2007/05/16 - 2007/05/16
617位(同エリア885件中)
まみさん
バラの花の写真を撮りにいくのに、バラで名高いガーデンと、こういったショウと、どちらが「まとも」なのでしょうか。
バラのショウでは、写真を撮るのは花屋さんで撮るみたいに、お膳立てされたものから撮るので花にハズレがほとんどなく、どこか気が引けなくもありませんでした。
当初は。
しかし、そもそも「まとも」って何?
そこに花がある───だから、撮りたい。
それでいいじゃないですかね。
2,000円の入場料(オンライン割引券を持参すれば1,800円)と片道一時間以上。
それだけの時間とお金と手間は、しっかりかけているのですっ!
去年2006年に初めてこのショウに訪れたときは、ドームに出現したガーデンのディスプレイに驚き、どちらかというとそちらに注目しました。
でも今年は、もちろんガーデンこそが去年と同じものは一つとしてないと分かっていても、コンテストの鉢植え部門のバラそのものの写真を撮るのに夢中になりました。
花に注目する写真ともなれば、鉢植え全体より、その一部だけを切り取るような写真にならざるを得ず、そうしたらショウの会場だろうが出品作品だろうが、どこかのガーデンだろうが近所の庭先だろうが、どこで撮ったかあんまり関係のない写真になります。
であれば去年と似たような写真になるだろうと思いつつ……でも、パラの花そのものにカメラを向ける誘惑には勝てませんでした。
ちなみに、去年はこのショウで、ピエール・ド・ロンサールという種類のバラを覚えました。
それからミニチュアのバラのピッコロ。
今年はポスターに使われていた、バロン・ジロー・ドゥ・ランと、鉢植え部門の中でも今回はことさら華やかで目を惹いたマチルダという花を覚えることができました。
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コンテスト・バラ鉢植え部門より
アンティークローズ
「タモラ」
※アンティークローズ
オールドローズの特徴を引き継いだ現代バラ。風情ある花形と濃厚な香りを持つ。
オールドローズ
モダンローズが作られる以前に栽培されていた系統のバラ。一季咲きの品種が多いものの、古風で柔らかな雰囲気を持ち、強いな香りを放つ品種が多いことが魅力。 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
アンティークローズ
「プテッドオランド」 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
アンティークローズ
「ヨハン・シュトラウス」
最優秀賞の鉢より
といっても賞の基準は、このファインダーに収めた部分だけではなく、鉢植え全体が評価の対象だと思います。 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
アンティークローズ
「アイコ」 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
アンティークローズ
「フィッシャマンズ・コッド」 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
アンティークローズ
「プレイガール」 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
フロリバンダローズ
「マチルダ」
準優秀賞の鉢より
※フロリバンダローズ
中輪で数輪の花が房咲きとなるタイプのモダンローズ。
四季咲きで、コンパクトな樹形のものが多く、花壇や鉢植えで気軽に楽しめる。
小ぶりな花が房状に咲くのを特徴とする、ノイバラとティーローズから作られたバラの交配種。
ティーローズ
中国原産のバラ、またはそれを19世紀中ごろまでにヨーロッパで品種改良した香りの良いバラの総称。 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
フロリバンダローズ
「マチルダ」
最優秀賞の鉢より -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
フロリバンダローズ
「マチルダ」
最優秀賞の鉢より -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
ハイブリッドティローズ
「香具山」
最優秀賞の鉢より
※ハイブリッドティローズ
花径10〜15cm、四季咲きの大輪バラ。香りの強い品種が多く、バラ花壇の主役として親しまれている系統。
ハイブリッド・パーペチュアルとティーローズをより健康で活力のあるバラにしようと交配して作られた四季咲き大輪木バラ。
ハイブリッド・パーペチュアルの耐寒性、強健性にティーの四季咲き性や花型、花色を組み合わせたもので、モダンローズの中で最も姿が大きく品種数も多い。
一輪咲きの切り花用品種のほとんどはこの系統に属する。
ハイブリッド・パーペチュアル
オールドローズがモダンローズに移行する最終段階の系統。さまざまな雑種起源系統が交雑され育成されたもの。
19世紀後期〜20世紀初期にかけてよく栽培され、現代バラ(モダタンローズ)のハイブリッド・ティー・ローズの交配親の一つである。 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
ハイブリッドティローズ
「ハイブリッドローズ」
。。。うーん、いいのかなこの名前で。ちゃんとメモしたつもりですけれど。 -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
ハイブリッドティローズ
入賞の「ローズユミ」(手前)とその他のコンテスト出品の鉢植えたち -
コンテスト・バラ鉢植え部門より
ハイブリッドティローズ
「熱情」 -
入口そばのフランス・ナーサリーのコーナーにて
「スーブニール・ド・ドクトール・ジャマン」
……だと思います。
今回のポスターのバラはぜひ撮りたいと思っていました。
