2013/08/12 - 2013/08/16
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stmasaさん
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夏休みを使って、サハリン旅行をしてきました。
こちらの旅行記では、ユジノサハリンスクのみをまとめています。
地方都市への訪問は以下の旅行記に書いています。
http://4travel.jp/traveler/stmasa/album/10811011/
準備編はこちら
http://4travel.jp/traveler/stmasa/album/10805252/
実家が札幌なのですが、割と休みが長めなので、
ついでにどこかに行けないかと検討していたのですが、
あるじゃないですか、
帰省先の北海道から目と鼻の先にあるあの地が。
そう、
それがサハリン。
ロシアにしてロシアらしくないそんな光景を期待して向かいます。
とはいえ、ロシア自体が初めてなので、
ロシアらしいロシアもよく知らないんですけどね。
初めてのロシアがサハリンって人も珍しいかもしれません。
と思ったけど、稚内からのフェリーには結構いるみたいです(笑)
これだけ写真をUPしておいてなんですが、やはりサハリンは観光資源が乏しいのは否めない。
旅行先としてポピュラーになれないのはそれが原因の1つじゃないですかね。
欧米人バックパッカーすらもほとんど見ませんでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
まずは、札幌から稚内へ移動します。
23:00発〜5:30着の夜行バスです。 -
翌朝、稚内フェリーターミナルに到着。
こちらは国内ターミナルですが、国際ターミナルは7:00まで開かないので、
国内側で待ちます。
利尻島や礼文島に行くお客さんが多いです。 -
これは礼文島のゆるキャラ「あつもん」。
-
こちらが国際ターミナル。
稚内⇔コルサコフのフェリーはここから出ます。 -
開いたばかりの人気のない国際ターミナルです。
どれくらい人いるんだろうと心配でしたが、
そこそこ集まってちょっと安心。
道外から来てる人が多かったですね。 -
フェリーターミナルの利用券売機です。
フェリー運賃とは別に400円かかります。
日本語、ロシア語、英語の記載があります。
これから行くところがロシアなのだなと思い起こさせます。 -
翌日に帰りのフェリーがあるので、なんとサハリン一泊二日弾丸ツアーなんてものもあります。
でも、サハリンには夕方に着いて、帰りの船は翌日午前に出るんですよね。
とりあえず、「サハリンに行った」を体験するツアーでしょうか。
3日間までならビザなしで行けるようですし。
お盆時期だからか、結構参加者がいました。 -
写真の左側から、出国審査へ抜けます。
横断幕が見送ってくれています。 -
稚内→コルサコフ(Корсаков)間を結ぶフェリー
「アインス宗谷」です。 -
なんと、サッポロビールが全て100円。
水より安いだなんて…。
免税の力恐るべし。 -
稚内を後にします。もう後には引けません。
-
日ロ国境を通過した時点で、フェリーの売店で国境通過証明書を貰えます。
しかし、揺れて気持ち悪い…。 -
乗っている船、アインス宗谷の紹介。
223名乗れるんですが、たぶんそんなに乗ってません(笑) -
そんなこんなで船に揺られること5時間半、コルサコフに到着。
-
このバスで入国審査まで運んでくれます。
-
コルサコフ港の入り口。入国審査が終わったらここに出ます。
-
コルサコフのバスステーション。
115番バスに乗って、ここからユジノサハリンスクへ行きます。大体1時間弱(120ルーブル) -
サハリンの都市間バスはこんな感じ。
番号と行き先が書いてあるので、キリル文字さえ読めればなんとかなります。
キリル文字は一見取っつきにくそうですが、ギリシャ文字がベースになっていると思えば割とすんなり頭に入ります。
日本の数学教育の賜か、ギリシャ文字は何故か読みがわかります。 -
夕方のユジノサハリンスク駅近辺。
右側に見えるのはホテルユーラシア(今回泊まるところではありません)
1階にはファーストフード店が入っています。 -
駅隣のBUBOというファーストフード店です。
http://www.bubo-cafe.com/
値段は日本と同じくらいです。 -
駅舎をクローズアップ。
ボクザール(вокзал)と書いてあります。
「駅」という意味です。
日本じゃ鉄道駅に「駅」とだけ書かないよなあ。 -
サハリンサッポロホテル。元々サハリンホテルという名前だったのですが、日本の資本が入ってサハリンサッポロホテルとなったそうです。
部屋には浴衣まで置いてあるそうです。(宿泊者談)
ちなみにここに泊まってたわけじゃありません。 -
コルサコフから一緒に行動していた某氏と食事。
Bagration というレストラン。
ロシア料理はありませんが、ヨーロッパ料理とグルジア料理のレストランのようです。
英語も通じます。 -
これがおいしかった。
-
ユビレイナヤホテル。今回泊まっていたホテルです。
値段は一泊2300ルーブル+朝食300ルーブル。
合計4泊して、朝食は3日分お願いしました。
Google翻訳さんによると、
ユビレイナヤ(Юбилейная)はAnniversaryの意味だそうです。 -
滞在登録証(レギストラーツィヤ Регистрация)。
ロシア旅行ではホテルチェックイン時に滞在登録をすることになります。
警察にチェックされることもあるようなので、
しっかりホテルから貰っておきます。 -
というわけで、ユジノサハリンスクをまわります。
ホテル近くにある栄光広場。
第二次世界大戦の勝利を記念した広場だそうです。
改修工事をしているようで、工事のおっちゃんも写っています。 -
樺太神社跡。
日本時代の遺構の1つ。明治44年に造られた神社ですが、
遺っているのはこの校倉造の建物のみ。
栄光広場から、かつて参道があったようです。 -
いたずら書きがアレですが、まさにつはものどもが夢の跡の佇まい。
Карафуто Дзиндзя(カラフトジンジャ)
と書かれています。 -
これも樺太神社の遺構だろうか。
-
ユジノサハリンスク駅前、レーニン広場のレーニン像。
-
これもレーニン広場のモニュメント。
-
レニナ通りとポグラニチナヤ通りが交差するところにある公園にあるモニュメント。
-
同じくレニナ通り沿い、
