アンダルシアの旅 / セビージャ は 暑かった！

2012/06/18 - 2012/06/19

「(治安的に)怖い」イメージが有って敬遠してたスペイン
「広大なヒマワリ畑」が見たくて計画を始めたら
観光名所がわんさか出てきたヨ
特に、イスラムモスク好きの私には、是非訪れたい地が
スペイン南部アンダルシアにはわんさか有るじゃない？

6月16日 深夜便 羽田→CDG→MAD 　AVEで Cordoba　へ 観光 泊
17日 Cordoba → Carmona バス移動 ひまわり観光　Carmona泊
★18日 Carmona → Sevilla Taxi 移動 観光　Sevilla 泊
19日 Seville → Granada バス移動　Granada 2泊
20日 アルハンブラ・アルプハラ 観光
21日 Granada → Malaga バス移動 → Torｒemolinos Taxi 移動　2泊
　　　　ミハス観光
22日 Torｒemolinos の ビーチでのんびり過ごす
23日 Malaga → CDG → 成田

イスラム教と　キリスト教の しのぎ合いの地だった アンダルシアを
レコンキスタ（キリスト教によるイスラム教からの 国土奪回）順に 周ってみたヨ

7泊9日でも アンダルシアを堪能するには もっと時間が欲しかったなぁ〜
「スペイン良い所ジャン！？」
今回は スペインのほんの一部だから　また別の顔を見に行かなくっちゃ！

☆…━…━…━★…━…━…━☆…━…━…━★

500年以上に渡り イスラム文化繁栄の舞台となった　セビージャ

1070年には 半島の首都　コルドバを併合するほどの力を付けていた。
ヒラルダの塔や 黄金の塔などは この時代の建造物

レコンキスタ後も 新たな 躍進の時代を迎え
ヨーロッパ最強国 カスティーリャ王国の 繁栄を支える町となった。

セビージャには アンダルシアが凝縮されているとも言われるが
夏は 「アンダルシアのフライパン」と言われるほど　暑い！！

エリア セビリア(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

諦めていたヒマワリが見られた我々は
カテドラル近くのホテルにチェックイン後
セビージャのシンボル セビリア大聖堂へ向かいます

青空 映えますねぇ〜

広場には馬車が待機

「後世の人々が我々を『正気の沙汰ではない』と思うほど
巨大な聖堂を建てよう」

1401年の教会参事会で決定
モスクの跡地に建設開始　1519年完成

スペイン最大

ローマのサンピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ、世界第３位の大聖堂
（ゴシック式としては世界最大）

奥行き１１６ｍ、幅７６ｍ

南側に移ると 全景が写りました

ヒラルダの塔も クーポラも収まりました

威風堂々！！

　

■ ヒラルダの塔 ■

モスクのミナレットと キリスト教の鐘楼が融合

塔の高さは97ｍ、70ｍの所に展望台

この塔は、王様が馬で上がれるように
(階段じゃなくて)スロープになっています。

股関節の悪い私でも上がれるので
後ほど　登りましょぉ〜　♪

12世紀末に作られた イスラムの鐘楼だった塔に
16世紀にキリスト教の鐘楼を加えました

尖塔のブロンズ像は
高さ４ｍ、重さ１２８８?

風を受けると　このブロンズ像が回転する

そこから、ヒラルダ(風見)と言う名がついた

入口前に有ったこのブロンズ像

ヒラルダの原寸大像じゃないかな？

このファザードの文様・・・

イスラムチックに感じるのは私だけ？？

では・・・

ずん！ずん！　ズーム・・・・

ずん・・・

ずん・・・・ずん・・・・

■ パイプオルガン ■

パイプは7500本で

長いものは長さ10ｍ

全てのものが桁違い、デカイ！！

■大聖堂主祭壇の聖母マリア像 ■

■ コロンブスの霊廟 ■

昨年のイタリア・ジェノバ でもお会いしましたネ
http://4travel.jp/traveler/puttann/album/10600380/

コロンブスが アメリカ大陸を発見したのは １４９２年
イベリア半島の レコンキスタ終了も　１４９２年
これは 偶然じゃなくて 必然な歴史事実なのです

1248年 セビージャが陥落し イベリア半島のイスラム勢力は グラナダ王国のみでした

15世紀後半 事実上のイベリア大陸を掌握していた カスティーリャのイザベル女王に、コロンブスは度重なる資金援助を申し出ていたが　受け入れられなかった。
5年越しの「おねだり」に万策尽きたコロンブスは、
隣国フランスへ 転向する決心を固める。

