2007/07/30 - 2007/07/30
1146位(同エリア1556件中)
まみさん
10ヶ月近くかけて作成してきた2007年ルーマニア旅行記のしめくくりは、ホテル・レポートといきましょう。
10ヶ所です。
荷物を軽くできない上に、腰痛というバクダンを持っている私は、駅やアウトガラ(バスターミナル)からホテルにタクシーで直行することで時間と労力と体力を温存するため、今回は10ヶ所すべて予約をとって行きました。
それを、出発2ヶ月前の5月に1週間くらいかけてやりました。
もっとも、10ヶ所のうち2ヶ所、現地ガイドに案内してもらったマラムレシュ地方とブコヴィナ地方は、ガイドを手配してくれた現地旅行会社に依頼しました。
残り8ヶ所については、メール、HPの予約フォーム、そしてオンラインホテル予約システムを利用して直接コンタクトをとり、自力で手配しました。
オンラインホテル予約システムを利用できたのは、今回はブカレストだけです。
フォートラベルにリンクがあるところや、去年のハンガリー旅行のときに利用したところはチェックしてみたのですが、選べるだけホテルの選択肢があったのはせいぜいブカレストだけでしたから。
そのブカレストのホテルも、去年利用したホテル・チェントラルに始めから決めていました。
値段も欧米基準に近付いているといわれる首都としては妥当でしたし、観光に便利な場所にあり、去年もそれなりに満足できましたから。
なんといっても、ホテルの場所と周辺の状況が分かっているというのは、とてもラクだからです。
それ以外は、HPの予約フォームを使った場合でも、結局やりとりはメールです。
今年のルーマニアのホテルはどこも、去年のハンガリーの場合と違って、回答がとても迅速で助かりました。
中にはHPが古くてメールが届かなかったところもあったものの、その場合は送信不能メールがすぐに戻ってくるので、いつまでも返事のないのをやきもき待つ必要はありませんでした。
おかげで去年ほどストレスを感じずに、ほぼ第一希望で予約がぽんぽんとれました。
換算レート:2007年7月現在、1レウ=約55円
1ユーロ=165〜170円
(だいたい両替え手数料やクレジットカードレートなどを考えて170円で換算)
【利用ホテル一覧】
2007/07/08日〜07/09月
ブカレスト2泊:Hotel Central(ホテル・チェントラル)
2007/07/10火
シナイア1泊:Hotel Caraiman(ホテル・カライマン)
2007/07/11水
シビウ1泊:Pensiunea Tosca(ペンション・トスカ)
※予約していたのはCasa Baciu(カサ・バチウ)
2007/07/12木
シギショアラ1泊:Casa cu Cerb(カサ・ク・チェルブ)
2007/07/13金
クルージ・ナポカ1泊:Hotel Capitol(ホテル・カピトル)
2007/07/14土〜07/15日
バイア・マーレ2泊:Hotel Mara(ホテル・マーラ)
2007/07/16月〜07/19木(マラムレシュ地方)
ヴァド・イセイ村4泊:Pension Prisacaru(ペンション・プリサカル)
※現地ガイド兼運転手自身が経営するペンション
2007/07/20金〜07/21土(ブコヴィナ地方)
グラ・フモールルイ2泊:Pension Corlatan(ペンション・コルラタン)
2007/07/22日
スチャヴァ1泊:Hotel Gloria(ホテル・グロリア)
2007/07/23月
ヤシ1泊:Hotel Moldova(ホテル・モルドヴァ)
2007/07/24火
宿泊:ヤシ発ブカレスト行一等寝台列車
2007/07/25水
ブカレスト1泊:Hotel Central(ホテル・チェントラル)
2007/07/26木
宿泊:ブカレスト発ティミショアラ行一等寝台列車
2007/07/27金
宿泊:ティミショアラ発ブカレスト行一等寝台列車
2007/07/28土
ブカレスト1泊:Hotel Central(ホテル・チェントラル)
2007/07/29日 ブカレスト半日観光&出国 パリ経由
機内泊
2007/07/30月 成田着18時
※一等寝台車の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13944155/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第19日目(2):通算6日目のブカレスト観光」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10245099/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14031037/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第20日目ティミショアラ(5):街角さまざま」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10249121/
