2009/02/23 - 2009/02/23
373位(同エリア1721件中)
コタさん
バンコクからアユタヤへ。
行きはタイ国鉄の普通列車、アユタヤでは行き当たりばったりで
トゥクトゥクをチャーター、帰りはバスでバンコク北ターミナル
へ。バンコク市内の渋滞回避のためにタクシーでチャオプラヤエ
クスプレスの「Bang Po」まで行き、ボートでバンコク市
内のホテルまで帰りました。
いろいろな乗り物に乗った一日でした。
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 船
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ホテル(ロイヤルオーキッドシェラトン)からはタクシーでバンコク中央駅であるファランポーン駅へ約10分、40Bでした。
タクシーを降りるとローカル感漂う駅に現地の人と白人バックパッカーがたくさんいますが日本人はいませんでした。写真の左手にタクシー乗り場(降り場)があり、駅構内に入る前にはやや怪しいおっさんから「アユタヤ?!!」と声を掛けられましたが無視です。どうせボッタクリのタクシーでしょう。ツーリスト案内所で次の列車は何時とか(英語でOKです。)聞きますと、指差しでどの窓口に行けとか指示してくれました。(ちなみに両替もこの案内所でやってました。レートはまずまずだったと思います。) -
駅のチケット売り場です。行先というか列車ごとに窓口が決まっているようで、案内所のお姉さんが指さした窓口に行き、「Ayutthaya Two!!」で通じました。同行した1歳児は無料でした。(というか、無申告!)
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チケットは日本の旧国鉄のような「切符」という感じではなく、立派なチケットでした。アユタヤまで1時間半の列車の旅で一人15B(40円ちょい)は安すぎる。
列車は1時間に1本くらいの割合であります。この日はちょうど8時30分くらいにファランポーン駅に着きましたが次の列車は9時25分発、約1時間余りの空き時間ができてしまいました。タイ国鉄の時刻表は帰りの上りと合わせてツーリスト案内所でもらえます。帰りは4時すぎの列車かな、という感じでした。実際にはバスで帰ってくることになりましたが。 -
チケットも確保したことだし、と駅構内でプラプラしていたら案内所のお姉さんが「Boarding Time!!」と我々を急かします。既に列車は来ていてお客さんが結構乗っています。ほとんどの人が地元の人でボックスシートはほぼ埋まっている状態、かなり前の方の車両で空いているボックスを発見、確保しました。進行方向(アユタヤ方面)に向かって左のシートが途中直射日光を浴びなくて済みます(但し午前中の列車です)。
我々が乗ったのは9時25分発の北方面行き列車です。本数が少ないので立派な行き先案内板があります。この列車はどこまで行くんでしょうか。
機関車の連結が遅れて約10分遅れの出発となりました。 -
写真のようにファランポーン発車時には空きのボックスはない状態ですがまだまだ席は空いていました。途中いろいろな駅に止まって、そのたびに物売りのおっさんとかおばさんが乗ってきて車内をうろうろします。お弁当、ペットボトルの水、花輪、お菓子とかうざいほど売り歩いています。カレーも売ってました。
ここでアクシデント、駅でも何でもないところで30分ほど立ち往生、どうやら対向列車を待っていた模様。日本では30分も電車が止まったままだと少なくとも車内放送はあるし、怒り出して降りる人続出のはずなんですが、ここタイではこれが普通らしくてみんなのんびり弁当でも食べながら待ってました。車内は物売りのおばさんの独壇場、近くの屋台からも弁当を満載して臨時物売りおっさんが大挙してきてました。ここは市場か!! -
やっとの思いで列車が動き始め快調に進んでゆきます。
途中駅ではみなさんこの列車を待っていたんでしょうか(この炎天下の中を御苦労さんです)、わんさか人が乗ってきてドンムアン(空港のあるところ)あたりでは通路にまで人が溢れるような状況に。でも物売りおばさんは人をかき分けペットボトルを売り歩いていました。 -
車窓の風景は住宅地から田園風景に変わり、やがて遠くにヤシの木が見える原野に変わってゆきます。途中で何個かの駅にとまりましたが、駅周辺は何もない原野でした。やがて物売りおばさんの「Ayutthaya!! Ayutthaya!!」の連呼となり、車窓には街らしき光景が。やっと着きました。30分の遅れは取り戻せず、12時きっかりのアユタヤ到着となりました。(本来の到着時間は11時23分)
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アユタヤ駅では旅行者がたくさん降りましたが、同じくらいの現地の人が乗り込みまたもや満員列車で北のほうに向かってゆきました。写真はアユタヤ駅のホームです。
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アユタヤ駅を出て道を渡ると写真のような店が並んだ道が船着場まで続いています。途中食堂やおみやげやさんレンタサイクル屋さんが並んでいます。ここの食堂は割と空いていてのんびり食事をするにはいいかも知れません。ですが我々はイケイケで船着場までノンストップ。
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レンタサイクルはママチャリ主体でしたが、スポーツ仕様の自転車もありました。値段は50Bくらいのようです。当初は子供をおんぶしてレンタサイクルで回ろうと思っていましたが、この炎天下では無理と判断。白人バックパッカーが大勢自転車借りてましたね。レンタルバイクもありましたがやはり危険ですね、国際免許も要るし。