なので、コンテスト出品の鉢植え写真を撮るのに満足した後、係員にポスターの花がある場所を訪ね、入口付近まで戻りました。
そうして見つけたのが、この花です。
入口付近に目立つようにディスプレイされていて、花も良く似ていたので最初は、これがポスターのバラかと思ったのですが、どこにもそう書かれていませんでした。
その後で、実際にポスターのバラを見つけたので、公式ガイド掲載の写真を比べ、この花の名前はたぶんこれではないかと思いました。
しかしよく似ていますよね。
ポスターの写真はこちらです。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12215368/
「ビロードのような深紅の花から濃厚な香りがただよう。バランスよく花が咲き、トゲが少なく強健。初心者向き。」
(公式ガイドより)
確かに香りがとても強かった気がします。
ただ、この花は初日なのに、すでにピークをすぎてちょっと萎れかかった花が多かったです。
きれいに咲いている花を探して撮りました@ -
入口そばのフランス・ナーサリーのコーナーにて
「ピエール・ド・ロンサール」
去年この国際バラとガーデニングショウで覚えた花です。
ポスターのモデルのバラを探しつつも、お気に入りの花なのでパチリ@
「クラシカルな花形、愛らしい淡い花色と魅力が多い人気品種。多花性で扱いやすく、初心者におすすめ。」
(公式ガイドより) -
入口そばのフランス・ナーサリーのコーナーにて
「ピエール・ド・ロンサール」
人気かあるのが分かります、この愛らしさ、そしてバラらしい複雑な花の重なり@ -
入口そばのフランス・ナーサリーのコーナーにて
「バロン・ジロー・ドゥ・ラン」
おお、これぞポスターのバラです。
でも、思ったよりピンクでした。
……という声は、私が時間をかけて撮影しているときに入れ替わり立ち代わりやって来た人たちがみな漏らしていました。
まあ確かに私ももっと深紅かと思っていましたが。。。でもやっぱりポスターのあのバラの魅力がたっぷりです@
ポスターの写真はこちらです。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12215368/ -
入口そばのフランス・ナーサリーのコーナーにて
「バロン・ジロー・ドゥ・ラン」
「今回のショウのシンボルに選ばれた名花。一筋の白線が花弁を縁取る個性的なオールドローズ。ファンも多い。」
(公式ガイドより)
私もすっかりファンになりました@ -
入口そばのフランス・ナーサリーのコーナーにて
「バロン・ジロー・ドゥ・ラン」
ちょっとポスターにかんじが似た三つ咲きを見つけました@ -
お店のディスプレイより
イングリッシュローズの「ゴールデン・セレブレーション」
爽やかなオレンジに惹かれました。
バラでオレンジって、比較的珍しい気がするのは、私だけ?
まるでメロンの果実の中身のような色合い@
※イングリッシュローズ
英国のバラ育種家David Austinがオールドローズとモダンハイブリッドティー(大輪四季咲きバラ)、フロリバンダ(中輪多花性バラ)との交雑により作り出したバラ。ほとんどの品種が四季咲き性。 -
お店のディスプレイより
イングリッシュローズの「ゴールデン・セレブレーション」
そしてこの花びらのなんともいえない重なり具合@ -
コンテスト・切り花部門大輪一輪花より
切り花部門は、毎日違う展示がなされるようです。
初日の16日は、大輪一輪花、大輪異種二輪花、日本作出花・大輪一輪花、アンティークローズ・アレンジメントの4種目でした。
ただ、この部門にたどり着いたときには、すでに閉館5時半に近付いていました。
なので、花の名前をメモする時間はなく、とにかく気に入ったのをパチパチ撮ってきました。
まずはデコレーションケーキの飾りのクリームの花のようなバラから。 -
コンテスト・切り花部門大輪一輪花より
中央部分が開ききっていない、こんな段階が一番好みです@ -
コンテスト・切り花部門大輪一輪花より
淡いオレンジに惹かれます。 -
コンテスト・切り花部門大輪一輪花より
でもやっぱりピンクは大好きな色です。 -
コンテスト・切り花部門大輪一輪花より
花びらの色がグラデーションっぽい@ -
コンテスト・切り花部門大輪一輪花より
紫のバラもしっかりアップを撮らなくちゃね@ -
コンテスト・切り花部門大輪一輪花より
ベルベットのような、口紅のような赤。。。ため息が出そうです。 -
コンテスト・切り花部門大輪異種二輪花より
公式サイトに載っていたコンテスト募集要項の「二輪花」の意味がよく分からなかったのですが、要するに2本のペアってことだったのですね@
赤と淡いピンクの組み合わせは、どこかオーソドックスで安心できるステキさ! -
コンテスト・切り花部門大輪異種二輪花より
手前のこの花びらの色合いは、バラの花びらの反り返った様子を際立たせます。
ああ、いかにも私はバラです!───と主張しているかのよう@
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この旅行記へのコメント (5)
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- エムさん 2007/07/08 13:46:24
- バロン・ジロー・ドゥ・ラン
- まみさん、こんにちは。
今年は連休後半からオランダ・ベルギー旅行に出かけ、会場がウチからは遠いということもあって国際バラとガーデニングショウへは行けませんでした。
「バロン・ジロー・ドゥ・ラン」艶やかで豪華な花ですね。
美しいバラに魅せられ何種類かのバラを植えてますが、なんといっても丈夫に咲いてくれるのがピエール・ド・ロンサールです。
まみさんのお宅のアジサイも見せて頂きました。
ウチのは同じガクアジサイですがコバルトブルーです。
土壌の酸度が関係しているんでしょうね。いくらピンク系を買って来ても段々と青みがかってくるので・・・
白い花菖蒲も綺麗でしたね。
先日、鎌倉の長谷寺でアジサイを堪能して来ました。
良かったですよ〜。
ではまた!
