紅葉と落ち葉カーペットに心癒された昭和記念公園（3）京都になぞらえた人もいた日本庭園

2010/11/20 - 2010/11/20

寝不足が続いていたので到着するまですんごい眠かったです。
でも到着したらぱっちり目がさめました、紅葉の昭和記念公園。

本物の京都の紅葉名所は知りません。
いえ、小さい頃、大阪に住んでいたため、親に連れられて京都の紅葉狩りをしたはずですが、全く記憶に残っていません。
だから「まるで京都にいるみたいね」と感嘆しながら散策していた人の言葉を信じましょう。
いや、信じたくなります。
それほどに絵になる景色が次から次へ目の前に現れたから。
きっと京都も同じくらい人が多くて、うんざりしたかもしれないけれど（苦笑）。

昭和記念公園の日本庭園は、実は二度目です。
初めて訪れたときは、桜や菖蒲の季節でもなく紅葉でもなく、真夏の緑の日本庭園で、しかも途中で雨に降られました。
でも緑濃い日本庭園にしっとりとした曇天と小雨はかえって似合っていたと思いました。

関連の旅行記
「２年ぶりの昭和記念公園（3）しっとりと日本庭園」（2008年８月17日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10265008/

しかし、紅葉の日本庭園がこれほど鮮やかに変貌するとは、私の予想をはるかに超えていました。
本日、日本庭園に到着したときにはあいにく曇ってしまったため、紅葉が光に透ける様を日本庭園で堪能することはできませんでした。
でも考えてみたら晴天だと光と影の陰影が強すぎて、秋の日本庭園のしっとりとした魅力はうまく写真に取り込めなかったかもしれないので、かえって良かったかもしれません。

〈タイムスケジュール〉
12:40　昭和記念公園到着
12:50-12:55　さざなみ広場と水島の池
13:15-13:55　イチョウ並木道
14:00-14:30　イロハモミジとコウテイダリアと渓流広場
14:40-16:05　日本庭園

〈これも一つの念願だった紅葉の昭和記念公園の旅行記のシリーズ構成〉
□（1）さざなみ広場からイチョウ並木道
□（2）イロハモミジとコウテイダリアを愛でながら黄昏時の晩秋哀歌
■（3）京都になぞらえた人もいた日本庭園

昭和記念公園の公式サイト
http://www.showakinenpark.go.jp/
リアルタイムの最新情報ページ
http://www.showakanricenter.jp/

エリア 立川(東京)

昭和記念公園の日本庭園の絵地図

東の門はたしか閉鎖されていて現在通れないんだと思います。
南の門から入り、途中で木橋を渡りましたが、だいたい池の回りをぐるっと回りました。
盆栽苑は行きそびれましたが、紅葉の木に誘われるままに涼暮亭の方は寄り道しました。

オレンジがかった紅葉の木に迎えられた南の門

南の門のオレンジの紅葉の木

空に流れる光るオレンジの紅葉

このとき一時的に日差しが戻りましたが、残念ながらこのあとはずっと曇りとなってしまいました。
すがすがしい紅葉狩りというよりは、よく言えばしっとり落ち着いた雰囲気（人ごみを無視したら）、でもどちらかというと寒々しい紅葉狩りになってしまったのは残念でした。

お刺身のような花びらのサンザシ！？

水鏡に映る紅葉

清池軒の前にて。

飛び石と紅葉のある景色

枯れ山水ならぬ枯れ葉山水

水は枯れてはいませんでしたが@

この時期の日本庭園は紅葉に惹かれた人々で常にない賑わい！？

池回りの紅葉

写真では曇天で空が白飛びしてしまうのですが、水鏡に青空がきれいに映りました。

紅葉の空

実は、このファインダーのすぐ下は、この木を狙う人でぎっしりでした。

黄葉の落ち葉でよどんだ流れ

黄色く染まった流れを見下ろしながら

竹林への紅色ゲート

赤いしぶきに覆われた空

赤いセーターの赤毛のお嬢さん

色づき方がこんなに違うなんて！

清池軒を包む紅葉

緑の竹林にコンニチワ

盆栽苑の可愛い番人

玉のように花が集まった冬の代表花ツワブキ

ツワブキの花を見ると、ああもう花はおしまいの季節なんだなぁとひしひしと感じます。
とある冬、花を撮りたくてもこれといった花がなくて飢えていたときに、ツワブキしか見かけなかったときの記憶が今でも強く残っているせいかもしれません。

池に映る清池軒のある景色

寂しげに池を見やる

こういうのはぜひ晴天で、逆光で透ける姿を撮りたかったです。
まあ、日本庭園でなく、パンパスグラスのそばのモミジでやれたといえばやれましたけどネ。

関連の旅行記
「紅葉と落ち葉カーペットに心癒された昭和記念公園（2）イロハモミジやコウテイダリアを愛でながら黄昏時の晩秋哀歌」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10522516

