★バイク旅★　イサーンでクメール探し（２）　・・・プラサートの町・・・

2010/03/28 - 2010/03/28

アランヤプラテートから国境沿いを走り
スリン県の名も無き町プラサートへ
果たして　クメール語話者はいるのか．．．

エリア タイ

アランヤプラテートの街中で

パットンコー（揚げパン）２０バーツ

と缶コーヒーを買ってきて朝食

１個１バーツで　左のは甘くないが

右の丸いやつは少し甘い

３月２８日　アランヤプラテート　→　プラサート

今日はアランからカンボジアとの国境沿いを走り

スリン県のプラサートまでの２３０キロを走る

プラサートとはもともとクメール語で「遺跡」

タイ語でもほぼ同じ意味で使われているようだ

そんなクメール語由来の町名が興味を引く

アランの町から３４８号線を北上する

途中には

なぜかキリスト教の教会があったり

ＯＴＯＰ（一村一品運動）の

開発研究所があったり

さすがに

国境沿いの道だけに

何か所もの検問所がありました

でもほとんど人はいないし

止められもしませんでした

３４８号線のほとんどは

こんな刈り入れの終った　

田園風景の中を

交通量も少なく

でも道路の舗装状況はすこぶる良い道を

ひたすら走ります

道路沿いのこのお店で

何か飲み物でも買いましょうか

おっと　先客でしょうか

それともこのお店の子供でしょうか

「おじさん、クメール語話せる？」

「できねぇよ」

にこやかだったのに　カメラを向けたら

なぜか緊張してしまう田舎の人

天気良し！

気温も適度！

道路もグッド！

風景も見晴らし良し！

さっき買った　缶コーヒー飲みながら

カーステ聴きながら　

のんびり行こうか〜♪

最高の気分だぜ〜♪

ルンルン気分で走っていたのですが．．．

同じ道を全然違う状況で走っている地元の人

この人はこれから野良仕事に行くのでしょう

ブヒブヒは暇つぶしに遊びに行く．．．

たぶん同世代ですがこの差は何なのでしょうか

思わず考えさせられてしまいました

２００キロほど走ったら

こんな風景が

自然にできた奇岩のようです

高さは１５０センチくらいです

これは確かです

なにせブヒブヒはここで立ちションしましたから

タプラヤ国立公園？

これまで国立公園と名のつくところで

まともなのに当たったことがない

まぁ、いいか、行ってみましょう

どうせ人生、寄り道ばかりなり．．．

国立公園に入ってすぐの所に

おそらく不法に住んでいる人の

家が二軒

こんな緩やかな昇りのダート道

４０キロくらいでず〜っと走って行きます

軍の検問所みたいのがあったのですが

誰もいません

標高が高くなってきているらしく

植生が変わってきます

１６キロ走って一番上、奥まで行ったら

こんな軍の施設らしきものが・・・

でも誰もいません

国立公園に入ってから出るまで

人っ子一人見かけませんでした・・・？？？　

３４８号線に戻ってすぐに

山越えの上り坂

この辺からブリーラム県に入ります

坂を登り切ったあたりで

地元の人たちがドックマリ（花飾り）を

売っていて、熱心に呼び込みしていました

野良仕事に精を出す人たち

この暑い中ご苦労様です

ラムナンロンというダム湖です

岸辺は細かい砂でした

かなり大きいです

このあたりは水が豊かなのでしょう

二期作できるようです

水牛が水浴びしていました

水牛というくらいですから　水が大好き

３４８号線から　２０７５号線に入ります

パノムルン遺跡への標識

今回はパス

パノムルン遺跡へ行く人向けでしょうか

こんな田舎道にホテルがありました

ガソリン残り少ないので

このショボイところで給油

お譲ちゃん、家の手伝いですか？　えらいねぇ

カメラ向けたら下向いちゃった

タイでは小・中学生の女の子は

みんなオカッパ頭です

ガソリン１リッター　４１バーツ　高〜！

２０７５号線は

本当に何もない田舎道

貧しそうな農家が点在する

おかぁさんにしっかりつかまって

どこ行くの？

そうこうするうちに

着いたようです　プラサートの町に



スリンの街から約４０キロ

南に下ったところにあります

プラサートの街は

２１４号線沿い１キロにわたって

広がる町並

片側５車線の広い道

小さな町なのですが

ホテルが見当たりません

道沿いの屋台でクイッティアオの大盛り

店の人はブヒブヒがタイ人だと思っているようなので

パタヤの友人に電話し、日本語で話す

やっとブヒブヒがタイ人ではないと

気付いてくれたようです

「君たち、クメール語できますか」

「え？　できません」

「できないの？　じゃ、写真撮ります」