ところが、1492年1月2日 グラナダが無血開城で陥落し 浮かれ調子になり、今後のスペイン財政に余裕が見込めた イザベル女王は 長年のコロンブスの援助をやっと許した。

グラナダが 無血開城しなかったら 新大陸発見は無かったかも知れせんネ？

いやぁ〜！！ 世界史の苦手な 単細胞頭の puttann でしたが、今回は ちょっぴり「世界史って面白い♪」って 思っちゃいました

楽しみにしていた 主祭壇の
『 キリストの生涯を描いた祭壇衝立 』
は 見られませんでした。

ガックシ・・・・。。。(ノ_・。)

■ 聖母マリアのステンドグラス ■

ヒラルダの塔がモチーフに

ローマ法王がお越しになった？

何だっけ？？

すごい所が　いぃ〜っぱい有ったんですが
広すぎて 写真は 上手に写らないし
ピカピカ部分は ボケボケだし・・・・（Ｔ_Ｔ）

大聖堂内には ４４の礼拝堂が有ります

その中で 最も有名なのが

■ 聖アントニオの礼拝堂 ■

スペインを代表する画家
ムリーリョの絵「聖アントニウスの幻想」
が飾られています。

　
一旦外に出ました

うぅ〜ん・・・・

イスラム建築！

オレンジの中庭側の 屋根だから
イスラム様式は手つかずで 残ってるのかな？

■ とかげ ■

意味わかんなぁ〜い！！

でも・・・見学パンフの「重要箇所」
に 載ってるんだけれど？？？

このとかげクン　何者？？

ヒラルダの塔へ上がる

１７度の勾配を　７０ｍ上がる
「一気」はキツイので、途中の窓で休み休み・・

これは 先ほどの ステンドグラスだネ？

これは後ほど見る宝物殿辺り(参事会室？）の

クーポラかな？

セビージャの街並み

やっと辿り着いた

鐘〜♪　現役だよネ？

鳴ったらすごかっただろうな〜？

アルカサスも見下ろせます

宝物殿と礼拝堂の上あたりだな・・・

スロープはこんな感じ・・・

４６コーナーだったかな？
数字が書いてあったんだけれど判読不可能

決して楽じゃ無かったけれど、
スロープだから登れたよネ？

イタリアの鐘楼には「階段○○○段上る」と言うのが多く
股関節の悪い私はいつも「諦め」だったので
初めて ココで登れたヨ　　ありがとう♪

日本の会社ビルも「階段じゃなくてスロープに」
すれば、エコの為EV避けるのにネ？

　
参議会室かな？

ここが ■ 参議会室 ■　らしい

このクーポラ 楕円形

おもしろい♪

ブルー系のステンドグラスと言い

この空間色彩 好きだわぁ〜♪

光りもの は ど〜しても ブレちゃう・・・（Ｔ_Ｔ）

可愛いぃ〜　。。(≧∇≦)b


誰が 被ったんだろう？？
イカツイ王様じゃあ おかしいよネ？

黄金の衝立が見られず残念だったけれど

それでも見応えある 大聖堂でした

では・・・お隣の

■ アルカサス ■　へ・・・

ライオンの門

アルカサルとは、スペイン語でお城の意味
アラビア語で宮殿や砦を意味する言葉です

偶然写っちゃった観光客も 暑そぉ〜(>_<)