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先ほどの道をまっすぐ進むと船着場です。ここは2つの渡し船があって、向って左側のに乗ると対岸の市場のすぐそばに着くことができます。駅側でレンタサイクルを借りると川岸までの階段で自転車をおろさないといけないです。白人の若いお姉さんが往生していました(が、子供をおぶっていたので手助けできませんでした。)。腕力に自信のない人は川を渡ってから自転車を借りましょう。渡った側にもレンタサイクル屋さんはありました。
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渡し船から自転車を下ろすの図。船を下りると今度は上りの階段が待ち構えています。なぜか白人の若者は皆さん川の手前で自転車を借りてました。英語のガイドブックには川の手前で借りろと書いてあるんでしょうか。
この船で一緒になった日本人の若者は川を渡ってから借りてました、これ正解。 -
渡し船をおりて階段を上ると正面が市場です。かなり規模の大きい市場のようで奥の方はウエットマーケットになっていました。我々親子はお昼処を求めて市場内をうろうろ。ここは本物の市場で軟弱なフードコートらしきところはない、と観念し表通りに出たところが写真の通りです。結構な繁華街です。多分アユタヤの中心部でアユタヤ銀座と呼ばれているに違いないところでした。
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本日乗る予定のトゥクトゥクもいっぱい停まってます。やや怪しそうなおっさんが「Tuktuk!!」と寄ってきますが我々はまだお昼があたっていません。ましてや空腹状態になると暴走するチビ怪獣を抱えた身です。早くお食事処探さねば!! と、道の向こうにおなじみのKFCのマークが。アユタヤまで来てケンタのフライドチキンかとも思いましたが背に腹は代えられず、取りあえずKFCに向かいました。角を曲がるとKFC以外にもレストラン(ファーストフード系)がありまして、その中で一番まともそうなファミレスに入りました。よく見るとタイスキのMKでした。エアコンはガンガンに効いてるしお食事はまずまず、お子様も食が進んで何とかなりました。
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食事後外に出るとこのあたりはアユタヤのデパート(Amporn)の敷地の一角のレストラン街のようでした。先を急ぐ身としてデパートには入らずじまい、市場も中を通り過ぎただけとなってしまいました。
次はトゥクトゥクを探す番です。表通りにはトゥクトゥクがより取り見取りに並んでいます。その中で一番気の弱そうなおじいさんの運転手であれば万一の際にも逆襲できるであろうという戦略で、これはと思った運転手に声を掛けますが返ってくる答えは「1Hour 500B」という舐めきられたものばかり、こちらも気弱になってやっぱり暑いけどレンタサイクルか、と思い始めたころ通りの向こうから若いおにいちゃんが声を掛けてきて「1Hour 150B」とのこと、目標の3時間500Bをクリアしたので値切ることも忘れて「OK!!」よ。
やや警戒ぎみにトゥクトゥクに乗り込みます。
結果的に非常にいいおにいちゃんで勝手に土産物屋に寄られることもなく、リクエスト通りの場所に行ってくれました。 -
たまたま乗ったトゥクトゥクはドライバーのお兄さんもいい人だったようで、子供のことをとても気にしてくれました。最初は親子3人で「荷台」に乗ってましたが、子供が暑かろうという気遣いで運転席に乗せてくれました。(運転席はエアコン付きでした。)また遺跡の観光のあと(ドライバーは休憩所で待ってました。)には冷たい水もペットボトルを買ってきてくれていたり、ヤシの実ジュースも用意してくれてたりと、至れり尽くせりのサービスでした。そこそこサービスしないと競争が激しいんでしょうか。子供は観光時以外はドライバーのお兄さんにだっこしてもらってました。その時親は暑い暑いと言って水を飲んだりヤシの実ジュースを飲んでたり。
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アユタヤ市街でトゥクトゥクのお兄さんとの交渉成立後まずどこに行きたいということで、真っ先に挙げたところがワット‐チャイワッタラーナームです。ここはアユタヤ遺跡群のある中州からちょっと外れていて川の外側にあります。レンタサイクルならば省略してしまいそうな遺跡で、さらにバンコクからのツアーで訪れるスポットにも入っていないとのこと。ですが規模的には最も大きく、何となくアンコールワットに似ているとの印象で最も行きたかった遺跡です。もちろんドライバーのお兄さんもOK、荷台に乗ってGOです。トゥクトゥクの順路は市街の中心を西進し川にぶち当たって南下、橋を渡って遺跡に着きました。アユタヤの市街地はほんの数分で通り過ぎ、あとは遺跡が点在する公園のようなところを進んでゆきました。20分も乗ったでしょうか、目指す遺跡に着きました。
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ワット‐チャイワッタラーナームはほぼ貸し切り状態で観光客は我々を含めて数組という状態でした。さすがにレンタサイクルで来ている人、ツアーのバスもいませんで本当に静かな遺跡でした。緑の芝生の中にレンガ色の遺跡がそびえており、中に入っていくと首から上のない仏像がずらっと並んでいました。仏像は砂岩でできているのでしょうか、結構風化が進んでおりました。遺跡の中は日陰が少なく、日陰となる場所ごとに休憩し、1時間くらいブラブラしたでしょうか。炎天下に1時間もいればもうフラフラの状態になります。
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崩れている仏像も多く、土台のレンガも風化が進んでいます。
ここはどんどん崩壊が進んでいるように見えました。
