2009/04/21 - 2009/04/21
3810位(同エリア11698件中)
井上@打浦橋@上海さん
- 井上@打浦橋@上海さんTOP
- 旅行記362冊
- クチコミ19件
- Q&A回答292件
- 2,192,123アクセス
- フォロワー85人
私が、今年2009年7月22日の上海での皆既日食を知ったのは、2年前です。
「地球の歩き方」の掲示板で上海の7月の天気に関して質問があったので、上海の7月はムンムンムレムレ・ギンギンギラギラの炎熱地獄だから、絶対来ないほうがイイよ、なんでまた、そんな時に・・と答えたのでした。そうしましたら、直接、この4travelのメールボックスにメールが来まして、実は、まだ、ほとんど知れ渡ってないので、内緒にしてほしいんですが、皆既日食があって、絶好の穴場が上海なんです・・・となったのでした。その後、その方・・・OYさんと言う女性です・・・とは、何度かメールのやり取りをしたんですが、彼女なりにイロイロ調べたらしく、観測場所には、余山を候補にしていると、書いてきたんです。それに対して、私はOYさんから送られた観測ゾーン地図を見て、もしかすると洋山港がイイかも、とアドバイスし、そして、いずれ洋山港に行ってみるから、それまで待っててね、と答えたのが去年の5月だったか、6月だったか・・・行こう、行こうと思ってるうちに1年が経ち、やっと先日行って来たと言う訳です。
そんなこんなしてるうちに、OYさんは、もう1人の日食好きの女性と、去年の5月に上海に乗り込んで来ました。そして、その彼女の候補地である余山に行ったんですって。驚いたことに、中国初心者なのに、夜、そこへ乗り込んだとか・・・そして、更に去年の9月にも上海にきまして、もう一度余山に行き、観測場所の再チェックしたそうです。
5月のときは、私は北京にいましたので、OYさんには会えなかったんですが、9月には上海でお会いしました。その時にも、洋山港の方が絶対イイよ、余山はチト観測ゾーンのセンターからずれてるし、大して高い山じゃないから、と・・・それになにしろ洋山港は上海の陸地から30km離れた海上の小島なので空気も綺麗だし、観測ゾーンの殆んどセンターに位置してるからと、伝えたのでした。
さて、この洋山港がある小洋山島は、もう既に絶好の穴場として知れ渡り、ここを観測場所とした日本からの日食観測ツアーがいくつか企画され、販売されてるようですね。
そのツアーで行くということであれば、ラクチンなわけですが、もし、ツアーに参加しないで、一人で行くという方は、私の、このブログを参考にしてください。上海市内からの行き方を詳しくアップしましたから。
PR
-
これは、去年の9月に上海でお会いした日食好きの女性・OYさんから頂いた「皆既日食・ハンターズガイド」という本です。
このブログをアップし始めてから読み出しました。そうです、すぐに読まずに、本棚にヒッソリ置かれていたのを引っ張り出し、読み始めたということです。
私、全く、今まで日食には関心ありませんでしたが、これを読みまして、フムフム、なるほど、ことほど左様に、皆既日食には魅力があり、その魅力にはまった人が数多くいるというのを知りました。そして、日食を追い求めて、世界各地を巡り歩く人がいるってのも知りました。こういうのをエクリプス・ハンターというらしいですね。また、日食現象は、世界各地の遺跡や神話などにも結びついていて、日食の時には、ヒンヤリしてきて風が吹き始め、鳥や小動物が騒ぎ出すとか、日食好きの音楽家にはヘビメタ系が多いとか、そういった興味深いことも満載されています。
さて、そのOYさんは、もともとエクリプス・ハンターだったのかどうか、実は、彼女も、昔からということでなく、ここ4・5年から興味を持ち始めた、ということらしいです。 -
これが今年2009年7月22日の皆既日食の観測ゾーンです。
「皆既日食・ハンターズガイド」によりますと・・・
2009年は最大皆既時間6分以上という近年で最も皆既日食が起こる。今回の日食はインドの西部から北部を抜け、ヒマラヤ山脈の東、ネパールの端をかすめてブータン王国上空へ。そして中国の重慶・上海を通ったのち、種子島、奄美大島のかけて点在する日本の島々へ差しかかる。皆既の中心は小笠原諸島の遥か南の太平洋上。皆既帯はそのまま海の上を通りキリバス付近で日没となる。・・・・となっています。
日本の島々への皆既日食ツアーは、もう、相当前から満杯らしいですね。そこで注目され始めたのが中国の上海らしいです。いや、もしかしますと、上海のほうがアクセスしやすいですし、観測場所もいくらでも見出せそうなので、最適なのかもしれません。しかしながら、上海では、といいますか、中国では、まだ日食に関心を持ってる人は少ないようで、ほとんど、今のところ盛り上がりはないようです。私の知り合いで上海で旅行社をやってる人がいますが、その方が、日食ツアーを企画しようということで、金山というところに行ったらしいですが、誰も日食のことは知らなかったとか・・・
