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今日はハルツの山の中を走るハルツ狭軌鉄道のSLに乗り、ブロッケン山を訪れる。古くから神秘の山とされてきたブロッケン山は霧の多いことでも有名であるが、さて今日はどうなることか。

ドイツ・オーストリア旅行記2004(その3:ブロッケン山)

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2004/08/31 - 2004/09/07

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たま

たまさん

今日はハルツの山の中を走るハルツ狭軌鉄道のSLに乗り、ブロッケン山を訪れる。古くから神秘の山とされてきたブロッケン山は霧の多いことでも有名であるが、さて今日はどうなることか。

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  • 宿泊したIntercity Hotel Hamburg Altona。DB系列であるだけに何しろ駅の隣にあるのが便利だ。しかも無線LANが4.5EUR/1時間で使えたのでのんびり仕事などしていたら予定の列車に乗り遅れてしまった。

    宿泊したIntercity Hotel Hamburg Altona。DB系列であるだけに何しろ駅の隣にあるのが便利だ。しかも無線LANが4.5EUR/1時間で使えたのでのんびり仕事などしていたら予定の列車に乗り遅れてしまった。

  • 最初の予定より1時間遅れてHamburg Altona7:53発のICE Wien Westbf行に乗る。Altona駅は始発駅なので座席をゆっくり探すことができ都合が良い。<br />今日も快晴なのがうれしい。アルスター湖と市庁舎が朝陽に浴びて美しかった。

    最初の予定より1時間遅れてHamburg Altona7:53発のICE Wien Westbf行に乗る。Altona駅は始発駅なので座席をゆっくり探すことができ都合が良い。
    今日も快晴なのがうれしい。アルスター湖と市庁舎が朝陽に浴びて美しかった。

  • 目指すハルツ地方はどの主要都市からも遠く、一番近いハノーファーからでも2時間かかる。まずHannover HbfでLeipzig Hbf行InterCityに乗り換えるが、乗り換え時間が13分しかないのにICEが10分遅れ焦った。最近のこの区間の遅れはどうしようもないなあ。<br />次に30分乗ってBraunschweig Hbfで普通列車に乗り換え、さらに30分乗ってVienenburgで乗り継ぐ。慌しい乗り換えが続くが、列車は乗り継ぐごとにローカルになってくる。最後の列車はガラガラだった。

    目指すハルツ地方はどの主要都市からも遠く、一番近いハノーファーからでも2時間かかる。まずHannover HbfでLeipzig Hbf行InterCityに乗り換えるが、乗り換え時間が13分しかないのにICEが10分遅れ焦った。最近のこの区間の遅れはどうしようもないなあ。
    次に30分乗ってBraunschweig Hbfで普通列車に乗り換え、さらに30分乗ってVienenburgで乗り継ぐ。慌しい乗り換えが続くが、列車は乗り継ぐごとにローカルになってくる。最後の列車はガラガラだった。

  • これまでずっとドイツらしい平野が続いていたが、段々緑に覆われたハルツの山が近づいてきた。ブロッケン山頂の通信塔も見えている。

    これまでずっとドイツらしい平野が続いていたが、段々緑に覆われたハルツの山が近づいてきた。ブロッケン山頂の通信塔も見えている。

  • 11:29にWernigerode駅着。静かなローカル駅であった。ここがハルツ狭軌鉄道HSBの始発駅である。発車は11:40。時間もないので急ぎブロッケンまでの往復切符(22EUR)を購入し車内に入る。<br />

    11:29にWernigerode駅着。静かなローカル駅であった。ここがハルツ狭軌鉄道HSBの始発駅である。発車は11:40。時間もないので急ぎブロッケンまでの往復切符(22EUR)を購入し車内に入る。

  • 車内はそれほど混んでいなかったが町の中心に近い次のWestentor駅から多数乗ってきて満席になった。<br />狭軌なので小さな客車である。私にとっては5年前にドレスデン近郊の狭軌SLに乗って以来であり、この素朴な客車はとても懐かしい。ただ、まだヴェルニゲローデ自体は標高264mしかないので、車内は暑い。

    車内はそれほど混んでいなかったが町の中心に近い次のWestentor駅から多数乗ってきて満席になった。
    狭軌なので小さな客車である。私にとっては5年前にドレスデン近郊の狭軌SLに乗って以来であり、この素朴な客車はとても懐かしい。ただ、まだヴェルニゲローデ自体は標高264mしかないので、車内は暑い。

