オデーサ (オデッサ)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2009/07/13月 オデッサ観光<br />・オペラ座前広場<br />・プリモールスキー並木通り<br />・ポチョムキンの階段<br />・港ターミナル<br />・再びプリモールスキー並木通り<br />・愛の橋<br />・国立オデッサ美術館<br />・福音主義教会<br />・ソボルナ広場とプレオブラジェンスキー大聖堂<br />・パサージュ・アーケード見学&ショッピング<br />【一等寝台泊:オデッサからリヴィブまで】<br /><br />オデッサののどかな月曜の昼過ぎ。<br />時間がたっぷりあるので思ったより長居した港ターミナルを後にし、ポチョムキンの階段を無料のケーブルカーで上ったあと、再びプリモールスキー並木通りの散策を楽しみながら、この街で唯一、見学しようと思っていた国立オデッサ美術館に向かいました。<br />どうせなら、ガイドブックにも載っている「愛の橋」を通ることにしました。<br /><br />途中、プリモールスキー並木通りで、散策する人たちにインタビューしながらたった一人でVTR用の録画でもしていると思われるキャスターらしきお姉さんを見かけました。<br />美形の多いウクライナの評判にたがわず美人なお姉さんですし、撮影シーンはやっぱり珍しいので、進行方向が同じだったのを幸い、しばし、街中観察と違う目の保養をさせてもらいました@<br /><br />愛の橋は、「これが愛の橋?」と疑ったくらい、ペイントが剥げて鉄さびが見える、味気ない鉄橋にすぎませんでした。<br />恋人たちの愛の誓いとメッセージが刻まれた南京錠も、あくまで南京錠なので、パッとみたところ、産業ゴミが橋の欄干の一部にくっついているようにしか見えません。<br />でも、1つ1つ確かめてみると、これが思ったより面白かったです。<br />いろんな言語で刻まれていて、名前からして民族色豊かです。おそらく観光客が記念に残したものだろうと思いますが、オデッサにはさまざまな国からやって来る人がいることがうかがえます。<br />南京錠もよく見ると、ハート型など、ちょっと変わった形のものもあります。<br />つい一昨日の日付のものも見つけました。<br /><br />国立オデッサ美術館は、愛の橋を通ろうとしたため、裏からアクセスすることになりました。<br />裏は、建物に落書きがあるしゴミもある、決してきれいとはいえないエリアでしたが、表から見ると、今朝、オペラ座やプリモールスキー並木道で感嘆したおしゃれな町の随一の美術館にふさわしい建物でした。<br />ペイントが多少剥げていたり、もうちょっと手入れされているといいな、と思ったことは目をつぶると。<br />あとでガイドブックを確認したら、さもありなん、建物は、もとは帝政ロシア時代の貴族の宮殿でした。<br /><br />美術館をゆっくり散策するのも4日ぶりです。<br />現地ガイドと一緒だったクリミア半島観光では、ミュージーアムはほとんど回りませんでした。<br />現地ガイドと一緒だと、ミュージーアムめぐりはあまりしませんし、私の方でも、自分で回れそうなミュージーアムは自分のペースで回りたいので、観光ガイドに案内してもらうことはあまり期待しません。<br />館員によるガイドは別ですけどね。<br /><br />国立オデッサ美術館には、16〜19世紀のイコン・コレクションがありました。<br />私にとってはそれだけでも、訪れた甲斐あり、です。<br />ウクライナ絵画は、ウクライナ人画家をほとんど知らないのでピンと来なかったのですが、これまでの観光で景色や民族衣装・民芸品など、ウクライナらしいモチーフはなくとなく分かった気がするので、そういうのを絵の中に探しながら眺めるのは楽しいです。<br />それから、ロシア絵画のコレクションが案外多くて、嬉しかったです。<br />海洋画家のアイヴァゾフスキーはクリミア半島出身なのでそう驚きませんが、イリヤ・レーピンやニコライ・ゲー、クラムスコイ、シシューキン、マクシモフ、スリコフ、ペローフ、ヴルーベリ、ソモフなどなど。<br />やはり私が東欧旅行にハマったきっかけの根っこのところには、ロシア絵画、特に移動派が描いたロシアの田園風景へのあこがれがあるので、この時代のロシア絵画には郷愁めいたものを感じるとともに、やっぱり東欧の田舎はいいなぁとあこがれを新たにしました。<br /><br />ただ、美術館では、思ったより体力を消耗しました。<br />寝台列車での睡眠では疲れが完全にとれなかったせいか、ウクライナ旅行も9日目でそろそろ癒しきれない旅の疲れが蓄積しているせいか、あるいは単に私自身の体力の衰えのせい……!?<br />情けないことに鑑賞時間はたったの1時間半だったのに、最後の方ではふらふらになってしまいました。<br />最後の方のソ連時代らしき絵画もなかなか興味深かったのに、前半ほどじっくり鑑賞していられませんでした。<br /><br />美術館を出たあと、もう一歩も歩けそうになくて、前庭のベンチで一時間休んでしまいました。<br />うたた寝もしてしまいました。<br />でもそれまで、港ターミナルの喫茶店で朝食をとった以外は、ずっと休みなしで歩きっぱなしでしたもの。<br /><br />美術館には、ネコがたくさん放し飼いにされていました。<br />前庭のコンクリートの上の日陰で横になっていたネコが、時間がたつにつれて日陰がずれて日ざらしになるので、それに気付いて少しずつ移動していきます。<br />日陰の奥まで移動してしまえばいっぺんにすむのに、と思いながら、暑いと気付いて上体を起こしてはちょっとずつ移動を繰り返す様子が、妙に微笑ましくて可愛いかったです。<br /><br />※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。<br />簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/<br />詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)<br />http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html