OYさんは余山(「余」はホントは、山垂れの下は「示」です)を候補地にしたんですが、ここは、山といいましても80mくらいの山ですし、観測ゾーンのセンターからチョイト外れていますので、私が推薦したのが小洋山島なんです。
どうですか、下の図を見てもらえれば分かると思いますが、小洋山島、ほとんどセンターに乗ってるでしょう。 -
コレが上海市の地図と小洋山島の位置図です。
一般的に上海市街といいますと、内環状線の内側を言うわけでして、その上海市街(いわゆる上海)の中心を人民広場としますと、小洋山島は、そこから100km南西に行った洋上にあるということです。
上海の陸地部分から全長32kmの海上大橋・東海大橋を渡ったところにある小島が小洋山島なのです。
この小島は、一番最後の「2009年7月22日・日食観測ゾーン」の画像を見てもらえばわかるように観測ゾーンの中心線に非常に近いところに位置してるのです。 -
コレが東海大橋です。
洋山深水港のWikpediaからの画像です。
この全長32.5kmある橋を上海市は3年で造ってしまったとか・・・・恐るべし上海!!です。
なぜ、こんな橋を・・・・・
大型コンテナ船が着ける深い港は、上海には今までなかったのです。上海は長江の、堆積物で成り立った都市ですので、海に対してはいわゆる遠浅状態で、今までは水深の浅い港しかなかったのです。これに危機感を持った上海市は、海上にある小洋山島や大洋山島を埋め立て、大型のコンテナも着ける深い水深のコンテナ港を造ったというわけです。そこへの道が東海大橋と言うことです。
そしていまや、洋山深水港は水深15m以上で世界一の取扱量を誇る最新式の国際ハブ港湾になっているとか。恐るべし上海!!なのだ!!!!!
この画像、向こうが洋山群島なのかと、思います。 -
これは小洋山島の航空写真です。
どこから引っ張り出してきたのかは、忘れました。
上方向が上海市側です。
緑部分が、昔からある「島」なんでしょう。
そして、散らばった小島の間を埋め立ててコンテナヤードにしたんでしょう。 -
コレも出典不明ですが、小洋山島のイラストです。
小洋山島は2つの小山(岩山)で成り立つ小さな島です。 -
さて、その小洋山島へは、どうやっていくのか・・・・
あるサイトを見ましたら、龍陽路まで行くと、そこから小洋山島行きのバスが出てるとありましたので、まずは龍陽路を目指します。
龍陽路と書きましたが正確には、地下鉄2号線、あるいはリニアの終点がある龍陽路駅ということですね。
そこへ行くには、我が打浦橋からですと浦東空港行きのリムジンバス・机場3線ということになります。
これが、その打浦橋バス停に着きました机場3線です。打浦橋の前は徐家匯に止まり、次のバスストップが龍陽路駅となります。
打浦橋から龍陽路駅までは料金4元です。
ここで机場3線の路線案内をば・・・
虹橋開発区(銀河賓館)⇒徐家匯⇒打浦橋⇒龍陽路駅⇒浦東空港 -
この日は、晴れていて、確かに空には雲1つないと言う天気でしたが、なんかモヤっていましたね。
ですから、最適な天気とは言えませんでしたが、ここんとこ雨が続いていましたので、いてもたってもいられず出かけてしまいました。
画像はコレから南浦大橋に向かい、それを渡って浦東へ行く、と言う場面です。
やはり、モヤってるため遠くの景色はボヤけています。 -
龍陽路駅のバス停に着きました。
朝8時と言う時間でしたので、30分もかかってしまいました。
このバス停には机場6線も止まりますね。
机場6線の路線案内は・・・・
中山公園⇒華山路⇒老西門⇒紫金山大酒店⇒張江高科⇒浦東空港
このバス停には、あとは上海交通大学からの大橋6線と、申江線というのが止まります。 -
ココで話はガラッと変わるのです。
日食は英語ではEcripse・・・エクリプスです。
エクリプスと言えば、競馬ファンの私にとっては偉大なる種牡馬・エクリプスなのです。
1764年4月1日の日食の日に生まれた、気性の荒いこの馬の競争成績18戦18勝。
1着はエクリプス、あとはなにもない、と言わしめたくらい、全てのレースで圧勝だったとか。
引退後は、勿論、種馬として活躍したんですが、当初は同時期のヘロドやハイフライヤーに負けていたんですが、その後、子供が勢力を伸ばし、今では世界の競走馬の超主流になってるのです。
