グランドキャニオン周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 昨年は海外の長い旅行を計画する機会がなかったので、今年こそは長年の憧れであったグランドキャニオンに行きたいと、冬の間から準備を進めていました。<br />パンフレットを調べていても、意外と希望した日程のツアーが少なかったので、結局全行程9日間のグランドサークルを巡る大自然の旅に落ち着きました。フライトはマイレージを利用し、現地合流の添乗員なしのツアーです。なかなか空席がなかったので、行きはバンクーバー経由、帰りはサンフランシスコ経由となりました。<br /><br />第1日目 平成20年9月2日(火)<br /> 千歳空港のチェックインカウンターで、ラスベガスまでの航空券と座席指定をしてもらいました。バンクーバー行きは777型機ではなく、767型機だったので、窓側2列席にしてもらいました。<br /> 11:40 ANA1714にて千歳から出発。<br /> 13:45 関空到着。国際線搭乗口へ移動。<br /> 時間があるので、ラウンジで休息。搭乗口へ向かうと呼び出しがあり、宿泊先ホテルを聞かれました。何のためか分かりませんでしたが、アメリカへの入国が厳しいことが予想されました。ついでに米国入国カードをもらいました。旅行社の窓口では置いていないため、機内でもらってくださいと言われていたのです。<br /> 17:25 AC036にて関空から出発。<br /> 機内食の夕食は、スパゲティと白身魚のグラタン、サラダ、ロールケーキでした。そして、朝食はご飯と肉じゃが、フルーツでした。<br /> 11:00 バンクーバー到着。搭乗時間は約9時間20分。<br /> 入国カードにAC36、OSAKAよりと記入したところ、入国審査でAC544、バンクーバーよりと修正されました。税関書類も、家族2ではなく、その他1と書き直してくれました。考えてみると、アメリカに入国するのだから尤もなことでした。日本人乗客はたくさんいたものの、この便でアメリカに入国するのは我々だけで、全体でもわずかしかおらず、審査の人も手持ち無沙汰の様子で、事前情報による混雑とは大分違いました。それでも、指紋を取る機械がうまく作動せず、二人とも何度も指を押し付けてようやくOKが出ました。<br /> ロビーにはカナダの物産がいろいろあり、早くもお土産に小物入れを買うことにしました。カナダドルを持っていなかったので、クレジットカードの出番です。そして、時間があるのでメープルリーフラウンジに入りました。ここのラウンジは窓際に沿って横長のスペースで、この時間帯に利用する人はそれほど多くありませんでした。ここでクリームチキンスープと野菜サラダ、バナナを食べ、元気を取り戻しました。<br /> 13:45 AC544にてバンクーバー出発。<br /> バンクーバーからラスベガス間は、荒涼とした荒地が続き、あちこちに白い塩湖が見られました。そして、荒々しい山肌が見えてきて、だんだんとグランドキャニオンに近づいていることが実感できました。<br /> 機内では簡易な食事やアルコールを販売しており、毛布も有料のようでした。<br /> 16:25 ラスベガス到着。搭乗時間は約3時間。<br /> ラスベガスの第二ターミナルは閑散とした感じで、気温は思ったほど暑くなかったのが第一印象でした。ホテルに向かうタクシーの車内からは、昼間のストリップの賑わいが楽しめました。まずはベネチアンのJTBデスクに寄り、ホテルのクーポン券と明日の集合についての説明を受けました。そしてストリップを走り、無事本日の宿泊場所であるルクソールに到着しました。<br /> チェックイン後部屋に向かいましたが、エレベーターの場所が分からず、カジノ内をうろうろして、係りの人に聞きながらようやくゴールインできました。<br /> このツアーは食事が付いていないので、とりあえず迷わないようにホテル内を探検し、簡単に食事ができる場所を見つけ、明朝の集合場所を確認しました。長い一日もこれで無事終了し、寝ることにしました。<br /> 宿泊はラスベガスのルクソール<br />第2日目 平成20年9月3日(水)<br /> 集合時間に指定された入口で待っていましたが、時間になっても誰も出てこないし添乗員も来ませんでした。待ち合わせ場所が違っているのだと思いつつ、動くこともできずに待っていると、時間が過ぎてようやく添乗員が現れ、場所が違っていると怒られました。案内されると、大型バスで31名のツアーということでした。恐らく他のツアー会社との共同企画なのでしょう。<br />出発しながら、このツアーの説明が始まりました。食事が付いていないので、まずは買い物の説明から始まりました。グランドサークル内では、昼食場所をはじめ、ホテルでも満足なレストランが無く、大勢でまとまって食事をするのが困難ということで、できるだけスーパーで買い物をして用意するように、ということでした。しかも、そのスーパーも限られた場所にしか無いので、2日分の買い物が必要になることもある、ということでした。このツアーが、食事無しであることの意味がようやく分かりかけてきました。<br /> そして、全走行距離は5日間で約2千キロとなり、日本列島を縦断する距離になるという説明でした。ラスベガスを出発すると、間もなく高速道路は周囲を荒野に囲まれた中の一本道となり、地層が剥き出しになった山肌を一日眺めることになりました。<br /> ユタ州のセントジョーンズのスーパーに寄り、本日の昼食、明日の朝食と昼食の買い物をしました。寿司もあったので、昼食に買って食べました。アメリカのスーパーは、サラダがトレイに詰め放題だったり、フルーツが食べ易いように切って詰めてあったりと、便利になっていました。その反面、当然ながら味付けや中身の説明は英語なので、訳も分からずに買うのみでした。<br /> まずはザイオン国立公園に到着しました。ここは渓谷の下から見る渓谷美、後から行くブライスキャニオンは上から見る渓谷美ということでした。<br /> シャトルバスに乗り換えて奥まで進む途中の切り立った断崖の豪快さ、美しさは素晴らしいものでした。そして、途中の崖にロッククライミングをする人の姿が豆粒のように張り付いているのが見られると、皆拍手と歓声をあげていました。<br /> その後、ブライスキャニオンに向かいました。ここは土柱が居並ぶ見事さと、色合いが美しい彫刻美を示していました。一しきり眺めを楽しんだ後、谷底まで約160m近くのつづら折の道を下り、また上がって渓谷の美しさを堪能しました。<br /> 走行距離は約400km。ようやく本日のホテルに到着しました。そして夕食は収容人数が少ないため、時間を分けて別棟のレストランに入りました。メニューを見てもよく分からないので、同席した人と適当にパスタとサラダを注文して食べましたが、量が半端でないので、食べるのに苦労しました。旅の話で盛り上がり、明日からの行動が楽しみでした。<br /> 夕食後ホテルまで歩きましたが、夜空は天の川もはっきりと見えるほど澄み渡った満天の星空で、その美しさに身震いするほどでした。