夏も花を狙いましょ@その２：近所の河川沿い花壇のひまわり

2006/07/24 - 2006/07/24

ひまわりは、一面にぎっしり咲いているところが見たいのです。
と思って、いわゆるひまわりの名所と言われているところを狙っているところですが、だからといって数株のひまわりには惹かれない、というわけではありません。

近所の河川沿いの土手の上。
道路挟んだ家々のみなさんが当局から許可をとって、小さな花壇を作っていたのは知っていました。
今時分、もしやひまわりが植えられているのではないかと思って足を伸ばしてみたら、案の定@

私が理想とするぎっしりのひまわり畑というにはほど遠く、またちょっと元気のない花が多いかなぁと思ったのですが、一度カメラを構えたら、もう止まらなくなってしまいました。

エリア 埼玉

• 交通手段: 自転車

こんなかんじに河川の土手の上の道路沿いにひまわりが咲いていました。
こうしてみると、なかなか壮観です@

ひまわりはこのあたりから始まります。

たくさん@

河川沿いの花壇のひまわり。
この川は市の境になっています。

垂れてるけれど、それは花の重みのせい。

ひまわり、すなわち向日葵の名前は、花が太陽の動きにあわせて首をまわすと信じられたから名付けられたときいています。
でも、開花した花はたいてい東を向いているとのこと。
たしかにこんなに重そうに頭が垂れていては、太陽に動きにあわせて首をまわすなんて、とても大変そうです。

ちなみに、太陽を追って花の向きを変えるのは、仲間のシロタエヒマワリだそうです。
小さな花がいくつも咲くタイプ。
いまは珍しくないですが、子供の頃に初めてあの小さなひまわりを見たときには、ひまわりのミニチュアだ！とびっくりしましたっけ。
名前の由来は、葉が白い絹糸に覆われていてるところを「白妙」に見立てられたためとか。

花の大きさもこのくらいだと、すっと頭を上げて立っていられるようですね。

奥にある橋の向こうは、桜並木に囲まれた池になっています。
春先に、買ったばかりのデジカメで桜の撮影を楽しんだ公園です。

ひまわりがたくさん植えられているのはこのあたりまで。
ここからまた戻り、姿のよいひまわりを選んで、近くから撮りましょ@

八重咲きのひまわりです。
菊みたい@

八重咲きとの中間？

再び八重咲き。
背後にも、ひまわりがたくさん控えています。

花は下向きだけれど、きれいに咲いている１株@

これもきれいに咲いています。
真ん中があまり濃い茶色ではないタイプですね。

ちょぉっと花びらがライオンのたてがみのようにそろっていないけれど、まあきれいな１株かな。

真ん中はこれから茶色くなっていくのかな。

おっ、これはバランスいいかも@

ずいぶん丈の低いひまわりもありました。
杭よりも下に花があります。
私の膝くらいまでも届きません。
そして葉が放射状に広がっています。

背の低いひまわりのアップ。
いやぁ、こんなの、初めて見ました@

この花壇はひまわりだけではありません。
いろんな花が植えられています。

ひまわりの後ろに、オシロイバナ。
夏は夕方に花を咲かせるので、夕化粧という別名のある花です。
もう夕方５時すぎなので、花がぱっちり開いています。

ひまわりと……ダリアかな。

ポンポンダリア。
だと思いまぁす。

センニチコウ（千日紅）もあります。
別名ゴンフレナ。

花の本でこれを見かけて、いつかは撮りたいと思っていた花の１つです。
だって、丸っこくて、かわいいじゃないですか@

珠花は、苞（ほう）が発達して色づいたものだそうです。
苞というのは、花冠の株に着く葉ですって。辞書で大急ぎで調べました@
花の本の図解ページを見ると、茎と花冠の媒介のようなところに生えています。

うひゃっ、なんじゃ、こりゃ@

名前はトリトマ。
うーん、口にするとトチりそうな名前ですね。

別名トーチリリー（たいまつのユリという英名になります）、あるいはシャグマユリ。
南アフリカ原産で、アフリカ最高峰キリマンジャロの中腹に咲いていたそうです。
日本でよく栽培されるのは、通称オオトリトマと呼ばれるウバリア。

コスモスも咲いています。
秋桜の別名があるとおり、秋の花と思っていたのですが、早咲きってあるみたいですね。

コスモスをもう１枚。

滴が垂れています。
実は、いま、天気は曇りではなくて、雨なのです。
最初から最後まで、ずううっと雨の中で撮っているわけでして@

ラベンダーも咲いています。
この代表的なタイプは、イングリッシュラベンダーらしいです。

これも面白い@

花の本で調べたところ、たぶんウコンではないかと。
あるいはクルクマかしら。両方を仲間として一緒に紹介している本もありました。

ウコンはこんな風に白いけれど、クルクマは白いのもあれば赤いのもあるようです。
沖縄ではウッチンと呼ぶとか。可愛い@
ところでウコンって、カレー粉の黄色いターメリックの原料なのだそうですね。