プルカーエフ(Пуркаева)通りと交差する所にあるオベリスクです。 -
日本人死没者合同墓碑。
樺太で生涯を終えた日本人たちが眠ります。
この一帯は共同墓地で、ロシア人はもちろん朝鮮人の墓が沢山ありました。 -
合同墓碑の脇にあった墓碑。
-
日本人墓地探しでかなり歩いたので、駅前までバスで戻ります。
これがバス停。はっきりいってわかりづらい。 -
お昼なので腹ごしらえ。サハリンサッポロホテルの近くにある
ヴェランダ(Веранда)という名前の店で、
セルフサービス形式のカフェです。 -
スーパーマーケットを覗いてみました。
日本製の商品が陳列されていたりしますが、少し割高です。 -
駅前にある鉄道歴史博物館。D-51が展示されています。
-
鉄道歴史博物館の建物っぽいのですが、中には入れてもらえませんでした。
-
除雪車。
-
1993年に日本から寄贈されたというキハ58ディーゼル機関車。
-
JR東日本の刻印が入っています。
-
サハリン州立郷土博物館。
元々、1937年竣工の樺太庁博物館だった。 -
ブロニスワフ・ピウスツキ(Bronislaw Pilsudski)の像。
樺太に流刑となったポーランド人の学者。 -
樺太神社から移設された狛犬。
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こちらも樺太神社からもってきたものだそうです。
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1925年につくられた小学校の奉安殿だったそうです。
プリゴロドノエ (Пригородное)にあったものが移設されてきました。 -
サハリン州立郷土博物館。
-
扉におわすは菊の御紋。
-
デスモスチルスの化石。樺太で全身骨格が発見されたとのことですが、
これは北海道大学総合博物館に展示されている物のレプリカだそう。 -
最上徳内、間宮林蔵、松浦武四郎といった樺太ゆかりの人物が紹介されていますが、読めません。
松浦武四郎は、本草学者でもあり、開拓使の判官(はんがん)でした。 -
ロシアと言えば(?)メイド服。萌え要素もばっちりです。
-
天第一号国境標石。
オホーツク海側の国境に置かれていました。 -
ロシア側からみるとこうです。
РОССiЯ(ロシア)
1906
ГРАНИЦА(グラニツェア 国境)
と刻まれています。 -
天第三号標石。
こちらはレプリカです。
スミルヌイフ (Смирных、日本名 気屯)北の国境にあったそうです。 -
Seikosha (精工舎)製の柱時計。
今のセイコーです。 -
勝利広場。
-
プーシキン像。
ここから銅像巡りしてます。 -
ルダノフスキ像。
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クルゼンシチェールン像。
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旧王子製紙工場。
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日本時代の橋がそのまま遺っています。
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チェーホフ像。州立美術館前にあります。
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ゴローニン像。
鎖国時代に起こった人質事件、ゴローニン事件のゴローニンです。 -
サハリン州立美術館。
旧拓銀豊原支店の建物を使っています。 -
ロシア正教会。ガガーリン公園内にあります。
-
ロシア正教会内部。
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ガガーリン公園にあるホテルガガーリン。
当然ながらここに泊まってるわけではありません。 -
ガガーリン像。
「地球は青かった」で有名なガガーリンです。
実際にはそんなこと言ってないらしいですが。 -
王子ヶ池の石碑。
日本時代、ここの公園には王子ヶ池という貯水池がありました。 -
サハリンデパート。
-
コムソ・モーレツという映画館。
何がモーレツなのかはわかりませんでした。 -
ユジノサハリンスク駅を、駅裏から撮ってみました。
ちなみに、線路を抜けて駅舎に入ると、セキュリティーチェックを受けません。
なんというセキュリティホール。 -
駅の中の切符売り場。
-
チョールナヤ・コーシュカというレストラン。
ここでロシア料理を食べます。英語も通じます。 -
グレイビーポットに入ったイクラ。
イクラ(икра)ってのは魚の卵という意味のロシア語なんですよ。
日本のよりしょっぱい味です。 -
ボルシチ(борщ)。これぞロシアの代名詞なスープじゃないでしょうか。
-
ペリメニ(пельмени)。
ロシアの餃子。 -
そんなこんなで帰りの船です。
朝7:30くらいにユジノサハリンスクをバスで出れば十分間に合いました。 -
フェリーで出る軽食。
-
稚内到着。日本最北端のさらに北を行ってきた旅でした。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- nytokyoさん 2015/08/22 12:40:20
- 大変興味深かったです
- こんにちは。
母がかつて真縫のあたりに住んでいたので樺太とはどういうところか興味があって拝見させて頂きました。
たくさんの写真、ありがとうございます。写真が苦手の私には大変有難いです。
タブレット、取られなくて良かったですね。日本人をなめるんじゃない!というメッセージをロシア人に伝えられたので他の日本人ツーリストの援護にもなったと思います。
- stmasaさん からの返信 2015/09/29 07:28:49
- RE: 大変興味深かったです
- ご覧いただきありがとうございます。
たった数日の滞在でしたので、一部を見たに過ぎませんが、
北海道のすぐ北にこんな異世界があるんだなと感じました。
「日本人をなめるんじゃない」なんていうかっこいいものではないです…。
むしろ浅はかな行動に反省を覚えたくらいでした。
-
- タンタンさん 2015/06/06 14:19:17
- こんにちは
- 今年の夏にサハリン行きを計画しています。
いろいろ調べているうちに、こちらにたどり着きました。
いろいろ参考になります。ありがとうございます!
