2010/01/16 - 2010/01/16
673位(同エリア885件中)
まみさん
車で行けばきっと自宅から30分程度。
でもペーパードライバーの私は地道に鉄道を乗り継ぎます。
幸い航空公園は、その名の駅があるくらい、最寄駅のすぐそば。
日曜日には用事が入ってしまったので、先週行きそびれた航空公園リベンジは、土曜の午後にずらしました。
ここだけならそんなに慌てて家を出なくてもすみます。
ただ、先週、全徳寺とハシゴするつもりだった場所です。
ここ1か所だけだと物足りないと思い、近くにハシゴするところがないかな……と探していたら、あったじゃないですか、航空公園内に航空発祥記念館が。
先週訪れた全徳寺は、自宅から2時間かかりました。
でも航空公園は同じ所沢市でも、乗り継ぎは1回でバスは利用しないので、50分で到着しました。
50分といえば、私が最近花撮影のために通うようになった森林公園より10分少なく、智光山公園より10分多いだけです。
それに航空公園って、だだっ広い運動公園で飛行機が展示してあるだけかと思ったら、園内には日本庭園や万葉植物園、花木に囲まれた池など、花が楽しめる風情ありそうな庭園がたっぷりあったんですね。
いいところを見つけました。
冬はロウバイやツバキくらいしかないけれど、季節の花木が楽しめそうです。
あと3か月もすれば、デジカメを手にして、すなわち花撮影にいそしむようになって、5年目になります。
この先もまだ変わらずに花を追いかけそうな気がします。
去年や一昨年と同じ場所で撮影してもいいけど、季節ごとに気軽にリピートできそうなところが、嬉しいことにこれで新たに1つ、加わりました。
はじめて航空公園を訪れた今回は、13時30分に着いて、航空発祥記念館で過ごした1時間を含め、真っ暗になってしまった17時すぎまで3時間半過ごしました。
それでも、日本庭園とロウバイ園までで、航空公園の半分も見てまわれませんでした。
まだまだ開拓しがいがありそうです。
航空公園公式のサイト
http://www.parks.or.jp/koen_main/tokorozawa-kokuu.html
航空発祥記念館の公式サイト
http://tam-web.jsf.or.jp/contx/index.php
※1月31日まで有効なインターネット割引券あり(大人500円より100円割引)
〈初めての航空公園の旅行記〉
■(1)初めての散策はミーハーに&航空発祥記念館
□(2)花びら餅でお茶した日本庭園とここに目をつけたきっかけのロウバイ園
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航空公園駅前にて
12時半に家を出たら、13時20分に駅前に到着しました。
駅舎の時計の針がペンシル? じゃなくて、飛行機の翼かプロペラの形なのかな。 -
駅前の観光マップ
航空公園の公式サイトにある園内マップよりかずいぶん簡略版ですが、イラスト入りなのが面白いです。
時間が余ったら子ども広場の奥の池まわりも散策しようと思ったのですが、そんな時間はありませんでした。 -
目立たなくて写真が撮りづらかった、航空記念公園の駅前側の看板
13時30分に到着。
地図の向こうにあるのはトイレです@ -
水が凍っていた壁泉「イマジネーションカーペット」
「イマジネーションカーペット
このモニュメントは、未来へ向かってめくれ上がろうとする大地から、水がカーテンのように流れ落ちる全国でも珍しい壁泉で、名づけて“イマジネーションカーペット”。デザインは、環境造形作家・児玉由美子氏によるものです。
昼は、眺める角度により変化に富んだ造形の美が楽しめ、夜になると一変して滑走路さながらに、500個の光ファイバーが宝石のように輝き、まるでこの街の夜景を上空から眺めているようです。モニュメントのひし形模様は、この地にある三富新田の短冊状の耕地からヒントを得たもので、この街の印象を表現しています。また、先端にある未来の旅客機は、21世紀に向かって羽ばたく埼玉県をイメージしたものです。(後略)」
(立て看板より)
