2008/07/15 - 2008/07/15
142位(同エリア165件中)
まみさん
2008/07/15火 ヴェリコ・タルノヴォ
【宿泊:Hostel Pashov(ヴェリコ・タルノヴォ泊)】
・グルコ通り(ペンションのある場所)
・アッセン王モニュメント
・ヴェリコ・タルノヴォ美術館
・考古学博物館
・民族復興期博物館は火曜日お休み
・聖処女降誕教会
・ツァヴェレッツの丘
・サモヴォドスカタ・チャルシャ散策
・ブルガリアの母広場から新市街のブルガリア大通り前の市場まで散策
教会で写真代10.00レヴァ払った私にとって、考古学博物館の別途写真代3.00レヴァをケチる理由はどこにもありません。
(2008年7月現在、1レヴァ=約0.5ユーロ、1ユーロ=約170円で換算)
といっても、建物入ってすぐの受付で、古代トラキア人らしき出で立ちのマネキン人形を見かけなかったら、写真代を払おうとは思わなかったかもしれません。
私のミュージーアムに対する関心は絵画から工芸に移りつつりつつあっても、いまだ絵画の方が圧倒的です。
考古学博物館が気に入るかどうかは、あたりはずれがあります。
しかし、このヴェリコ・タルノヴォの考古学博物館は、私にとって大あたりでした。
古代トラキアの遺跡からの愛らしい発掘品に、メロメロです。
入口で写真代を払っておいてよかった、と何度思ったことか。
それに、素人にとって、見慣れぬものは、1回の出会いで珍しいものかそうでないか、認識できないんですよね。
この考古学博物館で見かけたときには、ただただその愛らしさや美しさだけに見とれて写真を撮っただけでしたが。
後にソフィアの博物館でも再会して初めて、それが他ならぬブルガリア特有の発掘品かもしれないと気付くことができました。
「考古学博物館
民族復興期博物館とその隣の図書館に挟まれた階段を下りていくと、図書館の裏側に出る。これが考古学博物館。ヴェリコ・タルノヴォ周辺で発掘されたトラキア時代の土器や、中世のフレスコ画や装飾品などが展示されている。」
(「地球の歩き方 '07〜'08年版」より)
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考古学博物館のお洒落なゲート
ちなみにこのゲート前で可愛いワンちゃんに会ったので、写真を撮らせてもらいました。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276351/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその2:ブルガリアのワンちゃん」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10260536/ -
門をくぐって、考古学博物館へ
前庭の彫刻は、出てからゆっくり見ることにしましょう。
入場料4.00レヴァ、写真代3.00レヴァ。
(2008年7月現在、1レヴァ=約0.5ユーロ、1ユーロ=約170円で換算)
「考古学博物館
この卓越した博物館は、谷を見渡せる見晴らしの良い場所にあるすばらしい建物にあります。博物館には、ニコポリス・アド・イストルム(Nikopolis-ad-Istrum)のローマ時代の遺跡からの工芸品やその他の場所から出土したローマ時代の陶器や像があります。中世ブルガリアについての展示(3階の巨大な皇帝の壁画を含む)や、地元の石器時代の定住地から出土した古代の金細工もいくつかあります。もどかしいことに、この町の他の博物館同様、ここでの説明はすべてブルガリア語です。たとえ博物館の中に入らなくても、ローマ時代の彫刻にあふれた列柱のあるテラスや中庭だけでも、見る価値があります。」
(Lonely Planet(2nd edition 2005年刊)より私訳) -
昔の民族衣装のマネキン
トラキア人の衣装でしょうか。
入ってすぐにこのマネキンが目に入ったので、写真代を払いました@ -
かわいい動物と面白い形の土器
考古学博物館も、私の手にかかったら、アートギャラリー@
そういう目で見てしまいますから。 -
とっても気に入ったラブリーな壷
頭上に壷を持って運ぶ女性をかたどった壷です。
これはソフィアの歴史博物館や考古学博物館でも見ました。
ブルガリア特有の意匠かしら。
脇役になってしまった後ろの壷も、頭の羊のような形がラブリーです。 -
さまざまな矢じりや斧の先
施された模様が単純ながら、なかなか美しいです。 -
おもしろい粘土のおもちゃ
お馬さんですねぇ。土偶かな。
あの穴はどのように使われたのでしょうか。
横棒がささっていたのかな。 -
興味深い容器
形は松ぼっくりでしょうか。 -
興味深い容器
上の容器の模様は、松ぼっくりかもしれませんし、鱗にも見えます。
下の容器の幾何学的な模様は大変美しいです。考古学博物館でこういう美しいものを眺めるのがとても好きです。
写真に撮れてこうして手もとに残しておけて嬉しい@ -
階段の壁に飾られていた中世のフレスコ画
おそらくどこかの修道院のオリジナルが、だいぶ痛んだのでここに収蔵されたのだと思います。 -
興味深い絵が描かれた壷
描かれている動物がとても気に入りました。
でも、いったい何の動物かしら? -
描かれた鳥が美しい皿
旅行の下調べとして読んだ本に、この皿と思われる説明がありました。
「ブルガリアの陶器には歴史的に三つの種類があった。しかしそのうち現在も作られているのは二種類だけ。大部分はトライヤンという全体に釉がかかった茶色の焼物で、ちょっと益子焼きに似た雰囲気のものだ。(中略)
もう一つが、ヴェリコ・タルノヴォ焼で、グリーンを基調とした焼物。皿面いっぱいに伝統的な文様が手描きで描かれている。これは14世紀から焼かれていた古いものだが、ツァレヴェッツの丘の宮殿で使うためだけに作られていた焼物で、庶民には縁のないものだった。
900度で素焼きをした後、白い化粧土を全体に掛け、掻き落としの技法で絵を描き、釉薬をかけた後1100度でもう一度焼くという手のこんだもの。模様は王のシンボルであった鳥や太陽、十字模様、円、格子など。永遠を意味する円環、人生の裏表を表現する濃淡の格子柄、向かい合った鳥は夫婦や家庭の和、などそれぞれの模様には哲学的な意味が隠されている。
この焼物は安価なトライヤンの10倍から20倍という価格。実用にしても良いのだが、飾り皿として買う人が多いようだ。(後略)」
(「神様がくれた国ブルガリア〜空・海・大地と食の旅〜」文・明石和美/写真・長谷川朝美(愛育社/2002年発行)より) -
絵柄が興味深い皿
これもヴェリコ・タルノヴォ焼きかも。 -
まるで日本の茶器みたい!
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粋な壷たち
手前の壷の模様は、鱗かしら。瓦の模様にも見えます。 -
2階のブルガリア史を描いたと思える壁画
たぶんヴェリコ・タルノヴォを首都とした第二次ブルガリア帝国の成立にまつわるエピソードでしょうね。 -
第二次ブルガリア帝国の始祖アッセン兄弟
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2階のブルガリア史を描いたと思える壁画
まさしく勝利の瞬間というところですね。
押さえ込まれているのは、ビザンチン兵? -
これもきっと、アッセン兄弟
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階段の壁にあった中世のフレスコ画
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考古学博物館の前庭の、衣装のひだが美しい彫刻と、まるトーテムのような彫刻
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トーテムのような彫刻
鳥人間?
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