2009年ウクライナ旅行第9日目(3)オデッサ:プリモールスキー並木通りから愛の橋を渡って国立オデッサ美術館へ

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2009/07/13 - 2009/07/13

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まみ

まみさん

2009/07/13月 オデッサ観光
・オペラ座前広場
・プリモールスキー並木通り
・ポチョムキンの階段
・港ターミナル
・再びプリモールスキー並木通り
・愛の橋
・国立オデッサ美術館
・福音主義教会
・ソボルナ広場とプレオブラジェンスキー大聖堂
・パサージュ・アーケード見学&ショッピング
【一等寝台泊:オデッサからリヴィブまで】

オデッサののどかな月曜の昼過ぎ。
時間がたっぷりあるので思ったより長居した港ターミナルを後にし、ポチョムキンの階段を無料のケーブルカーで上ったあと、再びプリモールスキー並木通りの散策を楽しみながら、この街で唯一、見学しようと思っていた国立オデッサ美術館に向かいました。
どうせなら、ガイドブックにも載っている「愛の橋」を通ることにしました。

途中、プリモールスキー並木通りで、散策する人たちにインタビューしながらたった一人でVTR用の録画でもしていると思われるキャスターらしきお姉さんを見かけました。
美形の多いウクライナの評判にたがわず美人なお姉さんですし、撮影シーンはやっぱり珍しいので、進行方向が同じだったのを幸い、しばし、街中観察と違う目の保養をさせてもらいました@

愛の橋は、「これが愛の橋?」と疑ったくらい、ペイントが剥げて鉄さびが見える、味気ない鉄橋にすぎませんでした。
恋人たちの愛の誓いとメッセージが刻まれた南京錠も、あくまで南京錠なので、パッとみたところ、産業ゴミが橋の欄干の一部にくっついているようにしか見えません。
でも、1つ1つ確かめてみると、これが思ったより面白かったです。
いろんな言語で刻まれていて、名前からして民族色豊かです。おそらく観光客が記念に残したものだろうと思いますが、オデッサにはさまざまな国からやって来る人がいることがうかがえます。
南京錠もよく見ると、ハート型など、ちょっと変わった形のものもあります。
つい一昨日の日付のものも見つけました。