※去年(2006年)のルーマニア旅行のホテル・レポート
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行:【ホテル編ルーマニア】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10161729/
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(1)ブカレストのホテル:Hotel Central(ホテル・チェントラル)
2007/07/08日〜07/09月(2泊)
2007/07/25水(1泊)
2007/07/28土(1泊)
住所:13 Brezoiannu Street, Sector 5, Bucharest
料金:シングル1泊1万円
予約方法:オクトパストラベルで即時予約、事前精算
いつくかのオンライン・ホテル予約サイトを、精算の時期、キャンセル料、価格(同じホテルでもサイトによって若干違う)などの点から比較検討し、オクトパス経由で予約しました。
去年のハンガリー旅行では地方都市のホテル予約には現地精算のBooking.comを多用しましたが、今回は、そして私のルーマニア旅行のバイブルのブログ「ルーマニアへ行こう!(http://go2rumania.exblog.jp/)」の記事の中に、3ツ星ホテルでも精算時に換算レートでもめた話があったことから、万が一のわずらわしさを排除するために、事前精算のオクトパスを選びました。
他にも、円安傾向だったたことと、他のサイトに比べると若干安かったことも決めてになりました。
去年も実はオクトパス経由でブカレストのホテルを予約しました。
そのとき現地で予約の手違いがあったのですが、ホテルからオクトパスのロンドン・オフィスに連絡が入った後の日本人スタッフの対応と比較的迅速な措置は悪くありませんでした。
なので、また同じようなことがあったときでも安心できると思ったせいもあります。
<感想:Hotel Central>
地下鉄M2線の大学広場駅とM3線のIzvor駅が徒歩圏内というのは気に入っています。それぞれ歩いて10分くらいです。
国民の館や、旧王宮付近、あるいは国立美術館、革命広場くらいなら、私の足でも十分徒歩圏内です。
このホテルの朝食のダイニングは2階(日本式の勘定)にあり、狭いですが、バイキングの品揃えはまあまあです。一応、ソーセージや卵料理などホット・ディッシュもありますから。
部屋の鍵は、内側からハンドルのぽっちを押すことを、2日目の夜まで気付きませんでした。扉を閉めたら自動的に鍵が閉まるタイプかと勘違いしていました。
つまり私は、前日も去年も、夜、部屋の鍵を閉めないままで寝ていたらしいです!
部屋はクーラークーラーがよくきいていて、観光から汗だくだくで戻ってきたときは気持ちが良かったです。
(ルーマニアのホテル、三ツ星であっても、必ずしもエアコンあるとは限りませんでした。)
ただ、ミニバーの水やジュースが8レウというのは高すぎでした。
去年(2006年)のHotel Centralのレポート
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400839/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行:【ホテル編ルーマニア】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10161729/ -
(2)シナイアのホテル:Hotel Caraiman(ホテル・カライマン)
2007/07/10火(1泊)
住所:Bd. Carol I 4, Sinaia
料金:シングル1泊40ユーロ
予約方法:メールで直接予約、現地精算
ホテル・カライマンの建物の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12613986/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12613988/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12613989/
レセプションの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12613987/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第3日目(2):美しい街並みのシナイア(城と僧院以外でも@)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10174434/
