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2010年8月にウィーンとプラハ間を電車(列車)で往復しました。事前にネットで充分な情報が得られなかったので、参考になりそうなことを記録します。<br /><br />1. 座席は1等車と2等車があるが、いずれも乗車券(1等乗車券、2等乗車券)と指定券が別々に販売されている。指定券は乗車前日までに駅で直接購入する必要がある。当日車内では買えない。<br /><br />2. 事前に指定券を購入しなくても、座れないことはないという話をネットで読んでいたが、ウィーンープラハ間は夏の土曜日だったせいか、大変な混みよう。1等の乗車券を持ちながら、指定券を持っていなかった我々は1等車に座れず、重いスーツケースを引きずりながら2等車に席を探すはめになった。幸い2等車には座れたものの、ほぼ満席状態であった。混んでいたのは午前9時台にウィーン発の列車だったためか。<br /><br />3. 電車はなぜか車両によって、座席の配置や椅子の大きさが違う。ウィーンープラハ往復でも違う種類の列車であった。同じ2等車でも、左右2席ずつの車両と、左右1席・2席の車両とがあった。2等は基本的にバックパッカーの若者と、地元の家族連れでごった返している状態だが、車両により快適度が相当に違う(臭いも)。また椅子は向きを変えられず、一部は向かい合った4人掛けになっていた。1列3席の2等車は椅子が向かい合っていて、その間に大き目のテーブルが配置されていた。また椅子も十分に大きく、我々はラッキーにもそうした席に座れたため、車掌さんにここが本当に2等なのか確認をしたほどであった。<br /><br />4. 1等車は1車両で、ウィーンープラハ間は6人席のコンパートメント(個室)であった。確か革張りの椅子だった。個室で、他の旅行者と相席はややきついと思う人は2等へ。プラハーウィーン間は、左右1席と2席の席で、多少リクライニングもする席。JRの古い特急列車の席を思えばいい。なぜかプラハーウィーンは2等席の2車両がコンパートメント。1等の席の質が2等と比べて、例えば新幹線の普通席とグリーン程の違いがあるわけではない。<br /><br />5. 1等、2等車とも、座席の上の方(網棚の下)に座席番号が書いてあるプラスチックのプレートがあり、指定券を買った人の席には、そのプレートに予約票がはさまっている。従って、指定券のない乗客は予約票のない席を探して座ることになる。<br /><br />6. 乗車券はネットで購入できるということだったが、日本からではやり方がよく分からず、我々の場合はウィーン、プラハのホテルでそれぞれ予約してもらった。指定券は4か6ユーロくらいだと記憶しており、その程度の値段なので、特に1等に乗車を希望する人は指定券を買った方が良い(というか、1等を買っても指定券を買わないと我々のように座れないことがあるので、1等を買う意味がない)。<br /><br />7. ウィーンの駅(Wien Meilding=ウィーンマイドディング駅)は、街の中心部から、タクシーで20分くらい。ヨーロッパの駅とは思えない殺風景な駅。なんでもウィーン南駅が改装中ということで、使われているということ(2010年8月)。おいしいものを買って、車内に持ち込もうと思っても、お店もないので注意。<br /><br />8. プラハ中央駅は、半分が歴史的な建物、残りが近代的な駅施設。ホテルまでタクシーに乗ろうとしたら、定額で500CZKと吹っ掛けられた。AAAと車両に書いてあるタクシーはメーター制の有料タクシーだが、そんなタクシーは駅のタクシー乗り場なのにおらず、止む無く500CZKのタクシーに乗った。料金は400CZKまで交渉した。帰りに街の中心部のホテルから駅までAAAのタクシーに乗ったが、200CZKだったので、400とか500とか明らかにぼられた。こういう時はホテルに電話してAAAタクシーを派遣してもらうか、AAAを呼び出すかすれば良いと後でホテルの人に言われた。<br /><br />9.ウィーンープラハ間を飛行機にするか、列車にするか意見が分かれているサイトを見たが、料金が相当違うので飛行機は選択の余地なし。ホテルでチェックしてもらったところプラハーウィーン間で列車だと、70ユーロ(1等乗車券と指定券)、飛行機だと400ユーロを超えていた。行きの代金のメモがないが、プラハーウィーンの方がウィーンープラハより安かった。<br /><br />10. 1等の方がすりが多いとか、2等の方が多いとかのネット情報も事前に見て、列車の旅に不安を覚えたが、車内はほとんどが旅行者と思われる人で、少なくともすりに対する不安で、乗る車両を選んだり、あるいは飛行機にしたりなどということは愚であると実感した。各車両の端にスーツケースを置くスペース(成田エクスプレスのように)があるが、そこにもたくさんの荷物が置いてあった。網棚も目一杯使われていたが、我々のスーツケースは重く、とても持ち上げられないので、通路に置きっぱなしであった。ハンドバックなどを不用心に置きっぱなしにしておけばいざ知らず、寝ているうちにズボンのポケットから財布をすられたというたぐいの話は、そんなことがどうやったら起こるのか非常に不思議であった。<br /><br />11. OBBのHPは http://www.oebb.at/en/index.jsp ネットでも事前予約はできるはず。<br /><br />12. プラハ中央駅での両替は街中よりレートが良かった。10%の手数料を取られていたが、それでも街中よりレートが良い。街中の両替ではレートが最高と最低で表示してあり、最低を適用させられる。街中でもユーロとコルナの両方で表示してある店が多い。<br /><br />