- まみさん からの返信 2007/07/31 00:34:02
- RE: バロン・ジロー・ドゥ・ラン
- エムさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
昨日の月曜日の夜にルーマニアから帰国したので返事が遅くなりました。
いまの季節のヨーロッパは花の時期ですね。
バラもたくさん見ました。一つ一つはさすがにショウに出展されるような粒よりではないのですが、あちこちに咲いていると華やかです。
ルーマニアでは実は一面のひまわりの畑の写真を撮ることを期待していました。
そういう地方はあることはあるのですが、列車の車窓からでは思うようにとれませんでした。
というわけで、八月の日本でリベンジですっ!
ブログを作るエネルギー配分はルーマニア旅行記の方を優先にしたいですけどね。
- エムさん からの返信 2007/07/31 09:27:06
- ルーマニア
- おはようございます。
ルーマニアに行ってらしたんですか。
テレビでは猛暑のニュースを何度も耳にしましたが、大丈夫でしたか?
一面のひまわり・・・憧れます。車窓ではブレるので難しいですね。
また、旅行記を楽しみにしています。
先ずはゆっくりお休み下さい。
エム
-
- *berryさん 2007/05/21 22:36:15
- 薔薇の写真がすごく素敵です!!
- まみさん、はじめまして!
まみさんが撮った写真のあまりの美しさに感動しました!
同じ日に同じ場所で私も写真を撮ったのですが、初日の午前中で大混雑!
花に近寄るのが大変でした。
まみさんの薔薇の写真ってどれもすっごく素敵!!
うっとりしました。
今度、お手本にさせてくださいね。
まみさんの写真を見せていただくと、写真の世界っていいなぁ〜ってつくづく思いました。
私ごとですが、必ず誰かを誘ってでかけ、一人で出掛けたことなどなかったのですが、このサイトで写真を撮りに行く目的を持って出掛けてみるととても楽しく、ここのところ、新しい楽しみを発見したばかりな私です。
でも写真の方は、始めたばかりでアングルとかセンスもなく・・・。
まみさん、みたいな写真が撮れるようにこれからがんばりたいなぁ〜。
また、遊びに来ますね!
- まみさん からの返信 2007/05/22 19:28:24
- RE: 薔薇の写真がすごく素敵です!!
- *berryさん、こんにちは。書込みありがとうございます。
そうですか、初日の午前中。たしかに混雑しそうです。
私は初日の午後3時近くから5時半ぎりぎりまで粘りました。4時すぎるとだいぶ人が減っていた気がします。
やっぱり近付いて撮りたいですものね、お花は。
去年も行って写真を撮っているので、いろいろ考えて撮ったつもりですが。。。でも、どう考えて撮ったかとついコメントを入れてしまいますが、結果が全てあり、見てくれる人がどう思うか次第ですよね。
あ、でも撮影者のコメントがなければ気付かないポイントもあるか。別に私の写真だけでなく、どなたの写真でもね。
そう、写真の世界は楽しいですよね〜。
もう去年の3月末にデジカメを買って、ハマってしまいました。
もともとわりと写真を撮る行為は好きだったみたいです。
自分の肉眼でみたのと違う世界を展開してみせるのも楽しいし、カメラの正直な目より自分の主観で歪んだ印象をなるべく再現するようにがんばるのも楽しいし@
失敗かな、と思ったら、案外面白い写真ができたり。
そしてこうやって見せる場ができたことも、励みになりますよね。
見てくれる人がいるというのは嬉しいです。
また遊びに来てください@
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