駅の目の前にあることが一番の決め手です。
そして、価格は2つ星のペンション並みで妥当であり、「地球の歩き方」の紹介文と写真から、ちょいとステキなお屋敷タイプのホテルだと分かり、迷わずここに決めました。
「地球の歩き方」にあるメールアドレスに連絡したところ、当日中にOKの返事が来ました。
ただし、駅から急な石段を上った上にあり、スーツケースをえっちらおっちら運ばなくてはならないことは覚悟しました。幸い、途中までは坂でした。
<感想:Hotel Caraiman>
期待どおりの被写体にしたくなるステキな建物に、どこかクラシカルで落ち着いた雰囲気のロビーは気に入りました。先に荷物を預ってもらってから夕方チェックインしましたが、落ち着いた部屋でした。
ただ、窓にはレースのカーテン1枚きりです。外から丸見え!?とびっくりしましたが、窓の外は林で、自然の木々がカーテン代わりになっていました。
エアコンはありませんでしたが、標高が高く避暑地として人気のシナイアだけあって、十分涼しかったです。
バスルームにシャワー設備はありましたが、ブースになっていませんでした。ブースになっていないと、水を床に飛ばしてしまいがちな私にはちょっと使いづらいです。
アメニティは石けんのみでした。2つ星ですからね。ミニバーはありませんでしたが、テレビはありました。
ちなみにシングルを予約しましたが、実際に割り振られた部屋はダブルルームでした。もちろん価格は、メールで連絡があったとおりのシングル価格です。 -
ホテル・カライマンの廊下
部屋は最上階でした。
支えの柱がこのように廊下にまで飛び出ているのが面白くて、写真を撮りました。
しかし、もしこの館が貴族の館として使われていたとしたら、このフロアはひょっとしたら、召使部屋!?
といっても、屋根裏で天井が斜めになった空間って情緒があるので、悪くないです。
(もっとも、部屋の天井には斜めの部分はありませんでした。) -
ペンション・トスカの建物
(3)シビウのホテル:Pensiunea Tosca(ペンション・トスカ)
※予約していたのはCasa Baciu(カサ・バチウ)
2007/07/11水(1泊)
住所:Str. 9 Mai 2, Sibiu
料金:シングル1泊130レウ
予約方法:メール直接予約、現地精算
※ただし、Casa Baciu(カサ・バチウ)の方は先客が延泊したので、Pensiunea Toscaを紹介され、迎えに来てもらった。
シビウのホテルの手配は少しだけ苦労しました。
「地球の歩き方」には、「シビウのホテルはほかの都市と比較して料金的にも安く、いい部屋に宿泊できる」とあったので、「歩き方」に載っているホテル・リストだけでは満足できませんでした。
それでも最初は、「歩き方」で紹介されていた、小広場に面して旅行会社も中にあるという、ペンション並みのCasa Luxembourにメールで連絡してみましたが、部屋数が少なく、ダブルルームしかない、との返事にちょっと迷っていたら、すぐに予約が埋まってしまって断られてしまいました。
そのため、ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)とシビウの町の公式サイト(http://www.sibiu.ro/index_en.php)のホテル・リストを参考に、HPに一つ一つアクセスして場所と価格を確認しました。これがなかなか大変な作業でした。
その結果、場所・価格・雰囲気で気に入ったペンションCasa Baciuにメールで連絡して予約をとったのですが、いざ到着してみると、前に泊まっていた家族が延泊して、満室でした。
そのため、Casa Baciuの人が別のペンションを紹介してくれました。
中庭から見たカサ・バチウの写真
ペンション・トスカに案内されるのを待っている間に撮ったもの
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12678879/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12678880/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第4日目(2)シビウ:大広場・小広場をめざして+雨あがりの帰り道」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10178563/
<感想:Pensiunea Tosca>
Casa Baciuよりセントラルに遠くなったとはいえ、十分に徒歩圏内でした。
「歩き方」にもLonely Planetにもシビウの中央駅からセントラルと反対側の東側については全く地図がないため、ホテルを選ぶときに駅より東側は候補から外していましたが、このペンションはその東側にありました。
実は、格安で良さそうなペンションは、駅の東側にたくさんありました。
