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東京を流れる多摩川で、化石が掘れると聞き出かけてきました。<br />場所は和泉多摩川駅から歩いてすぐの河川敷、恐竜の骨がでてくる訳ではないですが、百数十万年前の泥岩の地層が露出している場所があり、貝やら何やらの化石掘りができました。<br />晴れた日にランチを持って、ピクニックがてら息子とゆるゆると楽しんできました。<br /><br />(追記)<br /><br />この場所の対岸に位置する、生田緑地にある「枡形山」では、化石が掘れる飯室層からおし沼砂礫層、関東ローム層まで様々な地層が観察できます。せっかく化石を掘ったので、地層も見学して、自由研究の課題にしてみました。

子供と一緒に!!  多摩川で化石掘り(&地層の自由研究)

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2013/09/22 - 2013/09/22

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ムオッシ

ムオッシさん

東京を流れる多摩川で、化石が掘れると聞き出かけてきました。
場所は和泉多摩川駅から歩いてすぐの河川敷、恐竜の骨がでてくる訳ではないですが、百数十万年前の泥岩の地層が露出している場所があり、貝やら何やらの化石掘りができました。
晴れた日にランチを持って、ピクニックがてら息子とゆるゆると楽しんできました。

(追記)

この場所の対岸に位置する、生田緑地にある「枡形山」では、化石が掘れる飯室層からおし沼砂礫層、関東ローム層まで様々な地層が観察できます。せっかく化石を掘ったので、地層も見学して、自由研究の課題にしてみました。

旅行の満足度
4.0

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  • 出発は小田急線、和泉多摩川駅から。<br />線路に沿って、登戸方面へ歩くと<br />多摩川の土手にぶつかります。<br />