サラブレッドの大元は3頭にたどり着くわけです。それは、ゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、ダーレーアラビアンの3頭です。エクリプスはそのうちのダーレーアラビアン系なんですが、そのダーレーアラビアン系が現在のサラブレッド90%以上を占め、その主流がエクリプス系で、そのエクリプス系の中でもファラリス系が、今や全サラブレッドの80%以上を占めるとか。
10年以上に渡って日本の種牡馬ランキング1位に座にあった、偉大なる種牡馬・サンデーサイレンス(SS)も勿論、ファラリス系です。SSは3年前だったかに亡くなりましたが、多くの名馬を残し、それが種牡馬になり、今や日本の競馬はSS系が王道を行ってると言っても良いでしょう。
毎年日本でも3000頭くらいの競走馬が生まれてるはずです。そして、その頂点がそれらが3歳になった時に行われる日本ダービーです。それに出走できることだけで馬主冥利、調教師冥利に尽きるということで、それに勝てば、その馬主は首相になるより名誉なことなのです。さて、その頂点となるダービーに出生する18頭は、今年も90%はエクリプス系なんでしょう。
ちなみに、2008年去年の日本ダービーの出走馬18頭を見ますと・・・・ -
さて、話を元に戻しまして・・・
コレが龍陽路駅の周辺の様子です。
向こう(向こうが南側)に見えるのはリニアの龍陽路駅です。
バスターミナルは、リニアの駅の東側にあります。
つまり画像の左側です。 -
リニアの龍陽路駅を下から覗き込みました。
こちらがプラットホーム建屋の東端です。 -
そして、向こうがプラットホーム建屋の西端です。
リニアが出来たのはいつだったか・・・・もう、7年は経つでしょう。
出来てスグ、見に来たんですが、なんじゃ、このリニアは、ココで終わりなのかな、上海の中心部(浦西)まで行く気ないのかな・・・ココで終わってしまうんだったら、全く意味のない、馬鹿リニアだと、思ったのでした。
今でこそ、この一帯は、賑わい始めてますが、当時は、前に見えるマンション群がポツンとあるだけの寂しい地域でしたので、特にそう思いましたね。
何故、ココで終わってしまうのかなと、思ったのは、そうです、前に建ってるマンション群です。だって、リニアが出来る数年前からこのマンションはここにあったんですから。
その後のリニア計画では、上海の中心部まで行くとか、万博会場まで行くとか、虹橋空港まで行くとか、杭州まで行くとか、イロイロ噂が飛び交ったんですが・・・はたしてどうなるのか・・・どうも、ココで、終わりのような・・・そういうふうに私には思えますね。
今や、リニアは地元の上海人はまず利用しないでしょう、なぜか?それは馬鹿らしいからです。利用するのは、よく訳が分かってない外国人観光客と、地下鉄2号線の駅のスグ近くに住む人だけでしょう。 -
リニアの龍陽路駅の南側には、火車票売り場があります。
ココで蘇州や、杭州や、南京へのチケットを買って、上海火車站や上海南站に行き、火車に乗り込むと言う手が使えますね。
龍陽路からは地下鉄2号線に乗り、人民広場で1号線に乗り換えれば、海火車站や上海南站に行けますから。 -
このバスが小洋山島方向へ行くバスです。
小洋山島までは行きません、小洋山島へ渡る東海大橋の手前まで行くバスです。
路線名は「龍港快線」です。「龍」の字は簡体字では、違った字体になりますので気をつけてください。どういう字かといいますと、下の龍陽路駅周辺図をご覧ください。
発着場はリニアの駅舎の東にあります。これも周辺図をご覧ください。 -
コレが龍陽路駅周辺図です。
私が乗ってきました机場3線のバス停も表示しました。
このバス停には、机場6線も止まります。
龍港快線の龍の字はこう書きます。
「龍」は龍陽路のことで、「港」は東海大橋手前の港・芦潮港のことなんでしょう。 -
龍港快線の経路図です。
調べましたら、臨港新城まで行くのと、その先の滴水湖へ行くのと2種類あるようです。
臨港新城商務広場行きのバスが
7:00, 7:30, 8:30, 10:00, 11:00, 12:40, 14:30 の6本。
臨港新城商務広場→滴水湖行きのバスが
8:00, 9:20, 10:30, 11:50, 13:40, 15:20, 16:00 の7本です。
全長60.8kmで、料金は、私の時は17元でした。
【注】時刻表の時間は、まずあてになりません。
そして、私の乗ったバスは、臨港新城商務広場までは行かずに、その1つ手前のバスターミナルで降ろされました。
そのバスターミナルは、古棕路滬城環路と言うバスターミナルでした。
そして、そこから、別のバスに乗り換え、 臨港新城商務広場に行きました。
しかし、そのバスは、料金を取られなかったんです。なんでだろう??
