテルを出て、ユーフラテス河のほとりの町、デーレゾールへ向かった。
道路沿いの建物には現大統領の顔写真が建物や電柱に張り付けられているのをいやになるくらい見せ付けられる。後継者と目されていながら死亡した軍人の兄の写真もたまに掲げられている。兄の死亡により大統領に転進した現大統領は眼科の医師であったという。
共和制で大統領制をとるイスラム教の国が世襲制を敷いている上に、為政者の顔写真をかくも大々的に掲示するのが理解できない。イスラム教は偶像崇拝を禁止しているはずだから、顔写真が偶像崇拝にあたらないという理屈が知りたいものである。
デーレゾールへの途中アサド湖とルサフェへ立ち寄った。ルサフェではビザンチン時代の遺跡を見学した。
アサド湖はユーフラテス川に造られた人造湖でありダムは1975年に完成した。
ユーフラテス川は、トルコ北東部の山地を源流としてシリアを通過し、イラクでチグリス川と合流してシャッタルアラブ川となり、最終的にペルシア湾に注ぐ国際河川である(河口付近はイランとイラクの国境になっているが、国境線の位置をめぐって紛争になっている)。
全長2780キロメートル。ただし「ユーフラテス川水系本流の全長」ということであれば、シャッタルアラブ川と併せた2980kmということになる。
国際河川の場合、上流と下流では流水量をめぐって紛争がおきやすい。
トルコとの間でもアサド湖が出来たことで紛争があったがアサド大統領の政治手腕により円満に解決したという。
アサド湖は広大で琵琶湖を眺めているような趣であった。風が強くてとても寒く、一瞥しただけでバスの中へ早々に逃げ込んだ。たまたま運良く貨物列車を目撃した。
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- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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