そんな中でも 一輪の薔薇に心癒されます

セビージャのアルカサスは

「アルハンブラの妹」と 呼ばれています

イスラム時代の城を、レコンキスタ後に
キリストの王達が改築

スペイン各地からイスラム職人(ムデハル)を呼び寄せ
グラナダのアルハンブラを彷彿させる宮殿を造り上げました
( ムデハルはスペイン広場で説明しますネ）

ここは・・・・

14世紀後半ペドロ１世より後の15〜16世紀に
歴代のの諸王によって手が加えられた部分でしょうか？

でも、天井をご覧あれ！

ひとつパーツが狂ったら 収まらないよネ？

すごいなぁ〜！？

アズレージョ？

回廊廊下の天井

チョコレートみたいだけれど
アップで見ると スゴイよ　↓

上品な色彩

■ 乙女の中庭 ■
Patio de las Doncellas

アルハンブラを模しただけあって
特にココは雰囲気そっくりです。

そんな事から「妹」と言われています

■ 大使の間 ■

ペドロ１世は、イスラム文化に心酔していたのだそうです

緻密な 芸術作品

隅々まで 職人さんの手で造られました

イスラム支配が終わっても

イスラム文化・建築を忘れ去る事はできませんでした

長い歴史の中で、イスラムとキリストが融合し
良い所を取りこんで残りました。

スペイン国土はとても広いですが
このアンダルシアには
「イスラムとキリストの融合」を感じる場所が多く有ります

それが今回、私がこの地を旅先に選んだ理由です

アンコールワット遺跡に行った時
遺跡の見事なレリーフが、あれ？途中切れ？
・・・な箇所が多かったのは
「目に見えない隠れた細部まで仕上げる
日本人の生真面目さとの違い」と言われ、納得して
「日本人気質の生真面目さ」を思ったのですが・・・

イスラム建築の、
この緻密な手抜きの無い完璧さはどうでしょう？

スペイン人にはラテン系の「お〜らかさ」と
解している私には、イスラム人に「生真面目な完璧主義」
を感じてしまいます。

すごい！

王家の紋章も有ります

このヒマラヤ杉の斜め切りだって
１ミリずれたら 歪んでいってしまうでしょ？

ヒマヤラ杉の円形天井です

遊牧民であった ムスリムには

砂漠で見上げる星空には特別な意味が有ったのです

外国産の珍しい草木も取り寄せ植えました

この後、明日の グラナダ行きのバスチケットを買いに行く

信号近くの掲示板　

39度 w（☆。◎）w

信号を渡りきったら、40度に変わっていたヨ
さすが「アンダルシアのフライパン」

今日の 宿泊ホテル【 Casa 1800 Seville 】
　Rodrigo Caro ６

トリップアドバザーの評価と立地条件で決めた

カテドラル広場の道1本入った場所です

サッカーの試合の日だったので
周りの バールが深夜まで盛り上がっていました　(^^ゞ

この後、ユーロ大会を優勝したんだよネ
ま・・・許しちゃおう



難点は、ツインの部屋が少ない・・・事

お部屋はとってもエレガントです

　天井も素敵でしょ？

水周りは使いやすくできてます

パティオが素敵です

屋上には「カテドラルビュー」のテラスが有ります
（写真撮るの忘れちゃった）

４時からは フリーのティータイムも有ります
夕食の遅いスペインでは有りがたいですネ

ホテルで休憩した後は、４人別行動

お買物や街歩きに出かけた人と
私は「スペイン広場へ行きたい♪」

暑いけれど、日陰を選びながら
街の風景を見ながら 歩いて行こう(15分ほど)

街並みには お決まりの オレンジの樹

ホテル「アルフォンソ・トレッセ」５★

この暑いのに ドアマンは大変そう・・・

トラムの走る街

確か セビージャ大学

何だろう？

インパクト強いからパチリ！

翌日、北のバスターミナルへ Taxi 移動するのに
ここを通ったので「あ！遠回りしてる」
・・・って 気づいちゃったヨ

　

