2011/04/14 - 2011/04/14
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ハナママゴンさん
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イースター前にドイツの親戚宅に滞在した際、ヘッセン州にあるBuedingen という町にドライブに連れて行ってもらいました。
列車だと、ゲルンハウゼンから15分。ビューディンゲンという地名はあちこちにあるようですが、Buedingen (Oberhess) というのがそうです。
町の名物は、何とカエル。カラフルなカエルをあちこちで見かけました。小さなお城と、教会と、木組みの家並。観光客も少なそうな、静かな落ち着いた町でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
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旧市街の外に車をおいて、Muehltorbruecke (Mill Gate Bridge) を渡って旧市街に入ります。
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北のMarktplatz (Market Square) へと続く通り、Altstadt。
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東に延びる横道の Schlossgasse。
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歩いて来た道を振り返ったところ。
突き当たりにある石造りの建物は Steinernes Haus。
Ysenburg の伯爵ヨハン5世の町の住居として1510年から1511年にかけて建造されたものです。
張り出し窓は1544年に、その尖塔のような屋根は1998年に付け加えられました。 -
南北に延びる Altstadt の、西側に並ぶ店。
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こちらは東側。
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東に延びる路地。
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Steinernes Haus からずいぶん来ました。Marktplatz はすぐです。
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Marktplatz です。
イースター・エッグで飾られた噴水がありました。 -
Altstadt 通りと Marktplatz の角に、ツーリスト・インフォメーション。
www.buedingen-touristik.de -
その壁に、カエル。
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Schloss Buedingen (Buedingen Castle)を探してウロウロ。
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路地。
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Schlossplatz (Castle Square)。
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またカエル。
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城の中庭への入口にも、カエル。
『ビューディンゲンのカエルのおはなし』①
1522年、ビューディンゲンのアントン伯爵は結婚し、新妻とビューディンゲン城に住むことになった。ところが新妻は、城を囲む堀に住む何百というカエルの鳴き声がうるさくて眠れない、離婚すると言い出す。(伯爵はこの城で育ったので、カエルの鳴き声に慣れっこになってしまっていた。)
(つづく) -
国旗模様のカエルでした。日本の国旗もあったので嬉しい。
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入口、左手の風景。
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こちらは右側。
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お城の中庭。
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お城は現在、ホテルになっていました。
博物館があるようなので入口を探しましたが見つからず。時間もあまりなかったので、引き揚げることに。 -
これは、インフォメーションでもらったパンフレットからコピーした写真です。
お城は上から見ると、こんな風になっているようです。 -
中庭への入口(そして出口)を、内側から見たところ。
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路地。
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お店のショーウィンドーの左上にご注目。
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またカエル。
『ビューディンゲンのカエルのおはなし』②
そこで「すべてのカエルを捕まえるべし」という命令が出され、町中の人々はカエル狩りに駆り出された。人々の働きによりすべてのカエルが捕らえられ、広場に山と詰まれた。が、問題はその処分。誰もカエルの大量処分などしたくなかったのだ。町のお偉方は頭を突き合わせて考えあぐね、とうとう素晴らしい案がひらめいた。町の南を流れる川にカエルを放り込み、溺死させるというものである。
(つづく) -
小ぎれいな家並。
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旧市街側から見たJerusalemer Tor (Jerusalem Gate)。
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外側から見たところ。
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横から見たところ。反対側に顔を向けると、
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Roter Turm (Red Tower、手前) と Gruener Turm (Green Tower、奥)が見えます。
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門の外側にあるのは、Vorstadt。比較的新しい、調和のとれた家並みが続きます。
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またカエル。
『ビューディンゲンのカエルのおはなし』③
計画は大成功。その後またカエルの鳴き声が聞こえるようになっても、人々は「あれは隣町へと流れていく生き残った数匹の鳴き声さ」と気に留めなかった。町のお偉方は計画の素晴らしさを誇りに思い、町の記録に書き記した。町は「ドイツで最も美しく、しかもカエルのいない我が町」を自慢するようになった。以来町の人々は、近隣の町から『ビューディンゲンのカエル』と呼ばれるようになった。
(終) -
Altstadt に戻ってきて、左手のレストラン "Bleffe" にランチに入りました。
右上隅の飾り看板にご注目。 -
『魔女の宅急便』を連想させる、かわいい看板でしょう?