えーっ、帰りの18時頃はもう真っ暗でしたけど、輝いてなんかいませんでしたよ。
水が凍っていて流れていなかったせいでしょうか。 -
戦後初の国産中型旅客機YS-11の実物、航空公園のすぐ脇、駅前ロータリーの奥にて展示
航空公園のリーフレットによると、年に数回、機内公開も行われるようです。 -
塗装が剥げたYS-11機とのどかなハトたち
YS-11機よ、おつかれさま〜。 -
航空発祥記念館
展示館は、右側の白いバームクーヘンです。
左側の黒いバームクーヘンはオリジナル映画などを上映する大型映像館とレストランがあります。
真ん中に、オリジナル商品も販売しているスーベニアショップがあります。
日本庭園でお茶し、ロウバイ撮影の後に、閉館1時間前ぎりぎりの16時ちょっと前に入ったので、映画は見る時間はありませんでした。
日本庭園と彩翔亭の「花びら餅」とロウバイ園の写真は、次の旅行記「近くて遠いかと思ってた所沢の航空公園(2)花びら餅でお茶した日本庭園とここに目をつけたきっかけのロウバイ園」にて。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10420327/ -
航空公園の中心にある、C-46型輸送機実物野外展示
時刻は前の写真から2時間以上経過して、15時40分くらいです。
これから航空発祥記念館に向かいます。 -
沈床茶園の花時計のそばのモニュメント
沈床茶園といっても、ちょっと地面が低い緑の芝生にしか見えませんでした。
でも航空公園のリーフレットによると、滑走路をイメージしていたようです。 -
C-46型輸送機と航空発祥記念館
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航空発祥記念館の入口
開館時間は9時30分ら17時まで、最終入館は16時30分。
現在、時刻は15時50分。
記念館をじっくり見るには時間が足りませんが、最終入館には余裕です。
2010年3月31日まで有効のインターネット割引券を持参したので(その場合はチケットは発券機ではなく受付で買います)、入場料は団体割引と同じ値段、すなわち大人は100円引きの400円となりました。 -
記念館、チケットもぎりの向こうはすぐに実物の展示@
でも順路は左の研究室からなので、順番に回りましょう。 -
研究室─飛行の原理─「自然から学ぶ飛行術」セクションにて、「自然界の飛行家たち」の写真パネル
このセクションでは、鳥や昆虫や種子の飛行について解説したそれぞれ5分ほどのVTRも見られます。
時間がそれほどなかったので、ゆっくり見てられませんでしたけど。 -
研究室─飛行の原理─にて、ガス気球模型と、モンゴルフィエ兄弟と熱気球の解説パネル
手前に熱気球模型もありました。
スイッチを押すと透明な巨大な風船みたいな熱気球模型の中に熱がたまり、気球が宙に浮きます。
熱がたまるまでは1分くらい待つけど、宙に浮くのはほんの一瞬(苦笑)。 -
研究室─飛行の原理─にて、「飛行機の形と翼の変化」
ふうん、ふむふむと唸るのは後にしようと、写真だけ撮っておきました。 -
研究室─飛行の原理─にて、「ライト兄弟の空気力学実験」
航空の歴史はほとんど知らない私でも、モンゴルフィエ兄弟と、それからライト兄弟の名前くらい知っていますからネ@
この次の「模型飛行機風洞」の実験コーナーには、飛行機が飛ぶ原理の非常に分かりやすいシンプルな解説がありました。引用します。
「飛行機には、重力、揚力、抗力、推力の4つの要素が働く。飛行機は、常に重力によって地上に引き付けられているが、前進すると、翼のまわりの気流の流れによって揚力(翼を持ち上げる力)が発生し、これが重力とつり合うと浮上する。さらに、進行方向に抗力(空気抵抗で飛行機の進行をおさえる力)が働くため、それに打ち勝つ推力(飛行機を前に推し進める力)が必要となる。飛行機はこの4つをうまくコントロールしながら空中を飛行する。」 -
目の前のヘリコプターの模型の操縦にちょっくらチャレンジ@
カメラを左手だけで支え、タイマー撮影しました。
「ヘリコプターの飛行法
世界最初のヘリコプターは竹とんぼ?