つまり、それは、そういうことになってるからなんでしょう。
臨港新城商務広場までチャンと行くのもあるし、都合によって、1つ手前までのもある。
その場合は無料のバスで臨港新城商務広場へどうぞ、っていうことなんでしょう。 -
では、龍陽路地鉄站を出た、龍港快線からの途中風景をどうぞ。
龍陽路をバスで行くのは、何年ぶりか・・・・3年ぶりかも知れません。
当時から比べますと交通量圧倒的に増えましたね。
やけに渋滞します。
途中、浦東空港方向と、東海大橋方向に行き先が分かれます。
龍港快線は勿論、東海大橋方向に行きます。
臨港新城が近づいてきまして料金所になりました。
このあたりにも、もうマンションが出来ています。
臨港泥城というマンションです。
現在の価格4600元/?のようです。
まあ、こんな上海の中心部から離れたところにあるですから、価格はそんなもんなんでしょう。
いずれ軌道鉄道がココまで開通すれば便利にはなるとは思いますが、それがいつになるのか。
上海のことですから3・4年以内には出来てしまうかもしれません。
途中、海洋大学と言うバス停で止まりました。
そして、乗客(ほとんど満員でした)の3分の1くらいは、ココで降りました。 -
古棕路滬城環路と言うバスターミナルに着きました。
龍陽路を出たのが9時前だったか・・・
ココに着いたのは9時44分。
このバスターミナルには、机場8線の終点でもあるようです。
机場8線は浦東空港から、10個以上のバス停に止まり、終点が古棕路滬城環路と言うリムジンバスです。
そして、ココから無料バスに乗り商務広場に行きます。
乗ったバスは、なんだったか・・・??
龍芦専線だったかもしれません。 -
そして、ココが深水港商務広場です。
ここから洋山専線に乗り換えます。
前を行く爺さんに、洋山港に行くんだが、どれに乗ればイイんだ、と聞きましたら、その爺さんも洋山港に行くと言うので、それに付いて行き、乗ったのが洋山専線ということです。
洋山専線は東海大橋を渡り、小洋山島まで行くバスです。
向こうについて、下りるバス停は2つあります。
洋山客運碼頭と洋山港公安分局です。
小洋山島に登るんだったら、洋山港公安分局まで行くべきだったんですが、その1つ手前の洋山客運碼頭で降りてしまいました。
というのは、爺さんに大洋山島に行くんだと言いましたら、じゃあ、碼頭で降りて船で行かないと、ということで降りてしまったのです。
しかし、大洋山島への船は、1時半までないということでしたので、大洋山島へ行くのはあきらめて、小洋山島だけにしました。
バスの料金は14元でした。
商務広場を出たのが10時4分、洋山客運碼頭に着いたのが、10時45分でした。 -
では、洋山専線の車窓風景を・・・
出発してスグの地域も芦潮港というコンテナ港地区ですので、コンテナヤードがたくさんあります。
長〜い、長〜い、東海大橋を行きます。
しかし、長い橋です。
全長は32kmらしいですね。
それを、2002年着工で、2005年には竣工してしまうんですから・・・
いやぁ、凄いもんです。
しかし、交通量は、やけに少ないですね。
コレはあとで、爺さんに聞いたんですが、アメリカ発の経済危機の影響だ、去年の今頃は、コンテナ車が一杯で、ノロノロ運転だったとか・・・ -
吊橋区間は橋脚のスパンが長く、道路も水面から高い位置を行くんでしょう。
つまり、吊橋区間の下は、大型船が行き来できるんでしょう。 -
もう1つの吊橋を過ぎますと、なにやら島が見えてきました。
ああ、これが小洋山島だな・・・・
左と右に小山が見えます。
この2つの山に、あとで登ることになります。
呼び名があるのかどうか、一応、左の山を北山、右の山を南山としました。 -
小洋山島を貫くトンネル(小洋山島隧道)手前で、高架道路を降ります。
そして、洋山客運碼頭に向かいます。 -
バスを降りて、碼頭の待合室に向かいます。
ここからは普蛇島などへ行く船が出るようです。
大洋山島への船もココから出るようです。
