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ずっと、カタクリの花の写真を撮りたいと思っていました。<br /><br />花の名前をほとんど知らなかった私ですが、カタクリの花はずっと前から知っていました。<br />近所の地銀が数年前に、ポスターの写真に使っていたからです。<br /><br />花びらがきゅっと反り返った、薄紫色の花。<br />こんな花があるんだ!───と、その特徴的な姿はとても印象的でした。<br /><br />もっとも、そのカタクリのポスターが入れ替わってしまった後は、しばらく忘れていました。<br /><br />そして一年前、デジカメを初めて買って花の撮影に夢中になり、カタクリの花のことを思い出しました。<br />しかし、時はすでに初夏。<br />カタクリの花の時期は終わったばかりでした。<br /><br />そうして待つこと1年近く。<br />そろそろカタクリの季節ではないかしら、と調べてみたら、名所はアクセスの面倒くさそうなところばかり。<br />どうやら近所のお宅の庭先、道端や畑でひょいと見られる花ではなさそうです。<br />私にとって写真を撮るには高嶺の花かもしれない、と一時期あきらめかけました。<br /><br />しかし、多少遠出をしなければ撮る機会のない花の写真を撮りに行こうと決めた今日のこの祝日、高嶺の花のカタクリの写真を撮りに行けないかと検討してみました。<br />そして最終的に、小川町のカタクリ群生地に行くことに決めました。<br /><br />ただ、カタクリの開花時期は3月下旬から4月下旬。ネットでみかける見事なカタクリの群生の写真は、どれも4月です。<br />当初ターゲットにした向島百花園なら3月21日でも十分見頃だったかもしれませんが、小川町のカタクリ群生地となると、時期尚早かもしれません。<br />もっと3月末か、4月を待った方がよかったかもしれません。そにときにカタクリのためにどうしても1日あけたければ、あけられないこともないでしょう。<br /><br />でも、たとえ満開ではなくても、たとえ数本しかなくても、その姿をカメラに収められるなら、カタクリの花の写真を撮りたいという私の希望は十分満たされます。<br />なので、あるか分からない後日の機会を待つよりは、行けるときにさっさと行ってしまいたいという気持ちがどんどん募ってきました。<br />辛抱の足らない私ですが、カタクリの花の写真はぜひぜひ撮りたいと思っていた花の1つです。<br />花は時期を逃せば、また1年、待たなくてはなりません。<br />時の流れがどんどん早く感じられるようになっていく今、1年なんて、たぶん、あっという間でしょう。<br />でも、待っているときの1年は、とても長く感じられます。<br />ましてや、自分も家族もとりあえず健康で、多少の浮き沈みはあっても平穏無事で、のん気に花の写真撮影にうつつをぬかしていられるこの幸運な日々がいつまでも続くという保証はどこにもないのですから。

小川町のカタクリの里を訪ねて(3)クライマックス(本命のカタクリの花)(完)

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2007/03/21 - 2007/03/21

161位(同エリア243件中)

10

27

まみ

まみさん

ずっと、カタクリの花の写真を撮りたいと思っていました。

花の名前をほとんど知らなかった私ですが、カタクリの花はずっと前から知っていました。
近所の地銀が数年前に、ポスターの写真に使っていたからです。

花びらがきゅっと反り返った、薄紫色の花。
こんな花があるんだ!───と、その特徴的な姿はとても印象的でした。

もっとも、そのカタクリのポスターが入れ替わってしまった後は、しばらく忘れていました。

そして一年前、デジカメを初めて買って花の撮影に夢中になり、カタクリの花のことを思い出しました。
しかし、時はすでに初夏。
カタクリの花の時期は終わったばかりでした。

そうして待つこと1年近く。
そろそろカタクリの季節ではないかしら、と調べてみたら、名所はアクセスの面倒くさそうなところばかり。
どうやら近所のお宅の庭先、道端や畑でひょいと見られる花ではなさそうです。
私にとって写真を撮るには高嶺の花かもしれない、と一時期あきらめかけました。

しかし、多少遠出をしなければ撮る機会のない花の写真を撮りに行こうと決めた今日のこの祝日、高嶺の花のカタクリの写真を撮りに行けないかと検討してみました。
そして最終的に、小川町のカタクリ群生地に行くことに決めました。