このような美しい星空は生まれて初めての経験です。ここの場所が乾燥地帯であることと、標高が高いためであると思われました。<br /> 宿泊はブライスキャニオン ロッジ<br />第3日目 平成20年9月4日(木)<br /> 早朝に日の出を見に行きました。寒いとは聞いていましたが、やはりとても寒く、セーターや毛布を持参している人もいました。朝日に輝くブライスキャニオンもまた、美しい光景でした。<br />出発する道の横には、鹿の家族が草をついばんで見送ってくれました。リスもかわいい姿を見せてくれました。<br /> キャピトルリーフへの途中で、今回の最高地点を通過しました。ここは標高2,900mで、6月まで雪が残り、10月にはまた雪が降り出すということでした。グランドサークルは砂漠のような乾燥地帯と思っていましたが、雪が降るのは意外な感じでした。そして、S字カーブや危険な場所にもガードレールが無いのに驚きました。ガイドさんが崖から落ちないようにと、何度も注意していた意味が分かりました。<br /> 途中のガソリンスタンドで軽い昼食とり、デッドホースポイントへ向かいました。ここはその昔、カウボーイが野生の馬を追い込んで元気のよい馬だけを捕まえるのに使っていたが、中には川に落ちて死ぬ馬もあったということで付いた名前のようです。荒々しい茶色の台地の中で、大きくカーブする川の岸辺に僅かに残る草原のグリーンが、目に染み込むように鮮やかに輝いて見えました。<br /> その後アーチーズ国立公園へ向かいました。ここは渓谷ではなく、残された岩がいろいろな形を見せてくれる、自然の芸術作品の展示場といったところです。<br /> 公園に入ると、入り口付近にいろいろな名前のついた岩が林立していました。中でもパークアベニューは、ニューヨークの摩天楼を思わせるような岩が並んでいて、楽しそうな雰囲気が漂っていました。<br /> 最初にバランスロックを訪ね、周囲を歩いて写真を撮りましたが、なかなかよいポーズがとれません。裏側から見る先端の岩は、マンボウのような顔かたちをしていました。さほど遠くない時期に、この岩も崩れるだろうということでした。<br /> 次に向かったのはウインドウズという岩でした。ここは大きな岩盤の途中に大きな穴が二つ開いていて、遠くから見ると人の顔に見えるというものでした。その穴に近づくと、それは巨大な穴で、人はゴマ粒のようでした。<br /> そして最後はダブルアーチ。穴が開いているというよりは、正に今にも壊れそうな細いアーチが架かっているもので、近づいて初めてそのアーチが二つあることが分かりました。硬い地層と柔らかい地層が積み重なって削られた結果ではありますが、自然の絶妙な芸術作品と言えそうです。<br /> 走行距離は約470km。モアブの市街地にあるホテルに到着。夕食は皆で近くのシティマーケットに買出しに行きました。ここにも寿司がありましたが、食べると水っぽく、お世辞にもおいしいとは言えませんでした。<br /> 宿泊はモアブのベスト ウェスタン グリーンウェル イン<br />第4日目 平成20年9月5日(金)<br /> 朝、再びアーチーズへ向かいました。公園に入り、パークアベニューやバランスロックを横目に見ながらデリケートアーチの駐車場へ。ここからは歩いてアーチを目指します。思った以上に高低差があり、岩盤の上を歩いたり、狭い通路を通って小一時間ほどでようやく目的地に着きました。<br /> そこは想像以上に見事な造形であり、正に神が創った姿かたちのようでした。皆しばし圧倒されたように立ち尽くし、見とれていました。デリケートアーチと言うだけあって、なぜここにあるのか、今にも滑り落ちそうな傾いた岩盤の上に載っており、ひ弱そうにくびれた両側の岩の柱に支えられて、天板の岩が辛うじて残っている感じでした。その危うい絶妙さが、何とも美しい形として目に写るのでしょうか。<br /> ビジターセンターでようやくお土産を買う時間がとれ、絵葉書やマグネットを買いました。もちろんデリケートアーチのものです。<br /> 昼食は再びシティマーケットで買出しをして、バスの中で食べました。アメリカでファストフードが発達している意味が少し分かったような気がします。<br /> いよいよモニュメントバレーが近づいてきました。周囲は赤茶けた岩が多くなり、今までの連続した崖ではなく、孤立した岩が多くなってきました。遠くにモニュメントバレーの遠景が見えるようになり、ジョン・フォードポイントで一時停車して写真を撮りました。西部劇映画で見たことのあるような風景でした。<br /> 走行距離は約250km。まずはホテルにチェックインし、そこから専用バスに乗り換えてバレーの中に入って行きました。ホテルからモニュメントのある平原まではかなりの高低差があり、谷もあって想像以上に起伏がありました。いくつかのポイントで写真を撮りましたが、今にも馬に乗ったジョン・ウェインが颯爽と現れたり、幌馬車が走り出したり、インディアンが飛び出したりしそうな風景でした。そしておまけ付きは、現地の人が引いてきた馬に跨り、カウボーイになった気分で写真を撮ってもらいました。<br /> ホテルの売店にはいろいろなお土産がありましたが、ほしかった先住民の織物はとても高価で手が出ないのであきらめました。<br /> 宿泊はモニュメントバレーのグールディングス ロッジ <br />第5日目 平成20年9月6日(土) <br /> 部屋からはモニュメントバレーの全景が見渡せました。そして、そのモニュメントから昇る日の出は、言葉にならないほど見事なものでした。空気が澄んでいることもあり、モニュメントのシルエットが素晴らしいこともあり、舞台が西部劇の世界であることもあって、これまでに見た最も美しい日の出でした。<br /> いよいよ最後の目的地へ向けて出発。途中、ナバホ族の居住跡を見に行きました。往復で小一時間ほど歩くと、対岸の洞窟の中にある岩や土で造った住居が見えました。その後ダムで有名なレイクパウエルに寄って小休止。<br /> 昼食後、ジープに分乗してアンテロープキャニオンへ向かいました。道路は途中から砂の中を走るので、皆マスクやタオルで防塵対策をして、見られた姿ではありませんでした。<br /> ここは、先住民の女の子がアンテロープを追いかけて行って見つけた場所から、この名が付いたということです。狭い岩の隙間の中に入ると、砂の地層が赤く美しく輝き、削られた岩が美しい曲線を描き、隙間の上から差し込む光が光の束となって周囲を照らし、大自然の幻想的な世界が演出されていました。それとは対照的に狭い空間に大勢の人がひしめき、写真を撮りあってごった返していました。<br /> 感動の余韻を残したまま、グランドキャニオンに向かいました。到着前から大平原を削るキャニオンの先端部が見え隠れして、期待に胸が膨らみました。<br /> まずはデザートビューポイントでグランドキャニオンと初対面。見渡す限りの断崖の連続に圧倒されました。よく見ると、川の本流と支流がそのままの形で渓谷を形成しており、断崖の途中に二段ほどの平面が残っているのが分かりました。