2007/08/31 - 2007/08/31
8位(同エリア12件中)
ふるさん
ダルからバスで片道6時間。
途中、1時間半ほどは相当の悪路を通ります。
スキー場のこぶを走ってる感じです。
何でキルワに行くことにしちゃったんだろうって後悔する位の悪路です。
お金に余裕のある人は飛行機で行く方がいいと思う・・・。
世界遺産になっているとはいえ、遺跡にあまり価値を見出さないタンザニア。
保存なんかには無関心です。
よってただの世界遺産ではなく、危機遺産に指定されているという有様。
世界遺産に指定される前のものだろうけど、落書きとかしてあるしね。
キルワ・キシワニ島にあるこの遺跡。
境界線というものがありません。
遺跡内にも、島民は普通に足を踏み入れているし、階段に座っておしゃべりなんかもしちゃうんです。
だがしかし、観光客である我々はお役所で許可書を取って、島に渡るための船代も観光客料金でかなり高いお金を払って、ガイドまでお願いしないと入れない。
それなのに階段に座っておしゃべりですよ。
落書きですよ。
なんじゃそりゃ。
ちなみにガイドさんは現在3人しかおりません。
歩き方には2人って書いてあったから、それでも増えたんだね。
彼らは国に登録されたガイドとは言え、給料はもらっていないのです!!
気になって聞いたんだけど、国からも市からも給料はもらっていなくて、観光客からのチップだけが収入源だって言ってた。
観光客の数には年間通して波があるから、ガイドになりたがる人はあんまりいないんですって。
船の料金は15,000シリング(1500円程度)。
タンザニアにしちゃえらい高いよね!!!
ガイド君曰く、観光客からは一律この金額をもらってるんですって。
ガイド君は結構いい奴だったので、チップは2人で10,000シリングあげました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
-
こちらで許可書を発行してもらいました。
お一人様3000シリング。
ガイドブックも売ってたけど、高いから却下。
何もないと分からないので、パンフレットを3000シリングで買いました。
私達はたまたまここでガイド君に会えたので、翌日は何時に遺跡に行くか決定して、ホテルまで向かえに来てもらいました。
迎えって言っても、ガイド君は車じゃなくてチャリだけどね!
そして一緒に歩いて港まで行ったのさ。 -
入り口にある管理所で、港使用料200シリングを支払いました。
ダウ船とモータ付きの船どっちがいい?って昨日聞かれたんだけど、迷いなくダウ船です!
ダウ船っていうのは風の力だけで進む船。
ここでしか乗れないじゃ〜ん♪ -
あの船に乗るって・・・どうやって!?
きっと船を移動させるんだよ〜なんて思ってたけど、そんなことはなかった。
石垣みたいなのを足場にしながら、ぴょんっと乗りました。 -
地元の人も乗り込んで出発です。
エンジン音がないからとっても静か!
かなり快適♪ -
船底はこんな感じ。
乗れればいいのよ、乗れれば。
っていう実用ばりばりのやる気のなさがステキ。 -
これは帆を張っているロープ。
しっかりした板が張ってあるし、座りやすいからか、ここに座りなって言われて座ってたんだけど、ロープを張る時とか張り替える時にはちょっと邪魔になってる感じでした。 -
島に到着で〜す。
なんか、みんな水の中を歩いてるけど、まさか私達も?
