2011/08/27 - 2011/08/28
10位(同エリア16件中)
MILFLORESさん
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カディス県の Conil de la Frontera に6泊した夏休み
帰路 そのままマドリードに直行するのは名残惜しくて
また、途中のパラドール泊をおまけに付けました。
往路はエクストゥレマドゥーラ州を南下するルートで
途中 サフラのパラドールに泊まりましたが、
帰路はアンダルシア街道を北上、ラ・マンチャ地方を通り
シウダー・レアル県のアルマグロのパラドールに泊まりました。
1596年に建設された修道院を改修した立派なパラドールです。
アルマグロには他に見所として、美しいマヨール広場
今でも利用されている17世紀の劇場コラール・デ・コメディアス
などがあります。
また、民芸品では encaje de bolillos と呼ばれるボビンレース
食べ物では茄子の酢漬けが有名です。
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今回の旅プラン (●印がこの旅行記の部分)
○1日目:移動日 Madrid → Zafra (パラドール泊)
○2日目:移動日 Zafra → Conil de la Frontera (Conil 泊)
○3日目:ホテル+ビーチ リゾート満喫日 (Conil 泊)
○4日目:遠足 Barbate + Tarifa (Conil 泊)
○5日目:ホテル+ビーチ リゾート満喫日 (Conil 泊)
○6日目:遠足 Sanlucar de Barrameda (Conil 泊)
○7日目:ホテル+ビーチ リゾート満喫日 (Conil 泊)
●8日目:移動日 Conil de la Frontera → Almagro(パラドール泊)
●9日目;移動日 Almagro → Madrid 帰宅
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今までに作成しているパラドール旅行記リスト ↓
サフラ
(2004年)
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10156934/
(2011年)
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10598368/
アビラ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10260552/
レオン
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10262580/
トレド(食事のみ)
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10325154/
プラセンシア
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10374581/
モンフォルテ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10412568/
サント・エステボ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10417085/
カルモナ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10467976/
グアダルーペ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10475669/
オロペサ(食事のみ)
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10482557/
グラン・カナリア島 クルス・デ・テヘダ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10494712/
テネリフェ島 テイデ国立公園
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10501539/
モンテ・ペルディド (ビエルサ)
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10537892/
レルマ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10541936/
グレドス
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10551205/
オリテ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10559279/
トゥルヒージョ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10563295/
ビジャフランカ・デル・ビエルソ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10570984/
リンピアス
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10577187/
エル・サレール
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10580428/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
PR
-
スペイン中の街道にある闘牛看板は有名ですが
アンダルシア街道には一ヶ所、
こんなロバ看板があります。
何の看板なのか、何故ロバなのか・・・??
