2009/05/02 - 2009/05/06
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sportcrossさん
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高速道路1000円効果で恐怖の渋滞。
今まで経験したことのないことなので、推測もできず。
「回避ルート」をいくつか考えて、とにかく群馬県・富岡市へ!
果たして、渋滞回避できるのか心配ですが。
群馬県富岡市には、世界遺産暫定リスト入りを果たした、
富岡製糸場があります。
近年は整備され、見学が可能だということ。
文明開化・富国強兵・殖産興業といったキーワードとともに、
中学校の教科書に載っていた、富岡製糸場。
いったいどんなところなのか、気になります♪
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
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-
7:00滋賀県彦根市を出発。
出発時、ルート内で目立った渋滞はない模様。
しかし…長野県諏訪市付近が15kmの渋滞とのこと。
いくつか手前の座光寺PAで休憩。
諏訪市付近では20分ほどのロス。 -
中央道→長野道は、
南アルプス・中央アルプス・北アルプスの順に
車窓から楽しめて、私の好きなドライブコース。
渋滞というストレスも緩和されます。
その後はスムースに走れると思いきや… -
長野県佐久市付近で工事による渋滞。通過に40分!
こんな時にまさか工事されているなんて…。
やっぱり今年のゴールデンウィークは普通じゃない。。 -
しかし、料金所でこの表示がでると、やはり頬がゆるみます♪
1時間ほど余計にかかりましたが、
頑張った甲斐がありました! -
13:45
富岡市内に到着しました。
早速お目当ての店でランチ♪
*新洋亭*
http://www.npoinaka.org/page011.html -
ちなみにお向かいのこちらのお店は、
タレント団しん也さんの実家だそうです。 -
名物のとんかつ定食は1000円也。
肉厚で口に運ぶのも大変なほど。
揚げたてでサクッといい音を出しておいしく食べられます♪ -
こちらのおかみさんが作成された絵手紙ギャラリー。
作品ひとつひとつが温かみのあるコメント・絵で、
見ていると、自分まで温かい気持ちになるような、
心地のよい素敵な絵手紙の数々が展示されています。
いろんな意味で満たされたお店でした♪ -
新洋亭からすぐ近くの市営駐車場に車をとめて、
いざ富岡製糸場へ!!
*市営宮本町駐車場*
30分100円、500円上限。
富岡製糸場まで徒歩5分強
http://www2.city.tomioka.lg.jp/worldheritage/access/index.htm -
そしていよいよ富岡製糸場へ!
*富岡製糸場*
9:00〜17:00
入場料:大人500円
http://www2.city.tomioka.lg.jp/worldheritage/index.shtml -
富岡製糸場正面の建物には、「明治五年」というキーストーン。
富岡製糸場が操業を始めた年を表します。
富国強兵・殖産興業を合言葉に、
明治に入ると諸外国からの侵略に危機感を抱き、
政府は産業振興策や軍備、憲法制定等といった
新たな国づくりをはじめました。
そしてこの富岡製糸場も国が建てた官営施設。
生糸の品質改良および大量生産を可能とする、
工場制機械工業化を進めるための施設として建てられました。 -
個人見学も可能ですが、より楽しむために
ぜひガイドツアーに参加しましょう!!
*ガイドツアー*
10時、11時、13時、14時、15時、16時(4〜9月)
なお、GWなどの繁忙期には増発あり。 -
*東繭倉庫*
製糸場正面の建物。
文字通り、乾燥させた繭を貯蔵した倉庫。
建物は木材の骨組みにレンガを積み並べた
めずらしい「木骨レンガ造り」。
当時レンガは日本にはなく、
瓦職人が製糸場近くの窯で試行錯誤しながら作られたそうです。
その数なんと117万個!
