2011 クロアチア　初夏の風を感じて ＜3＞ スプリット

2011/05/16 - 2011/05/19

ドゥブロブニクから長距離バスに乗って４時間３０分。
スプリットに到着。
スプリットはザグレブに次ぐクロアチア第２の都市です。

スプリットの旧市街にはローマ時代の宮殿遺跡（世界遺産）があります。

エリア スプリット(クロアチア)

ドゥブロブニクからスプリットまで海岸沿いの道をバスは走ります。
途中、ボスニア・ヘルチェコビナを通過。
検問があり乗り込んで来た係員にパスポートを提示します。

国境って日本にいると感じないことですが、
ヨーロッパを旅していると国境線ってあるんだなぁ〜って。

あいにくの雲り空

お天気だったら海岸沿いの風景きれいだったろうな。

バスは途中２回の休憩をはさみ
北へ北へとひた走ります。

夕方にスプリットのバスターミナルに到着

スプリットでの夕食

牛肉のカルパッチョ（バルサミコ酢とチーズがたっぷりかかっている）
とチキンのクリーム煮がおいしかった。
パスタは残念。。

ディオクレティアヌス宮殿

←３世紀初頭の宮殿の様子（再現図）

夕食の後にペリスティル（宮殿の中庭）を散策

コリント式の列柱が美しい中庭

さすがローマの建築技術！

当時の立派な宮殿の様子を想像しながら散歩。

大聖堂と鐘楼

朝食を食べたら青空市場を見に出掛けます。

イチゴは身がしっかりしていて酸味が強かったです。

小雨が降って気温が下がっています。
なので今日は青空でない青空市場です。

真っ赤な果実が山盛り！

山盛りのストロベリーとチェリー♪

ここでチーズ買いました。

味見させてもらいました。
素朴なやさしい味がするチーズでした。
安かったです。
（値段が思い出せない。。）

近所に住んでいたら毎日買いに来たいくらい。

城壁の北にある「金の門」

門の上の飾り

鬼みたいな彫刻です。
やっぱり魔除けみたいな意味なのでしょうか？

グルグールの像

足の親指をさわって願い事をする人で
親指がピカピカです。

西にある「鉄の門」

門の前はナノドニ広場

ここにはレストランやカフェがあり賑わっています。

ディオクレティアヌス帝（244年〜311年）

284年ローマ皇帝となる
305年に退位してから6年間この宮殿で余生を過ごす

宮殿地下

天井の高い、広い空間です。

皇帝住居は残っていないので、同じ構造をしていたとみられる地下部分を見学します。

宮殿地下のお土産屋さんストリート

お土産物屋さん

ロバ３頭、連れて帰ります！

わずかに残っている地上部分

中庭にローマ時代の衛兵に扮した人がいました。

ちょうど、ここが玄関入口部分で
とってもいい写真スポットなんですけど、
工事中で残念でした。

前庭

皇帝住居の玄関広間だった場所

大聖堂の鐘楼が見える

ここにはクラパ（男性アカペラ合唱）を歌っているグループがいました。

この場所は音響がいいそうです。
いい歌声でした。

こちらは「銀の門」

宮殿東側の門です。

青空市場はこの門から出てすぐの所でした。

大聖堂と鐘楼

大聖堂／もともとはディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたもの。
８世紀にキリスト教の聖堂につくりかえられた。