ぜひ行かれて仏像の詳細を見て下さい。 -
ワット‐プラシーサンペット
結構大きな遺跡です。やはり暑いので日陰を選んでお散歩です。 -
遺跡の中は炎天下で埃っぽいですが、緑も豊富で花も咲いています。もう少し気温が低ければのんびりお散歩なんでしょうけど、こう照りつけられてはね。
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アユタヤの西半分は公園になっていて、木々の間からレンガ色の遺跡群が時々顔を覗かせます。有名な遺跡以外にも道すがら名もない遺跡を見ることができます。しかし名もない遺跡はすべて廃墟といった感じで。
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単にだだっ広いところかと思いきや遺跡が。
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公園内は道も整備されており、車道と歩道が分離されています。このあたりはチャリンコでも気持ちがいい道が続きます。ですが、気をつけないとたまに歩道を象が歩いています。
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外人観光客さんは炎天下をものともせずチャリンコで回っています。いいダイエットになるかもね。その前に脱水症状になるかと思われます。
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トゥクトゥクのドライバーさんは観光中はだいたいうちの子をだっこしていてくれました。子供好きなんでしょうか、いい人に当たって良かったですね。
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おみやげやのおばさんも親がヤシの実ジュースに夢中になっている間じゅう、子守をしていてくれました。うちの子って人見知りしないんかい。
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遺跡の廃墟。まだ残っているのが不思議なくらいです。そのうち崩壊してしまうのかも、と思えてきます。
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4時まえになってもまだまだ太陽は照りつけます。そろそろ限界かも、と思えるようになりました。
ということで、バンコクに向け帰ります。帰りはバスです。トゥクトゥクのお兄さんがバス停に送ってくれました。 -
バンコクへの始発バス停は遺跡群からほど近いところにありました。始発から乗ったのは我々と白人観光客数組だけ、ところが途中のアユタヤ市街地からガンガン乗ってきてアユタヤ市街を出る頃にはほぼ満席に。バスは大型観光バスでした。2人で100Bちょいだったと思います。(車内でチケットを買います。)
エアコンが良く効き、道も空いてます。行きの列車とは大違いで快適です。現地の人がバンコク・アユタヤ間を往復するメインの経路はやはりバスでしょう、でもやはり鉄道の旅も捨てがたいですね。 -
アユタヤでたくさん乗ってきた現地の人は途中(ドンムアンよりもアユタヤ寄り)の大きいショッピングコンプレックスのバス停でほぼ全員降りてしまい、残ったのは白人観光客と我々だけになりました。で着いた先はバンコク北ターミナルです。ここはウィークエンドマーケットから近いはずですが地下鉄もなくてタクシーで市内に移動するしかありません。よってどうせタクシー乗るならと、最寄りのチャオプラヤエクスプレスの船着場であるバンポー(N22番)にタクシーで行きます。地図で見ると近いはずなんですが、タクシーは北に向かって大きく迂回してゆきます。ちょっと違うんじゃないのと不安になりますが、途中で西方面に向かうようになり少々安心。結構乗ってやっとバンポーに着きました。100Bかかってるやないか。
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ここバンポーはかなり北の方にあたり、観光客はいませんでした。船から降りてくる人は通勤の人ばかり、少し待ってるとオレンジ色の旗の船が来ましたので乗り込みます。
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だんだんと日が暮れてきます。
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船の中は通勤通学の人で満席、船は次々船着場に寄ってゆきますので途中で座れました。やれやれです。
主な船着場のすぐそばにはいい感じのオープンビューレストランがありました。 -
そうこうしているうちに見慣れたワットアルンの塔が見えてきました。昨日はここまで来ましたのでホテルはもうすぐです。
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この旅行記へのコメント (1)
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- おかつんさん 2009/04/05 17:33:14
- 懐かしいです。。。
- はじめまして。おかつんと申します。
アユタヤは10年程前に訪れました。
なのでとても懐かしく旅行記を拝見しました。
電車は安いですね!!!
びっくりしました。特別なトラブルもなかったようですし・・・。
私も若かったんだから、コタ・モレスビさんのように、
ローカルな交通手段を使ってもっと身近に街並みの空気を
感じながら行けばよかったな〜。
サイクリングも楽しそう!
私はエクスカーションで参加したので、観光バスでした。
またアユタヤに行きたくなってきました。
どうもお邪魔しました。
おかつん
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