これは、グランドキャニオンが一度に形成されたのではなく、二度ほど平穏期があったのだと思われました。<br /> 走行距離は約400km。その後ホテルにチェックインし、夕日を見るためにマザーポイントへ行きました。さすがは世界最大の観光地、眺めのよいところは人で埋め尽くされていました。何とか場所を確保して、日の入りを楽しんだ後ヤバパイポイントまで歩き、シャトルバスでホテルまで戻りました。<br /> 宿泊はグランドキャニオンのサンダーバード ロッジ<br />第6日目 平成20年9月7日(日)<br /> 朝、日の出を見に行きました。グランドキャニオン全体は自然のままで、立ち入り禁止の柵もなく、道のすぐ脇はいきなり断崖絶壁となっています。ときどき落ちる人がいると、ガイドさんが言っていました。日本では考えられないことですが、自己責任のアメリカでは当然のことなのでしょう。<br /> 朝食後、高低差350mのキャニオンの壁を降りました。狭い道ですが、柵も何もありません。途中のポイントで写真を撮りましたが、上から見下ろす景色と下から見上げる景色は違って見えました。<br /> 帰りは上り坂なので、ゆっくりと歩きました。ミュールの一団が3組ほどすれ違いましたが、その都度崖側に避難してやり過ごしました。<br /> グランドキャニオンの絶景に満足して、ラスベガスに向けて出発。途中旧道となるルート66を走り、昔懐かしいお土産をたくさん売っている店に立ち寄りました。あとはひたすら高速道路を走って夕方ラスベガスに到着。走行距離は約180km。<br /> 皆さんともここでお別れとなりました。ホテルにはJTBの係りの女性が待っていてくれて、ホテル内の案内や部屋についての説明をしてくれました。<br /> 一通りの説明を受けた後、問題のあった初日の待ち合わせ場所についての説明をしました。やはりまだ聞いていなかったためか、かなり恐縮したようで、すぐに支店の人に連絡をとっていました。こちらとしては、今後のためと思って話しただけなのですが、会社側としてはかなり重要な問題として受け取ったらしいです。<br /> そのためか突然サービスが良くなり、夜の街の写真を撮ってくれたり、店の説明をしてくれたりしてくれました。「そうだ!忘れていた。パリスに申し込んだら、エッフェル塔の入場券が付いているのでは?」「エッ!それは申し込み時期やシーズンで違うと思いますよ。でも、確認してみましょう。」<br /> しばらくして、支店長さんがわざわざ入場券を持ってきてくれて、申し訳ないと誤っていました。JTBとすれば、これくらいのことで一件落着となれば安いものだったのではないでしょうか。係りの女性も言っていましたが、疑問等があれば兎に角言うことが大事なのだそうです。何もせずに帰国してしまえば、それまでのことになってしまうだけのことです。<br /> 宿泊はパリス ラスベガス<br />第7日目 平成20年9月8日(月)<br /> 久しぶりにゆっくりと寝ることができ、昼前になってバフェに朝食に行きました。朝から行列が出来ていましたが、程なく中に入ることができました。そして、これまた久しぶりにおかずを食べたような気がしました。ティーも2杯ほど飲み、さらにコーヒーやジュースも飲みました。体が水分を要求しているのがよく分かりました。<br /> 食後、ガイドさんに教わった店に買い物に行きました。ここでお土産を買い、再びホテルに戻りました。今晩は寝ないでそのまま空港へ行くことにしたので、まず昼寝をすることにしたのです。そして、起きたのは薄暗くなった7時。<br /> 1Fのケーキ屋で軽い夕食を食べ、エッフェル塔に昇りました。通路に写真屋がいて、カジノをバックに写真を撮らないかと迫ってきましたが、ノーノーと逃げるようにしてエレベーターで上に昇りました。展望台からの夜景の眺めは、点々と続く家の明かりが遠くまで広がり、飛行機の離発着も盛んで、ストリップのホテル群も圧倒的な存在感を示していました。そして、ベラッジオの噴水が始まると、塔が傾くのではないかと思うほど片側に人が集まり、上からのショーを楽しんでいました。とにかく360度、見渡す限り広い夜景でした。<br /> その後、ベラッジオに行き、地上からの噴水ショーを見ました。近くで見ると、音楽も楽しく、すばらしい芸術でした。<br /> 宿泊はパリス ラスベガス<br />第8日目 平成20年9月9日(火)<br /> 少し仮眠をして、朝3時にホテルを出発。ロビー横のカジノでは、まだまだ大勢の人が蠢いていました。空港に着いても、カウンターにはまだ係りの人が不在で、ベンチに数人の旅行者が座っているだけでした。やはり早朝だけあって、予想と違って混雑はほとんどない様子でした。仕方なく4時まで待つことにしました。<br /> 受付が始まると、皆自動チェックイン機に誘導されましたので、係りの人にヘルプと言うと手伝ってくれました。途中でゴールドカードが見えたらしく、あわててビジネスクラスの受付へ案内してくれました。<br /> 「Go through Narita ?」「need to pick up at San Francisco ?」「No! Narita」「Ok」と片言会話で、荷物が成田までスルーすることが確認できました。ところが、チケットはサンフランシスコまでしか発券されなかったので、どうするのか聞いたところ、SFO国際線カウンターでもらうことになると言われました。後で確認したところ、スターアライアンスではあっても、ラスベガスの発券機は全日空には対応していないようだ、とのことでした。<br /> 早朝のため、出発ロビーの店はほとんど閉まっており、かろうじてラスベガスのチョコレートを買うことができました。<br /> 6:00 UA1505にてラスベガスから出発。<br />ともかく無事にLVSを出発し、SFOに到着できました。この間1時間ほどはひたすら眠っていました。<br /> 7:25 サンフランシスコ到着。<br /> さっそく国際線ターミナル行きのシャトルバス乗り場を目指しましたが、見つかったのも束の間、何と運行は9時からということで、結局国際線のチェックインカウンターの方へ出てしまいました。ここのカウンターも9時からの受付ということで、とりあえず近くの店で朝食をとることにしました。<br /> 受付時に荷物の再チェックと出国時の指紋採取の件を聞くと、今では入国カードで管理しているので、必要ないと言われました。実際にロビー内に入っても、人も機械も見当たりませんでした。お土産屋で最後の買い物をして、レッドカーペットクラブのラウンジで休憩。<br /> 12:10 NH007にてサンフランシスコから出発。<br /> 飛行機の中ではぐっすりと寝てしまったようです。<br />第9日目 平成20年9月10日(水)<br /> 15:10 成田空港到着。搭乗時間は約11時間。国内線の搭乗手続きをして、ラウンジで休憩。<br /> 18:10 ANA2155にて成田空港から出発。<br /> 19:45 千歳着。憧れのグランドキャニオン旅行もこれで終わり、再び通常の生活が待つ我が家へと車を走らせました。<br /><br />