木橋が池に映って二重橋@

水面を挟んでアシメントリック！

緑の景色に紅をさす

松の雪吊りと紅葉のある景色

チャンスを狙うカメラマン

あんまり赤くてうそみたい！？

今年の紅葉は曇っていてもこんなにきれいな赤を見せる木が多くて嬉しいです。

池に映る空は青いのに

地上には日差しが届かないこんな天気でも、天気予報では晴れっていうのかな。

ふと振り返ると

池回りの紅葉だけが紅葉ではありませんでした@
涼暮亭の方へ少し寄り道しましょう。

涼暮亭を覆う紅葉

涼暮亭と三色錦・その１

半月型の格子窓がステキです。
人が切れる瞬間を辛抱強く待って撮りました。

涼暮亭と三色錦・その２

黄緑色の葉っぱもいいアクセントになっています。表紙候補の写真でした。

涼暮亭と三色錦・その３

葉の三色がきれいに浮き出たこの写真も表紙候補でした。

紅葉の向こうに鏡池と清池軒

再び池回りに戻ってきました。

終焉を飾る……蓮かな

青空と紅葉を閉じ込めた池

水鏡に映る松の雪吊りと清池軒

木橋を渡りながら撮りました。

菖蒲田の方まで見渡す

石鉢に浮かぶ黄色いモミジ

昌陽からの眺め

渡し舟がたたずむ景色

松の下で紅葉を眺めながら眠りにつく

どんなところにいてもそっと輝いて

歓楓亭のある池の景色

飛び石を渡りながらも、立ち止まらずにはいられない@

写メで友達に自慢する？

オレンジの冷たい炎の中のサザンカ

清池軒の近くまで戻って着ました。これでぐるっと回ったことになります。
この花は、最初に撮ったサザンカの隣の木のサザンカです。

赤くにじんだ葉脈が美しい紅葉を最後に日本庭園をあとにする

おわり

この旅行記へのコメント （5）

• コクリコさん 2010/11/30 22:23:15

  池の落ち葉は

  まみさん、こんばんは。
  
  もう一度まみさんの旅行記を見にきました。
  この写真の池に落ちるモミジ葉は同じようだったけど、清楓軒前の真っ赤なモミジはもう終わっていたし、池に映るモミジもまみさんがいらっしゃった時の方がずっと鮮やか。
  今年は11月末まで紅葉を楽しめましたが、でもやっぱり一週間遅かった。
  
  来年はコスモスも紅葉もジャストミートできるようにガンバロ。
  投票したら、もう既に投票してました。
  
  ではお休みなさーい♪

  まみさん からの返信 2010/12/01 08:14:52

  RE: 池の落ち葉は

  コクリコさん、また見に来てくださってありがとー。
  
  コクリコさんの旅行記も拝見してコメントも書いたあとですが、１週間遅くても全然行けないよりはずっとよかったですね。
  私にとっていままで紅葉ハイライトは森林公園でしたが、昭和記念公園はもっともっと開拓の余地ありですね、今後も楽しみです。
  今年は紅葉やコスモスがおかげさまでジャストミートで出かけることができたけれど、いかんせん、電車の接続がもちーとよければなぁ。。。そうすればもう少し気軽に行けるのに。
  旅行記でぼやいたけど、帰りは拝島駅で40分待ちです。
  
  見ごろや見ごろ過ぎの判定の基準て微妙ですね。
  昭和記念公園は、見ごろに対する判定はきっと厳しいのかも。
  見ごろ過ぎでもまだ十分楽しめるかんじがします。
  今年のセツブンソウのときにそう思ったもの。
  でも、見ごろと書かれてあって、もう過ぎてるじゃん、と思うより、見ごろ過ぎだけど昭和記念公園のことだからきっとまだ……と淡い期待を寄せてでかけて、思ったより楽しめた、という方がいいかもしれませんネ。

• さすらいの食いしんぼうさん 2010/11/23 13:29:58

  本体を待ちのぞんでおります。

  表紙のみ完成、ということですが本体がたのしみです！
  表紙だけですっかり癒されました。
  
  さすらいの食いしんぼう

  まみさん からの返信 2010/11/24 07:33:47

  RE: 本体を待ちのぞんでおります。

  さすらいの食いしんぼうさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  鋭意準備中でーす。ありがとうございます。励みになります。
  もうちょっとお待ちください。
  表紙には一番お気に入りでかつ文章と合うのを載せているつもりですが、出来上がった旅行記がさすらいの食いしんぼうさんの期待はずれでないといいですけど@

  まみさん からの返信 2010/11/25 21:29:32

  RE: RE: 本体を待ちのぞんでおります。

  さすらいの食いしんぼうさん、こんにちは。
  完成したのでよかったら見に来てくださいね@