ロビーに、ものすごい立派な装丁のゲストブックがありました。
気に入ったら書いて欲しいとちょっと強要されましたが、スタッフの人たちはとても愛想がよく、予約と違うペンションになった私を気遣ってくれ、また英語の話せるスタッフは、観光中に何かあったらと、自分の携帯の番号まで教えてくれました。
建物もすっきり清潔で総じて悪くなかったので、ゲストブックにはそのとおりに書きました。
ゲストブックには日本人の書き込みもありましたが、今年の5月に来たその日本人の書き込みはペンションとは何も関係なく、ただシビウ・フェスティバルが楽しみできた、とだけありました。 -
ペンション・トスカの部屋
フェミニンな部屋でとても可愛らしかったです。 -
翌日の朝に撮影した、ペンション・トスカのダイニング・ルーム
次のシギショアラへは6時発の直行バス(ミニバス「マクシータクシー」)を利用することにしましたので、5時半にタクシーを予約してもらいました。
朝食には早すぎるというので、冷蔵庫の中にサンドイッチを作りおきしておいてくれました。
ちょいとステキなダイニング・ルームで、ここでゆっくり他の宿泊客を目にしながら朝食をとりたかったと思いました。 -
(4)シギショアラのホテル:Casa cu Cerb(カサ・ク・チェルブ)
2007/07/12木(1泊)
住所:Str. Scolii 1, Sighisoara
料金:ダブルルームのシングル利用価格40ユーロ
予約方法:メール直接予約、現地精算
カサ・ク・チェルブの建物の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11870133/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11870140/
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「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第17日目シギショアラ(3):世界遺産の城山要塞散策」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10129332/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12717625/
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「2007年ルーマニア旅行第5日目(5)シギショアラ:夜景にドラキュラの雰囲気を求めて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10180037/
去年は「地球の歩き方」の地図を頼りに、駅前のホテル・シクに飛び込みで予約しました。
安かったかわりに、ちょっと寒々しかったため、今年はもう少しグレードの上のホテル、できれば要塞の上のホテルに泊まりたいと思いました。
そして夜景を撮りたいと思いました。
もっとも、最初はふもとの、旅行会社に隣接したSteauaの方が安く、ビエルタンへの日帰りを現地手配する際に便利かもしれないと思ったため、Steauaに連絡してみましたが、メールは送信不能で戻ってきてしまいました。
SteauaのHPの価格も、ルーマニアのデノミ前で古かったです。
ホテル自体がなくなっていたわけではないので、現地に着いてから飛び込みでなら、もしかしたら部屋が取れたかもしれません。
ただ、ホテルの物価の低い地方都市では、観光の中心のど真ん中のちょいと贅沢なホテルに泊まりたい気持ちがありましたので、迷いなくCasa cu Cerbを選ぶことができました。
シングルルームは少ししかないために予約がとれなかったのですが、ダブルルームをシングルに近い価格で予約できました。
去年のシギショアラのホテル・レポート
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12400830/
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「2006年ハンガリーとルーマニア旅行:【ホテル編ルーマニア】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10161729/
<感想:Casa cu Cerb>
当初はシビウから列車で行く予定だったので到着は9時半頃のはずでしたが、買った切符を捨てても直通バスの方が良くなってしまったので変更し、ホテルに8時前に到着してしまいました。
地下のレストランでカフェを飲みながら、シビウのペンションの人よりはスタッフは丁寧だけどビジネスライクだな、と思っていたのですが、何人かに接するうちに、ビジネスライクに感じられた人はどちらかというと寡黙かシャイなタイプらしいと分かりました。愛想のいい人、愉快な人もいました。