グランドサークルを巡る旅

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2008/09/02 - 2008/09/10

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インコのキーちゃん

インコのキーちゃんさん

 昨年は海外の長い旅行を計画する機会がなかったので、今年こそは長年の憧れであったグランドキャニオンに行きたいと、冬の間から準備を進めていました。
パンフレットを調べていても、意外と希望した日程のツアーが少なかったので、結局全行程9日間のグランドサークルを巡る大自然の旅に落ち着きました。フライトはマイレージを利用し、現地合流の添乗員なしのツアーです。なかなか空席がなかったので、行きはバンクーバー経由、帰りはサンフランシスコ経由となりました。

第1日目 平成20年9月2日(火)
 千歳空港のチェックインカウンターで、ラスベガスまでの航空券と座席指定をしてもらいました。バンクーバー行きは777型機ではなく、767型機だったので、窓側2列席にしてもらいました。
 11:40 ANA1714にて千歳から出発。
 13:45 関空到着。国際線搭乗口へ移動。
 時間があるので、ラウンジで休息。搭乗口へ向かうと呼び出しがあり、宿泊先ホテルを聞かれました。何のためか分かりませんでしたが、アメリカへの入国が厳しいことが予想されました。ついでに米国入国カードをもらいました。旅行社の窓口では置いていないため、機内でもらってくださいと言われていたのです。
 17:25 AC036にて関空から出発。
 機内食の夕食は、スパゲティと白身魚のグラタン、サラダ、ロールケーキでした。そして、朝食はご飯と肉じゃが、フルーツでした。
 11:00 バンクーバー到着。搭乗時間は約9時間20分。
 入国カードにAC36、OSAKAよりと記入したところ、入国審査でAC544、バンクーバーよりと修正されました。税関書類も、家族2ではなく、その他1と書き直してくれました。考えてみると、アメリカに入国するのだから尤もなことでした。日本人乗客はたくさんいたものの、この便でアメリカに入国するのは我々だけで、全体でもわずかしかおらず、審査の人も手持ち無沙汰の様子で、事前情報による混雑とは大分違いました。それでも、指紋を取る機械がうまく作動せず、二人とも何度も指を押し付けてようやくOKが出ました。
 ロビーにはカナダの物産がいろいろあり、早くもお土産に小物入れを買うことにしました。カナダドルを持っていなかったので、クレジットカードの出番です。そして、時間があるのでメープルリーフラウンジに入りました。ここのラウンジは窓際に沿って横長のスペースで、この時間帯に利用する人はそれほど多くありませんでした。ここでクリームチキンスープと野菜サラダ、バナナを食べ、元気を取り戻しました。
 13:45 AC544にてバンクーバー出発。
 バンクーバーからラスベガス間は、荒涼とした荒地が続き、あちこちに白い塩湖が見られました。そして、荒々しい山肌が見えてきて、だんだんとグランドキャニオンに近づいていることが実感できました。
 機内では簡易な食事やアルコールを販売しており、毛布も有料のようでした。
 16:25 ラスベガス到着。搭乗時間は約3時間。
 ラスベガスの第二ターミナルは閑散とした感じで、気温は思ったほど暑くなかったのが第一印象でした。ホテルに向かうタクシーの車内からは、昼間のストリップの賑わいが楽しめました。まずはベネチアンのJTBデスクに寄り、ホテルのクーポン券と明日の集合についての説明を受けました。そしてストリップを走り、無事本日の宿泊場所であるルクソールに到着しました。
 チェックイン後部屋に向かいましたが、エレベーターの場所が分からず、カジノ内をうろうろして、係りの人に聞きながらようやくゴールインできました。
 このツアーは食事が付いていないので、とりあえず迷わないようにホテル内を探検し、簡単に食事ができる場所を見つけ、明朝の集合場所を確認しました。長い一日もこれで無事終了し、寝ることにしました。
 宿泊はラスベガスのルクソール
第2日目 平成20年9月3日(水)
 集合時間に指定された入口で待っていましたが、時間になっても誰も出てこないし添乗員も来ませんでした。待ち合わせ場所が違っているのだと思いつつ、動くこともできずに待っていると、時間が過ぎてようやく添乗員が現れ、場所が違っていると怒られました。案内されると、大型バスで31名のツアーということでした。恐らく他のツアー会社との共同企画なのでしょう。
出発しながら、このツアーの説明が始まりました。食事が付いていないので、まずは買い物の説明から始まりました。グランドサークル内では、昼食場所をはじめ、ホテルでも満足なレストランが無く、大勢でまとまって食事をするのが困難ということで、できるだけスーパーで買い物をして用意するように、ということでした。しかも、そのスーパーも限られた場所にしか無いので、2日分の買い物が必要になることもある、ということでした。このツアーが、食事無しであることの意味がようやく分かりかけてきました。
 そして、全走行距離は5日間で約2千キロとなり、日本列島を縦断する距離になるという説明でした。ラスベガスを出発すると、間もなく高速道路は周囲を荒野に囲まれた中の一本道となり、地層が剥き出しになった山肌を一日眺めることになりました。
 ユタ州のセントジョーンズのスーパーに寄り、本日の昼食、明日の朝食と昼食の買い物をしました。寿司もあったので、昼食に買って食べました。アメリカのスーパーは、サラダがトレイに詰め放題だったり、フルーツが食べ易いように切って詰めてあったりと、便利になっていました。その反面、当然ながら味付けや中身の説明は英語なので、訳も分からずに買うのみでした。
 まずはザイオン国立公園に到着しました。ここは渓谷の下から見る渓谷美、後から行くブライスキャニオンは上から見る渓谷美ということでした。
 シャトルバスに乗り換えて奥まで進む途中の切り立った断崖の豪快さ、美しさは素晴らしいものでした。そして、途中の崖にロッククライミングをする人の姿が豆粒のように張り付いているのが見られると、皆拍手と歓声をあげていました。
 その後、ブライスキャニオンに向かいました。ここは土柱が居並ぶ見事さと、色合いが美しい彫刻美を示していました。一しきり眺めを楽しんだ後、谷底まで約160m近くのつづら折の道を下り、また上がって渓谷の美しさを堪能しました。
 走行距離は約400km。ようやく本日のホテルに到着しました。そして夕食は収容人数が少ないため、時間を分けて別棟のレストランに入りました。メニューを見てもよく分からないので、同席した人と適当にパスタとサラダを注文して食べましたが、量が半端でないので、食べるのに苦労しました。旅の話で盛り上がり、明日からの行動が楽しみでした。