    出発は小田急線、和泉多摩川駅から。
    線路に沿って、登戸方面へ歩くと
    多摩川の土手にぶつかります。

  • 多摩川は下流に向って進みます。<br /><br />釣りをする人、散歩する人・・・<br />晴れた日の河川敷は気持ちがいいです。

    多摩川は下流に向って進みます。

    釣りをする人、散歩する人・・・
    晴れた日の河川敷は気持ちがいいです。

  • 中州では、カワウの皆さんが<br />羽根を休めてます。

    中州では、カワウの皆さんが
    羽根を休めてます。

  • 目印になる「宿河原堰堤」。<br /><br />ここまでくると、化石掘りの場所は<br />もうすぐです。

    目印になる「宿河原堰堤」。

    ここまでくると、化石掘りの場所は
    もうすぐです。

  • 堰の横には、魚が遡上するための<br />魚道が整備されてます。<br /><br />この魚道の先に見える河川敷が<br />目指す場所となります。

    堰の横には、魚が遡上するための
    魚道が整備されてます。

    この魚道の先に見える河川敷が
    目指す場所となります。

  • 河川敷から少しはずれ、<br />草地をしばらく歩きます。

    河川敷から少しはずれ、
    草地をしばらく歩きます。

  • 謎の木の実もありました。

    謎の木の実もありました。

  • よく見ると、河川敷に続く<br />細い道があります。<br /><br />ここを進むと・・・

    よく見ると、河川敷に続く
    細い道があります。

    ここを進むと・・・

  • 化石が採れる、上総層群の地層<br /><br />(飯室層)の河川敷があります。<br />

    化石が採れる、上総層群の地層

    (飯室層)の河川敷があります。

  • 多摩川の流れに洗われ、泥岩の地層が露出<br /><br />約100数十万年前に浅い海に堆積した<br />化石を採ることができます。

    多摩川の流れに洗われ、泥岩の地層が露出

    約100数十万年前に浅い海に堆積した
    化石を採ることができます。

  • 上流を見ると、遠くに先程の小田急線の橋が望めます。<br /><br />随分距離があるように見えますが、<br />まっすぐ歩くと15分位です。

    上流を見ると、遠くに先程の小田急線の橋が望めます。

    随分距離があるように見えますが、
    まっすぐ歩くと15分位です。

  • 用意した化石掘りグッズです。<br /><br />軍手、ウォーターシューズ、ハンマー、<br />のみ、マイナスドライバー、新聞。<br />

    用意した化石掘りグッズです。

    軍手、ウォーターシューズ、ハンマー、
    のみ、マイナスドライバー、新聞。

  • 早速、川に入り探検へ出発です。<br /><br />多摩川の浅い場所を歩いてまわります。

    早速、川に入り探検へ出発です。

    多摩川の浅い場所を歩いてまわります。

  • 流れが結構速いので、すべらないよう注意が必要です。<br /><br />時折立ち止まって、川の中の岩をじっと見つめて、化石を探してみます。

    流れが結構速いので、すべらないよう注意が必要です。

    時折立ち止まって、川の中の岩をじっと見つめて、化石を探してみます。

  • 化石掘りのポイントらしく、<br />あちらこちらに、<br />化石を掘った跡を見かけます。

    化石掘りのポイントらしく、
    あちらこちらに、
    化石を掘った跡を見かけます。

  • よく見える場所は掘り尽くされた感じがあります。<br /><br />ある程度流れがある場所の岩をよく見て、<br />これはと思う場所をマイナスドイバーで<br />ゆっくりていねいに掘ってみます。

    よく見える場所は掘り尽くされた感じがあります。

    ある程度流れがある場所の岩をよく見て、
    これはと思う場所をマイナスドイバーで
    ゆっくりていねいに掘ってみます。

  • 貝らしい化石が掘れました。<br /><br />貝の類の化石は意外と見つかります。

    貝らしい化石が掘れました。

    貝の類の化石は意外と見つかります。

  • 貝の化石「クルテルス」<br /><br />多分?

    貝の化石「クルテルス」

    多分?

  • カニの腹の部分?に見える化石も<br />見つけました。

    カニの腹の部分?に見える化石も
    見つけました。

  • 一通り化石掘りをしたら、昼食にします。<br /><br />晴れた日に、景色の良い河川敷でランチ、<br />川面の風がとても気持ちよく、コンビニの<br />おにぎりがごちそうになります。

    一通り化石掘りをしたら、昼食にします。

    晴れた日に、景色の良い河川敷でランチ、
    川面の風がとても気持ちよく、コンビニの
    おにぎりがごちそうになります。

  • 周りを見渡すと、家族連れで化石掘りに<br />来ている人たちもちらほら見かけました。

    周りを見渡すと、家族連れで化石掘りに
    来ている人たちもちらほら見かけました。

  • 川に入らず、露出した泥岩の川床を<br />掘ってるベテランさんもいます。<br /><br />マイナスドライバーで丁寧に掘って<br />泥岩の塊の中から探すそうです。

    川に入らず、露出した泥岩の川床を
    掘ってるベテランさんもいます。

    マイナスドライバーで丁寧に掘って
    泥岩の塊の中から探すそうです。

  • 泥岩の地層を掘ってみると・・・

    泥岩の地層を掘ってみると・・・

  • 炭化した木片の<br />化石がでてきました。

    炭化した木片の
    化石がでてきました。

  • 息子はこの探し方が気に入ったらしく、<br />化石掘り職人のようにもくもくと掘ってました。<br /><br />ただひたすら、化石を探す・・・<br />この時間がいい感じです。<br /><br />たくさんではないですが、<br />貝の化石とかが掘りだせるので、<br />結構楽しめます。<br /><br />川の流れや川面の風も心地良いので、<br />ピクニックがてら<br />お出かけするのいいかもしれません。

    息子はこの探し方が気に入ったらしく、
    化石掘り職人のようにもくもくと掘ってました。

    ただひたすら、化石を探す・・・
    この時間がいい感じです。

    たくさんではないですが、
    貝の化石とかが掘りだせるので、
    結構楽しめます。

    川の流れや川面の風も心地良いので、
    ピクニックがてら
    お出かけするのいいかもしれません。

  • 掘った化石は、濡れた新聞紙にくるんで<br />持ち帰ります。<br /><br />泥岩はすぐぼろぼろになりますが、<br />木工用ボンドを塗って固めると<br />標本のように保存できます。<br /><br />部屋の片隅に飾って、時折眺めては<br />化石掘りを思い出して楽しんでます。

    掘った化石は、濡れた新聞紙にくるんで
    持ち帰ります。

    泥岩はすぐぼろぼろになりますが、
    木工用ボンドを塗って固めると
    標本のように保存できます。

    部屋の片隅に飾って、時折眺めては
    化石掘りを思い出して楽しんでます。

  • せっかく化石を掘ったので、<br />化石が採れる地層を見学して<br />自由研究の課題にしてみようと<br />後日、対岸にある「生田緑地」を<br />訪れました。<br />

    せっかく化石を掘ったので、
    化石が採れる地層を見学して
    自由研究の課題にしてみようと
    後日、対岸にある「生田緑地」を
    訪れました。

  • 小田急線「向ヶ丘遊園」駅から<br />徒歩がバスで行きます。<br /><br />「生田緑地」にある「枡形山」は<br />有名な地層見学ポイントだそうです。