案内された部屋はツインというせいもあったと思いますが、アメニティがそろっていました。
テレビ・電話があり、ミニバーはないけれど冷蔵庫はあり、ドライヤーもありました。しかし、スリッパにバスローブまであるのは、ヨーロッパの三ツ星ホテルとしては珍しいのではないかしら。
もしかしたらこの部屋は、ちょっとグレードの高いとっておきだったかもしれません。
バスタブがあったので、この日はゆっくり風呂に浸かりました。 -
カサ・ク・チェルブの最上階の廊下のくつろぎスペース
部屋は最上階で、窓からの広場が見下ろせ、シギショアラ名物の時計塔は、ほぼお隣さん感覚でした。
階段しかなかったですが、チェックインしたときにはホテルのスタッフに荷物を運んでもらえたので、下りるときだけですみました。
また、ホテルが観光ハイライトのど真ん中にあったおかげで、夜中に夜景撮影に出かけることができました@
カサ・ク・チェルブの部屋(最上階)の窓からの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12708858/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12708859/
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「2007年ルーマニア旅行第5日目(1):シギショアラ再訪1日目」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10180032/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12717588/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12717589/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12717590/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12717591/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10180037/ -
(5)クルージ・ナポカのホテル:Hotel Capitol(ホテル・カピトル)
2007/07/13金(1泊)
住所:Str. Neagra nr.9a, Cluj Napoca
料金:シングル1泊150レイまたは45ユーロ
予約方法:HP予約フォーム利用、現地精算
比較的ラクにホテルが手配できた今回の中では、クルージ・ナポカは一番苦労しました。
「地球の歩き方」で場所・価格的に十分許容範囲と思ったホテルは3ヶ所、メールが不通でした。HPにあたってもダメでした。
ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)やルーマニアサイト(ici.ro)、クルージ・ナポカ市の公式サイト(http://www.clujnapoca.ro/)など探す範囲を広め、Hotel Capitolを見つけましたが、最初、予約フォームがきちんと送信されていなかったのに気付かず、返事がこないのを2日間やきもきして待ってしまいました。
予約をやり直したところ、当日中にOKの返事がきました。
<感想:Hotel Capitol>
途中で路上駐車している車があると通れないような狭い通りにありました。
そのため、タクシーは数メートル手前で停車してしまいました。
すると、同じ通りにすむ男性が様子を見ていたらしく、荷物をホテルまで運んでくれました。ルーマニアは本当に女性に優しいなぁとここでも実感しました。
クルージ・ナポカの中央駅前の喧噪はブカレストに劣らず、しばらくぶりでびっくりしてしまいましたが、ホテルは逆に、周辺はびっくりするほど静かでした。
ビジネス客が多いのか、部屋にはライティング・デスクもありました。
クーラーがきいて、ミニバーのミネラルウォーターは2.50レウで、そんなにぼったくってなくて、観光地値段程度した。
セーフティボックスもあり、タンスあり、壁にはイコンがかかっています。そして机の引出しには聖書がありました。
使われていないコンセントの差し込みが部屋の中に6か所もありました。テレビと机の電気用に2つ。つまり計8か所。さらにトイレにも一つあるので計9か所です。パソコンを使ったり、携帯やデジカメの充電するのには便利は便利でしょう(ただし、私はパソコンは持参しないですが)。
また、テレビと電話もありドライヤーもあり、シャワールームは敷居がしっかりしていて、床に水をはねさせてしまう私にとっては使いやすかったです。
鍵はカード式でした。
エレベーターはありませんでしたが、チェックインのときにはスタッフに荷物を運んでもらえたので、自分で荷物を運ぶのは下りる時だけですみました。 -