国立オデッサ美術館は、愛の橋を通ろうとしたため、裏からアクセスすることになりました。
裏は、建物に落書きがあるしゴミもある、決してきれいとはいえないエリアでしたが、表から見ると、今朝、オペラ座やプリモールスキー並木道で感嘆したおしゃれな町の随一の美術館にふさわしい建物でした。
ペイントが多少剥げていたり、もうちょっと手入れされているといいな、と思ったことは目をつぶると。
あとでガイドブックを確認したら、さもありなん、建物は、もとは帝政ロシア時代の貴族の宮殿でした。

美術館をゆっくり散策するのも4日ぶりです。
現地ガイドと一緒だったクリミア半島観光では、ミュージーアムはほとんど回りませんでした。
現地ガイドと一緒だと、ミュージーアムめぐりはあまりしませんし、私の方でも、自分で回れそうなミュージーアムは自分のペースで回りたいので、観光ガイドに案内してもらうことはあまり期待しません。
館員によるガイドは別ですけどね。

国立オデッサ美術館には、16〜19世紀のイコン・コレクションがありました。
私にとってはそれだけでも、訪れた甲斐あり、です。
ウクライナ絵画は、ウクライナ人画家をほとんど知らないのでピンと来なかったのですが、これまでの観光で景色や民族衣装・民芸品など、ウクライナらしいモチーフはなくとなく分かった気がするので、そういうのを絵の中に探しながら眺めるのは楽しいです。
それから、ロシア絵画のコレクションが案外多くて、嬉しかったです。
海洋画家のアイヴァゾフスキーはクリミア半島出身なのでそう驚きませんが、イリヤ・レーピンやニコライ・ゲー、クラムスコイ、シシューキン、マクシモフ、スリコフ、ペローフ、ヴルーベリ、ソモフなどなど。
やはり私が東欧旅行にハマったきっかけの根っこのところには、ロシア絵画、特に移動派が描いたロシアの田園風景へのあこがれがあるので、この時代のロシア絵画には郷愁めいたものを感じるとともに、やっぱり東欧の田舎はいいなぁとあこがれを新たにしました。

ただ、美術館では、思ったより体力を消耗しました。
寝台列車での睡眠では疲れが完全にとれなかったせいか、ウクライナ旅行も9日目でそろそろ癒しきれない旅の疲れが蓄積しているせいか、あるいは単に私自身の体力の衰えのせい……!?
情けないことに鑑賞時間はたったの1時間半だったのに、最後の方ではふらふらになってしまいました。
最後の方のソ連時代らしき絵画もなかなか興味深かったのに、前半ほどじっくり鑑賞していられませんでした。

美術館を出たあと、もう一歩も歩けそうになくて、前庭のベンチで一時間休んでしまいました。
うたた寝もしてしまいました。
でもそれまで、港ターミナルの喫茶店で朝食をとった以外は、ずっと休みなしで歩きっぱなしでしたもの。

美術館には、ネコがたくさん放し飼いにされていました。
前庭のコンクリートの上の日陰で横になっていたネコが、時間がたつにつれて日陰がずれて日ざらしになるので、それに気付いて少しずつ移動していきます。
日陰の奥まで移動してしまえばいっぺんにすむのに、と思いながら、暑いと気付いて上体を起こしてはちょっとずつ移動を繰り返す様子が、妙に微笑ましくて可愛いかったです。

※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html

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  • ポチョムキンの階段前広場の可愛い売店<br /><br />おみやげ屋があると、つい寄りたくなるショッピング好きの私。<br />ここで甥っ子用に、水兵さんの帽子を買いました。<br />サイズ調整ができるので、大人も子供もかぶれます。<br /><br />水兵帽と、そのほかオデッサでゲットしたおみやげの写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662520/<br />関連の旅行記<br />「2009年ウクライナ・ハイライトその8:ウクライナでゲットしたもの」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361990/<br /><br />旅行後の秋に妹の家にウクライナ土産を持参して遊びに行ったとき、水兵さんの帽子をみんなかぶってみましたが、誰がかぶってもよく似合いました@<br />特にまだ幼稚園児の姪っ子が一番似合ったのはちょっと驚きました。<br />照れちゃってなかなか写真を撮らせてくれない年ごろになっていたのが残念でした(もちろん、なんとか写真はゲットしましたけどネ)。<br />