ヘリコプターの発想は、古く中国の竹とんぼにあるといわれ、中世ヨーロッパの絵画にはすでに子供の玩具として描かれている。15世紀の画家レオナルド・ダビンチは人力ヘリコプターのアイデアを既に絵に残しているが、ヘリコプターが人を乗せて実際に浮上したのは飛行機より遅く、1907年フランス人ポール・コルニューによって地上30センチを20秒間浮いたのが最初で、実用的なものの登場は1937年、双ローター型の“フォッケ・アハゲリスFW61”とされている。現在の主流である単ローター型は、1939年、ロシア生まれのアメリカ人イゴール・シコルスキーによって開発された。
(中略)
翼を回転させて飛行するヘリコプターの原理
ヘリコプターは、飛行機の翼に相当するメインローター(回転翼)を回して揚力を得る。このため、メインローターが回転していれば、機体が静止していても、空中に留まることができる。このメインローターのピッチ角(迎角)を加減すると上昇、下降し、回転面の角度を前後左右に傾斜させることで前進、後退、左右移動を行う。胴体の後部に垂直に付いている小さなローターは、テールローターと呼ばれ、メインローターが回転することによる反動で機体が逆回転するのを抑える。また、このテールローターを操作することにより、機体の向きを左右に変えることができる。」
(解説パネルより) -
思いどおりに動いてくれなかったヘリコプター
左のレバーに気付かなかったので、くるくる回るだけで上昇してくれなかったんです。
私のあとにやってた小さな男の子の方がよっぽど上手でした。
うーん、こういうのって、センスの良し悪し、ありますよねぇ。 -
ロケットのしくみの展示
赤いスイッチを押すと、模型を上に飛ばすのに必要なガスが発生するようです。
模型が浮き上がった瞬間を狙って撮影しようと思ったのですが……一瞬ですぐに下りてきてしまうので無理でした(笑)。 -
ロケットの解説にふむふむ
-
飛行機の歴史の展示のある「格納庫」に行く前に、実機の展示にちょっとよそ見@
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ヘリの中に入ってみよう!
「バートルV-44
1959(昭和34)年、陸上自衛隊が研究用としてアメリカのパイアセッキ社(のちのバートル社)から購入した大型輸送ヘリコプター。原型機は1952(昭和27)年に初飛行に成功している。日本最初の大型ヘリコプターとして、おもに航空救難活動に使用された(後略)。」
(機体の前の説明看板より) -
ヘリの中はこんなかんじ
おーっ、「ボトムズ」とかで見たことがあるかも@ -
ヘリの操縦席
わぁ、なんだかよく分からないけど、かっこいい@ -
大型輸送ヘリコプター「バートルV-44」
どうやら出口から入っちゃったみたいです。
さきほどの説明看板はこちらにありました。 -
下にはセスナ機、そして頭上には、まるで熱帯魚みたいなオレンジの飛行機@
左の建物の中では、最近まで実際に使われていた管制塔のシステムが見られます。あとでさくっと見学しました。
空中に展示されている機体の名前や機種の説明看板は2階のテラスのそばにちゃんとあったのですが、残念ながら一つ一つ確認する時間はありませんでした。
まあ、正直いって、どんないわれがある機体か、というのには興味がありますが、機種名にはそんなに興味ないですしネ(そもそも分からないから@)。 -
陸軍がフランスから輸入した練習機「ニューポール81E2」
-
岩田正夫とニューポール81E2の説明パネル
実はこの説明はあとで読もうと写真だけ撮ったので、てっきり、この航空公園があった所沢飛行場で使われたものだと勘違い。
いや、このタイプの練習機は所沢飛行場でも使われたので、使われていた可能性がないわけでもないですネ。 -
こんなのがほんとに飛んでたんだぁ@
かなりの大きさなのですが、なにしろ装甲や車輪がどうもオモチャっぽく見えてしまって(苦笑)。 -
浮田幸吉─伝説の鳥人にちなんだジオラマ
「(前略)岡山の表具師・浮田幸吉(うきたこうきち)は鳩をつかまえて、その重さと羽の関係を調べて独自の羽翼を作った。1785年(天明5)年、岡山の京橋の上から旭川の河原に向かって飛んだという。これが事実であれば、彼の飛行は、ケイレー卿のグライダーによる世界初の滑空飛行より70年あまり早かったという事になる。
(中略)幸吉は、29才のとき、弟子の朔次郎に手伝わせて上之町の家から作った翼を運び、京橋でこれを組立て、滑空を試みた。ちょうど野宴をしていた人々の上に降りたため大騒ぎになり、これが町役人に知れて、幸吉は「所ばらい」となった。静岡に移った幸吉は、翼の実験を続けたが、再び捕らえられ、ここで斬首されたと云われている。幸吉の飛行は、証拠となる資料が残っていない為、伝説とされているが、近年、幸吉とともに所払いになり、小島藩内(現在の広島福山市)に戻った弟子の朔次郎が、晩年に人力飛行機を作ろうとして再び捕らえられた時の裁判の資料が裏付けの一つとして発表された。」