ただ、カタクリの開花時期は3月下旬から4月下旬。ネットでみかける見事なカタクリの群生の写真は、どれも4月です。
当初ターゲットにした向島百花園なら3月21日でも十分見頃だったかもしれませんが、小川町のカタクリ群生地となると、時期尚早かもしれません。
もっと3月末か、4月を待った方がよかったかもしれません。そにときにカタクリのためにどうしても1日あけたければ、あけられないこともないでしょう。

でも、たとえ満開ではなくても、たとえ数本しかなくても、その姿をカメラに収められるなら、カタクリの花の写真を撮りたいという私の希望は十分満たされます。
なので、あるか分からない後日の機会を待つよりは、行けるときにさっさと行ってしまいたいという気持ちがどんどん募ってきました。
辛抱の足らない私ですが、カタクリの花の写真はぜひぜひ撮りたいと思っていた花の1つです。
花は時期を逃せば、また1年、待たなくてはなりません。
時の流れがどんどん早く感じられるようになっていく今、1年なんて、たぶん、あっという間でしょう。
でも、待っているときの1年は、とても長く感じられます。
ましてや、自分も家族もとりあえず健康で、多少の浮き沈みはあっても平穏無事で、のん気に花の写真撮影にうつつをぬかしていられるこの幸運な日々がいつまでも続くという保証はどこにもないのですから。

同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄

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  • カタクリとニリンソウの里の看板<br /><br />この看板は、八坂神社近くにありました。<br />私たちは、西光寺から八坂神社の方をめざして歩いたので、逆にこの看板を見て、ここがカタクリとニリンソウの群生地の終点だと分かりました。<br /><br />実は、往路では、カタクリの花もニリンソウの花も見つけることができませんでした。<br />がっかりして、最後の群生地、カタクリとオオムラサキの林に行こうか、と戻りった帰り道で、どちらの花も見つけることができました@<br />なぜ往路では気が付かなかったか、不思議です。<br />たぶん、もっとたくさん、あたり一面を花の色に染めるくらいにたくさん咲いている様子を期待していたからでしょう。<br />特に注意して見ていなくても、すぐに目につくかと思っていたのです。<br /><br />そうでなくても野山の花散策は、小さい花が多いせいもあって、近所の花散策と違って、もっと注意して見なければ注目すべき花が目に入らないものなのだとをやっと体感しました。

    カタクリとニリンソウの里の看板

    この看板は、八坂神社近くにありました。
    私たちは、西光寺から八坂神社の方をめざして歩いたので、逆にこの看板を見て、ここがカタクリとニリンソウの群生地の終点だと分かりました。

    実は、往路では、カタクリの花もニリンソウの花も見つけることができませんでした。
    がっかりして、最後の群生地、カタクリとオオムラサキの林に行こうか、と戻りった帰り道で、どちらの花も見つけることができました@
    なぜ往路では気が付かなかったか、不思議です。
    たぶん、もっとたくさん、あたり一面を花の色に染めるくらいにたくさん咲いている様子を期待していたからでしょう。
    特に注意して見ていなくても、すぐに目につくかと思っていたのです。

    そうでなくても野山の花散策は、小さい花が多いせいもあって、近所の花散策と違って、もっと注意して見なければ注目すべき花が目に入らないものなのだとをやっと体感しました。

  • いまの時期でもカタクリがたくさん咲いていた斜面<br /><br />ピーク時には、このくらい離れていてもこの斜面が薄紫に染まるくらい、咲いているのでしょうか。<br />並んでいる石は、古い墓石のようでした。

    いまの時期でもカタクリがたくさん咲いていた斜面

    ピーク時には、このくらい離れていてもこの斜面が薄紫に染まるくらい、咲いているのでしょうか。
    並んでいる石は、古い墓石のようでした。

  • 見つけました、カタクリのちっちゃな群生@<br /><br />カタクリ(別名カタカゴ)<br />「木々の芽が萌えだすころになると、落ち葉をかき分けて山野草の女王カタクリが登場します。紅紫色の花弁が反り返ってうつむいて咲く姿は何ともかれんで、早春の野山が春色に染まります。種で殖えますが、花が咲くまでに七年かかるといいます。地下茎は良質のでんぷんを含み、これを精製したものが本物のかたくり粉。市販されている多くはジャガイモのでんぷんです。」<br />(「花のいろいろ」(実業之日本社)より)