黒い影が遠くに見えて闘牛を期待していると
ロバなんで拍子抜けして、次に笑えてきます。 -
オリーブの木が整然と並んでいたアンダルシア地方を後にして、ブドウ畑が広がるラ・マンチャ地方に入りました。
-
アルマグロには何度か来ています。
このパラドールに泊まるのは2度目です。
パラドール・デ・アルマグロ
Parador de Almagro (4★)
http://www.parador.es/es/parador-de-almagro
16世紀のサン・フランシスコ修道院を改装しています。
パラドールとしてのオープンは1979年9月。 -
レセプションホール
天井がカラフルで綺麗。 -
イチオシ
やはりパラドールではこの真鍮の重いキーが良い。
このキーホルダーのミニ版はパラドールのショップで買えます。
最近ではモダンなパラドールではカードキーの所もありますが、味気なくて好きじゃない。 -
部屋に案内してもらいます。
回廊をいくつも通って角をいくつも曲がって・・・
なんか迷子になりそうだ。 -
それもそのはず
この Google Map サテライトを見て下さい。
大きな一角全てがパラドールで、
回廊がいくつもあります。
案内してくれたレセプションの男性が、
「14のパティオがあります」
と教えてくれました。 -
元修道院ですから、修道士たちの独房が部屋になってます。
重々しい扉に質素な造りの内部
壁のタイルが唯一、色を添えています。 -
ミニバーがこんな所に隠れていました。
-
窓からの眺め
通りに面した部屋が当たりました。
どっしりした柵が取り付けてあります。 -
今年リニューアルされたパラドールのバスアメニティー。
エコ重視のグレープコスメです。
歯ブラシが昔より安物になってしまったけど、他はリニューアル後の方が良いです。 -
部屋番号は壁に直に手描きされています
各部屋違う絵で、ひとつずつ見て行くのも面白い。 -
パラドール内探検+軽食を取りにカフェテリアへ
カフェテリアやレストランはどこのパラドールでも、宿泊客でなくても利用できます。
宿泊してないと利用出来ないと勘違いしている方がいらっしゃいますが、そんなことありませんので休憩や食事に自由にパラドール利用しましょう。
ただし、泊まり客でないと入り込めない場所はあります。
例えば客室へ上がる階段の元には、宿泊客以外立ち入り禁止の案内が立っています。 -
ホテルの案内表示には天使が
それぞれ違う絵でとても楽しい。 -
パラドールのカフェテリア
昔の酒造庫を改装したカフェテリアにはワインの大きな瓶があります。
上階に見えているのは上の部分。
この下の階には瓶の下の部分が見られます。
下の階はこの時は閉まっていたので、残念ながら降りられませんでした。 -
16時近い遅い昼食
簡単にボカディージョ(サンドイッチ)で済ませます。
手前の私のは野菜たっぷりに羊乳チーズのサンドです。 -
手入れが行き届いているパティオ
奥には井戸があります。 -
五角形のプール
暑かったので入りたかったのですが、
街散策もしたかったのでプールは諦めました。 -
こういうサロンがあちこちにある -
レセプションの近くにあるパティオ
熟れたイチジクがたくさん落ちていた。 -
廊下にもこうして古い家具が惜しげもなく置かれているのはパラドールならでは。
もちろん座っても誰にも咎められません。
博物館ではありませんので。 -
あれ・・・
夫とはぐれてしまった ホテルの中で(笑)
あ、この階段上がれば私たちの部屋のある回廊に出られる。
部屋に帰ったのかなーと思ったけどいなかった。 -
どこいるのー?と携帯にメッセージ送り合って階下で再び合流
素敵なサロン! -
共同サロン多過ぎ!
誰にも利用されてなくてもったいない。 -
広くて探検し甲斐のあるパラドールです。
-
では、アルマグロ散策に出掛けましょう。
パラドール外観
この奥に表紙の写真の入り口があります -
これもパラドールの建物
修道院だったというのが分かります。 -
ラ・マンチャらしい町並み
(夫撮影) -
Barrio Noble
貴族の館が多く集まっている地域。
写真は Palacio de los Marqueses de Torremejia
トレメヒア伯爵邸 (17世紀) -
こっちのお邸も中が広そう
-
18世紀の牢獄は、今では診療所となっています。
-
Plaza Mayor マヨール広場に出ました。
市庁舎の下に観光案内所があります。
地図とパンフレットを手に入れました。
(夫撮影) -
イチオシ
このマヨール広場は数あるスペインのマヨール広場の中でも最も美しい広場の一つに挙げられています。
-
13世紀後半、軍需品を貯蔵しておく広場として建設された。
14世紀には周辺をギャラリーで囲って広場で行われる様々な催し物を見物できるような造りになった。
19世紀には一部住居として利用されるようになった。 -
ギャラリー下にはレストランやバール、土産物店などが並んでいます。
私はこのプラサ、大好きです。 -
土産物店を冷やかすのが楽しい♪
ラ・マンチャですから、ドン・キホーテ関連の商品が多いです。 -
ほら、チェスもドン・キホーテです。
キングはドン・キホーテ
クイーンはドゥルシネア
ビショップは普通にお坊さんね
ルークは風車!
ポーンはサンチョ・パンサ -
わぁ〜
ゴタゴタとよくこんなに積み上げたもんだ! -
そして、アルマグロで有名なのがボビンレース
(Encaje de Bolillos)
スペインでボビンレースと言えば誰でもすぐに「アルマグロ」と言う。
16世紀にアルマグロに移住したドイツの銀行家Fugger(Fucares)家がもたらした伝統工芸品。 -
こうして通りでカチャカチャやっている女性を見かけます。
どの国のどの伝統工芸もそうだけど、アルマグロのエンカヘ・デ・ボリージョも後継者難。
安物の中国製のレース編みが出回るし、苦しい産業のようです。 -
レース編みする女性を象ったレストランの看板!