たぶん・・・ジャガランダの花

スペイン広場に着いた

1929年の イベロ・アメリカ博覧会の会場

でも、その前は かつての宮殿の一部だって・・

噴水が虹になっていたよぉ〜　\(^O^) ／

広い広場に 馬車が・・・

スペインの建築物でよく聞く『ムデハル様式』とは？

ムデハルとはアラビア語で残留者という意味だそうで、
レコンキスタ後も残ることができた
イスラム教徒のことをさしています。

彼らの中には建築技術者が多くいて、
その後のスペインの建築に貢献しました。

彼らによって作られたイスラム様式のスタイルを
ムデハル様式と呼ぶそうです。

ムデハル様式を多用したこのパビリオンは
イスラムの香りたっぷりということになりますね。

回廊の広場側にはスペインの各州の紋章と州に関連した
モチーフのタイル絵が飾られています

（いろいろ撮ったけれど）ＭＡＤＲＩＤをご紹介

こ〜んな感じで 回廊の外側が 各州で飾られています

一つ一つ見てゆくだけでも、楽しいですヨ

建物をグルリとお堀のように池が巡っていて

そこをボートで遊覧できるようです

中央エントランスの池の橋の欄干をご覧あれ！

中央エントランスの天井

イスラムチックな天井細工

中央の建物（現在は何に使われてるのかな？）の
階段廊下に引き寄せられました・・・。

とってもムデハルな室内だったんですが
ふと、タイルに目が停まりました

これは入口から入ると、横に見える階段です。

これは正面に当たる壁のタイルですが

玉虫色に 光輝いていますよネ？

まるで螺鈿細工のような？

薄暗い室内と言う感じの場所で、夕陽が差し込んでたわけでは有りません。
全く、光は入りこんで無かった・・・。

でも アップで見るとコレです

螺鈿(貝片を使用）では無いようです。

じゃあ 何故↑のような 怪しげな輝きが？？？？

帰国後も不思議でなりません・・・

今まで、トルコなどでもタイル装飾を多く見てきましたが、今回のような疑問を感じたのは初めてです。

広い割には 人も少なくて落着く場所です
スペイン広場

いつまでも ぼぉ〜っとして居たかったけれど
約束の時間が有るから そろそろホテルへ帰ります

帰りは Taxi で・・・
「Catedralまで」って言えば良いから　便利ぃ〜♪

狭い石畳の路を走って　ちょっと面白かった
（ボラレてはいないと思うヨ ）

夜ご飯は バール【 Robles Tapas 】へ

カテドラルから近いと言う事は
ホテルからも近いと言う事　（＾＾）ｖ

チーズのオイル漬け

サーロインのウィスキーソース

烏賊と海老のサラダ

タコのマリネ

フォアグラ

バルサミコソース ＆　オレンジソース

フォアグラは、アルザスで食べたのが一番美味しかったなぁ〜

やっぱり「お腹いっぱぁ〜い♪」
今日も 良い観光ができ 美味しい物がいっぱい食べられて
あぁ〜　しゃぁ〜わせ♪

カテドラルの裏手に有るホテルへ戻る・・・

うぅ〜ん♪　いい色合いになってる♪

マジックブルー　って言うんでしょうか？

日本じゃあ見られない 素敵なブルーの世界でした

カテドラル前の広場に建つと ぐるり360度
このブルーの中に佇んで・・・・
異空間に居る雰囲気になってきた・・・

ホテルが近かったから、こんな景気も見られたネ

去り難い 空間でした

ホテルへ戻って、屋上テラスに上がり
このビューを楽しみ しばし談笑

この前の カルモナ編は
http://4travel.jp/traveler/puttann/album/10687406/
続きの グラナダは
http://4travel.jp/traveler/puttann/album/10688143

この旅行記へのコメント （2）

• churros　さん 2012/07/16 09:45:33

  ！Ｈｏｌａ！

  ｐｕｔｔａｎｎさん、おはようございます。
  
  Ｓｅｖｉｌｌａ編拝見しました、セビージャは良い街ですよね〜、何故かアンダルシアを旅して、セビージャに寄らない方が多いようですが、アンダルシアの花セビージャの魅力は、まさにｐｕｔｔａｎｎさんの旅行記に集約されていますね、私がセビージャに興味を持ったのがコロンの少し後の、天正遣欧使節団の支倉六衛門常長なんです、、コロンはこのセビージャから出発して、支倉六衛門常長はこのセビージャにスペインの一歩を標したんですよ、日本人にとって大事な街でもあるんですよね〜。
  
  オテルはカテドラルの近くに取られたんですね、夜はＢＡＲがたくさん在って騒がしかったでしょ〜、私はいつもプラサ・ドゥケ・デ・ビクトリアの前のオテル・デルビーに決めているんです、散歩にリオ・グァダルギビルがセビージャ滞在の日課なんです、今年は行けないのでｐｕｔｔａｎｎさんの旅行記で楽しむ事にします。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｃｈｕｒｒｏｓ

  puttannさん からの返信 2012/07/16 13:42:05

  RE: ！Ｈｏｌａ！

  
  ｃｈｕｒｒｏｓ　さん こんにちは
  
  セビージャを 「アンダルシアの集約」みたいに 紹介されていたのは ｃｈｕｒｒｏｓ　さん　でしたか・・・
  
  多くの方々のブログを拝見して 旅立ったのですが 記憶に残っていました。
  
  セビージャ もっと ゆっくり見たかったデス　（Ｔ_Ｔ）
  スペイン全体 構えていたほど「怖い」街では無かったので、是非 都合を付けて 再訪したいな♪
  
  > 今年は行けないので
  
  あら？　残念！
  「外国客向け」が どんどん値上がりしてるようです
  「取れるところから 取る」って 事でしょうかネ？
  MAD の 空港バスも ２ユーロ→５ユーロでした。　バルセロナのホテル税も上がるらしい　空港使用税も値上がり決定だとか・・・
  
  次回 ｃｈｕｒｒｏｓ　さん 行かれる時は ビックリしちゃうかも？ですヨ