2011/06/13 - 2011/06/19
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キリさんですさん
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昨年、オードリヘップバーンの「ローマの休日」のロケ地を一人旅で散策し感動したので、もう一度あの感激を味わいたく今回は多くの名画の舞台となっているパリに行ってきました。
ヘップバーンの「昼下がり情事」の舞台となったリッツホテル近辺、「アメリ」「ムーランルージュ」のモンマルトル地区「BEFORE SUNSET」で印象的だったサンルイ島近辺、「モンパルナスの灯」のVavin駅近辺を散策してきました。青春時代に胸をときめかせた映画のロケ地を見て最近すっかりご無沙汰している「愛」を思い出すことが出来たのが最大の収穫でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シャルルドゴール空港からRER−B線に乗り市内へ向かっています。
昨年のローマの時は乗り間違えたので今回は慎重に確認して乗車。
RERは治安が悪いとの噂でしたが、女性客も多く比較的安心して乗っていられました。 -
ダンフェール・ロシュロー駅でメトロ6号線に乗り換え今回宿泊するルクルプホテルに到着しました。
ホテルはルクルプ駅から徒歩で1分のところにあり一人旅には最適のホテルでした。まずは無事到着したことを祝し近くのスーパでビールとツマミを買ってきて一人で乾杯しました。 -
翌朝は8時にホテルを出発し、駅員に「アン・カルネ・スイルブ・プレ」と声をかけたが券売機で買えとのこと。「折角覚えたフランス語なのにのに優しさが足りないな」とブツブツ言いながらチケットを購入。メトロ6号線で終点のシャルル・ ドゴール・エトワール駅に行きました。 駅の外に出ると私の到着を祝福するかのように目の前に青空をバックにした凱旋門がそびえ立っていました。(あとで良く見たら曇り空でした)
今回のパリ街歩きのスタート地点はパリのシンボルである凱旋門からにします。 -
この道がシャンゼリゼ通りです。 朝早いので人通りは少ないので「オーシャンゼリゼ」と小さな声で唄いながら歩き始めました。
涼しくて爽やかで気分爽快です。
一人旅で最もウキウキする楽しい瞬間です。 -
右側にカフェ「ル・フーケッツ」が見えてきました。
映画「凱旋門」でシャルル・ポワイエが親友と再会を誓い合ったカフェですね。まだ朝早いので、ここでコーヒーを飲むのは明日以降の楽しみにして先に行きます。 -
シャンゼリゼ通りが思ったよりも交通量が多いのでセーヌ河沿いの道を歩くことにしました。 そろそろフランス語での挨拶の練習をしてみます。
すれ違う人に「ボンジュール」と声をかけると必ず返事がきたので安心しました。今回も順調なスタートが切れそうです。アレクサンドル3世橋が見えてきたので橋を渡ってシャンゼリゼ通りの方へ戻ります。 -
プチバレです。
1900年のパリ万博博覧会のために建てられ小さな宮殿「プチパレ」と呼ばれて当初は美術展示会場でしたが今は美術館です。大規模な改装が行われたばかりなので内部が綺麗で優雅な気分で鑑賞できました。 -
道路を挟んで反対側にグランパレがあります。
プチパレと同様にパリ万博博覧会のために建てられたが今は科学技術博物館と企画展の会場である国立ギャラリイー、大ホールが入っているそうです。
建物自体はこちらの方が堂々としており見応えがありました。 -
シャンゼリゼ通りに戻り東方向に歩くと、すぐにコンコルド広場に到着しました。ローマでも感じましたが地図で見ているよりも思ったよりも狭いのに驚きます。 ここで左折してマドレーヌ教会の方向へ行きます。
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この建物がマドレーヌ教会です。 高さ20メートルのコリント式円柱に囲まれた外観が印象的です。 パリ内では唯一の古代ギリシャ風の教会だそうです。
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マドレーヌ教会から今回の目的地の一つであるリッツホテルがわからず、いよいよ会話の本番スタートです。ボンジュールと二人連れの上品な婦人に挨拶したところボンジュールと笑顔で返事が返ってきたので「スイル ヴ プレ ウ エ オテルリッツ」とたどたどしいフランス語を繰り返していたら笑い出して、ヴァンドーム広場の塔が見えるところまで案内してくれました。
何となく気に入られた雰囲気だったので一緒に写真を撮りました。 -
ここがリッツホテル前です。ヘップバーンがチェロを抱えて白いショールを首に巻いてこの入口を入っていく場面を思い出します。
あの可愛らしいヘップバーンも今はこの世にいないのだなと感傷的な気分になりました。 -
オペラ座です。 この劇場を舞台にした「オペラ座の怪人」も忘れられない映画ですね。リハーサル中でしたので入場はパスしました。
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オペラ座の目の前の「カフェ ド ラペ」で一休みします。
パリの名所400選にも選ばれた老舗のカフェです。
パリのオペラ座の目の前でエスプレッソを飲めるなんて夢のようです。 -
続いてパレ・ロワイヤルです。 この回廊のカフェでデムーランの演説がバスチーユ監獄襲撃の引き金になったと言われている場所です。
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17世紀の古典劇を中心に公演しているコメディー・フランセーズです。
1680年に創立されたフランス戯曲の殿堂だそうです。 -
ご存じルーブル美術館です。 観光客が長蛇の列で並んでいたので翌々日に観光客が少ない時間帯に来てジックリと見学しました。この辺りが個人旅行の良いところです。
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カルーセル凱旋門です。
ナポレオン1世により1805年に戦勝を記念して建てられたそうです。
ルーヴル宮の西側にそびえ立っています。 -
クチコミに載っていたPAULを見つけたのでパンとコーラを買い近くのチュイルリー庭園でランチタイムとします。