ホテル・カピトルの個室のバスルーム
シャワールームとの敷居が高い@ -
閑静なエリアにあった、ホテル・カピトルの門構え
奥のクリーム色の建物がホテルです。 -
(6)バイア・マーレのホテル:Hotel Mara(ホテル・マーラ)
2007/07/14土〜07/15日(2泊)
住所:Bd. Unirii 11, Baia Mare
料金:シングル1泊45ユーロ
予約方法:HP予約フォーム利用、現地精算
車のチャーターやガイドの手配が可能な旅行会社が併設、という点が最初にこのホテルに目をつけた理由です。
後に、マラムレシュ地方めぐりは現地旅行会社を通じて先に手配してしまったので、その利点はあまり意味がなくなりました。
それでも、クレジットカード精算が可能で価格も許容範囲だったので決めました。
当初は駅から歩くつもりもありましたが、結局、荷物が重かったのでタクシーを利用しました。
探す気になれば、もっと旧市街に近いペンションなどがあったかもしれません。
このホテルは新市街にあるので、周辺はあまり面白くありませんでした。
ただし、平日はもう少し活気があったかもしれません。
<感想:Hotel Mara>
高層ビルで、ロビーが2階まで吹き抜けの、なかなか立派なホテルでした。欧米的な三ツ星ホテル。
ただ、セントラルに行く手段としてバスの時刻表を知りたかったのですが、そういう情報は持っていないようです。こともなげに「タクシーが便利です」と言われてしまいました。
ルーマニアのタクシー代はボラれなければ安く、庶民の足と言われているくらいらしいので、たぶん、それほど不自然な提案でもないのでしょう。ただ、私は帰りの足が心配だったのです。
それで、この町のタクシー会社の電話番号を知りたいと言ったのですが、そういう情報もないのか、もらえませんでした。そういうことを聞く客の方が珍しいみたいです。
東欧の三ツ星ホテルのレセプションの対応では、これ以上期待できないとあきらめました。
英語を話すスタッフは多かったです。
土曜の夜は、結婚披露宴があったのか、ロビーの上のフロアから大音響がビンビンに漏れていました。
部屋は防音になっていましたが、ベランダに出ると、よく聞えました。
ホテル・マーラの部屋のベランダから見た景色
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12778203/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12778204/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第7日目(5):バイア・マーレのびっくりな新市街」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10182531/ -
(7)マラムレシュ地方のペンション:Pension Prisacaru(ペンション・プリサカル)
※現地ガイド兼運転手ニコラエさん経営するペンション
2007/07/16月〜07/19木(4泊)
住所:Vadu Izei 320, Maramures, Romania
(シゲット・マルマッツィエイ近郊のヴァド・イセイ村)
料金:25ユーロ(2階の3部屋独占@)
予約方法:現地旅行会社経由、現地旅行会社のオフィスでまとめて精算
「地球の歩き方」では紹介されていないような近郊の村にあるのがとてもよかったです(Lonely Planetでは紹介されています)。
一人ではなかなかそんな田舎には泊まれませんから。
シゲット・マルマッツィエイから8kmというロケーションは、1日シゲット・マルマッツイエイでのフリーデイを予定していたためアクセスに不安があったのですが(バスも、時刻表はあってないようなものらしく)、ガイドのニコラエさんが送り迎えしてくれたことで解決しました。
<感想:Pension Prisacaru>
部屋は2階のフロア全部を一人で占領です。
階段を上ってすぐのダイニング・スペース、ベッドルーム、リビングルーム、そしてバスルームにベランダ付。
家族で泊まってよいくらいでした。
テレビはやや映りが悪く、扇風機しかなかったために今回の2007年7月の異常猛暑では夜中暑くて辟易した日もありましたが、階下の冷蔵庫のミネラルウォーターは飲み放題、食事は一人で食べきれないほどたっぷりで、自宅の空いたスペースを利用したペンションらしいアットホームさと、ニコラエさんや奥さんのおもてなしはとても満足できました。 -
ニコラエさんのペンションのダイニング・スペース
2階にある宿泊客用のダイニング・スペースです。
テーブルにあるのは、「みやこうせい」さんの写真集です。
いつでも見ていいよ、と貸してくれました。