  • 力強い音を立て、SLはゆっくり山を登っていく。あたりは一面の松林である。旧東西国境で立ち入りが禁止されていたため、逆に手付かずの自然が残されているという。

    力強い音を立て、SLはゆっくり山を登っていく。あたりは一面の松林である。旧東西国境で立ち入りが禁止されていたため、逆に手付かずの自然が残されているという。

  • 所々あるカーブでは皆デッキからSLの登る様をカメラに捕らえようと大賑わいだ。

    所々あるカーブでは皆デッキからSLの登る様をカメラに捕らえようと大賑わいだ。

  • 12:19にDrei Annen Hohne着。ここでNordhausen方面から来たBrocken行に乗り換える。国立公園のため山頂への車の立ち入りは禁止されており、ここと次のSchierkeからは車の客が乗り込み、車内はいっぱいである。まあ天気も良いのでデッキで風に浴びることにした。

    12:19にDrei Annen Hohne着。ここでNordhausen方面から来たBrocken行に乗り換える。国立公園のため山頂への車の立ち入りは禁止されており、ここと次のSchierkeからは車の客が乗り込み、車内はいっぱいである。まあ天気も良いのでデッキで風に浴びることにした。

  • 標高540mのDrei Annen Hohneを12:30に出発するといよいよ本格的な山登りだ。SLも一層力を入れてがんばって登っていく。松林に差し込む太陽が気持ちよい。ドイツ人の観光客も天気がよいためか皆楽しそうだ。

    標高540mのDrei Annen Hohneを12:30に出発するといよいよ本格的な山登りだ。SLも一層力を入れてがんばって登っていく。松林に差し込む太陽が気持ちよい。ドイツ人の観光客も天気がよいためか皆楽しそうだ。

  • Drei Annen Hohneを出発し40分、飽きない車窓に目を見張ると、木々がまばらになってきた。このあたりは格好のハイキングコースであり、皆手を振って応えてくれる。

    Drei Annen Hohneを出発し40分、飽きない車窓に目を見張ると、木々がまばらになってきた。このあたりは格好のハイキングコースであり、皆手を振って応えてくれる。

  • いよいよ山頂が近づいてきた。山頂は何もなく360度の大パノラマが期待できそうだ。最後に山頂を大きく回りこむようにして、13:30過ぎ、Brocken駅に着いた。

    いよいよ山頂が近づいてきた。山頂は何もなく360度の大パノラマが期待できそうだ。最後に山頂を大きく回りこむようにして、13:30過ぎ、Brocken駅に着いた。

  • ブロッケン山は標高1142m。さして高くないのだがあたりに遮るものが何もないので実に遠くが良く見える。多少ガスっているのが残念だがドイツの平原が一望できる。晴れていたのは本当についている。

    ブロッケン山は標高1142m。さして高くないのだがあたりに遮るものが何もないので実に遠くが良く見える。多少ガスっているのが残念だがドイツの平原が一望できる。晴れていたのは本当についている。

  • かつては軍駐屯地などがあったそうだが、現在の山頂はテレビ塔や通信設備などが建っている。だが博物館やレストランなど一通りの設備も整っていた。周りはハイキングを楽しむ人でいっぱいだ。

    かつては軍駐屯地などがあったそうだが、現在の山頂はテレビ塔や通信設備などが建っている。だが博物館やレストランなど一通りの設備も整っていた。周りはハイキングを楽しむ人でいっぱいだ。

  • 山頂付近は一面の草原とごつごつした岩に覆われている。さすがに気温も高くなく、しばらく周囲を歩きまわった。

    山頂付近は一面の草原とごつごつした岩に覆われている。さすがに気温も高くなく、しばらく周囲を歩きまわった。

  • 駅のビュッフェでソーセージのポテトと豆煮込みを食べる。味はいかにもドイツ風味であった。

    駅のビュッフェでソーセージのポテトと豆煮込みを食べる。味はいかにもドイツ風味であった。

  • パノラマを堪能し、14:35発の列車に乗る。帰りもかなり混んでいたが席を確保することができた。<br />帰りはブレーキをかけつつ、軽快にくだってゆく。乗り心地の悪い客車だが継ぎ目の揺れがよい子守唄となり到着までずっと寝てすごした。

    パノラマを堪能し、14:35発の列車に乗る。帰りもかなり混んでいたが席を確保することができた。
    帰りはブレーキをかけつつ、軽快にくだってゆく。乗り心地の悪い客車だが継ぎ目の揺れがよい子守唄となり到着までずっと寝てすごした。

  • 16:14にWestentor駅着。ヴェルニゲローデの旧市街はここから歩いた方が近い。踏切を渡って塔を超えると、木組みの素朴な家並みが並ぶおとぎの世界が見えてきた。<br />マルクト広場前に建つとんがり屋根の市庁舎は実にかわいい建築である。そして色使いが最高だ。<br />また随所に取り付けられた聖人、芸人の像がユーモラスであった。