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チュイルリー庭園内でかなりの人が同じようにパンを食べているので気楽に並んで食べることが出来ました。レストランで緊張して食べるより、青空の下でこのように気楽に食べるほうが私は好きです。
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ランチ後は再びセーヌ川沿いを歩きポンヌフに着きました。
シテ島に渡る前にパリ市庁舎とサンジャック塔を見ることにして、ポンヌフは渡らずに、そのままセーヌ川の右岸を歩くことにしました。 -
パスカルの実験場として有名なサン・ジャック塔です。
元々は教会だったそうですが革命期に破壊され付属の鐘楼のみが焼け残ったようです。 -
パリ市庁舎です。とても市庁舎とは思えない素晴らしい建物です。
長さ110メートル、幅85メートルの壮大な建物は実物を見ると圧倒されます。 -
いよいよパリ発祥の地のシテ島に渡ります。
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ノートルダム大聖堂です。この大聖堂はドイツ軍がパリを撤退する直前にドイツ軍上層部の判断で爆破の命令が下されたそうです。しかし命令を受けた兵士が自分の命を懸けて命令に背き爆破の釦を押さないで歴史的な建造物を守ったそうです。私は何故かこのように馬鹿な上長の命令に従わずに頑張った人物が好きです。折角残してくれた大聖堂なので後日4時間も掛けて隅々まで見学してきました。
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大聖堂の裏手の橋を渡りサン・ルイ島へ行きます。
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サンルイ島に渡ったところにある居酒屋風のレストランがありましたのでここでワインと簡単なつまみを食べて休憩しました。
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今日のセーヌ河沿いの街歩きのゴール地点のヘンリー4世ポートです。
映画「Before Sunset」はウイーンで愛し合った二人が9年ぶりに再会し2時間程で再び別れるまでのせつない愛のストーリですが。 この船着き場の場面が妙に印象が深く、この場所を本日のゴール地点とさせていただきます。 -
帰りはセーヌ河を離れ南方向に向かいカルチェラタン経由でモンパルナスへ帰ることにします。途中にあったソルボンヌです。
ソルボンヌとはパリ大学の旧文学部と旧人文科学部の総称だそうです。 -
やはり途中にあったパンテオンです。
元々はルイ15世が建てた教会でしたが、現在は70人の偉人が眠る霊廊だそうです。 -
夕食はクチコミに掲載されていたクレープリード・ジョスランという名のエドガーギネ近くのクレープ店で噂のクレープとビールですませました。
日本語メニューもあり気楽に食べれる店でした。 -
やっとモンパルナス駅に到着です。
駅前に建っているモンパルナス・タワーです。
夜9時を過ぎているのに未だ明るいのに驚きました。
今日は歩き疲れたので、早めにホテルに戻り寝ることにします。 -
翌日は好きな映画のロケ地があるモンマルトルへ行きました。
メトロで6号線、2号線を使いアンヴェールの駅に行き、サクレ・クール大聖堂に向かって歩いて登っているところです。 -
大聖堂の前から見たパリの街です。
遠くにモンパルナスタワーが見えます。 -
サン・ピエール・ド・モンマルトル教会です。
1133年に建てられたパリ最古の教会の一つだそうです。 -
似顔絵描きと観光客で賑わう観光名所のテルトル広場です。
朝早いので観光客も少なく、ひっそりとしていました。 -
エディエットピアフも熱唱したシャンソニエのオ・ラン・アジルです。
今晩来ようと思い駅からの道を何度も確認しておきました。
9時からのショーに来てみましたが、やはり生のシャンソンは聞きごたえはありました。 但し漫談の方はサッパリわからず廻りの人の笑うタイミングを合わせるのに苦労しました。 -
風車が目印になっている「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」です。
ルノアールの絵画で有名ですね。古き良き時代には芸術家たちが通ったダンスホールで当時は一世を風靡したそうです。今はレストランになっていました。 -
カフェで休憩している時に店員にゴッホが弟と住んでいた家はどこですかと聞いていると隣の女性がニコニコして話しかけてきました。 オランダ人のゴッホのことをなぜ日本人が興味があるのか聞いてきました。 笑顔の素敵なオランダ女性でゴッホの話で結構盛り上がりました。
これからオランダに帰るのでもう使わないとのことでフランス語の地図をプレゼントされました。 その後有効に使わせてもらいました。 -
ここがアメリの働いていた「レ・ドウ・ムーラン」です。
早速クレームブリュレのカラメルをスプーンの背で割ってみました。
店員が何が面白いのか笑ってました。 -
店内にアメリの写真が飾ってありました。
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モンマルトルの最後は若い劇作家とナンバーワン踊り子の激しい愛の舞台となった「ムーランルージュ」です
ニコールキッドマンの演技が目に浮かびます。
今回の一人旅で目的とした映画のロケ地めぐりはこれで終了とします。 -
翌日からは朝は近くのこのリュクサンブル公園の散歩。午前中に美術館に行き名画を鑑賞しホテルで休憩。 観光客の少なくなる時間から歴史的な建造物の見学。 まさに夢のような1週間を過ごしてきました。
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このカフェはモディリアーニ、トロッキー、レーニン等が常連だった「ラ・ロトンド」という名の老舗カフェです。 リュクセンブルグ公園に散歩に行った時はいつもここで休憩していました。
(この近辺が「モンパルナスの灯」のロケ地です) -
愛をテーマにした映画のロケ地のパリを散策しスクリーンで感動した当時の自分にタイムトリップしてきました。
忘れかけていた愛の素晴らしさを思い出させてくれたパリの街とノートルダム大聖堂を命をかけて爆破せずに守ってくれた兵士に感謝して今回の旅も終わりとします。
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