しかし、かわいい子たちやなぁ〜（*＾ワ＾*）

彼女たちに聞いたら

町には安宿が２軒あるとのこと

街並みの真ん中にあるここに決める

エアコン・テレビ・シャワー付き

一泊３００バーツ

かなり古い

エアコン調整できなくてかなり寒い

でも通りの対面には

コンビニと市場、バスターミナルがあって

至極便利

やっぱり　東南アジアは

市場ですね

生鮮食品がたくさん

この匂い、喧噪、熱気

他と特別変わったものはなかったけれど

歩いているだけで楽しい

でも肝心のクメール語が

聞こえてきませんね

人々はみんな標準タイ語話しています

お年寄りの人たちは

イサーン語らしき訛りで話しているようだが

クメール語らしき訛りは

全く聞こえてこない

果物屋で大好きなマムアンを買う

今回は作戦を変えて、クメール語で話しかけてみる

「チュムリアップ・スオ！」　「！？」
「ソクサバイチアテー？」　　「？？？」
「クメール語できないのですか？」
「はい、できません」
「しょうがない、写真を撮ります」

それを見ていた　背後の屋台のおばさんが

「写真撮りたいから、買ったんじゃないの？」

と茶々を入れてきた

「チャイ　シー（＝もちろん）」と切り返したら

皆さん　爆笑

日本にもいそうな彼女が選んでくれたマンゴ

キロ４０バーツ

甘くて酸っぱくて　おいしかったです

市場通りの横には

バスステーション

もちろんバンコクやスリン行きが出ています

ここの人たち

みんなゆったりしている

とっても優しくてつつましくて

心和むひと時でした

リキシャーも数台見かける

小さな田舎町

夕食は
　
屋台でバーミーナームの大盛り

この屋台で食べたのですが

ここの奥さん、すっげぇ美人

旦那さんがそばにいるので

写真撮れませんでした

この町、異様に美人が多い

気のせいかしら・・・

それだけでは足りず

別の屋台で　カオマンガイ

これもうまかった

夜も９時を過ぎると静か


予想と違ってクメールは探せなかったけど

お気に入りの街を見つけられました

この旅行記へのコメント （12）

• あいあ〜るさん 2010/04/20 21:52:00

  初めまして

  ブヒブヒさん、初めまして。
  
  プラサートという町があるんですね。
  タイにもクメールのプラサート建築が伝わって、最初のプラサートが作られたのが確かスリンだったと思いましたが、もしかしたらこの町なのでしょうか？
  
  プラサートの町にはプラサートはありましたか？

  ブヒブヒさん からの返信 2010/04/21 01:53:38

  RE: 初めまして

  あいあ〜るさん、はじめまして。　ご訪問＆書込みありがとうございます。
  
  私はクメール遺跡に関してあまり詳しくありませんので、行きませんでした。　しかしプラサートの町の近くにプラサート・ヒン・バン・プルアンとプラサート・バン・プライというのがあることは地図を見て知ってはおりました。　だからこの町にクメール系の人達が居るのではと思ったわけです。
  
  ↓　クメール遺跡に関してはここを参考にさせてもらっています。
  
  http://kuradashieigakan.com/con11kume/contents11.htm
  
  タイの道路地図見ているとクメール遺跡がタイ各地にあるので驚いて
  しまいます。　十分知識を蓄えてからクメール遺跡を回る旅も面白い
  テーマですね。　それを実践していらっしゃる４トラベラーの方も
  いらっしゃるようです。　私はいま一つ興味が湧かないのです。
  今後ともよろしくです。σ（￣（●●）￣）よろしくぶひぃぃぃぃぃ

  あいあ〜るさん からの返信 2010/04/21 12:58:14

  RE: RE: 初めまして

  遺跡に行かないとは潔いですね。
  
  私はそれなりに有名な場所だったら、行かれればとりあえず行ってしまいます。
  知識がある訳でもないし、感性も無いので、行ったところでだいたいは「おおーっ！」で終わりなんですけどね。（笑）
  
  
  しかしクメール人を求めて旅をされているとは、奥が深いですね！
  顔を見てクメールって判りますか？

  ブヒブヒさん からの返信 2010/04/21 14:28:45

  RE: RE: RE: 初めまして

  > 遺跡に行かないとは潔いですね。
  
  基本的にはテーマを決めてそれを追求する旅にしています。
  
  > 私はそれなりに有名な場所だったら、行かれればとりあえず行ってしまいます。　 知識がある訳でもないし、感性も無いので、行ったところでだいたいは「おおーっ！」で終わりなんですけどね。（笑）
  