    見つけました、カタクリのちっちゃな群生@

    カタクリ(別名カタカゴ)
    「木々の芽が萌えだすころになると、落ち葉をかき分けて山野草の女王カタクリが登場します。紅紫色の花弁が反り返ってうつむいて咲く姿は何ともかれんで、早春の野山が春色に染まります。種で殖えますが、花が咲くまでに七年かかるといいます。地下茎は良質のでんぷんを含み、これを精製したものが本物のかたくり粉。市販されている多くはジャガイモのでんぷんです。」
    (「花のいろいろ」(実業之日本社)より)

  • このカタクリの花は大きかったです@

    このカタクリの花は大きかったです@

  • 1つの花にフォーカスしつつ、背景にもカタクリの紫を入れるようにしてみました。<br /><br />カタクリ<br />「春の女神ギフチョウが好んで蜜を数。カタクリの花も、ひけをとらず美しい。その一方、有用植物の実績も。球根から片栗粉を採る。現在はジャガイモのでんぷんに替わったが、名は残る。葉や茎が食用されるが、河野昭一博士の研究では種子から開花まで七年もかかり、乱獲は消滅をまねく。」<br />(「花おりおり その一」(朝日新聞社)より)

    1つの花にフォーカスしつつ、背景にもカタクリの紫を入れるようにしてみました。

    カタクリ
    「春の女神ギフチョウが好んで蜜を数。カタクリの花も、ひけをとらず美しい。その一方、有用植物の実績も。球根から片栗粉を採る。現在はジャガイモのでんぷんに替わったが、名は残る。葉や茎が食用されるが、河野昭一博士の研究では種子から開花まで七年もかかり、乱獲は消滅をまねく。」
    (「花おりおり その一」(朝日新聞社)より)

  • つぼみと一緒@<br /><br />花びらをよく見ると、内側に、ぎざぎざの筋が見えます。<br />まるでサクラの花びらのような……。

    つぼみと一緒@

    花びらをよく見ると、内側に、ぎざぎざの筋が見えます。
    まるでサクラの花びらのような……。

  • Oh!<br />また見つけました、かたくりの群生@

    Oh!
    また見つけました、かたくりの群生@

  • 家族のように寄り添って咲くカタクリの花<br /><br />それにしても、赤い染みのような模様の入ったカタクリの葉。ちょっとドぎつくて、かなり特徴的です。

    家族のように寄り添って咲くカタクリの花

    それにしても、赤い染みのような模様の入ったカタクリの葉。ちょっとドぎつくて、かなり特徴的です。

  • 下から覗いて<br /><br />ここ、カタクリとニリンソウの里では、西光寺の裏の群生地と違って思いっきり斜面に咲いていたので、地面に這いつくばることで、下から覗く写真をなんとか液晶で確認しながら撮ることができました。

    下から覗いて

    ここ、カタクリとニリンソウの里では、西光寺の裏の群生地と違って思いっきり斜面に咲いていたので、地面に這いつくばることで、下から覗く写真をなんとか液晶で確認しながら撮ることができました。

  • 花びらが反り返った姿を横から

    花びらが反り返った姿を横から

  • これだけきれいに咲いている群生をやっと見つけたものですから、いろんなアングルで撮りまくり@

    これだけきれいに咲いている群生をやっと見つけたものですから、いろんなアングルで撮りまくり@

  • 背景に斜面の様子を入れてみました@

    背景に斜面の様子を入れてみました@

  • 再び、下から覗いて撮りました。<br />青空を背景にしたかったので@

    再び、下から覗いて撮りました。
    青空を背景にしたかったので@

  • 槻川沿いに、3つめの群生地「カタクリとオオムラサキの林」に向かいます。

    槻川沿いに、3つめの群生地「カタクリとオオムラサキの林」に向かいます。

  • 青々と輝く槻川

    青々と輝く槻川

  • 槻川にかかる板の橋<br /><br />同行していた母が、山の麓を上り下りするのが疲れたというので、川沿いに戻ることにしました。<br />この板の橋を渡ったのですが……まあ、揺れること、揺れること。<br />他のハイキング客がひょいと渡っていたのでたいしたことがないと思ったのですが、とんでもない!<br />運動神経の鈍い私は、母に劣らぬへっぴり腰で、おっかなびっくり渡りました。