 夕食後ホテルまで歩きましたが、夜空は天の川もはっきりと見えるほど澄み渡った満天の星空で、その美しさに身震いするほどでした。このような美しい星空は生まれて初めての経験です。ここの場所が乾燥地帯であることと、標高が高いためであると思われました。
 宿泊はブライスキャニオン ロッジ
第3日目 平成20年9月4日(木)
 早朝に日の出を見に行きました。寒いとは聞いていましたが、やはりとても寒く、セーターや毛布を持参している人もいました。朝日に輝くブライスキャニオンもまた、美しい光景でした。
出発する道の横には、鹿の家族が草をついばんで見送ってくれました。リスもかわいい姿を見せてくれました。
 キャピトルリーフへの途中で、今回の最高地点を通過しました。ここは標高2,900mで、6月まで雪が残り、10月にはまた雪が降り出すということでした。グランドサークルは砂漠のような乾燥地帯と思っていましたが、雪が降るのは意外な感じでした。そして、S字カーブや危険な場所にもガードレールが無いのに驚きました。ガイドさんが崖から落ちないようにと、何度も注意していた意味が分かりました。
 途中のガソリンスタンドで軽い昼食とり、デッドホースポイントへ向かいました。ここはその昔、カウボーイが野生の馬を追い込んで元気のよい馬だけを捕まえるのに使っていたが、中には川に落ちて死ぬ馬もあったということで付いた名前のようです。荒々しい茶色の台地の中で、大きくカーブする川の岸辺に僅かに残る草原のグリーンが、目に染み込むように鮮やかに輝いて見えました。
 その後アーチーズ国立公園へ向かいました。ここは渓谷ではなく、残された岩がいろいろな形を見せてくれる、自然の芸術作品の展示場といったところです。
 公園に入ると、入り口付近にいろいろな名前のついた岩が林立していました。中でもパークアベニューは、ニューヨークの摩天楼を思わせるような岩が並んでいて、楽しそうな雰囲気が漂っていました。
 最初にバランスロックを訪ね、周囲を歩いて写真を撮りましたが、なかなかよいポーズがとれません。裏側から見る先端の岩は、マンボウのような顔かたちをしていました。さほど遠くない時期に、この岩も崩れるだろうということでした。
 次に向かったのはウインドウズという岩でした。ここは大きな岩盤の途中に大きな穴が二つ開いていて、遠くから見ると人の顔に見えるというものでした。その穴に近づくと、それは巨大な穴で、人はゴマ粒のようでした。
 そして最後はダブルアーチ。穴が開いているというよりは、正に今にも壊れそうな細いアーチが架かっているもので、近づいて初めてそのアーチが二つあることが分かりました。硬い地層と柔らかい地層が積み重なって削られた結果ではありますが、自然の絶妙な芸術作品と言えそうです。
 走行距離は約470km。モアブの市街地にあるホテルに到着。夕食は皆で近くのシティマーケットに買出しに行きました。ここにも寿司がありましたが、食べると水っぽく、お世辞にもおいしいとは言えませんでした。
 宿泊はモアブのベスト ウェスタン グリーンウェル イン
第4日目 平成20年9月5日(金)
 朝、再びアーチーズへ向かいました。公園に入り、パークアベニューやバランスロックを横目に見ながらデリケートアーチの駐車場へ。ここからは歩いてアーチを目指します。思った以上に高低差があり、岩盤の上を歩いたり、狭い通路を通って小一時間ほどでようやく目的地に着きました。
 そこは想像以上に見事な造形であり、正に神が創った姿かたちのようでした。皆しばし圧倒されたように立ち尽くし、見とれていました。デリケートアーチと言うだけあって、なぜここにあるのか、今にも滑り落ちそうな傾いた岩盤の上に載っており、ひ弱そうにくびれた両側の岩の柱に支えられて、天板の岩が辛うじて残っている感じでした。その危うい絶妙さが、何とも美しい形として目に写るのでしょうか。
 ビジターセンターでようやくお土産を買う時間がとれ、絵葉書やマグネットを買いました。もちろんデリケートアーチのものです。
 昼食は再びシティマーケットで買出しをして、バスの中で食べました。アメリカでファストフードが発達している意味が少し分かったような気がします。
 いよいよモニュメントバレーが近づいてきました。周囲は赤茶けた岩が多くなり、今までの連続した崖ではなく、孤立した岩が多くなってきました。遠くにモニュメントバレーの遠景が見えるようになり、ジョン・フォードポイントで一時停車して写真を撮りました。西部劇映画で見たことのあるような風景でした。
 走行距離は約250km。まずはホテルにチェックインし、そこから専用バスに乗り換えてバレーの中に入って行きました。ホテルからモニュメントのある平原まではかなりの高低差があり、谷もあって想像以上に起伏がありました。いくつかのポイントで写真を撮りましたが、今にも馬に乗ったジョン・ウェインが颯爽と現れたり、幌馬車が走り出したり、インディアンが飛び出したりしそうな風景でした。そしておまけ付きは、現地の人が引いてきた馬に跨り、カウボーイになった気分で写真を撮ってもらいました。
 ホテルの売店にはいろいろなお土産がありましたが、ほしかった先住民の織物はとても高価で手が出ないのであきらめました。
 宿泊はモニュメントバレーのグールディングス ロッジ 
第5日目 平成20年9月6日(土) 
 部屋からはモニュメントバレーの全景が見渡せました。そして、そのモニュメントから昇る日の出は、言葉にならないほど見事なものでした。空気が澄んでいることもあり、モニュメントのシルエットが素晴らしいこともあり、舞台が西部劇の世界であることもあって、これまでに見た最も美しい日の出でした。
 いよいよ最後の目的地へ向けて出発。途中、ナバホ族の居住跡を見に行きました。往復で小一時間ほど歩くと、対岸の洞窟の中にある岩や土で造った住居が見えました。その後ダムで有名なレイクパウエルに寄って小休止。
 昼食後、ジープに分乗してアンテロープキャニオンへ向かいました。道路は途中から砂の中を走るので、皆マスクやタオルで防塵対策をして、見られた姿ではありませんでした。
 ここは、先住民の女の子がアンテロープを追いかけて行って見つけた場所から、この名が付いたということです。狭い岩の隙間の中に入ると、砂の地層が赤く美しく輝き、削られた岩が美しい曲線を描き、隙間の上から差し込む光が光の束となって周囲を照らし、大自然の幻想的な世界が演出されていました。それとは対照的に狭い空間に大勢の人がひしめき、写真を撮りあってごった返していました。
 感動の余韻を残したまま、グランドキャニオンに向かいました。到着前から大平原を削るキャニオンの先端部が見え隠れして、期待に胸が膨らみました。
 まずはデザートビューポイントでグランドキャニオンと初対面。見渡す限りの断崖の連続に圧倒されました。よく見ると、川の本流と支流がそのままの形で渓谷を形成しており、断崖の途中に二段ほどの平面が残っているのが分かりました。これは、グランドキャニオンが一度に形成されたのではなく、二度ほど平穏期があったのだと思われました。