バスで一緒になった爺さんも、大洋山島まで行くつもりだったようですが、その船が1時半までないというのであきらめました。
じゃあ、ということで小洋山島を散策することに決めました。
そうしたら爺さんも私に付き添ってくるんです。 -
そして、小洋山島を目指してテクテクと歩きました。
なんで、この爺さんは、一緒に付いて来るんだろ・・・・
最初は、変な爺さんだな、どういうつもりだと、怪訝に思ったんですが、どうも、イロイロと話を聞きますと、怪しい人ではなかったんです。
76歳だといってましたが、土日を避けて天気がイイ日には、バスでアッチャコッチャに行ってるとか。老人ですとバスがタダなので、便利なんだ、と。
バッグには、デジカメ、昼飯、飲料、地図、バス乗り換え情報本など、イロイロと入っています。
自分は若い頃、台湾に逃げたかったんだが、両親にダメだと言われた、自分は共産主義嫌いなんだ、毛沢東は嫌いだ、登B小平は好きだ、
今の発展した上海は彼のおかげだ、などとイロイロと話してきます。
名前は張だと言っていました。子供は2人いて孫も2人いる、妻は亡くなって10年になる、なんてなことも言っていましたね。
小洋山島トンネルが見えてきました。
その右脇に上に上がる階段が見えましたので、そこに向かいました。 -
階段を登り、トンネル入り口の出っ張り部分に上がってみました。
バスで来た方向を見渡し、振り返り山のほう見渡しますと、頂上に展望台が見えます。
よし、あそこへ行こうと、そこまでの道を探し回りましたが、ありません。
そうか、コッチからは登れないんだなと、なり、張爺さんと、じゃあ、アッチへ行こう、ということになりました。
張爺さんは、小洋山島へは、もう3度も来てるとか・・・・でも、いつも向こう側から登っていたんでしょう。
こちら側に来たことはなかったんでしょう。 -
そして、トンネルに入っていき、向こう側に行きました。
向こう側には、確かに、上までいける階段がありました。
しかし途中からですので、スロープを這い上がり、階段に入り込みました。 -
階段を上がり、遠くを見ますと、向こうの山の頂上には、なにやら塔のようなものが見えます。
じゃあ、まずはあそこを目指そうと言うことになりました。
あとで分かったんですが、どうも向こうが南の方向のようなので、ココで向こうの山を南山とします。 -
その南山へ向かう途中に、一旦、低い部分にさがるんですが、そこになにやら廟のようなものがあります。
そこで張爺さんが、いや、昔は、ここにも人が多く住んでいたんじゃ、でも、今は、もう元々の住人は住んでいない、皆、立ち退きされたんじゃ、と言ってきました。
この廟は、当時の名残なんでしょうね。
でも、日が当たってる岩の斜面には布団が干されていました。
となると、まだ住んでる人もいるのかもしれません。 -
また、登りになり、少し上がって振り返りました。
トンネルの出口(上海側から来たとしますと、こちらが出口)と、その先にまだ伸びる道が見えます。
その道の脇に池が見えますが、コレは以前は入り江だったんでしょう。 -
南山のテッペンはもうスグです。
その手前にある小さな広場から海側を眺めました。
コンテナ港には大型クレーンが並んでいます。 -
前を行くのが張爺さんです。
塔のようなものは灯台でした。 -
頂上の展望台まで来ました。
南山の南側(海側)敷地は全てコンテナヤード゙です。
東側にもコンテナヤードの敷地が広がっています。 -
南山を降り、今度は北山に向かいます。
中腹まで来まして振り返りました。
南山の頂上の灯台が見えます。
張爺さんは、私の後ろになりました。 -
北山頂上手前の、休憩広場です。
右には大きな岩が上に飛び出しています。 -
頂上の展望台まで来まして、張爺さんに写真を撮ってもらいました。
私のシャツは汗でぬれています。
後ろの岩には「洋山深水港」と刻まれ、金字でなぞってあります。
-
北山を降ります。
北側の海に向かって降りて行きます。
途中、入り江を挟んだ向こうの岬には七重の塔見えて来ました。