ウィーンープラハ間の鉄道旅行

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2010/08/10 - 2010/08/18

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どどめろん

どどめろんさん

2010年8月にウィーンとプラハ間を電車(列車)で往復しました。事前にネットで充分な情報が得られなかったので、参考になりそうなことを記録します。

1. 座席は1等車と2等車があるが、いずれも乗車券(1等乗車券、2等乗車券)と指定券が別々に販売されている。指定券は乗車前日までに駅で直接購入する必要がある。当日車内では買えない。

2. 事前に指定券を購入しなくても、座れないことはないという話をネットで読んでいたが、ウィーンープラハ間は夏の土曜日だったせいか、大変な混みよう。1等の乗車券を持ちながら、指定券を持っていなかった我々は1等車に座れず、重いスーツケースを引きずりながら2等車に席を探すはめになった。幸い2等車には座れたものの、ほぼ満席状態であった。混んでいたのは午前9時台にウィーン発の列車だったためか。

3. 電車はなぜか車両によって、座席の配置や椅子の大きさが違う。ウィーンープラハ往復でも違う種類の列車であった。同じ2等車でも、左右2席ずつの車両と、左右1席・2席の車両とがあった。2等は基本的にバックパッカーの若者と、地元の家族連れでごった返している状態だが、車両により快適度が相当に違う(臭いも)。また椅子は向きを変えられず、一部は向かい合った4人掛けになっていた。1列3席の2等車は椅子が向かい合っていて、その間に大き目のテーブルが配置されていた。また椅子も十分に大きく、我々はラッキーにもそうした席に座れたため、車掌さんにここが本当に2等なのか確認をしたほどであった。

4. 1等車は1車両で、ウィーンープラハ間は6人席のコンパートメント(個室)であった。確か革張りの椅子だった。個室で、他の旅行者と相席はややきついと思う人は2等へ。プラハーウィーン間は、左右1席と2席の席で、多少リクライニングもする席。JRの古い特急列車の席を思えばいい。なぜかプラハーウィーンは2等席の2車両がコンパートメント。1等の席の質が2等と比べて、例えば新幹線の普通席とグリーン程の違いがあるわけではない。

5. 1等、2等車とも、座席の上の方(網棚の下)に座席番号が書いてあるプラスチックのプレートがあり、指定券を買った人の席には、そのプレートに予約票がはさまっている。従って、指定券のない乗客は予約票のない席を探して座ることになる。

6. 乗車券はネットで購入できるということだったが、日本からではやり方がよく分からず、我々の場合はウィーン、プラハのホテルでそれぞれ予約してもらった。指定券は4か6ユーロくらいだと記憶しており、その程度の値段なので、特に1等に乗車を希望する人は指定券を買った方が良い(というか、1等を買っても指定券を買わないと我々のように座れないことがあるので、1等を買う意味がない)。

7. ウィーンの駅(Wien Meilding=ウィーンマイドディング駅)は、街の中心部から、タクシーで20分くらい。ヨーロッパの駅とは思えない殺風景な駅。なんでもウィーン南駅が改装中ということで、使われているということ(2010年8月)。おいしいものを買って、車内に持ち込もうと思っても、お店もないので注意。

8. プラハ中央駅は、半分が歴史的な建物、残りが近代的な駅施設。ホテルまでタクシーに乗ろうとしたら、定額で500CZKと吹っ掛けられた。AAAと車両に書いてあるタクシーはメーター制の有料タクシーだが、そんなタクシーは駅のタクシー乗り場なのにおらず、止む無く500CZKのタクシーに乗った。料金は400CZKまで交渉した。帰りに街の中心部のホテルから駅までAAAのタクシーに乗ったが、200CZKだったので、400とか500とか明らかにぼられた。こういう時はホテルに電話してAAAタクシーを派遣してもらうか、AAAを呼び出すかすれば良いと後でホテルの人に言われた。

9.ウィーンープラハ間を飛行機にするか、列車にするか意見が分かれているサイトを見たが、料金が相当違うので飛行機は選択の余地なし。ホテルでチェックしてもらったところプラハーウィーン間で列車だと、70ユーロ(1等乗車券と指定券)、飛行機だと400ユーロを超えていた。行きの代金のメモがないが、プラハーウィーンの方がウィーンープラハより安かった。

10. 1等の方がすりが多いとか、2等の方が多いとかのネット情報も事前に見て、列車の旅に不安を覚えたが、車内はほとんどが旅行者と思われる人で、少なくともすりに対する不安で、乗る車両を選んだり、あるいは飛行機にしたりなどということは愚であると実感した。各車両の端にスーツケースを置くスペース(成田エクスプレスのように)があるが、そこにもたくさんの荷物が置いてあった。網棚も目一杯使われていたが、我々のスーツケースは重く、とても持ち上げられないので、通路に置きっぱなしであった。ハンドバックなどを不用心に置きっぱなしにしておけばいざ知らず、寝ているうちにズボンのポケットから財布をすられたというたぐいの話は、そんなことがどうやったら起こるのか非常に不思議であった。

11. OBBのHPは http://www.oebb.at/en/index.jsp ネットでも事前予約はできるはず。

12. プラハ中央駅での両替は街中よりレートが良かった。10%の手数料を取られていたが、それでも街中よりレートが良い。街中の両替ではレートが最高と最低で表示してあり、最低を適用させられる。街中でもユーロとコルナの両方で表示してある店が多い。

旅行の満足度
4.5
同行者
家族旅行
交通手段
鉄道 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

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