    ポチョムキンの階段前広場の可愛い売店

    おみやげ屋があると、つい寄りたくなるショッピング好きの私。
    ここで甥っ子用に、水兵さんの帽子を買いました。
    サイズ調整ができるので、大人も子供もかぶれます。

    水兵帽と、そのほかオデッサでゲットしたおみやげの写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662520/
    関連の旅行記
    「2009年ウクライナ・ハイライトその8:ウクライナでゲットしたもの」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361990/

    旅行後の秋に妹の家にウクライナ土産を持参して遊びに行ったとき、水兵さんの帽子をみんなかぶってみましたが、誰がかぶってもよく似合いました@
    特にまだ幼稚園児の姪っ子が一番似合ったのはちょっと驚きました。
    照れちゃってなかなか写真を撮らせてくれない年ごろになっていたのが残念でした(もちろん、なんとか写真はゲットしましたけどネ)。

  • プリモールスキー並木通り沿いのステキな建物

    プリモールスキー並木通り沿いのステキな建物

  • マリア・テレジアのイエロー?───と言いたくなる壁の色のもと宮殿

    マリア・テレジアのイエロー?───と言いたくなる壁の色のもと宮殿

  • 1人でカメラマン役もやっていた美人キャスターさん

    1人でカメラマン役もやっていた美人キャスターさん

  • 並木道でくつろぐ人にインタビュー中

    並木道でくつろぐ人にインタビュー中

  • ダンディなおじいちゃんにもインタビュー

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  • らくがきが汚くて興ざめだったギリシャ風の柱廊<br /><br />少し離れてみるとサマになりますけど。<br />

    らくがきが汚くて興ざめだったギリシャ風の柱廊

    少し離れてみるとサマになりますけど。

  • はじめからヘタな期待をしなければ、これはこれでかっこいい港

    はじめからヘタな期待をしなければ、これはこれでかっこいい港

  • 白いペイントが剥げて鉄さびが見えるこれが、愛の橋?<br /><br />「恋人たちが会いを誓い合う愛の橋<br /> プリモールスキー並木通りの西端にある橋の欄干には、たくさんの南京錠がかけられており、鍵にはお互いの名前、日付、メッセージなどが彫られている。ここは恋人たちや新郎新婦が愛を誓って鍵をかけていく愛の橋といわれている。」<br />(「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、コーサカスの国々」(&#39;08〜’09年版)より)<br />

    白いペイントが剥げて鉄さびが見えるこれが、愛の橋?

    「恋人たちが会いを誓い合う愛の橋
     プリモールスキー並木通りの西端にある橋の欄干には、たくさんの南京錠がかけられており、鍵にはお互いの名前、日付、メッセージなどが彫られている。ここは恋人たちや新郎新婦が愛を誓って鍵をかけていく愛の橋といわれている。」
    (「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より)

  • ハートの鍵はちょっと珍しいかも

    ハートの鍵はちょっと珍しいかも

  • 橋から見えた煙突の屋根

    橋から見えた煙突の屋根

  • 恋人たちの名前かな?<br /><br />と思ったけど、訳すとハーモニーとラブ?<br />

    恋人たちの名前かな?

    と思ったけど、訳すとハーモニーとラブ?

  • 橋の一部と愛の鍵<br /><br />キリル文字の方がやはり多いです。<br />ウクライナ人かもしれないですし、ロシア人かもしれないです。<br />

    橋の一部と愛の鍵

    キリル文字の方がやはり多いです。
    ウクライナ人かもしれないですし、ロシア人かもしれないです。

  • 日付かな?<br /><br />2009年7月11日だとすると……つい一昨日のことです。<br />つまり、この愛の橋に鍵をかけていく習慣は、まだまだ現役なのですね。<br />

    日付かな?