鐘楼は１３〜１４世紀にかけて建てられた。

朝いちばんで鐘楼に登る。

鉄製の階段が足下がすけてみえるので結構怖かった。

気持ちのいい朝の風景が広がっていました

スプリットの港が見渡せます。

北の方

スプリット港

今晩この港からイタリアのアンコーナに渡ります。

８角形の所まで登りました！

洗礼室入口

台の上には黒い石でできているスフィンクス
皇帝がエジプト遠征の際持ち帰ったもの
とっても古そう

洗礼室内部

元はディオクレティアヌスによりユピテル神に捧げられた神殿でした。
後に大聖堂の洗礼室に改装されたもの。

中に置かれている聖ヨハネ像は
グルグールと同じ彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチの作

クロアチア王が彫られた洗礼盤

ランチはここで

ここは宮殿の近くにある旧硫黄温泉

１８世紀のアールヌーヴォー建築です

建物の正面には何かを嘆いているような
彫刻の女性が四体

不思議な感じです。

観光客が写真を撮ってます。

プロムナードのカフェにて

港と行き交う人を眺めながらのんびり。

気持ちのよいプロムナードです。

ここは宮殿の南側でローマ時代は海だった部分です。

スプリットは想像していた以上にいい街でした。

だんだんと日が傾いてきました。

もうすぐクロアチアとお別れです。

マルコ・ポーロ号に乗り込みクロアチアを後にします。

宮殿が遠ざかって行きます。

だんだんスプリットの街が小さくなって行きます。

夜の船出って、どうにも寂しさがこみ上げてくる。

さようなら、クロアチア。


最後までお読みいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （4）

• ももであさん 2012/06/09 07:09:20

  出世頭

  haruさん、おはようございます。
  
  スプリット、良いですね♪
  
  イタリア、ギリシャに続き、アドリア海シリーズで次回クロアチアへ
  行ってみたいと思っているので、とても参考になります。
  
  ディオクレティアヌスさん。　奴隷からローマ皇帝まで駆け上がる
  とは、もしかしたら人類史上最高の出世頭かも知れませんね。
  
  ローマ帝国統一という偉業を成し遂げた一方で、キリスト教を弾圧
  するという、なんだか寂しい人にも思えます。
  
  そんなにっくきディオクレティアヌスさんの聖廟に、これまた他民族
  に追われたキリスト教の民衆が逃げ込み、キリスト教の大聖堂を
  造ったというのには、とても不思議な因縁を感じます。
  
  是非行って、実際の雰囲気を感じたいと思います。
  
  ももであ

  haruさん からの返信 2012/06/11 01:40:06

  ギリシャ

  ももであさん
  　
  こんばんは！
  
  スプリット、フヴァル島への中継地点くらいにしか考えていませんでした。
  でも行ってみたら、なかなか面白くごちゃついていて、今ではお気に入りの町のひとつです。
  スプリット、ももであさんにも気に入ってもらえるとうれしいです。
  
  ももであさんのギリシャの旅行記、興味深く拝見しています。
  You Tube 『誰も知らないギリシャ』かっこいいですね！！
  最後の一枚のカメラを構えていらっしゃるのはももであさんでしょうか？
  
  ちなみにギリシャ、考古学博物館が私のお気に入りスポットです。
  まだ、日本にJリーグがなっかった頃の話です。
  初めてヨーロッパに飛んだ時、第一日目の宿泊がアテネでした。
  シンタグマ広場に近いホテルだったのですが、
  折しもギリシャがサッカーワールドカップへの出場を決めた夜で、
  爆竹やクラクションを鳴らす音で広場は一晩中えらい騒ぎでした。
  ものすご〜く眠いのに眠れなかったアテネの夜、忘れられません。
  
  ポセイドン神殿で地中海の海の碧を見てから地中海の虜になった気がします。
  コートダジュールからギリシャ間、好きです。
  いつかケファロニア島に行ってみたいと思っています。
  どうも自分、島好きのようです（＾o＾）
  これからも地中海に通ってしまいそうです。
  
  『誰も知らないギリシャ』続きを楽しみにしています。
  
  haru
  
  
  

• norisaさん 2012/03/17 06:43:42

  おはようございます！

  haruさん、
  
  おはようござます。
  お久しぶり？です。
  クロアチアの続きの旅行記拝見しました。
  相変わらず画像が美しいですね。いずれ行きたいところです。
  またよろしくお願いします！
  
  norisa

  haruさん からの返信 2012/03/17 15:41:00

  RE: おはようございます！

  norisaさん
  
  こんにちは〜♪
  いつもありがとうございます。
  
  写真にはUPしていませんが、震災について
  親しくなったクロアチアの青年（一見コワモテ）には
  「みんなとっても日本の事を心配しているよ！」とエールをもらいました。
  フェリーターミナルの出国審査の係の女性達に
  「ツナミ大変だったわね。何人亡くなったの？」と聞かれ
  「２万人くらい。。」と言ったら顔色をなくして悲しんでくれました。
  みんなこころねのやさしい人たちです。
  
  アドリア海は本当にきれいだし、シーフードも美味しいです♪
  是非、クロアチアご旅行なさってください。
  
  近日中に『クロアチア／クルカ国立公園』UPの予定です。
  
  こちらこそ〜これからもよろしくお願いします（＾▽＾）／
  
  haru