私も質問させていただきたいことがありまして、お時間のある時にでも、回答いただけると助かります。
コルサコフのフェリーターミナルから、ユジノサハリンスク行きのバスターミナルまでは、徒歩でも可能でしょうか?
場所は分かりやすいですか?
某ガイドブックでは、フェリーターミナルからバスがあると書いてますが、時刻表がみつからないので、いっそのこと歩いた方が早いのかと思いましたが、歩くのは治安的にやめた方がいいとか、むしろみんな歩いて行くからついていけば良いとか、何かアドバイスいただければと思います。
宜しくお願いします。
- stmasaさん からの返信 2015/06/06 16:14:12
- RE: こんにちは
- はじめまして、ご覧いただきありがとうございます。
> コルサコフのフェリーターミナルから、ユジノサハリンスク行きのバスターミナルまでは、徒歩でも可能でしょうか?
> 場所は分かりやすいですか?
徒歩でいける距離ですが、少しばかり距離はあると思います。
フェリーターミナルの真向かいにバス停がありますので、
そちらに乗って、ユジノサハリンスク行きバスターミナルまで行きます。
автостанция と書いてある場所がバスターミナルになりますが、
そんなに大きなターミナルではありません。
申し訳ないですが時刻表まではわかりません。
歩くのをやめたほうがいいほど治安が悪い印象はなかったです。
(ドリンスクで少々危ない目にはあいましたが...)
旅行会社を使って予約を取っている方も多いので、
ユジノサハリンスクまでは送迎がある方もいるため、
みんな歩いて行くから...という印象は少なくとも私のときはありませんでした。
-
- もっちさん 2014/07/31 19:17:59
- はじめまして
- stmasaさんはじめまして。
来月ユジノサハリンスクを観光する予定で、皆さんの旅行記を拝見していて辿り着きました。情報が少なかったので、分かりやすくてとても参考になる旅行記を興味深く見させて頂きました。
いきなりで申し訳ないのですが、質問してよろしいでしょうか?
stmasaさんとほぼ同じようなルートで観光しようと思うのですが、市内は徒歩で周られたのでしょうか?少し距離があるので、タクシーかなと思ったのですが、歩いて範囲でしょうか?お時間ある時に教えて頂けたら幸いです。
- stmasaさん からの返信 2014/07/31 19:56:25
- RE: はじめまして
- もっち様、はじめまして
拙い旅行記で申し訳ないですが、ご覧いただきありがとうございます。
ユジノサハリンスク市内は、歩き慣れておられるならば歩けるサイズです。
交通機関を使われる場合は、ルートなどの下調べは必要ですが、
ローカルバスが安いです。
マルシュルートカという乗り合いバスもあります。
タクシーは、日本よりちょっと高いかもしれません。
雨のときに乗ったのですが、駅前からガガーリン公園のあたりまで、
400ルーブルほどしたような気がします。
では、お気を付けて良い旅行となりますよう。
- もっちさん からの返信 2014/07/31 20:06:21
- RE: はじめまして
- 早速の回答恐縮です!有難うございます。
バスもあるのですね!
しかし字が読めない(笑)
タクシー・・・ロシア語分からない(笑)
ちょっとハードル高いですが、私に行けるかしら・・・
そんな未知な所を旅してしまうstmasaさんは凄いですよね。
でも、ホルムスク…「たんこぶ」で済んで良かったですね。
読んでてもハラハラドキドキでした。お父さん?が親切な人で良かったです。
くれぐれもお気を付け下さい。
また、旅行記を楽しみにしています。
今後とも宜しくお願いします。
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