    2009年7月11日だとすると……つい一昨日のことです。
    つまり、この愛の橋に鍵をかけていく習慣は、まだまだ現役なのですね。

  • 愛の橋を過ぎて、ちょっと面白いモニュメントと周りで遊ぶ子供たち<br /><br />なにか功績を残した研究者のモニュメントっぽく見えます。<br />

    愛の橋を過ぎて、ちょっと面白いモニュメントと周りで遊ぶ子供たち

    なにか功績を残した研究者のモニュメントっぽく見えます。

  • ななめに倒れかかった標識、ジェバネツィコボ通りにて<br /><br />このまま右手へ真っ直ぐ、つきあたりが国立オデッサ美術館でした。ただし、裏手。<br />

    ななめに倒れかかった標識、ジェバネツィコボ通りにて

    このまま右手へ真っ直ぐ、つきあたりが国立オデッサ美術館でした。ただし、裏手。

  • コリント式列柱のファサードが荘厳な、国立オデッサ美術館<br /><br />「地球の歩き方」には「赤いクラシック様式の宮殿に16〜18世紀のイコンやレーピンなどのロシア絵画、ウクライナ絵画、モダンフアートなどを集めた美術館」と簡単に紹介されています。<br />思ったより見ごたえのある美術館でした。<br />この建物はLonely Planetによると、ポトツキー公爵家の邸宅の一つだったそうです。<br />

    コリント式列柱のファサードが荘厳な、国立オデッサ美術館

    「地球の歩き方」には「赤いクラシック様式の宮殿に16〜18世紀のイコンやレーピンなどのロシア絵画、ウクライナ絵画、モダンフアートなどを集めた美術館」と簡単に紹介されています。
    思ったより見ごたえのある美術館でした。
    この建物はLonely Planetによると、ポトツキー公爵家の邸宅の一つだったそうです。

  • 美術館が面していたソフィスカヤ通りの瀟洒な建物とトラム

    美術館が面していたソフィスカヤ通りの瀟洒な建物とトラム

  • 国立オデッサ美術館の正面<br /><br />裏からたどり着いたので、落書きだらけの建物に驚いてしまいました。<br />オデッサに到着してセントラルを回っていた朝は、オデッサはウィーンやモスクワを連想させるきれいな都市だなぁと思ったのですが、セントラルを少し外れると、景観的にいまひとつなところが残っているようです。<br />美術館の建物もとてもステキなのですが、壁のペイントが剥がれていたりなど、そういうところはちょっとくたびれたままでした。<br />でも中のコレクションはすばらしかったです。<br />展示室の大半は、内装はそっけなく宮殿としての修復はされていない部屋でしたが、中には壁のフリーズ部分や漆喰装飾や床のはめ板模様が美しいホールもありました。そうこなくちゃネ!<br />そういう往時の美しい部屋を見ることができるのは、宮殿を利用した美術館のもう1つの見どころといえます。<br />

    国立オデッサ美術館の正面

    裏からたどり着いたので、落書きだらけの建物に驚いてしまいました。
    オデッサに到着してセントラルを回っていた朝は、オデッサはウィーンやモスクワを連想させるきれいな都市だなぁと思ったのですが、セントラルを少し外れると、景観的にいまひとつなところが残っているようです。
    美術館の建物もとてもステキなのですが、壁のペイントが剥がれていたりなど、そういうところはちょっとくたびれたままでした。
    でも中のコレクションはすばらしかったです。
    展示室の大半は、内装はそっけなく宮殿としての修復はされていない部屋でしたが、中には壁のフリーズ部分や漆喰装飾や床のはめ板模様が美しいホールもありました。そうこなくちゃネ!
    そういう往時の美しい部屋を見ることができるのは、宮殿を利用した美術館のもう1つの見どころといえます。