なんなんでしょうかね・・・遠くから見ましたが、誰も居ませんでした。 -
そして方向を逆に向けて降りて行きます。
ココまで来て、ああ、そうか、ホントは、こちら側が入り口だったんだと分かってきました。 -
下に下りてみましたら、やはり、そこに入場門がありました。
でも、まだ料金は正式には取ってないようでした。
つまり、まだ観光散歩コースとしては、未完成で、今後、もっといろんな施設を造っていくんでしょう。実際、作業員がセメントなどを担いで階段を上がっていたり、階段途中に東屋と言いますか、休憩所などを建設中でしたから・・・
下の地域の一帯は港口生活配套区となっていまして、いずれはレストランや宿泊設備などが出来るのかなと思わせる雰囲気がありました。
そこに展示室がありました。
そして、その中にある洋山深水港のジオラマがコレです。
その一部の画像を加工して作った小洋山島観光案内図が下の画像です。 -
展示室を出て、帰りのバスのバス停がある道まで行きます。
港口生活配套区の敷地の出口を出て道を左に行きますと小屋が見えてきました。数人がそこにいましたので、まずそこがバス停なんでしょう。
乗るバスは洋山専線です。
コレに乗って、東海大橋を渡り深水港商務広場まで行きます。 -
深水港商務広場に着きました。
ここから龍港快線に乗り龍陽路駅のバス停までノンストップで行きます。
龍港快線の通過バス停は下記の通り。
滴水湖⇒古棕路滬城環路⇒深水港商務広場⇒龍陽路地鉄站
ここからは龍芦専線というバスも出ていまして、それも龍陽路地鉄站まで行きます。ただし、そこまで行くのに30以上のバス停に止まります。 -
龍陽路地鉄站に着きました。
龍陽路は渋滞していました。
その車の流れの中に、こんな車を見つけました。
この柄の車が10台くらい通り過ぎました。
皆、トヨタ車。ああ、そうか、この近くで国際モーターショウをやってるからだなと、気が付きました。 -
コレは上海での皆既日食のタームテーブルです。
日食自体は8時23分28秒に始まり、11時1分39秒に終わり、全く太陽が隠れるのは、9時36分46秒から9時41分52秒までということらしいです。
時間にして5分チョイですね。 -
コレは2009年7月22日の皆既日食観測帯です。
洋山群島がその観測帯の中心線に乗ってるのが分かるでしょう。
コレで、「小洋山島は日食観測に絶好かも」は終わりです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- Rockyさん 2009/04/25 15:34:55
- 日食観測
- 井上@打浦橋@上海さん、今日こちらは、薄ら寒い中の小雨です。
>小洋山島は日食観測に絶好かも
この日食観測で観光客訪問も増える事でしょう。
色んな興味深い所が、上海付近に有りますね。
さて次回、日本には何時頃でしょうか。Rocky
- 井上@打浦橋@上海さん からの返信 2009/04/26 15:24:33
- RE: 日食観測
- Rockyさん、どうも。
上海は、昨日も今日も五月晴れというさわやかな天気です。
今は競馬をやっています。
東京競馬場は昨日は雨でしたが、
今日は晴れていますね。
さて、今日は当たるか・・??
> この日食観測で観光客訪問も増える事でしょう。
> 色んな興味深い所が、上海付近に有りますね。
いや、もう、相当、
上海での日食観測ツアーが企画され
販売されてるようです。
そして、その前後の日のホテルが、
もう取り難くなってるそうです。
> さて次回、日本には何時頃でしょうか。
5月15日ごろになります。
ダービーは日本でってことになりそうです。
久しぶりに(20年以上ご無沙汰かも)
府中まで出かけてみるか・・・
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
上海(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
45