    16:14にWestentor駅着。ヴェルニゲローデの旧市街はここから歩いた方が近い。踏切を渡って塔を超えると、木組みの素朴な家並みが並ぶおとぎの世界が見えてきた。
    マルクト広場前に建つとんがり屋根の市庁舎は実にかわいい建築である。そして色使いが最高だ。
    また随所に取り付けられた聖人、芸人の像がユーモラスであった。

  • マルクト広場は夕方の市でごったがえしていた。私もここでアイスを食べてのんびりする。

    マルクト広場は夕方の市でごったがえしていた。私もここでアイスを食べてのんびりする。

  • ヴェルニゲローデは街中皆木組みの家でいっぱいである。夕方の小路を散策する。<br />シーフェスハウスは、水車小屋として建てられたものだが、その後家ごと傾いてしまったもの。上下左右なんとなくひしゃいだ家がなかなか面白い。

    ヴェルニゲローデは街中皆木組みの家でいっぱいである。夕方の小路を散策する。
    シーフェスハウスは、水車小屋として建てられたものだが、その後家ごと傾いてしまったもの。上下左右なんとなくひしゃいだ家がなかなか面白い。

  • クラインステハウスは、ヴェルニゲローデで一番小さな家。よくこんな所に建てられたなあというくらい狭く、そして自己主張をきちんとしているところがまたかわいい。まあ、東京ならもっと狭い家はあるかもしれないが。

    クラインステハウスは、ヴェルニゲローデで一番小さな家。よくこんな所に建てられたなあというくらい狭く、そして自己主張をきちんとしているところがまたかわいい。まあ、東京ならもっと狭い家はあるかもしれないが。

  • 街を見下ろすように建っているヴェルニゲローデ城。とても端正な形をした城であるが今回は時間がなく割愛することにした。<br />ヴェルニゲローデの街はまさに絵に描いたような色使いの街であった。なかなか来づらいところであるがやってきて良かったと思う。<br />17:30発のRegional Expressで、Hannover Hbfに戻る。

    街を見下ろすように建っているヴェルニゲローデ城。とても端正な形をした城であるが今回は時間がなく割愛することにした。
    ヴェルニゲローデの街はまさに絵に描いたような色使いの街であった。なかなか来づらいところであるがやってきて良かったと思う。
    17:30発のRegional Expressで、Hannover Hbfに戻る。

  • さてここからは夜行列車で一気にオーストリアへ行く。今日は金曜のため、週末夜行列車UEx(UrlaubsExpress:正に休暇急行)のKlagenfurt行が走っており、これに乗りザルツブルクに行くつもりである。<br />Hannover Hbfは2000年の万博のため大改築されてショッピングセンターになっている。そこにあるMcCleanという有料トイレに立ち寄り、シャワーを浴びた。7EURとちょっと高いが夜行の前にSLの煙を浴びた体を洗い流せることができるのは嬉しい。

    さてここからは夜行列車で一気にオーストリアへ行く。今日は金曜のため、週末夜行列車UEx(UrlaubsExpress:正に休暇急行)のKlagenfurt行が走っており、これに乗りザルツブルクに行くつもりである。
    Hannover Hbfは2000年の万博のため大改築されてショッピングセンターになっている。そこにあるMcCleanという有料トイレに立ち寄り、シャワーを浴びた。7EURとちょっと高いが夜行の前にSLの煙を浴びた体を洗い流せることができるのは嬉しい。

  • Hannover Hbf21:48発のUEx Klagenfurt行は、オーストリアの車両かはてさて…と思ったらDBのAutoZug(カートレイン)の車両で、かなりぼろい客車で、冷房もなく暑くてたまらなかった。しかも4人用クシェットを予約したのだが、単に6人用を4人で使うだけになっていて、上段の私は6人用でも同じである。差額の7EUR返せーと言いたくなった。<br />しかも普通100%ある検札も全くなく、何だかよくわからないうちにオーストリアへ出発である。<br />

    Hannover Hbf21:48発のUEx Klagenfurt行は、オーストリアの車両かはてさて…と思ったらDBのAutoZug(カートレイン)の車両で、かなりぼろい客車で、冷房もなく暑くてたまらなかった。しかも4人用クシェットを予約したのだが、単に6人用を4人で使うだけになっていて、上段の私は6人用でも同じである。差額の7EUR返せーと言いたくなった。
    しかも普通100%ある検札も全くなく、何だかよくわからないうちにオーストリアへ出発である。

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