    槻川にかかる板の橋

    同行していた母が、山の麓を上り下りするのが疲れたというので、川沿いに戻ることにしました。
    この板の橋を渡ったのですが……まあ、揺れること、揺れること。
    他のハイキング客がひょいと渡っていたのでたいしたことがないと思ったのですが、とんでもない!
    運動神経の鈍い私は、母に劣らぬへっぴり腰で、おっかなびっくり渡りました。

  • 岩ごろごろの槻川<br /><br />こういう川岸を散歩するのは、かなり久しぶりかも@

    岩ごろごろの槻川

    こういう川岸を散歩するのは、かなり久しぶりかも@

  • 槻川沿いにあった小屋のそばのハナニラ<br /><br />ハナニラ(別名イフェイオン)<br />「メキシコからアルゼンチンにかけて分布する球根植物で、日本へは明治時代に渡来しました。花が美しく、ニラに似た葉をもむとネギ特有の臭気があることから花韮(はなにら)といいます。春に星形の花を咲かせるので、英名はスプリングスターフラワー。花は普通薄いブルーを帯びた白色ですが、紫青色、純白、紫色のほかに、最近はピンクの花も現れ、にぎやかになりました。」<br />(「花のいろいろ」(実業之日本社)より)

    槻川沿いにあった小屋のそばのハナニラ

    ハナニラ(別名イフェイオン)
    「メキシコからアルゼンチンにかけて分布する球根植物で、日本へは明治時代に渡来しました。花が美しく、ニラに似た葉をもむとネギ特有の臭気があることから花韮(はなにら)といいます。春に星形の花を咲かせるので、英名はスプリングスターフラワー。花は普通薄いブルーを帯びた白色ですが、紫青色、純白、紫色のほかに、最近はピンクの花も現れ、にぎやかになりました。」
    (「花のいろいろ」(実業之日本社)より)

  • 槻川沿いに咲くハナニラ<br /><br />いまの季節、あちこちで見られますが、本当に美しい花ですね。<br /><br />ハナニラ<br />「ニラの花ではないが、葉にちょっとニラ臭がする球根植物。花が美しく、英名はスプリングスターフラワー、春の星花。茎頂にふつう一花しか咲かず、この点で日本のアマナと似るが、花の下部は花筒実を作る。原産地はアルゼンチンなど。明治に渡来。強健で庭に植え放しでもよく咲く。青花もある。」<br />(「花おりおり その二」(朝日新聞社)より)

    槻川沿いに咲くハナニラ

    いまの季節、あちこちで見られますが、本当に美しい花ですね。

    ハナニラ
    「ニラの花ではないが、葉にちょっとニラ臭がする球根植物。花が美しく、英名はスプリングスターフラワー、春の星花。茎頂にふつう一花しか咲かず、この点で日本のアマナと似るが、花の下部は花筒実を作る。原産地はアルゼンチンなど。明治に渡来。強健で庭に植え放しでもよく咲く。青花もある。」
    (「花おりおり その二」(朝日新聞社)より)

  • 名無しのごんべぇのオレンジの花……ガザニア?<br /><br />よく見る花の気がするんですけど、名前が分かりませんでした(泣)。<br />手元の13冊の花の本をぱらぱらひっくり返したのですが、それらしい写真は見あたらず。<br /><br />※もう少し調べていくうちに、ひょっとしたらガザニアではないかと思うようになりましたが、どうでしょう。

    名無しのごんべぇのオレンジの花……ガザニア?