  • 国立オデッサ美術館の正面上部、美しいコリント式の柱頭とレリーフや装飾のすばらしいファサード<br /><br />国立オデッサ劇場では、16〜19世紀のイコン・コレクションと主にロシア美術を見ることができました。<br />いや、ウクライナ美術やオデッサ出身の画家の作品ももしかしたらあったのかもしれませんが、私にとって聞き覚えのある画家はロシア画家ですし、この美術館に作品が展示されていたということでメモしたのは、ロシア画家ばかりになってしまいました。<br />〜エンコという名前ならウクライナ人でしょうけどね。<br /><br /><作品が展示されていた画家のうちに、展示されていた作品が気になったり気に入った画家たち><br />マカロフ、海洋画家アイヴァゾフスキー、ニコライ・ゲー、イワン・クラムスコイ、マクシモフ、マカロフスキー、シシューキン、レーピン、ペローフ、スリコフ、レヴィタン、セローフ、コロヴイン、幻想画家ヴルーベリ、ソモフ、コスタンディ、レフチェンコ、ゴロフコフ(Golovkov、1863-1909)、ブラース(Braz、1873-1936)、ニルス(Nilus、1869-1943)、V.V. カンディンスキー(1866-1944)の具象画のみ、L.O. ムチニク(Muchnik)、ヴァクレンチュク(Vakulenchyk)など。<br /><br />もっと現代の画家の作品もありましたが、それまでみごたえたっぷりで私自身が飽和状態になってしまったため、名前をメモする気力はなくなってしまいました。<br /><br />久しぶりの美術館見学は思ったより体力を消耗しました。<br />時計を見ると、見学を開始したのは12時50分で、終わったのは14時25分、1時間半しかかけていません。<br />それなのに、ふらふら。<br />最後の方の現代部門はゆっくり見る体力が残っていませんでした。<br />美術館を出て一度座ったら、もう立ち上がれず、前庭のベンチで休むことにしました。<br />あと少し、あと少し……と体力よりむしろ気力の回復を待っていたら、あっという間に一時間たってしまいました。<br /><br />「2009年ウクライナ旅行第9日目(4)オデッサ:観光エリア外の街並み撮影にハマりながら、ソボルナ広場とパッサージュへ」につづく。<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10411552/<br />

    国立オデッサ美術館の正面上部、美しいコリント式の柱頭とレリーフや装飾のすばらしいファサード

    国立オデッサ劇場では、16〜19世紀のイコン・コレクションと主にロシア美術を見ることができました。
    いや、ウクライナ美術やオデッサ出身の画家の作品ももしかしたらあったのかもしれませんが、私にとって聞き覚えのある画家はロシア画家ですし、この美術館に作品が展示されていたということでメモしたのは、ロシア画家ばかりになってしまいました。
    〜エンコという名前ならウクライナ人でしょうけどね。

    <作品が展示されていた画家のうちに、展示されていた作品が気になったり気に入った画家たち>
    マカロフ、海洋画家アイヴァゾフスキー、ニコライ・ゲー、イワン・クラムスコイ、マクシモフ、マカロフスキー、シシューキン、レーピン、ペローフ、スリコフ、レヴィタン、セローフ、コロヴイン、幻想画家ヴルーベリ、ソモフ、コスタンディ、レフチェンコ、ゴロフコフ(Golovkov、1863-1909)、ブラース(Braz、1873-1936)、ニルス(Nilus、1869-1943)、V.V. カンディンスキー(1866-1944)の具象画のみ、L.O. ムチニク(Muchnik)、ヴァクレンチュク(Vakulenchyk)など。

    もっと現代の画家の作品もありましたが、それまでみごたえたっぷりで私自身が飽和状態になってしまったため、名前をメモする気力はなくなってしまいました。

    久しぶりの美術館見学は思ったより体力を消耗しました。
    時計を見ると、見学を開始したのは12時50分で、終わったのは14時25分、1時間半しかかけていません。
    それなのに、ふらふら。
    最後の方の現代部門はゆっくり見る体力が残っていませんでした。
    美術館を出て一度座ったら、もう立ち上がれず、前庭のベンチで休むことにしました。
    あと少し、あと少し……と体力よりむしろ気力の回復を待っていたら、あっという間に一時間たってしまいました。

    「2009年ウクライナ旅行第9日目(4)オデッサ:観光エリア外の街並み撮影にハマりながら、ソボルナ広場とパッサージュへ」につづく。
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10411552/

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