  それでも遺跡を見ると興味が湧いてきて知識欲が刺激されるので
  それもとてもいいと思いますよ。　
  
  > しかしクメール人を求めて旅をされているとは、奥が深いですね！
  > 顔を見てクメールって判りますか？
  
  パタヤのような世界中から観光客が来るようなところに住んでいると
  外見や仕草で大体どこら辺の国の人かわかるようになってきます。
  バーで働くタイ人女性なんかにも必ず出身県を聞くようにして、
  顔・スタイル・食べ物・訛りとかのデータをインプットしています。
  ですから何となくですが、イサーン系、クメール系、北部系、中国系、
  が分かるようになってきています。　私はバーなんかで飲んだり
  遊んだりするときは出身地域あてを自分の中で楽しんでおりますが、
  当たる率は７０パーセントくらいです。　なにせイサーン出身女性が
  ７０パーセント以上ですから．．．（笑）

  あいあ〜るさん からの返信 2010/04/23 09:46:32

  RE: RE: RE: RE: 初めまして

  ブヒブヒさん、こんにちは。
  
  ものすごい研究熱心ですね！
  ぜひいつか、研究の成果をどこかで発表してください。
  
  出身地域はどのくらいまで見当を付けられますか？
  イサーンでも、例えばコラートかウドン方面かウボン方面かくらいの感じは判るのでしょうか？
  
  出身県まで当てられるくらい精度を高めれば、バービアでも女性に大ウケでしょうね。
  それどころかそれで食べていかれるかも。
  
  ぜひ頑張ってください！

  ブヒブヒさん からの返信 2010/04/23 10:34:46

  RE: RE: RE: RE: RE: 初めまして

  あいあ〜るさん、どうもです。
  
  まぁ、これは誰しも気がつかないけど自然にやっていると思います。
  たとえば「あいつは大金持ちのボンボンだから・・・」「かれは関西
  出身だから・・・」という具合に類型化していますよね。
  
  さすがにウドン出身とウボン出身はわかりませんね。　イサーン地方でも
  方言があるらしいのでこれをマスターすればわかるかも・・・。
  
  大きな声では言えないのですが、別の面で日本人と比べて
  ラーオ系、クメール系、中華系、等々の研究をしています。
  パタヤだからできることです・・・
  ご賢察ください。　　(//∇//) テレテレ
  

  あいあ〜るさん からの返信 2010/04/23 11:39:42

  素晴らしい！

  ブヒブヒさん、こんにちは。
  
  ぜひ今後も研究を重ねてください。
  
  
  話は変わりますが、今日の投稿は素晴らしいですね！
  やはり国際的歓楽街にいらっしゃる方は違います。（笑）
  
  黄色か赤かなんてタイ人の問題で、日本にとってはどちらが勝とうがタイであることに変わりはありません。
  バンコク在住の人が「仕事に影響が出るから困る」と言うのまでは許せますが、ただの旅行者が「買物できないから迷惑だ」なんて、何様だと思っているんだという感じです。
  
  あの旅行記に直接コメントできないのが残念で仕方ありません。
  もちろん早速１票入れさせていただきました。

  ブヒブヒさん からの返信 2010/04/23 14:01:28

  RE: 素晴らしい！

  あいあ〜るさん、早速の返信ありがとうございます。
  
  研究と言うほどのものではありませんね・・・趣味です（キッパリ）
  
  ４トラベルは旅行のためのサイトであまり政治的な書き込みは
  まずいなぁ、しかも単なる独断と偏見の私見だから．．．と
  思っていたのですが、４トラさんの中には全く旅行と関係ない
  個人的な写真と記事載せている方がいるので、これも有りかなと．．．
  
  あ、投票までしていただいたのですか、ありがとうございます。
  でもバンコクのデモが決着したら、この記事は削除しようかなと
  思っています。　
  
  あいあ〜るさんのホームページ、拝見しております。　まだ全部は
  目を通していませんが、精力的に旅行していらっしゃいますね。
  私もこんなダラダラしていてはいけない、行かねば！と後押し
  されているようで鼻息荒くしているところです。
  <(｀（●●）´)>　今後ともよろしくお願いします。
  
  
  
  
  
  

• keng-kengさん 2010/04/06 20:40:53

  バイクの旅、いいですよね〜。

  ブヒブヒさん
  
  はじめまして。旅行記拝見させて頂きました。
  お住まいのパタヤを拠点にしてあちこちへの気ままなバイクの旅
  いいですね〜。
  
  僕は去年１１０CCのスクーターを買ってほぼ街乗り専用で乗ってましたが
  年末の帰国時に彼女にプレゼントしてしまって今はチャリのみです。
  
  今イサーンを旅行中でチャンスがあればバイクをレンタルして
  行く先も適当に気ままに郊外へ出掛けてますが
  本当に自由で何とも言えない喜びを感じますね〜。
  
  ぶひぶひさんとは、歩き回る場所（市場）や食事の場所（屋台）で共通点が多いので
  大いに参考になります。でも最も参考になったのは
  「しょうがない、写真をとります」ですね〜。
  このフレーズ、使わせてもらうかもしれません。
  