ニコラエさんにあちこち連れて行ってもらうまでは、「ふうん」と眺めるだけでしたが、戻ってきてみると、「ああ、これも見た!これも見た!」という写真がたくさんありました。 -
ニコラエさんのペンションのベランダ
とてもよく日が射すので、洗濯物はここに干しました@
異常猛暑に悩まされた2007年7月のルーマニア、夕方は、ここは暑くて暑くて、長くはいられませんでした。 -
夕食の一部
アルコール度数の高い名物ツイカ(プラムのブランデー)と食後のデザート
ニコラエさんのペンションのダイニング・スペースにて
ツイカは、ハンガリーではパーリンカと呼ばれています。
アルコール度数40度。
そうでなくても暑いのに、からだがカッカッとほてってしまい、一日の疲れがドッと出るので、2晩目からは断りました@ -
ニコラエさんのペンションの2階への階段
そういえばここにニコラエさんの羊皮の民族衣装のジャケットが壁に吊るされていたんですよね。
写真を撮っておけばよかったです。
ニコラエさんのペンションの窓から見た景色
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12887456/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12887457/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第9日目(5)マラムレシュ地方:ヴァド・イゼイ村を散歩」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10189140/ -
(8)ブコヴィナ地方のペンション:Pension Corlatan(ペンション・コルラタン)
2007/07/20金〜07/21土(2泊)
住所:str. Mihail Sadoveanu no.3, Gura Humorlui, Suceava County
(スチャヴァ州の主要都市グラ・フモールルイの郊外)
料金:シングル1泊25ユーロ(+運転手宿泊代1泊25ユーロ)
予約方法:現地旅行会社経由、現地旅行会社のオフィスでまとめて精算
ペンションの建物の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13340281/
ペンションの部屋の窓から見た景色
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13340137/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第14日目(6)ブコヴィナ地方:愉快(フモール)村とモルドヴァ地方の田園風景」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10210642/
現地旅行会社に手配してもらいました。
グラ・フモールルイでも町外れにありました。
グラ・フモールルイ自体は鉄道駅もあるくらい、セントラルはいっぱしの賑やかな町でしたが、ペンションの周辺はとても静かな田舎でした。
ブコヴィナ地方の名物であり世界遺産の修道院の一つ、フモール修道院のすぐ隣でした。
2階の部屋の窓から修道院の壁とそこから飛び出している塔の一部が見えました。
2日目の朝食時には、修道院から涼しげなトアカの音が、トントントントンと静寂の中から囁くように響いてきました。
★トアカ
「教会や修道院で、鐘を叩くかわりに使っている一種の拍子木で、普通、教会の西側の入口付近に、一枚板で吊るされていて、それを槌で、緩急自在に叩くのである。トアカの音もよく響くもので、風の吹きようでは、2キロはなれていてもはっきりと耳に入ってくる。トアカを叩くのは輔祭の役目となっていて、その音は村びとの注意を喚起し、儀式のとり行われることを予告し、また、終わったことを知らしめる。」
(「マラムレシュ〜ルーマニア山村のフォークロア」みやこうせい著(未知谷社)より)
<感想:Pension Corlatan>
ダブルルームとして通用するほど広々した部屋でした。家具に比して、スペースが余っていました。
ペンションなのでホテルほどアメニティはそろっていません。タオルがあるくらいでした。
コップもなく、洗面台は水を溜められないので、ここで初めて、持参の洗面器が役に立ちました。
シャワーブースはバスルームに足下に簡単な台が取り付けられているだけでした。
浴びた後、バスルームが一面水溜りになってしまって焦りました。
水を流す設備はあったのですが、流れるのに時間がかかり、仕方がないので水が引くまでは、バスルームにはとてもスリッパで入れず裸足で出入りしました。
という不便さはあったものの、総じて、価格の安さとアット・ホームな雰囲気は気に入りました。
食事のときには、夏休みに入っていると思われる娘さんたちが手伝っていました。
初日は、夏休みの海外活動の一環らしい小学生の団体の一部が宿泊していました(周辺のペンションょにいくつかのグループに分かれて宿泊していたようです)。