    よく見る花の気がするんですけど、名前が分かりませんでした(泣)。
    手元の13冊の花の本をぱらぱらひっくり返したのですが、それらしい写真は見あたらず。

    ※もう少し調べていくうちに、ひょっとしたらガザニアではないかと思うようになりましたが、どうでしょう。

  • 槻川沿いに咲くオオイヌノフグリと……ホトケノザの花が咲く前?<br /><br />先っちょの葉が紫がかったこの草花も、たくさん見かけるようになりました。<br />ホトケノザの襟巻きトカゲのような葉に似ている気がするのですが、似ていないような気もしますし、どっちでしょう。<br />オオイヌノフグリは、去年のちょうど今頃、ムラサキハナナ(別名ハナダイコン)の名前を求めて小さな青い花を調べ喰っていたときに知りました。<br />よく目にしていた春の草花の1つですが、名前を知ったことによって、愛着が沸きました@<br /><br />オオイヌノフグリ<br />「日だまりの地面に青い小さい花。小さい春を見つけた喜びを与えてくれよう。ロマンを感じさせる花だが、名は嫌いという人も。実は明治時代に渡来した帰化植物で、在来の近縁種イヌノフグリにちなむ命名。イヌノフグリは花が小さく、果実の形から名がついた。千葉県には星の瞳という美称も。」<br />(「花おりおり その一」(朝日新聞社)より)<br /><br />オオイヌノフグリ(別名ホシノヒトミ(星の瞳))<br />「「いぬふぐり星のまたたく如くなり」(高浜虚子)などと詩歌で詠まれ、俗に「イヌのふぐり」と呼ばれているのは、多くがオオイヌノフグリです。明治期渡来した帰化植物で、道端や畑地の日だまりで空色の花を開きます。花の色からバードアイ、キャッツアイの英名があり、日本でも星の瞳のロマンチックな名もあります。ちなみにオオイヌノフグリは、その実の形からイヌのこう丸の意味。」<br />(「花のいろいろ」(実業之日本社)より)<br /><br />※もう一つはてっきりホトケノザかと思いましたが、姫踊子草(ヒメオドリコソウ)のようです。<br />ホトケノザの葉っぱとは、全然違いましたね!<br /><br />ヒメオドリコソウ<br />http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/labiatae/himeodorikosou/himeodorikosou.htm<br />http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/himeodorikosou.html<br />http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/himeodorikosou.html<br /><br />ホトケノザ<br />http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hotokenoza.html<br />http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/labiatae/hotokenoza/hotokenoza.htm<br />http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Hotokenoza.jpg<br />http://www.asahi-net.or.jp/~EP3N-KIZM/digicam/digi01.htm

    槻川沿いに咲くオオイヌノフグリと……ホトケノザの花が咲く前?

    先っちょの葉が紫がかったこの草花も、たくさん見かけるようになりました。
    ホトケノザの襟巻きトカゲのような葉に似ている気がするのですが、似ていないような気もしますし、どっちでしょう。
    オオイヌノフグリは、去年のちょうど今頃、ムラサキハナナ(別名ハナダイコン)の名前を求めて小さな青い花を調べ喰っていたときに知りました。
    よく目にしていた春の草花の1つですが、名前を知ったことによって、愛着が沸きました@

    オオイヌノフグリ
    「日だまりの地面に青い小さい花。小さい春を見つけた喜びを与えてくれよう。ロマンを感じさせる花だが、名は嫌いという人も。実は明治時代に渡来した帰化植物で、在来の近縁種イヌノフグリにちなむ命名。イヌノフグリは花が小さく、果実の形から名がついた。千葉県には星の瞳という美称も。」
    (「花おりおり その一」(朝日新聞社)より)

    オオイヌノフグリ(別名ホシノヒトミ(星の瞳))
    「「いぬふぐり星のまたたく如くなり」(高浜虚子)などと詩歌で詠まれ、俗に「イヌのふぐり」と呼ばれているのは、多くがオオイヌノフグリです。明治期渡来した帰化植物で、道端や畑地の日だまりで空色の花を開きます。花の色からバードアイ、キャッツアイの英名があり、日本でも星の瞳のロマンチックな名もあります。ちなみにオオイヌノフグリは、その実の形からイヌのこう丸の意味。」
    (「花のいろいろ」(実業之日本社)より)

    ※もう一つはてっきりホトケノザかと思いましたが、姫踊子草(ヒメオドリコソウ)のようです。
    ホトケノザの葉っぱとは、全然違いましたね!