そのため、窯周辺には失敗作のレンガが無数に残っているとか。
また、この東繭倉庫のレンガをよーく見ると、
粗悪なレンガも少々みられます。
それは工場操業前のまだまだ作り始めだった頃の
ものだそうです。
しかし、レンガづくりにも慣れ、
増改築時に建てられた後発の建物のレンガは
サイズも質も安定していました。
なお、屋根瓦は36万枚つくられたそうですよ。 -
*繰糸場*
ここで、繭から生糸を繰る作業が行われていました。 -
建物は12m×12m×140mと大きなもの。
そして「トラス構造」と呼ばれる、
柱のないすっきりとした空間が確保できる
当時の日本では珍しい工法で建てられたそうです。 -
機械は、創業時はフランス製のものを使用していたそうですが、
昭和44年にはここにある純国産の機械が導入されたそうです。 -
その数150台!ずらっと並ぶ機械たちには圧巻です。
-
しかし、予定操業開始時期になっても
従業員が集まらなかったそうです。
結果的に募集告知を繰り返し行い、
全国各地から工女を集めて3か月遅れで
ようやく操業できたとのこと。
それでも最初はここにある機械の半分程度しか
稼働していなかったそうです。
なぜ集まらなかったのか、それは… -
*ブリューナ館*
明治政府より製糸所運営の指導者として雇われた、
フランス人ブリューナとその家族が暮らした住居。
地下室も設けられ、ワインセラーがあったそうです。
で、ワインを好むブリューナと他フランス人設計士。
休み時間ともなると赤ワインを開けて、
その時間を楽しんでいたそうです。
製糸場建設時、その様子を見ていた大工は、
もちろんワインという飲み物を知らず、
その見た目から「血を飲む悪魔」と思いこみ、
「富岡製糸場へ入場すると生き血をとられる」という
デマが瞬く間に地域に浸透。
そのため工女募集の通達を出しても人が集まらず、
止むなく操業開始を延期することになったそうです。 -
そこで初代製糸場長の娘が入場し、範を示したそうです。
その後は徐々に工女が集まったそうですが、
しかしワインと血を勘違い…
ブリューナ氏も
白ワインかロゼにしておけばよかったのに。
違うかっ!
あ、このブリューナ邸は後に夜間学校として建物が使われたそうで、
その当時の名残「編物教室」の札が掲げられておりました。 -
*乾燥場*
ここは繭を熱風で乾燥させる場所。
ちなみに繭は蚕がつくります。
蚕が蛾に成長する時、繭を食べてしまうので、
食べてしまわないうちに蚕がサナギのうちに殺してしまわなければなりません。
そのため、こちらで乾燥させるのです。 -
袋10Kgのものが乾燥させることで4kgまでになったそうです。
-
*西繭倉庫*
製糸と聞くとどうしても「野麦峠」を連想してしまいますが、
こちらの製糸場では、1日8時間労働で日曜休業といった、
現在の労働モデルの基礎ともなったもので、
当時としてはかなり待遇がよかったとされています。
なお、製糸場ではただの労働ではなく、伝習目的の場であり、
習得した工女は地元に戻り、器械製糸の指導者となり活躍されていたそうです。 -
*煙突*
機械を動かすためのボイラー室に隣接する煙突。
これは4代目で、最初は鉄でつくられたそうです。
また、煙突建設時には竹が大量に切り出され、
足場にして建てられたそうです。
うーむ、時代を感じます。。 -
所要1時間のガイドツアーもあっという間。
その後、復習するように再度見学してみました。
なお、館内にはビデオによる製糸場
紹介コーナーやおみやげコーナーがあります。
おみやげ…
ぜひ血と間違えた、ブリューナの赤ワインを
販売してほしいと思いました♪ -
さーて、ひとやすみ。
富岡製糸場前、古民家を改築したこちらのカフェへ。
*CAFE DROME*
http://www.cafe-drome.com/ -
二階が閑静でオススメ。
ドロームという店名は、指導者ブリューナ氏の出身地からとっているそうです。 -
店員さんにススメられた
「味噌シフォンケーキセット」をいただきました。
ほのかに味噌風味が口の中に広がります。
本当にほのかに、上品に。
予想していたしつこさはなく、コーヒーにも合いました。
ひとやすみした後は、
今夜の宿泊地草津温泉へ一気にGO!
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