-
プラサ・マヨールの一部には2004年にボビンレース博物館ができました。
-
この広場にはもう一つ有名な建物があります。
Corral de Comedias de Almagro
コラル・デ・コメディアス
スペイン黄金時代(17世紀)の喜劇劇場 -
17世紀 スペインで流行った喜劇劇場は、メソン(食事処)やポサーダ(宿)や長屋などのパティオに設けられたオープンなスペースでした。
18世紀になると法令で劇場は天井を設けた閉じたスペースにすることを義務付けられ、コラル・デ・コメディアスは衰退していきました。
ここアルマグロのコラル・デ・コメディアスは1628年に古いメソンを改築して建設されました。
現在スペインに残る唯一の17世紀のコラル・デ・コメディアスです。
しかも、まだ現役で利用されているんです。 -
4ユーロ払って Visita Teatralizada (芝居付き見学)に参加しました。
どんなかなー -
舞台の前に小道具が置いてあるぞ〜
もしかして、観客参加型か? -
あ、上行ってもいいのね!
じゃあ上がりましょう!
その昔、パティオ階は立ち見の安い庶民席。
貴族の席は上階だったそうだから・・・(笑) -
イチオシ
最上階真ん中からの眺め
大変よろしゅうございます。 -
昔のランプ
反射板がついています
この建物、白とえんじのコンビネーションがとても綺麗です。 -
芝居が
始まりました。
舞台の奥の扉、上の渡り廊下、両サイドの階段
あちこちから登場します。
(夫撮影) -
イチオシ
スペイン黄金世紀の言い回しで進む芝居は、気を入れて聞いていないとちょっと分かりにくい。
話しの内容は・・・
首都からアンダルシアへ移動中のスペイン王が、途中アルマグロに寄ってこの劇団の芝居を観に来るという噂を聞いて来た若い方の女優。
団長(男性)とその奥さんである主演女優と共に、何を演じるか誰が演じるかと大騒ぎをしながら、芝居の練習を始める。
けど、若い女優は自分の方が上手なのに、と面白くない。
ちょっと浮気癖のある団長と示し合わせて、主演女優に下剤を飲ませて体調を崩させて主演の座を奪ってしまう。
さあ、いよいよ王が来る!というその日、劇場の3人の元に飛び込んで来た知らせは「王は確かに首都からやってきて、でもアルマグロはさっさと通り過ぎてもう南下している」というものだった。
(夫撮影) -
途中、最前列の観客の中から男女一人ずつを選んで、小道具を身に付けさせ、ロペ・デ・ベガの戯曲を読んでもらう。
なかなか楽しい芝居でした。
(夫撮影) -
イチオシ
美しいマヨール広場を出て、散策続けます。
-
Iglesia de San Agustin
サン・アグスティン教会
18世紀 -
Teatro Municipal
公営劇場
1861年建築
アルマグロでは毎年夏に国際古典劇フェスティバルが開催されます。
(Festival internacional de teatro clasico de Almagro)
黄金世紀の演劇を中心に約一ヶ月にわたってコラル・デ・コメディアスやこの劇場で上演します。
学生の頃の一度来たことがありますが、さっぱり分からなかった! -
そうそう、学生の時来て観たのはこの劇場でだった。
元病院だった建物。
中庭劇場(屋根なし)だったと記憶してます。 -
さて、アルマグロ散策の楽しみはこんな所にもあります・・・
上を見て!