  もうすぐ雨期の始まりですね、バイクの運転、くれぐれもお気を付け下さい。
  ではでは。
  
  keng-keng

  ブヒブヒさん からの返信 2010/04/06 21:26:07

  RE: バイクの旅、いいですよね〜。

  keng-kengさん、はじめまして。
  このＨＮはタイ語由来ですか？　硬‐硬さんですか？
  
  どうもバスや電車内でじっとしているのができない性質で、かと言って
  車は買えないし．．．。　消去法で結局バイク旅になりました。
  機動性と自由さを最大限に生かした旅をしていきたいと思います。
  
  記事読ませていただきましたが、バスでの事故、危なかったですねぇ。
  サコンナコンには１０年ほど前に　前の女（？）と一年近く住んで
  ましたので懐かしかったです。　田んぼに囲まれた小さな農村ですが。
  
  > ぶひぶひさんとは、歩き回る場所（市場）や食事の場所（屋台）で共通点が多いので 大いに参考になります。でも最も参考になったのは
  > 「しょうがない、写真をとります」ですね〜。
  > このフレーズ、使わせてもらうかもしれません。
  
  気が小さいのでこんな言い訳考えておかないとカメラ向けられないのです。
  keng-kengさんはかなりタイ語が達者なようなので、いいフレーズ思い
  ついたら情報交換しましょう。
  
  > もうすぐ雨期の始まりですね、バイクの運転、くれぐれもお気を付け下さい。
  
  無事故で帰宅できたらそれだけで旅行は成功！と考えております。
  むしろ一番危ないのはパタヤ市内なんですよ。
  
  まだご旅行中ですね。　体調万全にしてご活躍ください。(*'(OO)'*)ﾌﾞﾋ 　

  keng-kengさん からの返信 2010/04/06 22:13:08

  RE: RE: バイクの旅、いいですよね〜。

  HNのkeng-kengは、本名由来であります。
  硬-硬とは反対で、根性ナシのヘタレです。
  
  ぶひぶひさんは標準タイ語以外にイサーン語、クメール語まで話されるようですね。
  スゴい！の一言です。
  僕はイサーン語は「セーップ（アロイ）、サオ（２０）バーツ」の２語だけですよ。
  やっぱり教えてくれる女性が身近にいらっしゃれば
  上達のスピードも全然違うんでしょうね〜。
  
  僕が旅行で持ち歩いてるタイ全国図には、サコンナコンに２つの大きな湖が書いてあるんで
  今回はバイクを借りて湖畔までツーリングを！とか目論んでたんですが
  ちょっと今の体調では微妙であります。
  ホテルで静養するだけになるかもしれません。ぐすん。
  
  ぶひぶひさんの得意技、バイク運転しながらの片手撮影！
  これってタイの田舎では結構必須のテクニックですよね。
  国道は大丈夫ですけど、ちょっと田舎道に入ってええ感じの家とか水牛とか撮影しようと
  バイク止めた途端、近くにいたイヌがもんのすごい勢いで吠えながら走って向かって来た、
  という経験が何度かあります。必死でフルスロットルで逃げましたけど。
  今度からバイク借りたらちょっとずつ片手撮影を練習していこうと思ってます。
  
  keng-keng

  ブヒブヒさん からの返信 2010/04/06 22:50:16

  RE: RE: RE: バイクの旅、いいですよね〜。

  体調不良の中、早速の返信、ありがとうございます。
  
  > 標準タイ語以外にイサーン語、クメール語まで話されるようですね。
  
  イサーン語すっかり忘れました。　イサーン語の中にもいくつか方言が
  あるそうです。　クメール語は挨拶と数字だけです。　でもカンボジアを
  第三の故郷にしようかと目論んでいますので、本格的にやらざるを得ない
  かも。　タイと全然違うのでなんか惹かれます。
  
  片手運転しながらの写真撮影、単にものぐさだから始めたのですが、今と
  なっては必須テクニックですね。　でも危険ですから必ず前後の安全確認
  した方がいいですね。　以前大型トラックを追い越しざまにこれやった
  のですが、後方から来ていた車にクラクション鳴らされ、動揺してかなり
  怖い思いしました。　
  
  さてさてkeng-kengさんはどちらへ行かれるのでしょう？　記事と写真
  楽しみにしております。　　(　^ (●●)−)＝☆ﾌﾞｯﾌｰﾝ♪