    ヒメオドリコソウ
    http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/labiatae/himeodorikosou/himeodorikosou.htm
    http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/himeodorikosou.html
    http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/himeodorikosou.html

    ホトケノザ
    http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hotokenoza.html
    http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/labiatae/hotokenoza/hotokenoza.htm
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Hotokenoza.jpg
    http://www.asahi-net.or.jp/~EP3N-KIZM/digicam/digi01.htm

  • カタクリとオオムラサキの林の斜面<br /><br />カタクリの花がたくさん咲いていたのは足場が悪くて、油断しているとずるずる下へずり落ちそうになりました。<br />栗のイガのようなものも落ちていて、うっかりその上に手を乗せると、かなり痛かったです。<br />ここでも、せっかくの斜面を利用して這いつくばるようにして下からカタクリの花の写真を撮っていたのですが、夢中になるあまり、上着にカササギを作っていました(泣)。

    カタクリとオオムラサキの林の斜面

    カタクリの花がたくさん咲いていたのは足場が悪くて、油断しているとずるずる下へずり落ちそうになりました。
    栗のイガのようなものも落ちていて、うっかりその上に手を乗せると、かなり痛かったです。
    ここでも、せっかくの斜面を利用して這いつくばるようにして下からカタクリの花の写真を撮っていたのですが、夢中になるあまり、上着にカササギを作っていました(泣)。

  • カタクリとオオムラサキの林のカタクリ<br /><br />斜面の上から太陽の光が射し込んでくるところにたくさん花が咲いていたので、逆光できれいに透けて撮れました。<br />それにこれは花びらにあまり影がかからずに撮れたと思います@

    カタクリとオオムラサキの林のカタクリ

    斜面の上から太陽の光が射し込んでくるところにたくさん花が咲いていたので、逆光できれいに透けて撮れました。
    それにこれは花びらにあまり影がかからずに撮れたと思います@

  • カタクリとオオムラサキの林のカタクリ<br /><br />といいつつ、実は、撮っている最中は、よい位置でカメラを構えるのとピント合わせにせいいっぱいで余裕がなかったため、逆光が透けていることも、花びらにかかった影のことも、気付きませんでした。

    カタクリとオオムラサキの林のカタクリ

    といいつつ、実は、撮っている最中は、よい位置でカメラを構えるのとピント合わせにせいいっぱいで余裕がなかったため、逆光が透けていることも、花びらにかかった影のことも、気付きませんでした。

  • 空を背景に@

    空を背景に@

  • 花の後ろからみたところ

    花の後ろからみたところ

  • 斜面に咲くカタクリの花2輪<br /><br />ここ、「カタクリとオオムラサキの林」でも、「カタクリとニリンソウの里」に負けないくらい、たくさんのカタクリの花を見ることとができて満足できました。<br />1時間かけてやって来た甲斐がありました@<br /><br />ところで、オオムラサキの方ですが、それらしきものは一向に見つかりませんでした。<br />一体、どんな花なのでしょう。<br /><br />家に帰って手元の13冊の花の本の索引をみても、どこにもありません。<br />名前が分かっているのに、花の本が13冊もあって検索できないなんて、どういうわけ!?───と思ってネットで調べたら、なんと、オオムラサキは、蝶々のことだったのですね。<br />国蝶なのだとか。<br /><br />「ウィキペディアフリー百科事典」<br />http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD<br />「昆虫エクスプローラー」<br />http://www.insects.jp/kon-tyooomura.htm<br />http://www.insects.jp/tefu-oomura.htm<br />「オオムラサキの里」<br />http://www.oomurasaki.jp/<br />「嵐山観光情報 国蝶 オオムラサキ」<br />http://www.town.ranzan.saitama.jp/0800kanko/0820shizen/0822omurasaki/index.html<br /><br />そういえば、カタクリとオオムラサキの林には無料の展示館があって、チラッと見た限り、蝶の標本がたくさんありました。<br />西光寺から散策を始めて2時間、とっくに昼も過ぎ、いい加減、お腹もすいていたので、入らずにさっさと戻って来てしまいました。<br />でも、展示されていたあれが、オオムラサキだったに違いありません。