 走行距離は約400km。その後ホテルにチェックインし、夕日を見るためにマザーポイントへ行きました。さすがは世界最大の観光地、眺めのよいところは人で埋め尽くされていました。何とか場所を確保して、日の入りを楽しんだ後ヤバパイポイントまで歩き、シャトルバスでホテルまで戻りました。
 宿泊はグランドキャニオンのサンダーバード ロッジ
第6日目 平成20年9月7日(日)
 朝、日の出を見に行きました。グランドキャニオン全体は自然のままで、立ち入り禁止の柵もなく、道のすぐ脇はいきなり断崖絶壁となっています。ときどき落ちる人がいると、ガイドさんが言っていました。日本では考えられないことですが、自己責任のアメリカでは当然のことなのでしょう。
 朝食後、高低差350mのキャニオンの壁を降りました。狭い道ですが、柵も何もありません。途中のポイントで写真を撮りましたが、上から見下ろす景色と下から見上げる景色は違って見えました。
 帰りは上り坂なので、ゆっくりと歩きました。ミュールの一団が3組ほどすれ違いましたが、その都度崖側に避難してやり過ごしました。
 グランドキャニオンの絶景に満足して、ラスベガスに向けて出発。途中旧道となるルート66を走り、昔懐かしいお土産をたくさん売っている店に立ち寄りました。あとはひたすら高速道路を走って夕方ラスベガスに到着。走行距離は約180km。
 皆さんともここでお別れとなりました。ホテルにはJTBの係りの女性が待っていてくれて、ホテル内の案内や部屋についての説明をしてくれました。
 一通りの説明を受けた後、問題のあった初日の待ち合わせ場所についての説明をしました。やはりまだ聞いていなかったためか、かなり恐縮したようで、すぐに支店の人に連絡をとっていました。こちらとしては、今後のためと思って話しただけなのですが、会社側としてはかなり重要な問題として受け取ったらしいです。
 そのためか突然サービスが良くなり、夜の街の写真を撮ってくれたり、店の説明をしてくれたりしてくれました。「そうだ!忘れていた。パリスに申し込んだら、エッフェル塔の入場券が付いているのでは?」「エッ!それは申し込み時期やシーズンで違うと思いますよ。でも、確認してみましょう。」
 しばらくして、支店長さんがわざわざ入場券を持ってきてくれて、申し訳ないと誤っていました。JTBとすれば、これくらいのことで一件落着となれば安いものだったのではないでしょうか。係りの女性も言っていましたが、疑問等があれば兎に角言うことが大事なのだそうです。何もせずに帰国してしまえば、それまでのことになってしまうだけのことです。
 宿泊はパリス ラスベガス
第7日目 平成20年9月8日(月)
 久しぶりにゆっくりと寝ることができ、昼前になってバフェに朝食に行きました。朝から行列が出来ていましたが、程なく中に入ることができました。そして、これまた久しぶりにおかずを食べたような気がしました。ティーも2杯ほど飲み、さらにコーヒーやジュースも飲みました。体が水分を要求しているのがよく分かりました。
 食後、ガイドさんに教わった店に買い物に行きました。ここでお土産を買い、再びホテルに戻りました。今晩は寝ないでそのまま空港へ行くことにしたので、まず昼寝をすることにしたのです。そして、起きたのは薄暗くなった7時。
 1Fのケーキ屋で軽い夕食を食べ、エッフェル塔に昇りました。通路に写真屋がいて、カジノをバックに写真を撮らないかと迫ってきましたが、ノーノーと逃げるようにしてエレベーターで上に昇りました。展望台からの夜景の眺めは、点々と続く家の明かりが遠くまで広がり、飛行機の離発着も盛んで、ストリップのホテル群も圧倒的な存在感を示していました。そして、ベラッジオの噴水が始まると、塔が傾くのではないかと思うほど片側に人が集まり、上からのショーを楽しんでいました。とにかく360度、見渡す限り広い夜景でした。
 その後、ベラッジオに行き、地上からの噴水ショーを見ました。近くで見ると、音楽も楽しく、すばらしい芸術でした。
 宿泊はパリス ラスベガス
第8日目 平成20年9月9日(火)
 少し仮眠をして、朝3時にホテルを出発。ロビー横のカジノでは、まだまだ大勢の人が蠢いていました。空港に着いても、カウンターにはまだ係りの人が不在で、ベンチに数人の旅行者が座っているだけでした。やはり早朝だけあって、予想と違って混雑はほとんどない様子でした。仕方なく4時まで待つことにしました。
 受付が始まると、皆自動チェックイン機に誘導されましたので、係りの人にヘルプと言うと手伝ってくれました。途中でゴールドカードが見えたらしく、あわててビジネスクラスの受付へ案内してくれました。
 「Go through Narita ?」「need to pick up at San Francisco ?」「No! Narita」「Ok」と片言会話で、荷物が成田までスルーすることが確認できました。ところが、チケットはサンフランシスコまでしか発券されなかったので、どうするのか聞いたところ、SFO国際線カウンターでもらうことになると言われました。後で確認したところ、スターアライアンスではあっても、ラスベガスの発券機は全日空には対応していないようだ、とのことでした。
 早朝のため、出発ロビーの店はほとんど閉まっており、かろうじてラスベガスのチョコレートを買うことができました。
 6:00 UA1505にてラスベガスから出発。
ともかく無事にLVSを出発し、SFOに到着できました。この間1時間ほどはひたすら眠っていました。
 7:25 サンフランシスコ到着。
 さっそく国際線ターミナル行きのシャトルバス乗り場を目指しましたが、見つかったのも束の間、何と運行は9時からということで、結局国際線のチェックインカウンターの方へ出てしまいました。ここのカウンターも9時からの受付ということで、とりあえず近くの店で朝食をとることにしました。
 受付時に荷物の再チェックと出国時の指紋採取の件を聞くと、今では入国カードで管理しているので、必要ないと言われました。実際にロビー内に入っても、人も機械も見当たりませんでした。お土産屋で最後の買い物をして、レッドカーペットクラブのラウンジで休憩。
 12:10 NH007にてサンフランシスコから出発。
 飛行機の中ではぐっすりと寝てしまったようです。
第9日目 平成20年9月10日(水)
 15:10 成田空港到着。搭乗時間は約11時間。国内線の搭乗手続きをして、ラウンジで休憩。
 18:10 ANA2155にて成田空港から出発。
 19:45 千歳着。憧れのグランドキャニオン旅行もこれで終わり、再び通常の生活が待つ我が家へと車を走らせました。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
観光バス
航空会社
エアカナダ