まさかねえ、ガイジンを歩かせたりしないよねえ。
もっと寄ってくれるよねえ。
・・・・はい。
まんまと歩きました。
スニーカーに靴下の私はちょっと大変。
脱ぐのはいいけど、また履く時が気持ち悪いよねえ。
タオルなんて持ってないしさ・・・。
適当に乾燥して、裏返した靴下で砂を叩き落としてからその靴下を履き、靴を履きました。
こんな程度でも結構平気なもんだよ。 -
Malindi Mosque & Cemetery
これはお墓の方ですね。
一番大きなのはスルタンのお墓だそうです。
18世紀から19世紀のお墓に囲まれているのに、モスクは15世紀のものなんですって。
ここに写っているのは、ガイドをしてくれたアスマン君。 -
Malindi Mosque & Cemetery
こちらがモスク。
イスラム系の遺跡なので、この島はモスクだらけです。 -
Gereza(Kilwa's Fort)
本土からも見える大きな遺跡。
これは比較的保存状態がいい。
でも落書きがある・・・。
1505年までさかのぼる遺跡だけど、今残ってるのは大部分19世紀のもの。
補修作業が大々的に行われたらしく、補修箇所がそこかしこに見られます。 -
3階建て部分もある、立派な建物です。
-
かなり補修されている。
明るい茶色部分が最近補修された箇所です。 -
ちょっと民家の脇を通って次の遺跡へ。
これはバナナの木。
バナナの花ってこんななんだね〜。 -
これはパパイヤ。
パパイヤってこんな風になるんだ!!!
初めて見た〜〜〜。 -
これは建築家のNeville Chittickが住んでいた家。
っていうか、誰?それ?って疑問はこの際置いといてください。
私も知らないし。 -
こういうドアはバガモヨの崩れかけの古い家にもはまってました。
イスラム風に彫られた伝統的なドアみたいです。 -
Makutani
このバオバブの木はアフリカ最大のバオバブらしいよ。
ホントかよ・・・。
これは15世紀から19世紀にかけてキルワのエリートが住んだお屋敷。
スルタンとその家族も住んでいました。 -
こちらも相当補修されてます。
でも、モスクに比べればかなり綺麗に残ってると思う。 -
打ち捨てられた大砲。
当時の大砲ですよ、これ。
誰も何もせずに置きっぱなし。
朽ち果てるがままに放っておかれた姿です。
なんだか哀愁を感じる。 -
こちらは控えの間です。
左右の壁からちょっと出てるのはただの石に見えるけど、当時はイスとして活用されていたそうな。
確かに座るにはちょうどいい高さだ。
正面の壁、中ほどにちょっと赤い染料が残ってるでしょ。
当時はきっと派手に装飾されてたんだね〜。 -
これはお風呂。
何がどうなってるか分かんないだろうけど、お風呂。
だって石鹸置きがちゃんとあるんだよ!!! -
ほらね・・・まさに石鹸置き。
ガイド君が石鹸置きもあると言った時には冗談かと思ったけど、本当にあってびっくりした。 -
Small Domed Mosque
かなり綺麗にドームが保存されている小さなモスク。 -
ドームを下から見上げたとこ。
来た時にはここにこうもりが沢山とまってたんだよ〜。 -
逆側から見たらやっぱり崩れてる。
地面に落ちたドームが危機遺産って感じ(本当か?)。 -
Jangwani Mosque
崩れすぎて、何がなんだかよく分からない。
よくこれでモスクだって分かるねえ。
ドームの跡と、メッカの方向を向いている、仏教で言えば仏壇みたいなものの跡。
こんな様子から分かるらしい。 -
確かにドームっぽい石は転がってますけどね・・・。
でもこれ、地元の子供達が乗っかって遊んでてもおかしくない状態だよね。
立ち入り禁止とか、そういう措置はとらないわけです。 -
ちょっと干潟を歩いて、次なる遺跡まで。
それにしてもこの辺は小さな穴が沢山あるなあ。
ヘビだったらイヤだなあ・・・。 -
ところで、この穴なんですか?
え?カニの穴?
カニ〜!?
そういえばこの島って片手だけ大きなカニがいるんでしょ?
それはどこにいるの?
え?そのカニの穴?
その辺に沢山いるでしょって・・・え〜!?
この点々全部そうですか!? -
おお!
確かにカニの穴だ!!!