    斜面に咲くカタクリの花2輪

    ここ、「カタクリとオオムラサキの林」でも、「カタクリとニリンソウの里」に負けないくらい、たくさんのカタクリの花を見ることとができて満足できました。
    1時間かけてやって来た甲斐がありました@

    ところで、オオムラサキの方ですが、それらしきものは一向に見つかりませんでした。
    一体、どんな花なのでしょう。

    家に帰って手元の13冊の花の本の索引をみても、どこにもありません。
    名前が分かっているのに、花の本が13冊もあって検索できないなんて、どういうわけ!?───と思ってネットで調べたら、なんと、オオムラサキは、蝶々のことだったのですね。
    国蝶なのだとか。

    「ウィキペディアフリー百科事典」
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD
    「昆虫エクスプローラー」
    http://www.insects.jp/kon-tyooomura.htm
    http://www.insects.jp/tefu-oomura.htm
    「オオムラサキの里」
    http://www.oomurasaki.jp/
    「嵐山観光情報 国蝶 オオムラサキ」
    http://www.town.ranzan.saitama.jp/0800kanko/0820shizen/0822omurasaki/index.html

    そういえば、カタクリとオオムラサキの林には無料の展示館があって、チラッと見た限り、蝶の標本がたくさんありました。
    西光寺から散策を始めて2時間、とっくに昼も過ぎ、いい加減、お腹もすいていたので、入らずにさっさと戻って来てしまいました。
    でも、展示されていたあれが、オオムラサキだったに違いありません。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • tsunetaさん 2007/03/24 17:22:07
    これぞ!カタクリの花!
    まみさん! こんにちわ。いよいよ春本番ですね。

    小川町のカタクリの里に行かれたのですね。 当方は今年はまだカタクリの花を見ていませんが、まみさんが撮られたカタクリの花を見ていると「カタクリの花って、こんなに見事な花だったのか」と感嘆いたしました。

    アップの写真が見事ですね。 色も素敵な色に出ていますね。
    一度同じ場所か、もっと多い自生地に行きたくなりました。

    アズマイチゲ、ニリンソウ、オオムラサキ(国蝶)等も勉強されて良かったですね。 やはり、自然が一番ですね。 一票投じました。
    ありがとうございました。

    tsuneta

    まみ

    まみさん からの返信 2007/03/27 20:23:26
    RE: これぞ!カタクリの花!
    tsunetaさん、こんにちは。書き込み&一票、ありがとうございます。
    お返事がおそくなってしまいました。

    オオムラサキは勉強しました。
    蝶々だとは思わなかったです。
    まだ時期的にはオオムラサキが見るのも早かったようです。
    花でも風が吹けば写真を撮るのがむずかしいのに、動物や昆虫、特に蝶々など、写真を撮るには難易度が高そうですね。

    そういえば、昔ほど蝶々は見なくなりました。
    近所もどんどん宅地化されたからでしょう。

    tsunetaさんもぜひカタクリの写真を撮って披露してくだたさい。
    自生地は、撮るのがむずかしいけれど、やはりいいですねぇ。
  • いっちゃんさん 2007/03/24 12:58:54
    まみさんの志が・・・
    まみさん こんにちわ

    まみさんのカタクリを撮りたいという志がよく現れていますね
    カタクリへの思いやりが一つ一つのカタクリの写真に現れているようです。
    しかも、カタクリをよく調べられて・・・

    私もカタクリは7年間地下で育ち、やっと7年目に花開くと知った時には、カタクリの花の見方が変わりました。
    まだ、訪ねていませんが、今年も必ずカタクリに会いに行こうと思っています。
    その前に素晴しいカタクリの花見せていただきありがとうございました。
    ハナニラ・オオイヌノフグリも可愛らしく素敵なアングルで撮られていますね。

    いっちゃん

    まみ

    まみさん からの返信 2007/03/27 20:09:25
    RE: まみさんの志が・・・
    いっちゃんさん、こんにちは。コメントあがとうございます。