おお、ジギタリス！
この花びらの内側の模様が、なんともいえません。
じっと見ていると、なんだかむずむずしてきます。

ジギタリスとは、「指の花」という意味なのだそうですね。
なぜ？
英名では、フォクスグローブ、すなわちキツネの手袋。
そぅお？
原産ヨーロッパ。
花言葉が、なんと、「誠意がない」ですって。
この釣り鐘状の花がたくさん成る姿が面白いのに、花束か何かにして送ったりしたら、「あなたに対して誠意はありません」ってメッセージになってしまうのかしら。

ランタナことシチヘンゲ（七変化）もあります。
手まり状の花が可愛いです@
花が咲き進むと花色が除々に変わることから、七変化という名がついているそうです。

ヤマユリ様もいらっしゃいます。
花が重くて倒れてしまうので、棒で支えられています。

手元の「花おりおり」では「花を知らなくても、一目で強く、印象づけられる」とありました。
まさしくそのとおり、私も一目で引き付けられました。

名前は、ゲンペイ（源平）クサギ。

白いつぼ型の部分は、咢（がく）だそうです。
ほとんどの花では花びらを包むようにして小さく生えている、ささやかな緑のあれです。
花弁の赤が鮮やかに映えます。
この紅白ゆうえに、「源平」と名まえにつけられたそうです。

※翌週、もっと花が咲いている写真が撮れたので、差し替えました。

この旅行記へのコメント （4）

• 迷子さん 2006/09/01 20:13:25

  あっ！これはっ？！

  ご訪問ありがとうございますぅ〜。
  迷子には全然花心が無いっ！ばっかりに、、、。
  折角のお花の写真でも何の花やら？
  （名前をメモしても訳分かんなくなっちゃうのどす。）
  トリトマどすなぁ〜、同じお花だと思うどす、どうもありがとうどすぅ〜。
  まみさんは野に咲く野草〜園芸種のお花まで
  お好きでお詳しいお方どすな、尊敬！
  迷子の済む北海道はこれからドンドン紅葉の季節になって
  花壇のお花も秋のお花になって、、、本州よりも
  グッと花の季節は短くなるどす。
  
  青い（正真正銘の青どすよん。）ポピーも
  花盛りは夏の一時だけどすな〜。
  来年の花時期にはもっと頑張るどすよ、よろしくね。

  まみさん からの返信 2006/09/01 23:37:48

  RE: あっ！これはっ？！

  迷子のプロさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
  
  やっぱりあの花はトリトマだったどすよねっ！
  
  花には全然詳しくないですよ〜。にわか気まぐれ花探求者にすぎませんどす。
  だって、春に撮った写真で、クローバーとレンゲ、思いっきりまちがえたくらいどすもーん。
  ただし、クローバーはクローバーでも、レッドクローバー。
  レッドクローバーがあるということを知らなかったのです。
  
  まあ、私って、凝るときは集中的に凝るんです。
  お気に入りの食べ物は、飽きるまで続けて食べるタイプ@

• むんさん 2006/07/30 19:51:00

  ひまわり！

  まみさん、こんにちは〜！
  
  川の土手を利用しての花壇、珍しいですね〜！
  そして、きっとひまわりが植えられているのではとの、
  まみさんの直感！さすが〜！
  
  ひまわりといえば、子供の頃、一番身近だった花。
  そういえば、最近なかなか機会がなく見ていないなぁ〜と思いました。
  やっぱり、ひまわり、いいですね〜♪　見ているだけで元気が出てきそうです。
  

  まみさん からの返信 2006/08/01 17:52:17

  RE: ひまわり！

  むんさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
  
  ひまわり、いいです@
  夏の花。ずっと待ってました。
  
  川沿いの花壇、通るたびに心癒やされていました。
  近所とはいえそう頻繁に通りかかるところではなかったのですが。
  写真を撮っているときに、犬を散歩している人とお話をしました。
  その花壇を世話しているご近所の方の１人でした。
  
  最後のゲンペイクサギの写真を差替えました。
  翌週は、もう元気のない花が多かったのですが、そのうちに新しい花が顔を見せるのではないかと思っています。
  ゲンペイクサギも、先週よりたくさん花を見せていました。
  そしてこれからも季節ごとにいろんな花を楽しませてくれるのだろうと楽しみにしています。