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  • 関空にて<br />これから搭乗するエアカナダ機。

    関空にて
    これから搭乗するエアカナダ機。

  • バンクーバー空港のロビー内の売店にて。

    バンクーバー空港のロビー内の売店にて。

  • ラスベガス、ルクソールの室内は窓もピラミッドの斜面になっている。

    ラスベガス、ルクソールの室内は窓もピラミッドの斜面になっている。

  • ルクソール全体がピラミッドの中にあるので、壁面も斜めになっている。

    ルクソール全体がピラミッドの中にあるので、壁面も斜めになっている。

  • ルクソールの入り口。奥の方がカジノ。

    ルクソールの入り口。奥の方がカジノ。

  • ザイオン国立公園。白い岩山が印象的な司教の宮殿

    ザイオン国立公園。白い岩山が印象的な司教の宮殿

  • ザイオン国立公園内を走るシャトルバス

    ザイオン国立公園内を走るシャトルバス

  • ザイオン国立公園内の大岸壁の前で

    ザイオン国立公園内の大岸壁の前で

  • ブライスキャニオンへ行く途中のチェッカーボードメサ

    ブライスキャニオンへ行く途中のチェッカーボードメサ

  • ブライスキャニオン。赤と白の縞模様と、それが削られて残った土柱の景観がすばらしい。

    ブライスキャニオン。赤と白の縞模様と、それが削られて残った土柱の景観がすばらしい。

  • ブライスキャニオンにて

    ブライスキャニオンにて

  • ブライスキャニオン。つづら折の道を歩いて降りる。

    ブライスキャニオン。つづら折の道を歩いて降りる。

  • ブライスキャニオン。下から見上げると、削られた岩が林立している。

    ブライスキャニオン。下から見上げると、削られた岩が林立している。

  • ブライスキャニオン。狭い谷間に残った樹木。

    ブライスキャニオン。狭い谷間に残った樹木。

  • ブライスキャニオン。雷神のハンマーとスリーシスターズ。

    ブライスキャニオン。雷神のハンマーとスリーシスターズ。

  • ブライスキャニオンロッジのレストラン。サラダもとても食べきれないボリューム。

    ブライスキャニオンロッジのレストラン。サラダもとても食べきれないボリューム。

  • ブライスキャニオンの夜明け。かなり寒く、防寒対策が必要。

    ブライスキャニオンの夜明け。かなり寒く、防寒対策が必要。

  • ブライスキャニオンロッジの前で

    ブライスキャニオンロッジの前で

  • キャピトルリーフ。ビジターセンターから見たザ・キャッスル。

    キャピトルリーフ。ビジターセンターから見たザ・キャッスル。

  • デッドホースポイント

    デッドホースポイント

  • アーチーズ入り口にあるパークアベニュー。

    アーチーズ入り口にあるパークアベニュー。

  • アーチーズ。摩天楼のように岩が立ち並ぶパークアベニュー。

    アーチーズ。摩天楼のように岩が立ち並ぶパークアベニュー。

  • アーチーズ。バベルの塔。

    アーチーズ。バベルの塔。

  • アーチーズ。シープロック

    アーチーズ。シープロック

  • アーチーズ。岩の出来た様子を示した案内板。

    アーチーズ。岩の出来た様子を示した案内板。

  • アーチーズ。わずかなバランスで残っている不安定なバランスロック。

    アーチーズ。わずかなバランスで残っている不安定なバランスロック。

  • アーチーズ。バランスロックをよいしょ!