↓
↓
↓ -
イチオシ
雨樋が面白いんです。
その昔、初めてアルマグロに来た時に気が付いて以来、アルマグロに来ると気になって仕方ない。
こういう雨樋、他の町にもありますが、ここほど種類が多い場所は見たことない。 -
白鳥がついているもの
ヘビみたいなもの
パハリータ(スペイン伝統折り紙)のついているもの
面白いでしょう? -
Palacio de los Fucares
フカレス邸 (16世紀)
フカレス家(スペイン語Fucares、ドイツ語でFugger)は16世紀のドイツの銀行家。
ローマ皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)は借金返済のためFugger家にアルマデン水銀鉱山の採掘権を与えた。
この邸にアルマデンの水銀を貯蔵していた。
アルマデン水銀鉱山に関しては過去の旅行記ご覧下さい。
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10236704/ -
Iglesia de la Madre de Dios
マドレ・デ・ディオス(神の母)教会
1546年建設 -
なかなか立派な内部です。
-
主祭壇に奉られている聖母像
-
エンカルナシオン修道院の紋章
-
パラドールに戻る道、ワーワー騒いでいる所を通った。
覗いてみたら、地元サッカーチームの試合のよう。
地元の人の熱気に押されて、後半30分をゴール裏から観戦しました。 -
Almagro CF が県庁所在地シウダー・レアルのチームを迎えて、今期最初のオフィシャル戦のようです。
地方リーグ第一部だそうな。
一応、アルマグロにいるから地元アルマグロを応援しましょう。
この人は敵のGK。声涸らしてチームに指図してた。
見始めた時には1−1だったんだけど、85分に私たちの目の前でアルマグロのゴールが決まって2−1で終わり。 -
イチオシ
パラドールはライトアップされていました。
-
ディナーはパラドールのレストランで取ることにしました。
-
サービスのアペリティブ
empanada エンパナーダ
ツナ入りパイ -
ワインは地元の La Mancha 原産地呼称を注文しました。
-
夫はアラカルトで前菜とメインを注文
前菜には
Las Migas del IV Centenario y sus Acompanamientos
私の旅行記に度々登場するミガスは、ラ・マンチャの郷土料理。
具がお皿の周りに色々と乗ってますが、一番左のものアルマグロ名物の茄子の酢漬けです。 -
私は Menu de Verano (サマーメニュー)という20,11ユーロのメニューを頼みました。
前菜は2種類
Tosta de Pate de Sardinillas con Picadillo de Alcaparrones
イワシのパテ
ケッパーのみじん切りが混ざっていて面白い味 -
Sopa Fria de Melon y Hierbabuena con Virutas de Jamon
メロンとハーブのコールドスープ
トッピングには生ハムが乗っていて、
メロン・コン・ハモンのスープ版といったところ。 -
Merluza emparillada acompanada de estofado de sepia y mejillones
メルルーサ -
Estofado de Codorniz y Uvas sobre Lecho de Migas del Labriego
ウズラ
ミガスが付け合わせ -
私のメニューにはデザート
も付いていました。
Macedonia de Frutas de Nuestros Campos con Sorbete de Sandia
フルーツマケドニア
アイスはスイカ味
どれも美味しかったです。 -
翌朝
朝食のレストランは夕食とは別の場所でした。 -
パラドールの朝食は種類豊富で美味しいです。
朝一の一番のご馳走は絞り立て生オレンジジュース! -
朝食を済ませて部屋に戻る際にレセプションの近くを通ったら、カチャカチャカチャカチャ音がする。
ボビンレース(encaje de bolillo)の実践販売をやっているおばさまがいました。
遠くから見ていたら「ほら、そんな所からじゃ何も見えないでしょう。こっちに来なさい」って言われちゃった (笑) -
イチオシ
もうこの道50年とか。
今やっているのはボビン6ダース使っています! -
イチオシ
こんがらがっちゃいそうですが、おばさまは慣れた手つきですごい速さでボビンを右に左に動かして行きます。
-
「どれか買って行きなさいよー」って売り上手(笑)
もちろん言われなくてもそのつもりでした。
20ユーロ 結構安いと思った。 -
色々と模様違うのがあったのですが、何故かこれが気に入った。
そう言ったら、「今私が作っているのがこの模様だからよ」っておばさま。
そうだ、その通り。
この後チェックアウトしてマドリードへの帰路につきます。 -
夏休みはこれでお終い
帰路 シェリー酒メーカー Tio Pepe の看板
★海と太陽と魚の協奏曲★終奏 (完)
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