ハドリアヌスの別荘(ヴィッラ・アドリアーナ) その3 遺跡の建築群(大浴場、海の劇場、宮廷、黄金の間その他):真@tokyoさんの旅行ブログ
ヴィッラ・アドリアーナは建築皇帝といわれたハドリアヌス帝が、晩年にローマ近郊の地ティーボリに建設(118年)した別荘である。それは自身の長期にわたる帝国内視察での印象を集大成した壮大な建築群である。面積は120へクタールといわれ、全体を丁寧に見るには1日がかりである。
ここが皇帝の別荘であったことは古くから知られており、宝物盗掘の恰好の場所となり、中世には建築用大理石の供給地となり破壊が進んだ。イタリア政府が遺跡として保存に乗り出した19世紀後半には、すでにほとんどが盗難と破壊の後だったと思われる。わずかに水面下に沈んでいたものが残されていただけだが、それでも建造物の遺跡は当時を物語るに十分な内容を示している。
ここでは大浴場、海の劇場、宮廷、黄金の間などハドリアヌス帝の建築技術が発揮されている遺跡を廻る。
大浴場(Grand Terme) No10
正面 ローマのカラカラ浴場ほどの規模ではないが、大型建造物には違いない。正面の大ドームの一部が残っており架構造の具合がわかる。中央の大空間にはイオネア式の柱頭をもつ柱が2本立っている。
運動場は演奏会の聴衆席として使用。
ドリス式付け柱の間 ドーリス式の柱頭を持つが、柱の断面は四角。 柱の上の梁の部分(アーキトレーブ)とその上の3本線の飾り(トリグリフ)、その上の庇(コーニス)が一部残されており、復元図つくりには有力な手がかりとなる。
宮殿の復元図 「A」は隣りの「ドリス式付け柱の間Pilastri Dorigi」、1:宮殿の中庭、2:ニンフェウム(泉水堂)、3:夏用のトリクリニウム(横臥式食堂)、4:皇帝の図書館、「B」:ヘリオカミーヌス、「C」:図書館の中庭
この辺りから遺跡の位置関係が分かりにくくなるので、復元模型を別の角度から眺める。
20.客間(Hospitalia
21.皇帝のトリクリニウム
22.図書館の中庭Cortile Delle Biblioteche
23.ラテン語図書館(Biblioteche)
24.ギリシャ語図書館(Biblioteche)
25.海の劇場(Teatro Marittimo)
26.哲学者の間(Sala Dei Filosofi)
27.ヘリオカミヌス(太陽熱浴場 Heliocaminus)
28.ニンフェウム(Nymphaeum Stadio)
29.3つのエセドラの建物
30.小浴場(Piccole Terme)
31.スタジオ(Nymphaeum Stadium)
正面のドームの部屋を「哲学者の間」(Sala Dei Filosofi)と言う。No26
ニッチ(壁をえぐって装飾品等を飾るスペース)が7個ほど残されているので、ここを書棚にしたとの見方もある。そうすればハドリヌス帝が書斎として使用したのか。
左の曲面は海の劇場の外壁。
ヘリオカミヌス(太陽熱浴場 Heliocaminus)No27
太陽熱といっても実態は砂風呂またはかまどからの熱風(いわゆるトルコ風)という説もある。3室からなり温水浴と冷水浴の部屋とドレスルームからなる。
ニンフェウム(Nymphaeum Stadio)No28
昔は運動場と思われていたが、泉水跡が発見されたので現在はニンフェウムとして理解されている。
左の建物はニンフェウムにつながるスタジオ。No31
ヴィーナスの小神殿 No31
円柱の上の梁(アーキトレーブ)に6個で1グループの粒粒がついている。、これはグッタエというが、部分的に欠けてはいるがそれでも良く浴保存されているものである

真さん、お元気ですか
一週間遅れですが、誕生日おめでとうございます。
最近あまり4Tで活躍されていないようですが、お元気でご活躍の事と思います。
このハドリアヌスの別邸、2000年以上昔の者とは思えないですね。
このような後世に残せる物があるだろうかをしみじみ思う今日この頃です。
今までの真さん達が築いた世界2位の経済大国の間に、いったい何を残したのかと思ってしまいます。
これから、更に頑張っていかないといけませんね
豊かな旅をして、素敵な旅行記待っています。
Ted

Tedさん
しばらくです。
遠方からのご挨拶ありがとうございます。
少しも変わらず元気ですよ。
誕生日前20日にパリに出発し誕生日に帰国しました。
帰宅が22時頃でしたので家族は寝てました。(笑)
古希を迎えました。
パリはローマ時代から現代まで各時代の建築が残されており楽しめます。
市が環境対策として導入したVelibという貸し自転車システムがあり、たっぷり利用しましたが、この年の利用者には出会いませんでした。変な東洋の老人が走り廻っていると警察がひやひやしていたかもしれません。日没が21時頃ですので、毎日バタン、キューで寝てしまいました。
というわけで、大量の写真が撮れましたのでゆっくり整理し4Tで発表します。ご期待ください。
経済大国というのは人口が多いのだから当然です。大声で言えることでは有りません。これからは日本もようやく民度というか個人の気持ちの豊かさを追求する時代だと思います。その意味でも先人の残した遺産を継承することは大事ですね。
「100年前のニューヨーク」「同 パリ」「同 東京」という100年前シリーズ(マール社 東京)がありますが、東京だけ景観が一変しています。この辺りが経済効率至上主義といった文化レベル差でしょうか。
http://www.amazon.co.jp/100%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%AA%E3%80%881%E3%80%89-100%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E6%A8%8B%E5%8F%A3-%E6%96%87%E5%AD%90/dp/4837307221/ref=pd_bxgy_b_text_b
> 一週間遅れですが、誕生日おめでとうございます。
> 今までの真さん達が築いた世界2位の経済大国の間に、いったい何を残したのかと思ってしまいます。
つい長くなってしまいました。
これからもよろしく

真さん
パリに行ってらっしゃたのですね。
この時期のパリ、花も咲いて綺麗でしょうね。
自転車でパリを走るって気持ち良さそうですね。
旅行記楽しみにしています。
最近「豊かさ」とい言う事を考えてしまいます。
「日本経済」は世界2位かもしれませんが、個人レベルの豊かさはどうなのだろうと。自分達は後世の人が「先人の遺産」と呼んでくれるものを残せたのだろうか?などなど。
これからも元気でご活躍下さい
Ted

真@tokyoさん
遅ればせながら、ヴィラ・アドリアーナの旅行記拝見しました。
博物館までじっくり見られたんですね。
(私は最後はトイレが我慢できず、早々に引き上げてしまいました)
写真とピラネージの銅版画と比較もおもしろいです。

Giraudさん
こんばんは
返事が遅くなり失礼しました。
余裕を持ったつもりでしたが、以外に時間がかかりました。
広さが只者ではないですから。
博物館は大急ぎでした。もっとゆっくりしたかったのですが。
ティーボリには他にも2,3見るところがありましたが、丁寧に見る時間はありませんでした。でもヴィラ・アドリアーナに集中できただけでも満足しています。
> 写真とピラネージの銅版画と比較もおもしろいです。
ピラネージは町田市美術館が大分保有しており、数年おきに特集展を開いています。昨年ありましたので行ってきました。現存するものと一致しているとうれしいです。
では、また
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