済州島ふたつの世界遺産めぐり【１】　(Juju, Korea)

2010/04/28 - 2010/04/28

今回はゴールデンウィークを利用して、韓国の済州島にでかけることにした。韓国の観光は９５年のソウル以来。

ゴールデンウィークを一日早だしし、４月２８日から２泊３日のツアーに参加。初めて海外のパックツアーに申し込んだ。２００６年〜０８年まで欧州に単身赴任していたので、妻との海外旅行もこれが５年ぶりとなった。

済州島は韓流ドラマのロケ地として有名で、パックツアーにもこのロケ地を含んだものが多かったが、あえてそれを避けて２つの世界遺産をめぐるツアーに申し込んだ。

フライトの都合で、午後に名古屋を出て、翌々日の朝に済州島を出発するため、実質の観光は１日しかないのが少し残念だった。


ツアーはJTBのマイセレクトで、オプションの世界遺産ツアーを選択。ホテルは旧済州のラマダホテル。

現地について判明したのは、このツアーを選んだのは我々だけで、なんとツアーガイドとタクシー・運転手が専属についてくれることに。とてもラッキー。

そういえば、以前台湾に行ったときも、現地で申し込んだツアーは我々だけで、ガイドが専属についてくれた。我々のツアーの選定がマイナーなのが要因かも・・・

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

済州島悪天候のため、飛行機の名古屋発が遅れ、到着は１７:３０頃。ほとんど観光する時間がないが、済州島が経度的に日本よりやや西に位置するため、若干日の入りが遅い。

折角なので、宿泊先のラマダプラザ済州にチェックインしてすぐに、海岸沿いを散策。

幸い、観光ポイントの一つ龍頭岸は徒歩範囲内。

【ラマダプラザ済州】

今日は、風が強く、海は荒れている。飛行機が遅れた理由はこの風だったのだろう。

海岸沿いには、水槽を備えた魚料理店が立ち並ぶ。ただ、どの店にも人がはいっておらず、前を歩く人もいないのは奇妙。なんだか、秋の海岸沿いのような寂しさ。

いろいろな魚が水槽の中に。

典型的な魚料理店

少し歩くと、崖をつないだつり橋にさしかかる。後でわかったのだが、ここも観光ポイントの一つで「龍淵」という。どうやらこの崖下で海女さんが漁を行うらしい。

ここから、淵を望む。

海側を望む。

つり橋の上。

この崖下あたりで漁が行われるようだ。魚が泳いでいるのがみえる。

入り江

夕日の海。もともとは、夕日のきれいな紗羅峰（サラボン）という小山に行くつもりだったが、ガイドさんが、龍頭岩からの夕日もきれいだというので、行き先を変えた。

魚料理屋が立ち並ぶ海沿いの通り

済州島のシンボル「トルハルバン」が車止めに使われているのがおもしろい。

目的の龍頭岩。龍が海中から頭をもたげているように見えるため、名づけられた。

この岩は、漢拏山の白鹿潭に住む竜が勝手に海に出ようとしたところ天帝の怒りに触れ、石にされたという伝説がある。

見る角度を変えるとどうしてもラマダホテルが入ってしまうと観光客の不興を買っている。

なぜか人魚像がたたずむ。みなここで記念撮影をしていた。もちろん我々も・・・

鮮やかな夕暮れを待ったが、今日は雲がかかっていて空が赤くなることはなかった。

ひっきりなしに飛行機が近くの飛行場に着陸する。

龍淵と龍頭岩の案内表示。船の前の鵜飼の鵜のように見えるのが、海女さん。

次に、旧市街の東門市場に向かう。

途中にあったのが、済州牧官衛。１９９１年・９２年に行われた発掘調査で確認された遺跡で、建物は１９９９年に復元された。その中で、外門の前にある観徳亭だけは、復元したものではなく、現存する島内最古の建物。１４４８年に地方官吏が青少年の訓練場として建てたもの。

夜のライトアップが始まろうとしていた。

観徳というのうは、一生懸命弓を習えば、徳を磨くことができるという故事にならってつけたもの。

【済州牧官衛　観徳亭】

【外大門】

東門市場には、地下街を通っていった。ちょっとひなびた感じの地元の人向けの商店街。

東門市場は、済州市民の台所を支える場所。済州島特産のデコポンなど、柑橘類が沢山並んでいる。

ためしにデコポンを買ったが、一個２５０円もするのに驚いた。後でいろいろなところで見かけたが、この値段は普通らしい。高級な果物であることがわかった。

【東門市場】

角をまわると、今度は魚屋が並ぶ。これは、済州島名物の太刀魚。

今日は、ツアーの夕食はついていなかったので、適当に食事の場所を探す。結構歩いたが、なかなか観光客である我々がふらっと入れる店がない。なにせ、英語も日本語も表記のない店がほとんど。

そのうち、誰もお客の入っていない店を覗いていたら、その店の奥さんが日本語と英語のメニューをもって外まで追っかけてきた。とりあえずおなかがすいていたので、そのまま説得されて入店。

メニューを見たら、刺身はとんでもなく高い。リーズナブルな値段のあわび粥とチジミを注文。

韓国料理はいつもナムルがついてくるのがうれしい。キムチをはじめとしたこの前菜だけでご飯が結構食べれる。

あわび粥には、それほど目立った大きさの鮑が入っておらず、かけらがそこそこに。でも味は結構おいしかった。

この旅行記へのコメント （2）

• ちゃむたさん 2010/05/27 13:37:28

  はじめまして♪

  にゃんともキュートなにゃんこのプロフに惹かれてお邪魔しました♪
  
  チェジュ、私も昨年行ったのですが世界遺産なる場所へは行かず（時間も無かったので）ひたすら食べて、ぶらぶらしてただけでした(*^。^*)
  
  次回行けたら、ロケ地巡りや世界遺産巡りをしたいなぁ〜と思っています♪
  
  市場の食堂、“刺身が高かった”とありましたが…もしかしたら、私達が行った『ふたこ食堂』のように、刺身を注文すると馬鹿みたいに次から次へとこれでもか、これでもか！と付属の料理が運ばれてくるスタイルなのかも？！ちょっと気になりますね〜(^_^;)
  …あれは、とても食べ切れませんがいい経験になりました(笑)
  
  続きも読ませていただきま〜す♪
  
  
  ちゃむた

  hirootaniさん からの返信 2010/06/06 17:20:59

  RE: はじめまして♪

  ちゃむたさん、はじめまして。
  
  コメントありがとうございました。
  
  ２週間ほど海外出張をしていたので、返信が遅れてしまいました。
  
  韓国の食べ歩きいいですよね。今回は、ツアーのお仕着せの料理が主体だったので、あまり冒険ができませんでしたが、次回は是非挑戦したいと思っています。韓国料理はほんとうに日本人にも合いますよね。次は釜山にいきたいと思っています。
  
  今後もよろしくお願いします。
  
  
  hirootani