子連れペルー　その３　～ついに念願のマチュピチュ遺跡へ～

2011/08/20 - 2011/08/27

2011年8月20日～8月27日　ペルー（リマ・クスコ・マチュピチュ）に旅行しました。
メンバーは私(35歳)妻(35歳)ちー(10歳♂)ぱる(7歳♀)の4人家族です。

表紙の写真は、マチュピチュをバックに家族４人で「はい、チーズ！」。

旅行会社：マックス・エー
ツアー名：世界遺産マチュピチュ観光付き★ペルー8日間

エリア マチュピチュ周辺(ペルー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 飛行機
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

8月23日、ペルー旅行4日目。
朝7：00、ツアー会社のワゴンで、マチュピチュ村行き列車の出発地、クスコの「ポロイ駅」に向かいます。

クスコ市街は周囲を丘に囲まれていますが、ポロイ駅は市街の北、車で20分くらい登った丘の上にあります。

改札直前のポロイ駅は、このとおり、混雑しています。

私たちが乗る列車は、日本人ツアーがよく乗る豪華な「ビスタドーム」ではなく、「エクスペディション」号。通称バックパッカー列車です。
日本人は１人もおらず、欧米人の特に若者が多いです。

7:30に改札が始まりました。
エクスペディション号は、日本ではあまり見なくなった、機関車が客車を引っ張るタイプの列車です。

車掌さんにきっぷを見せて、列車に乗車します。
Ａ〜Ｅ号車の５両編成。私たちはＣ号車です。

列車内は新しくゆったりとした作りで、天窓付き。
バックパッカー列車とはいえ、設備は申し分ありません。

しかし、残念ながら席が２人ずつで離れてしまいました。しかも４人全員、後ろ向きの座席（涙）。

列車内では、お菓子とドリンクの無料サービスがあります。

私はコカ茶をいただきました。コカ茶は日本に持ち込めないので、ペルーでしっかり味わっておかなきゃね。

さらに、クスコからマチュピチュまでの路線図が配られ、これがまた宝の地図っぽくて面白いのです。私たちだけでなく乗客のほとんどがこの地図をお土産として持ち帰っていました。

クスコのポロイ駅を出て１時間半。

オリャンタイタンボ駅が近づいてくると、ところどころインカの遺跡が車窓から見えます。

オリャンタイタンボ駅では周囲の住民がお土産を売りに来ます。
列車の窓を開けて値段交渉。
私たちの前の席のアメリカ人の女性は、カラフルなリュックをS/.40（約1200円）で買っていました。

11:20、定刻から30分遅れで列車はマチュピチュ村に着きました。
クスコから約120?を実に3時間半かかって到着です。
非常に山深い場所だから、列車が時間かかるのも仕方がないですね。

途中のオリャンタイタンボ駅から３日間かけて、トレッキングでマチュピチュまで来るツアーもあるとか…。

マチュピチュ村（旧アグアスカリエンテス村）は小さな村です。
村の端から端まで歩いて10分くらいです。

写真に写っている通りがメインストリートの「インカ・パチャクテック通り」で、私たちのホテルはこの坂を５分ほど登った村の端にあります。

早速ホテルに荷物を預けて、バスでマチュピチュ遺跡に向かいます。
バスは村からジグザグに坂を上り、15分ほどで遺跡の入り口に到着です。

この日の昼食はツアーに付いていました。
マチュピチュ遺跡入り口にある高級ホテル「サンクチュアリ・ロッジ」でのバイキング。

このツアー、泊まるホテルは安いホテルなのに、なぜか食事だけは高級ホテル（笑）。

ペルー風の味付けの洋風料理で、普通においしかったです。
ここにきて、インカコーラの味が癖になり、毎日飲んでいます。

食事後、いよいよマチュピチュ遺跡に入場です。
私たち家族４人に専属の英語ガイドさんがついて案内してくれました。

遺跡の入場口にはハイラム・ビンガムがマチュピチュを発見した記念碑とともに、発見以前に２つの家族がこの遺跡に住んでいたということが書いてある石碑があります。

入場口から左の階段を３〜４階分ほど登ると、絵葉書やテレビでおなじみの景色が広がります。

ここまで登るのが結構つらいのですが、待ちに待ったこの景色は、それ以上の感動がありました。
本当にテレビで観たそのものの景色がパノラマで広がっているのですから！

ガイドさんが「もっと景色の良い場所がある」とのことで、さらに少し歩きました。
遺跡全体が見渡せる場所です。

家族みんなで「ハイ、チーズ」！
この写真は、今年の年賀状に使おう…。

ガイドのマルコさんが、写真を使いながら遺跡の説明です。

遺跡はまず畑があって、さらに進んだここが、居住区への入り口です。
居住区への入り口はここ１か所しかありません。

遺跡には今は人は住んでおらず（当り前か！）、今はリャマが数頭、住んでいます。アルパカはいません。

居住区から「アンデネス」と呼ばれる段々畑の方角を見た写真です。

「太陽の神殿」と呼ばれる建物です。
ちょうど夏至の日と冬至の日に窓から光が入る構造になっていて、暦が測られていたと言われています。

水を貯めて使った鏡です。

インカ文明には文字がなく、車輪も無かった文明だそうですが、マチュピチュには面白い知恵の建造物がたくさんあります。

遺跡の一番高い所にある「インティワタナ」。太陽をつなぎ止める石、という意味だそうです。
パワースポットであり、石に手をかざして写真を撮るのが定番だそうですが、貴重な世界遺産であり石に手を触れるのは禁止だそうです。

マチュピチュ遺跡は広く、一回り観光するのに２〜３時間かかってしまいます。最初は楽しそうだった子供たちもだんだん飽きてきて…。

さて、次の旅行記では、マチュピチュ村に戻り、温泉に入ります。
http://4travel.jp/traveler/keiichi_izu/album/10598565/