2018/04/11 - 2018/04/12
42位(同エリア242件中)
Donkyさん
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能登半島探訪2日目は半島先端に位置する石川県珠洲市です。
約500年前から受け継がれている「揚げ浜式製塩」や、自然が造り出した能登の軍艦島「見附島(みつけじま)」など、伝統的な農業や美しい自然が魅力的な地域です。 一本松公園でのお花見の後「輪島塩」や「太谷塩」で売り出し中の奥能登「揚げ浜塩田」を訪ねたり、
続いて「つばき茶屋」を訪れ ランチは「つばき茶屋」で いただいたり
午後は日本海を望む禄剛崎と金剛崎を訪ねました。
日本海を望む禄剛崎(ろっこうさき)、金剛崎(こんごうさき)、長手崎(ながてさき)などの岬は美しく、それらを総称して「珠洲岬」と呼ばれています。
そのうち金剛崎を『聖域の岬』と呼び キャッチコピーでは、長野県の『分杭峠』、山梨県の『富士山』と並ぶ「日本三大パワースポット」の一つとして世界から注目を集めているほどなのだそうです。
パワースポットでパワーを充電した後、2日目の宿は奥能登里海の潮風と潮騒を感じながらゆったりとした時間が流れる「国民宿舎 のとじ荘」です。
「のとじ荘」は能登半島国定公園「見附島」を望む宿です。この頃すごく感じるのですが国民宿舎ってとても変わってきていますね。訪れるたびに新鮮な感動がありちょっとした驚きです。
注)各地の紹介文はフリー百科「ウイキペディア」および現地公式サイトから抜粋引用したものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
奥能登「揚げ浜式塩田」を訪ねました。
さすがに輪島塩 ここでも「塩の駅」だそうです。全国津々浦々「XXの駅」がいっぱいできましたね。東京都にも道の駅は「絹の街」八王子にあります。
塩田村のある能登半島珠洲の海は寒流と暖流が混ざり合い、プランクトンが豊富。
また、潮の流れが速いので海水はキレイな状態を保ちます。 -
珠洲の海・揚げ浜式製塩の道具の数々。
右が「細攫え(こまざらえ)」という塩田の砂に筋目を入れるための道具。
中央に海水を汲み上げるかえ桶(かえおけ)と肩荷棒(にないぼう)。
中央下が海水を入れる大きな引桶(しこけ):汲んだ海水を溜めるための桶。
浮いているのが海水を撒く打桶(おちょけ):塩田に海水を撒く際に使用する砲弾型の手桶。 (写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
朝の5:00、仁江(にえ)海岸の海水を汲み上げるところから始まります。
汲み上げた海水を塩田に撒きます。塩田1枚の面積は約50坪(165㎡)。
“潮汲み3年、潮撒き10年”と言われ、約600リットルの海水を約40分間かけて、均等に撒きます。
打桶(おちょけ)で海水を砂浜に撒くのですが、これが職人技のみせどころだそうで・・。 -
揚げ浜式製塩の責任者浜士(はまじ)さんの説明
撒いた海水の水分を早く乾燥させるために「細攫え(こまざらえ)」という道具で塩田の砂に筋目を入れます。ここまでの作業は朝の6:00までに終え、その後8時間程度、太陽にあてて乾かします。砂の入った垂舟の上から海水を流し込み、砂に付いている塩の結晶を垂舟下部の溜池に溜めます。
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
その溜まったかん水を釜屋まで運んで、釜炊きが始まります。
かん水を容量約600リットルの平釜で、塩分濃度24%程度になるまで約6時間煮詰めます。荒焚きしたかん水を一日程度冷まし、竹炭・黒炭・砂が層になった胴桶でろ過します。 -
胴桶でろ過したかん水を再び釜一杯にし、16時間程度煮詰めます。
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焚き詰めていくと(写真上)、釜の表面にソフトボール程度の塩の山(結晶)が並びます。(写真下)
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その後、釜の表面はソフトボールから「八重桜」のような形に変わり、「とんがりボウシ」の形になった時点で火を出します。
(この写真は輪島塩紹介サイトから引用したものです) -
その後、20分から30分間、余熱を加えて、本焚きが終わります。焚きあがった塩を釜から採り出し、い出場(でば)に入れ、4日間寝かせて、苦汁(にがり)を切ります。苦汁は、い出場の底の傾斜路を通って溜まります。
(この写真は輪島塩紹介サイトから引用したものです) -
苦汁(にがり)を充分に落とした塩は釜屋隣の選別場で丁寧に不純物が取り除かれ、梱包されます。塩の成分分析は毎年、行われています。珠洲市仁江海岸では約600リットルの海水から、120kgの塩ができます。
(この写真は輪島塩紹介サイトから引用したものです) -
こうやって、珠洲市仁江海岸の豊かな海がお塩になります。
500年以上続いている揚げ浜式製塩のお塩は塩辛さが少なく、豊かな海の旨みと甘みが口の中に広がります。
(この写真は輪島塩紹介サイトから引用したものです) -
塩田の次は雨の中のドライブ、ふとコーヒーが飲みたいね。と、見上げたところに
灯りが・・・「つばき茶屋」がありました。 -
予報どおり空模様が・・・大荒れです。見晴らしの丘がこの通り
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「つばき茶屋」にて 石に手書きのドリンクメニュー♪
お値段は裏面です。 -
「つばき茶屋」メニュー 最初に立ち寄ったときにはそれほど魅力的に感じなかったのですが・・。
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「つばき茶屋」にて ランチの案内版
一瞥すると イカ様(いかさま)定食って なんだろう?と思います。 -
「つばき茶屋」には地物お土産もあります。
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嫁礁(よめぐり)海鮮 ってこれまた何?