(展示パネルより引用)
写真は、1985(昭和60)年に、浮田幸吉の翼の想像復元を制作して、旭川で実験飛行が行われたときのものだそうです。
それと、浮田幸吉が空を飛んだことについて書かれた、江戸時代の菅茶山(1748〜1827年)による「筆のすさび」原文。 -
1910(明治43)年12月、日本で初めて動力飛行に成功したときのジオラマ
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初飛行に成功した国産機、奈良原三次の奈良原元式2号機の模型
海軍造兵中技師の奈良原三次は私財を投じてこれを製作し、1911(明治44)年、所沢飛行場にて初飛行に成功したそうです。 -
1913(大正2)年3月28日、日本最初の航空殉職者を出したブレリオ機の模型
殉職したのは木村鈴四郎と徳田金一両中尉で、空中分解による墜落だったそうです。
詳しくは、解説パネルを撮った次の写真に説明をゆだねます。 -
日本最初の航空殉職者について書かれたパネル
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2階に行く前に、再び実機の展示にちょっとよそ見
どこか古めかしくって、でもなかなかおしゃれなデザイン@
よく分かんないけど、かっこいい〜。 -
2階に行く階段から見下ろす
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圧倒的な質量の大型ヘリ
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実際に使われていた、本物の管制装置
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使い込まれた跡
キーボードが古めかしい〜。昔のタイプライターみたいで、どことなくなつかしさすら感じます。
右のエンターキーがとれてます。
左は、受話器を置くところでした。 -
オリジナル映画の模型とジオラマ?
所沢飛行場の歴史や埼玉・航空人や当時の資料が展示されているメモリアルギャラリーにて。 -
この記念館でしか見られないオリジナル映画の主役の一人
リーフレットによると、空を飛ぶことを夢見る仲良しでライバルのトックとヒッチが、苦労の末に飛行機を完成させて飛行するというストーリィーです。1日4回ほど上映。
どうも人形アニメのようです。
これ、実際に撮影に使われたものかもしれませんね。 -
ジャンボジェット機フライトシミュレータ
面白そう!……だけど、あのヘリコプターの操縦ですら苦心した私には、ちょっとハードルが高いかな(笑)。
ちゃんと説明書を読んでからチャレンジすればいいんだよねっ!
もう閉館時間なので今回は時間がなかったですけど。 -
閉店間際に飛び込んだ、スーベニアショップにて
つい、話題のJALグッズに目が……(苦笑)
でも、今回は何も買いませんでした。
ここは入場料を払わなくても入れるエリアにあるので、また今度ゆっくり品定めをしましょうか。 -
暮れなずむ夕日に照らされたC-46型輸送機と放送塔
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薄紅色の空と明かりのついた放送塔
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みるみる日が沈む冬の空と放送塔
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薄茜色の空と時計塔
もう暗くなっているのに、未練がましくここまで歩きました。
でもさすがに、木々が生い茂る池回りはもう真っ暗でしたので、あきらめてここで引き返すことにしました。
また今度来ればいいよね。
花が咲いている季節を楽しみに。 -
枯れた草ばっかりの花時計かと思っていたら、飛行機の形!
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放送塔に向かって上昇中@
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駅前のモニュメントも飛行機!
昼間きたときは、あの銀色の飛行機が光ってしまって、気付きませんでした。
「近くて遠いかと思ってた所沢の航空公園(2)花びら餅でお茶した日本庭園とここに目をつけたきっかけのロウバイ園」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10420327/
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