ニコラエさんは、子供の声が騒がしいかも、と言っていましたが、子供たちの部屋は地下だったせいか、あるいは躾が行き届いていたせいか、部屋や廊下にいて子供の声は特に聞えてきませんでした。 -
(9)スチャヴァのホテル:Hotel Gloria(ホテル・グロリア)
2007/07/22日(1泊)
住所:Str. Vasile Bumbac 4-8, Suceava
料金:シングル1泊30ユーロ
予約方法:メール直接予約、現地精算
「地球の歩き方」とルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のホテル・リストの両方を照らしあわせて決めました。
駅へはどうせタクシーを使わなくてはならないため、観光に便利なセントラルにあるホテルであることが決め手でした。それからクレジット精算が可能かなことも。
もっとも、実際チェックアウトするとき、ホテルのクレジットマシンが故障だというので、現金精算せざるを得ませんでした。
<感想:Hotel Gloria>
部屋にはクーラーがなかったため、チェックインしたときも汗だらだらで、全く涼めませんでした。
シングルで予約しましたが、案内されたのはツインルームでした。
エレベータがないホテルでしたが、ガイドのニコラエさんが部屋まで荷物を運んでくれました。
中央公園や12月22日広場にも近くて、それでも閑静なエリアにある、観光に便利でした。
閑静なのはひょっとしたら日曜だからだったかもしれませんが。
近くにレストランが3つもあるのも使い勝手が良いと思います。
レセプションの女性は愛想良かったです。
部屋にミニバーはありませんでしたが、ロビーのガラス・ショーケースにレセプションで買えるものが展示されてあったので、夜、ファンタオレンジと水を調達しました。2.00レウなので町中の日曜で開いているカフェやファーストフードで買うのと変わらないか安いくらいでした。
総じて、中級ホテルらしく快適でした。部屋にクーラーがないことを除けば。 -
(10)ヤシのホテル:Hotel Moldova(ホテル・モルドヴァ)
2007/07/23月(1泊)
住所:Str. A. Panu 31, Iasi
料金:シングル1泊199レイまたは60ユーロ
予約方法:HP予約フォーム利用、現地精算
ヤシで一番楽しみにしていたのは文化宮殿なので、その目の前にあり「地球の歩き方」にも紹介されていたHotel Moldovaにしました。
ルーマニア国営観光局サイトのホテルやペンション・リストにはもう少し価格的に手頃なところもありましたが、場所が特定できなかったり、いくらセントラルといっても文化宮殿からかなり離れていたりしたので、候補から外しました。
なにしろ、今回訪れる都市でセントラルにトラムが走っているのはブカレストとヤシだけなのです。
それだけヤシのセントラルは広いということでしょう。
やや割高なホテルですが場所を優先したことで、観光のための移動の時間をお金で買う覚悟をしたわけです。
HPの予約フォームで申込み、同日中に回答が来ました。
駅前からはタクシーを利用しました。
ヤシまでの列車で同じコンパートメントだったルーマニア人の男性が親切にもタクシーを拾ってくれましたが、彼はそのまま相乗りし、ホテルに着いたらニコニコと去っていきました。費用は全額、私持ち。
<感想:Hotel Moldova>
HPの写真でステキな近代ホテルを予想していたのですが、建物は思ったより古かったです。レセプションも古めかしかったです。
社会主義時代のホテルってこんな感じだろうという古めかしさ。
部屋に入れるまで少し待たされましたが10時台に入れました。
ただ、チェェックインの際、パスポートを昼まで預けさせられました。今までのホテルでは宿泊カードにパスポート・ナンバーを書くだけですんだのですが、このあたりも、社会主義時代、少なくとも2000年のロシア旅行を思い出させました。
部屋にはいまいちな臭いがこもっていましたが、じき慣れました。クーラーがついていたのは幸いでした。
シングルで予約しましたが、ダブルルームに案内されました。
テレビ、ミニバーあり、ソーイングセットやシャワーキャップあり。三ツ星ホテルらしい快適さとアメニティはそろっていました。
ホテルにはスイミング・プールがあって、宿泊客ならただで入れるようです。フィットネスもあるようです。さすがにこれは有料だと思いますが。
ロビーにホテルのレセプションで購入できるものがガラスケースの中に展示されていました。ただし、せいぜいジュースやスナック程度だったと思います。
ヤシ2日目にレストランで出会った、ニューヨーク在住の日本人の女性がそれを見て、いかにも社会主義時代のホテルらしい「センスのないお粗末なデイスプレイ方法」とウケていました。
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