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「つばき茶屋」レストラン外観
ここでは最初にお茶だけ飲んでランチの場所は次を探すことに、
でも結局ここへまた戻ってくることになりますが・・・。
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
椿展望台から
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
道の駅 「狼煙」前にあるつばき岬 自然歩道マップ
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道の駅「狼煙」
道の駅狼煙(みちのえき のろし)は、石川県珠洲市狼煙町にある石川県道28号大谷狼煙飯田線の道の駅です。 -
道の駅 「狼煙」道の駅として認定される以前から、交流施設ならびに珠洲市直営の有料駐車場があり、また狼煙地区のほぼ中心に位置することから、禄剛埼灯台などの観光ならび地区の祭事にも使用されてきました。
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道の駅 「狼煙」
施設部分は近年建て替えられ「交流施設狼煙」と命名、2009年(平成21年)4月から営業を始めていましたが、認定を受けて2010年(平成22年)4月29日に「道の駅狼煙」としてオープンしました。 -
道の駅 「狼煙」
なお、豆腐やきなこづくりが体験ができる体験交流室を兼ね備えているため、施設を指す旧名称は引き続き使用されています。 -
これが 狼煙の「ねじり餅」です。
珠洲産「丸大豆」を黄な粉状にして「水あめ」と「砂糖」でねり上げた豆菓子です。 -
道の駅 「狼煙」にて 地物とおからのコロッケ揚げたて?
おからコロッケも名物です。 -
2時間後ランチタイムは全員賛成で椿茶屋に戻ることに!
桶に入った石の食事メニュー、お値段は裏面に書いてあります。 -
再び「つばき茶屋」に戻ってランチ 1
これが イカさま定食です。謎のまま終わらず良かったですが、焼いた烏賊に小鉢が7品、漬物、お味噌汁、ご飯 ! -
「つばき茶屋」にてランチ 2.
ぶりかま定食+小鉢が同じく -
「つばき茶屋」にてランチ 3
お刺身定食 これって 嫁礁(よめぐり)海鮮? -
「つばき茶屋」にて
ここでは「輪島塩」は販売されておらず「大谷塩」が珠洲の塩として550円で売られていました。揚げ浜式製塩の方法は同じです。 -
「つばき茶屋」というだけあって 椿が一輪
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食事が終わるころには天気回復 あっという間に良いお天気に♪
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次に 能登半島最北端 禄剛埼へ向かいます。
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日本海に突き出た能登半島の、その北東の先端、三角形に突き出たところが禄剛埼(ろっこうざき)と呼ばれる岬です。
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禄剛埼は能登半島の突端にありここでも満開の桜に遭遇です。
(写真は旅に同行いただいたKさん撮影分です) -
岬からは180°以上の視界で日本海の海原が広がる素晴らしい眺めです。
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「海から上る朝日」と「海へ沈む夕日」の両方を眺めることのできる場所だそうです。
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禄剛埼に咲く水芭蕉
この時期これほど完全に開花した水芭蕉をこんな真近に観るのは初めてです。
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
東京・上海・釜山はこちらの方角です。
昨年は海外から日本への観光客およそ2900万人のうち、85%がアジアからとのこと。ここでも韓国・中国からの観光客に備えているんでしょうね。 -
禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい)は、石川県珠洲市に位置する灯台です。歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されているほか、「日本の灯台50選」にも選ばれています。通常の灯台は、レンズを回転させることにより光を点滅させるのに、この灯台では、レンズを固定し灯火の遮蔽板(しゃへいばん)を回転させることによって点滅させています。
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さらには、海から昇る朝日と海に沈む夕陽を同じ場所から見ることが見ることができる場所ということでも有名であるらしい灯台です。
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周辺は、能登半島国定公園に指定されている風光明媚の地です。
海抜 50 m ほどの断崖絶壁が続き、崖下には「千畳敷」と呼ばれる海食棚が発達しています。
(写真は旅に同行いただいたKさん撮影分です) -
周辺は、能登半島国定公園に指定されている風光明媚の地です。
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禄剛埼 満開の桜でした。
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
禄剛埼にて 足元に方角が・・・。
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禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい)をあとにして
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聖域の岬駐車場に「ランプの宿」の送迎車が
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ランプの宿は現在 改装工事中
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
能登半島の最先端・珠洲市に日本を代表するパワースポットがありました。
『聖域の岬』と呼ばれる岬周辺は、大地の気流と海上の暖流・寒流がぶつかり合い、自然界の気が集中する地点となっていることから、 -
長野県の分杭峠、山梨県の富士山と並び、日本三大パワースポットの一つに数えられています。
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岬上に建つ「空中展望台スカイバード」からの眺めはスリル満点!