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"Bleffe" 入口。
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ふっくら大きいハンバーグ。このフライドポテトは二人前です。
これにサラダがついていました。おいしくて、大満足。
一人前8.5ユーロ(約1020円)でした。 -
こちらはポラック(タラの一種)のムニエル、パスタとサラダ付で11.5ユーロ(1380円)。
味見させてもらったけれど、パスタがぱさついていて味がなく、私のハンバーグの方がおいしかったです。 -
ランチを終えて出ようとしたら、通りかかったテーブルから「日本の方ですか?」と呼び止められました。こちらの男性、剣道をやられていて日本にも数年住んだことがあるそうです。
「剣道のドイツ・チャンピオンになったこともある」とおっしゃっていましたから、かなりお上手なのでしょうね。
こんな小さな町で日本通の方に声をかけられ、びっくりしたけど嬉しかったです。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- 近鉄バッファローズさん 2011/08/21 15:31:12
- 行ってみたいところが増えました
- ハナママゴンさん、こんにちは。
近鉄バッファローズです。
Buedingenの旅行記を拝見致しました。
Schloss Buedingenが、私には一番魅力的でした。
私は城が好きなのですが、あまり見たことがない形なので、
是非、上からこの城を眺めてみたいと思いましたが、
そういう場所は、街にはなかったのでしょうか?
教会の塔とか、城の塔とか、山の上の見晴台とか。
もし御存知でしたら、御教示頂ければ幸いです。
- ハナママゴンさん からの返信 2011/08/21 19:56:58
- RE: 行ってみたいところが増えました
- 近鉄バッファローズさん、ご質問ありがとうございます。
> Buedingenの旅行記を拝見致しました。
> Schloss Buedingenが、私には一番魅力的でした。
> 私は城が好きなのですが、あまり見たことがない形なので、
> 是非、上からこの城を眺めてみたいと思いましたが、
> そういう場所は、街にはなかったのでしょうか?
> 教会の塔とか、城の塔とか、山の上の見晴台とか。
>
> もし御存知でしたら、御教示頂ければ幸いです。
残念ながら、ビューディンゲンには『棚ボタ』で連れて行ってもらったため予備知識もなく、時間も限られていたので散策に忙しく、あまりよく覚えていないんですが(汗)。
ただ、旧市街の西側にある Jerusalemer Tor を出ると右手に坂道がありましたので、あれをずっと上っていけばお城を見渡せる高台があるかも・・・?
http://www.stadt-buedingen.de/karte_buedingen/map_buedingen.html
Jerusalemer Tor があるのは、上記の地図で西から東に延びる Vorstadt と Neustadt の境目です。
地図によると、お城の東側には公園があるようですね。もしかしたら、そこからお城が見える・・・かな?
大して助けになれず、申し訳ありませんです・・・。
- 近鉄バッファローズさん からの返信 2011/08/21 21:39:03
- 私も調べてみました
- ハナママゴンさん、こんばんは。
近鉄バッファローズです。
そうなんですね。連れて行ってもらわれたのですね。
私も経験がありますが、なかなか自分の思い通りに行きませんよね。
自分なりにも調べてみましたが、ホームページとか見ていると、
Marienkircheの塔は登れなかったんですかね?
あそこに登れたら見ることが出来そうな気がしたんですが。
あるいは、Schloss Buedingenの塔にも登れないのかな?と思いました。
おっしゃるところをGoogleで見てみましたが、
公園には高いところがなさそうな感じでした。
やはり実際行ってみないと分からないですね。いつか行ってみたいです。
どうも有り難う御座いました。
また、旅行記を拝見させて頂きます。御礼まで。
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- Berg Heilさん 2011/04/25 15:40:34
- 全く未知の町
- Buedingen といい、Gelnhausenといい、全く未知の町でこんな素敵な町があるとは!! 早速 [Marco Polo]の独逸版の地図で調べました。どうもかなり田舎町のようですね。Frankfurt からDBでのHPで調べたら、乗り換え含めて一時間以上かかるようですが、写真を拝見して訪ねたくなりました。独逸でのお知り合いがあるからこそ、こんなすてきな町を訪ねることが出来るなんてうらやましい限りです。是非 日本のガイドブックには全く掲載されていない町を紹介して下さい。
- ハナママゴンさん からの返信 2011/04/26 06:55:41
- RE: 全く未知の町
- コメントありがとうございました。
私の夫は英国人とドイツ人のハーフなので、親しくしている親戚がゲルンハウゼンの隣町に住んでいるのです。が実は私、夫と知り合う前の1991年に、ゲルンハウゼンを観光していたんですよ!
ゲルンハウゼン、普通は見逃されてガイドブックにも紹介されていませんよね。それが、たまたま買ったイラスト紀行の『グリムありますか』に、紹介されていたんです。ドイツに行くのを楽しみに東京でOLをしていた20代の私。1991年にドイツに行った際は、フランクフルトに泊まるより良さそうと思い、帰国前の最後の一泊をゲルンハウゼンにしたんです。
『グリムありますか』(東京創元社)、今でも手に入るかわかりませんが、私のは『マザーグースころんだ』とともに今も本棚にあります。
ビューディンゲンは、おっしゃる通り、知り合いでもいなければ行くことも知ることもなく終わっていたような町です。ドイツにはきっとまだまだこの町のように、古い昔の佇まいを残す美しい町が、人に知られぬままあちこちにひっそりと
埋もれているんでしょうね。
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