    アーチーズ。バランスロックをよいしょ!

  • アーチーズ。バランスロックの頭はマンボウが口を開けているように見える。

    アーチーズ。バランスロックの頭はマンボウが口を開けているように見える。

  • アーチーズ。ウィンドウズは人の顔のようだ。

    アーチーズ。ウィンドウズは人の顔のようだ。

  • アーチーズ。ウィンドウズの反対側にあるアーチ。

    アーチーズ。ウィンドウズの反対側にあるアーチ。

  • アーチーズ。ウィンドウズの眼はこんなに大きい。

    アーチーズ。ウィンドウズの眼はこんなに大きい。

  • アーチーズ。ダブルアーチにて。

    アーチーズ。ダブルアーチにて。

  • アーチーズ。下から見上げたダブルアーチ。

    アーチーズ。下から見上げたダブルアーチ。

  • モアブの宿舎。ベストウェスタングリーンウェルイン。

    モアブの宿舎。ベストウェスタングリーンウェルイン。

  • アーチーズ。デリケートアーチの脚部。

    アーチーズ。デリケートアーチの脚部。

  • アーチーズ。デリケートアーチを斜めから見ると、頭でっかちに見える。

    アーチーズ。デリケートアーチを斜めから見ると、頭でっかちに見える。

  • アーチーズ。デリケートアーチの威容。

    アーチーズ。デリケートアーチの威容。

  • アーチーズ。岩絵が残っている。

    アーチーズ。岩絵が残っている。

  • ジョンフォードポイントから望むモニュメンドバレー。

    ジョンフォードポイントから望むモニュメンドバレー。

  • モニュメンドバレー。先住民のおばちゃんが手織りの実演を見せてくれた。

    モニュメンドバレー。先住民のおばちゃんが手織りの実演を見せてくれた。

  • モニュメンドバレー。先住民の住宅前で。

    モニュメンドバレー。先住民の住宅前で。

  • モニュメントパレー。

    モニュメントパレー。

  • モニュメントパレー。後ろのモニユメントが両手の形をしている。

    モニュメントパレー。後ろのモニユメントが両手の形をしている。

  • モニュメントパレー。モニュメントがウェルカム・バレーを形どっている。

    モニュメントパレー。モニュメントがウェルカム・バレーを形どっている。

  • モニュメントパレー。ジョン・ウェインの気分になって。

    モニュメントパレー。ジョン・ウェインの気分になって。

  • モニュメントパレー。ジョン・ウェインの気分になって。

    モニュメントパレー。ジョン・ウェインの気分になって。

  • モニュメントパレー。今にもインディアンが現れそうな風景。

    モニュメントパレー。今にもインディアンが現れそうな風景。

  • モニュメントパレー。枯れ木のオブジェの間から見たモニュメント。

    モニュメントパレー。枯れ木のオブジェの間から見たモニュメント。

  • モニュメントバレー。親指の形のモニュメント。

    モニュメントバレー。親指の形のモニュメント。

  • モニュメントバレー。親指の付け根まで登って。

    モニュメントバレー。親指の付け根まで登って。

  • モニュメントバレー。親指の先端に輝く太陽。

    モニュメントバレー。親指の先端に輝く太陽。

  • モニュメントバレーの夜明け。

    モニュメントバレーの夜明け。

  • モニュメントバレー。岩山の麓にあるグールディングスロッジ。

    モニュメントバレー。岩山の麓にあるグールディングスロッジ。

  • アンテロープキャニオンの入り口。

    アンテロープキャニオンの入り口。

  • アンテロープキャニオン。神秘的な光が差し込む。

    アンテロープキャニオン。神秘的な光が差し込む。

  • アンテロープキャニオン。洞の中にある富士山?

    アンテロープキャニオン。洞の中にある富士山?

  • アンテロープキャニオン。洞の出口にて。

    アンテロープキャニオン。洞の出口にて。

  • グランドキャニオン。デザートビューからの眺め。

    グランドキャニオン。デザートビューからの眺め。

  • グランドキャニオン。デザートビューからの眺め。かすかにコロラド川が見える。

    グランドキャニオン。デザートビューからの眺め。かすかにコロラド川が見える。

  • グランドキャニオン。マザーポイントからの眺め。

    グランドキャニオン。マザーポイントからの眺め。

  • グランドキャニオン。サンダーバードロッジにて。

    グランドキャニオン。サンダーバードロッジにて。

  • グランドキャニオン。キャニオンの壁を一段降りて一休み。

    グランドキャニオン。キャニオンの壁を一段降りて一休み。

  • グランドキャニオン。下から見上げたキャニオンの壁。

    グランドキャニオン。下から見上げたキャニオンの壁。

  • グランドキャニオン。一段下がった場所の風景。

    グランドキャニオン。一段下がった場所の風景。

  • グランドキャニオン。壁を下るミュールの一団。

    グランドキャニオン。壁を下るミュールの一団。

  • グランドキャニオン。大渓谷の大空をゆうゆうと舞うワシ。

    グランドキャニオン。大渓谷の大空をゆうゆうと舞うワシ。

  • ルート66にて。お土産やさんといっしょに。

    ルート66にて。お土産やさんといっしょに。

  • ルート66にて。マリリンモンローと共に。

    ルート66にて。マリリンモンローと共に。

  • ルート66にて。星条旗がよく似合う古きよき通り。

    ルート66にて。星条旗がよく似合う古きよき通り。

  • ルート66にて。ジェームス・ディーンと共に。

    ルート66にて。ジェームス・ディーンと共に。

  • ルート66にて。運転手のロバート氏と共に。

    ルート66にて。運転手のロバート氏と共に。

  • ラスベガスにて。パリスラスベガスのエッフェル塔を背景に。斜めに撮ると全体が入ると教えられた。

    ラスベガスにて。パリスラスベガスのエッフェル塔を背景に。斜めに撮ると全体が入ると教えられた。

  • ラスベガスにて。パリスラスベガスのシンボル。

    ラスベガスにて。パリスラスベガスのシンボル。

  • ラスベガスにて。パリスラスベガスのカジノ。

    ラスベガスにて。パリスラスベガスのカジノ。

  • ラスベガスにて。パリスラスベガスのエッフェル塔からの夜景。

    ラスベガスにて。パリスラスベガスのエッフェル塔からの夜景。

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