    小田急線「向ヶ丘遊園」駅から
    徒歩がバスで行きます。

    「生田緑地」にある「枡形山」は
    有名な地層見学ポイントだそうです。

  • ビジターセンターの裏手にある<br />「枡形山」を登ると、早速地層に<br />ついて説明した看板があります。<br />

    ビジターセンターの裏手にある
    「枡形山」を登ると、早速地層に
    ついて説明した看板があります。

  • ここを登っていくと、地層が<br />露出しているポイントがたくさん<br />あり、古い地層から新しい地層まで<br />様々な年代の地層が見学できます。

    ここを登っていくと、地層が
    露出しているポイントがたくさん
    あり、古い地層から新しい地層まで
    様々な年代の地層が見学できます。

  • 標高40m付近<br />上総層群飯室層(泥岩)です。<br /><br />約100数十万年前頃、海底にたまった<br />土の地層、化石が取れる地層です。

    標高40m付近
    上総層群飯室層(泥岩)です。

    約100数十万年前頃、海底にたまった
    土の地層、化石が取れる地層です。

  • 同じく上総層群飯室層(泥岩)です。<br /><br />化石採集は禁止ですが、掘った跡が<br />みられます。

    同じく上総層群飯室層(泥岩)です。

    化石採集は禁止ですが、掘った跡が
    みられます。

  • 中央に砂岩でしょうか?<br />岩脈が貫通しているのが<br />よく見えます。

    中央に砂岩でしょうか?
    岩脈が貫通しているのが
    よく見えます。

  • 標高50m付近<br />地層の境界が見れます。<br /><br />下側が上総層群飯室層<br />上側がおし沼砂礫層<br /><br />おし沼砂礫層は、約30数万年前<br />間氷期で気候が暖かく海面が<br />高かった時にできた地層です。<br /><br /><br />

    標高50m付近
    地層の境界が見れます。

    下側が上総層群飯室層
    上側がおし沼砂礫層

    おし沼砂礫層は、約30数万年前
    間氷期で気候が暖かく海面が
    高かった時にできた地層です。


  • 標高70m付近<br />おし沼砂礫層と関東ローム層が<br />見られます。<br /><br />関東ローム層は、富士山の火山灰が<br />もとになっており、現在住んでいる<br />地上の土が該当します。<br /><br />

    標高70m付近
    おし沼砂礫層と関東ローム層が
    見られます。

    関東ローム層は、富士山の火山灰が
    もとになっており、現在住んでいる
    地上の土が該当します。

  • さらに登ると、関東ローム層が<br />露出する道が続きます。

    さらに登ると、関東ローム層が
    露出する道が続きます。

  • 頂上には展望台があります。<br /><br />登ってみると・・・

    頂上には展望台があります。

    登ってみると・・・

  • 化石を掘った多摩川が<br />一望できます。<br /><br />海から見て多摩川左岸には<br />枡形山をはじめ丘陵地帯があり、<br />右岸には、平野が続くことが<br />よくわかります。

    化石を掘った多摩川が
    一望できます。

    海から見て多摩川左岸には
    枡形山をはじめ丘陵地帯があり、
    右岸には、平野が続くことが
    よくわかります。

  • また、よく見ると緑が続く<br />グリーンベルトを境に少し隆起<br />していることがわかります。<br /><br />おそらく国分寺から続く崖線、<br />昔の多摩川の流れを示す<br />「はけ」ではないかと思われます。<br /><br />様々な地層とかつての多摩川・・・<br />いろいろとおもしろい山でした。

    また、よく見ると緑が続く
    グリーンベルトを境に少し隆起
    していることがわかります。

    おそらく国分寺から続く崖線、
    昔の多摩川の流れを示す
    「はけ」ではないかと思われます。

    様々な地層とかつての多摩川・・・
    いろいろとおもしろい山でした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • tadashiさん 2014/07/29 18:01:01
    謎の木の実は
    こんにちは、写真の木の実は「くるみ」です。
    秋も深くなるころにはもっと大きく丸くなります。

    ムオッシ

    ムオッシさん からの返信 2014/08/05 23:40:00
    RE: 謎の木の実は

      tadashiさん こんばんは!

      
      旅行記へのご訪問、ご投票ありがとうございます。

      
      また、「謎の木の実」について教えていただきありがとうございます。

      何と、「くるみ」だったのですね・・・・!

      東京・多摩川の河川敷に自生しているとは、驚きです。

      秋になったら、化石を探しがてら、くるみ狩りにでも

      行ってみます。

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