そして本当に片手だけ大きい〜。 -
アンバランスでおもしろ〜い♪
-
Tombs of the Kilwa Sultans
カニに夢中になって、危うくガイド君に置いて行かれるとことだった。
スルタンのお墓がどれかは分かんないけど、あれは娘のだよ〜って教えてくれたのはあった。
娘のお墓を含めて3つくらいの墓石を囲むように、家みたいな建物もありました。
そんなに大事にされてたのね、この娘さんは。 -
Great Mosque
同じ道をJangwani Mosqueまで戻って、次はGreat Mosqueです。
屋根がとんがっててかわいげがないけど、確かにGreatなモスクですわ。
大きい。 -
Great Mosqueの周りにはGreat House。
いや、冗談じゃなく。
ガイド君の右側がGreat House。
左側がGreat Mosqueです。 -
モスク入り口にある足拭きマット。
ならぬ足拭き石。
お寺にある手水のように、モスクの入り口には足を清めるための水があったそうな。
そして、ぬれた足をこの石で拭いたんだって。 -
ドームを下から見上げたとこ。
こっちにはこうもりはいなかった。 -
このモスクは増築工事がなされています。
最初は小さなモスクだったんだけど、人が増えて入りきらなくなっちゃったから大きくしたんだって。
一番古い部分は11世紀にまでさかのぼるとか。 -
王様専用の入り口もあったよ。
そっちにももちろん足拭き石がありました〜。 -
またしても民家を通り抜けて次なる遺跡へ。
珍しく柵がある!と思ったら、バナナ畑を囲ってありました。 -
現役の井戸。
遺跡の横には必ず井戸があります。
でも、今でも現役なのは4つ。
こんな島で、こんな海に近い場所で、よく水が出るよな〜。
ちなみに現在の人口は1000人。
バスコダガマの報告によると当時の人口は12,000人。
えらい違いだね・・・。 -
牛さんもうろうろしてます。
-
これは日本の援助で作った船着場。
ここに来れば水の中を歩かなくて済んだんだけど、風向き的にそれはムリだったらしい。
ちぇっ・・・。 -
次の遺跡は遠い〜〜〜。
こんなとこを延々と歩いていきます。
今は潮が引いてるから歩けるけど、満ちてきたら山道を歩く羽目になるのだ。
何箇所か潮がきてて、山道を歩く羽目になったから余計疲れた。 -
これはある特定の石を集めて燃やしているところ。
この灰はセメントの代わりに使えるんだってさ。 -
Husuni Kubwa
ようやく着きました〜〜〜。
結構疲れた・・・もうふらふらです。
最後のこの階段は気合を入れて上りきりました! -
階段を上りきったとこ。
海岸にダウ船が泊まっているのが見えるかな?
ガイド君、このダウ船の乗組員と話してました。
すっごく遠いのに会話が成立するのよ〜〜〜!!!
静かなとこってすごいねえ。
っていうか、あなたたち目、いいね。 -
大広間、みたいな場所ですかね。
もうかなり疲れてたから、説明もあんまり聞いてなくて(笑) -
これ、変な形でしょ?
何だと思う?
あのねえ、
プール
なんですって!!!
なんて贅沢なの〜〜〜!!!
井戸から水をあげて入れてたのよ〜!!
海で泳ぎなさ〜い!(笑) -
これもよく分かんない。
-
Husuni Ndogo
こっちは住居跡ではなく、キャンプ場跡みたいな。
テントを張って滞在したり、物品を一時的に保管するための倉庫なんかがあったらしい。
帰りはさっき階段の上から見えた船で帰りました。
またしても乗り込むために素足で海水に入る羽目に。
でもね、この辺はサンゴもあるし、裸足じゃ痛いのよ。
そしてしまいにはウニに刺されましたね、私は・・・。
もう遺跡見学は済んだからいいけどさ・・・でもイタイ。
ウニのいる場所に裸足で入らすなよぉ〜(T_T)
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