うたい文句は「奥能登の大自然のパワーを感じる」そうです。 -
「空中展望台スカイバード」売店までは誰でも入れます。
展望台へは入場料1500円也 -
「空中展望台スカイバード」ここにもロボット ペッパー君が
ちゃんと応対するはずなのですが・・・。 -
聖域の岬沖の灯台
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
国民宿舎 のとじ荘
〒927-1222 石川県珠洲市宝立町鵜飼1-30-1
奥能登里海の潮風と潮騒を感じながらゆったりとした時間が流れます。 -
国民宿舎 のとじ荘
この頃すごく感じるのですが国民宿舎は進化しました。ビックリです!
写真は「のとじ荘」パンフをスキャンしたものです。 -
鉄筋2階建でコンパクトな感じですが、中は広々としています。
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周囲は この国民宿舎の売りである 風光明媚な景観に包まれて・・・。
のとじ荘からの景観 右手に見附海岸の象徴である「見附島」 -
弘法大師(空海)がこの地を訪れた時に最初に見つけた島(見附島)だそうです。
歴史に名を残す人物のいた時代のはるか昔から変わらない姿で在り続けてきた島なのです。
(写真は旅に同行いただいたKさん撮影分です) -
のとじ荘 ロビー 朝食後にセルフサービスのコーヒーが用意されています。
お部屋に持っていけるように紙カップの用意も気が利いています。
ゆったりとした設備や食事に高級感すら漂わせていて新鮮な感動を覚えます。 -
国定公園能登半島見附公園 行く処どこでも満開の桜が迎えてくれます。
石川県珠洲市の鵜飼海岸の見附公園は綺麗に整備された公園です。
「能登半島」の総面積は東京都の面積とほぼ同じ。南北約215km、東西の距離は約60kmある広大な半島なのです。 -
能登半島 見附海岸
日本列島のほぼ真ん中に位置する能登半島は春夏秋冬が明確な土地。
強い日差しが照り付ける流汗の夏と、北陸ならではの曇天に雪が舞い散る冬、そして春と秋などは素朴な風情があります。日本海に突き出た能登半島は、なだらかな山と平地に恵まれ、縄文人もすでに住んでいました。 -
遊歩道や売店、キャンプ場や海水浴場があり、見附島は岸からわずか200mほどのところにある大きな岩礁島でその形状から別名「軍艦島(ぐんかんじま)」と言われています。
見附島 俗称「軍艦島」へは 敷き詰められた石の歩道で島まで行けますが、本当に滑りやすいので海に落ちる若者が多数いるそうです。
夏ならともかく まだこの季節では・・・。
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
のとじ荘夕餉
ノンアルコールの梅酒 だいずる酢の物、蛸サラダ、前菜7種
能登牛のしゃぶしゃぶ! ぶりの煮つけ、お造り(平政・鯛・平目・甘海老)
旬の酢の物、茶わん蒸し、棚田米深層水仕立のご飯、あおさ粕汁、能登野菜切り漬け
デザート -
のとじ荘夕餉
前菜 白貝梅ジュレ、烏賊塩辛、筍白煮、鰯甘露煮、かます袱紗焼、帆立山葵
薩摩芋檸檬 -
のとじ荘夕餉 茶碗蒸し
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のとじ荘夕餉 ぶりと蓮根の煮物
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のとじ荘夕餉 能登牛のしゃぶしゃぶ
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のとじ荘夕餉
棚田米深層水仕立てご飯
あおさ粕汁 -
デザートのフルーツババロア
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ライトアップした見附島
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
のとじ荘前の夕日
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
のとじ荘 の朝餉 ご飯は あの棚田米です♪
烏賊のお刺身、温泉卵、特製湯豆腐、鯖の魚汁焼・・・
海苔、ひじきの煮物 -
のとじ荘にて
日の出の朝陽はどこで観ても素晴らしいのですが、
日本海からの日の出が お部屋から これはすごーく良い眺めですよ。( ´艸`)
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
のとじ荘にて 日の出の朝陽
自然の神秘を ただただ 見とれる瞬間です。
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です) -
見附島の鳥居
3日目は輪島朝市通り散策からスタートします。
輪島の朝市詳しくは次回にご紹介。
(写真は旅に同行いただいたMさん撮影分です)
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