    こちらへの返信は遅くなってしまいました。

    >まみさんのカタクリを撮りたいという志がよく現れていますね
    >カタクリへの思いやりが一つ一つのカタクリの写真に現れているようです。

    嬉しいお言葉をありがとうございます。

    カタクリが咲くのに七年もかかるとは私もあとで調べてびっくりです。
    だからやたら摘んでしまうと絶滅を招きやすいのだとか。
    大切にしてあげたいと思います。
    人の手で植えて育てることもできるでしょうけれど、自生地は貴重です。
    写真を撮ったり間近で見るのは苦労するにしても、やはり自生地で見る花の方が生き生きしているような気がしますね!
  • akricaさん 2007/03/24 12:26:41
    爽やかですね
    まみさん、はじめまして。

    きれいですね、花見旅行記徹底ガイドから来てみました。
    私たちも同じ日に相模原の方のかたくりの里に行ってきましたが
    やはり早すぎたようで、小川町のほうが開花は進んでいると感じました。
    日当りもよく、開放的な風景のなか、
    かたくりの花がとても爽やかに撮れてますね!

    いつか見頃のかたくりの里に来てみたいです。

    リカとアクリ

    まみ

    まみさん からの返信 2007/03/27 20:07:04
    RE: 爽やかですね
    リクとアクリさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    「花見旅行記徹底ガイド」いいですね。フォートラベルでそんなのがあったとは@
    花見という形で旅行記をアップされる方が多いから、検索しがいがあります。
    また気になった花の名所を調べるのにはよさそうです。

    こちらへのお返事が遅れてしまいましたが、いまごろの小川町のかたくりの里はかなり開花が進んでいるのではないかと思います。
    どなたかが一面のカタクリの写真をアップされないか、お互い楽しみですね!
  • noriakiさん 2007/03/23 23:19:42
    近くまで来られたのですね・・・
    まみさん

    こんばんは!
    お彼岸の中日に小川町に来られたんですか・・・
    家から車で5分くらいの所です。
    相変わらずまみちゃんの、花の写真は奇麗に撮れてますね・・・

    僕は昼前に、森林公園近くのお墓参りに出かけていました。
    今日は、かたくりの里を通って、仙元山まで出かけてきました。
    天気もよくて、暑いくらいの陽気でした。
    その足で、巾着田までいきましたが、彼岸花は咲いていませんでした。
    春は咲かないのですかね?

    まみ

    まみさん からの返信 2007/03/27 12:16:02
    RE: 近くまで来られたのですね・・・
    noriakiさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    小川町のかたくりの里が家から車で五分とはうらやましいです。
    そろそろ斜面一面に咲くころでしょうか。
    週末はきっと人でごったがえすでしょうね。

    ヒガンバナは春にも咲くとは知りませんでした。
    巾着田は秋だけみたいです。
    去年、HPで開花時期をチェックして出かけました。旅行に出る前月でそろそろあわただしかった頃です。

    http://www.kinchakuda.com/

    今の時期は菜の花と桜みたいですね。
    実は巾着田へは母が車を出してくれたのですが、今年はどうなるやら。
  • SUR SHANGHAIさん 2007/03/23 22:44:33
    カタクリ
    いや〜、拝見しましたよ、カタクリの花。
    私はこの1枚がいいなあと思いました。
    特に花弁の一枚をちょっと翻した感じで青空をバックに咲く姿が。

    私は今年、5月末頃に日本に一時帰国の予定。
    もうその頃はカタクリの花は終わってるだろうなあ。(ToT)
    まみさんの旅行記で懐かしく思いました。

    まみ

    まみさん からの返信 2007/03/27 12:12:26
    RE: カタクリ
    SUR SHANGHAIさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    どのカタクリの花の写真を表紙にするかは、とても悩みました。
    だってどれもそれぞれにお気に入りに撮れたんですもの。
    結果的に、いわゆるカタクリらしい姿がよく出ている写真を選んだつもりです。

    SUR SHANGHAIさんのご実家でしたっけ、カタクリがご覧になれるのは。
    前にコメントで、カタクリの花は撮らないかと聞いてくださったときは、まだカタクリは高嶺の花で、1日つぶす覚悟ができていませんでしたが、ひそかに決意が固まりつつありました@
    写真では見たことがありましたが、実物を見るのは初めてです。
    天気もよくて花びらが日光に透けて、本当に愛らしい花でした。
    葉っぱはドギツかったですけど。
    さしずめ化粧の濃い教育ママにつきそわれた初々しいアイドル!?

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