2008/01/08 - 2008/01/08
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井上@打浦橋@上海さん
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4.travelのメンバーのまちかどさんから私の掲示板に「気になる市場」と言う投稿がありました。
彼女、それがどこなのか、何なのか、気になって夜も眠れないとか。
それを、聞いた私も眠れないのです、ってのは真っ赤なウソなんですが、気になることは気になる。
その彼女の気になる市場とは・・・
もうひとつの心残り。同里に行くのに上海北口から旅游バスに乗り、
次の停車地の上海旅游集散中心に向かう途中、??高架線から
何気なく下を覗くと電気がコウコウと灯り何やら市場らしきもの
が長く続いていました。どこの市場かなぁと気にしながら前方を見ると、
「新閘?路出口」のサインがあったような・・。
??高架は成都北路でしょうか。
であれば蘇州河をまだ越えていなかったと思うので
この市場は漢中路站から近そうですね。
市場好きとしてはここも行って見たいのですが・・・・・
と言うことなんです。
この情報から、私がピピピと来たのが長安路です。
ということで早速、ぶらついてきました。
この道が、その気になるコウコウと明かりが灯る道なのかどうか?
まあ、しかし、そうでなくとも、なかなか面白い道でした。
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上海火車駅の周辺図と、長安路です。
長安路は蘇州河に沿った道と言ってもいいのかも知れません。
蘇州河にピッタリ沿って走る道は光復路ですが、そこから枝分かれして、光復路と同じカーブを描きながら、グルーっと上海火車駅の南広場に入り込む道が長安路ということなんですね。
以前、恒豊路から、チラッと長安路に入り込んだことがあります。
ムムム、凄い道だ、と思ったものでした。
今回は、長安路の東端、光復路から枝分けれするところから長安路に入り込みました。
長安路は以前はチャンと繋がっていたんでしょうが、今は、南北高速(共和新路)と恒豊路の橋の2ヶ所で分断されています。 -
ここが長安路の東端です。
光復路から、ここで枝分かれして始まる道と言うことです。
いや、もしかしますと、逆かもしれません。光復路のほうが長安路から枝分かれした道なのかもしれません。
つまり、光復路こそ、蘇州河の防潮堤が出来て、それに伴って出来た新しい道なのでしょう。
では、長安路を西へと道なりに行ってみます。
なんか、ディープなものを予感させる入り口部です。
右の家には長安○飯店と言う看板が掛かっています。 -
道端で洗濯してるオバサンがいます。
洗濯板を使ってますね。 -
長安路から北へ抜ける洞穴のようなところでは、女性3人が、細い銅線の被服をはがしていました。
屑屋さんなんでしょう。 -
なんか煉瓦造りの工場らしきものが2つ見えてきました。
手前の電柱の腕木には、腸詰ソーセージのようなものがぶら下がっています。 -
左の一段高いところにはニワトリが数羽、遊んでいました。
-
更に奥へ行きますと、長安路は2つの工場の間に挟まれます。
どうも、この工場は、今は、何かの展示空間になってるようです。
ああ、そうか、とココで思い起こされてきました。
コレは2年前、蘇州河の対岸から見たあの、【REEK 蘇河芸術】だなと・・・。 -
これが、その2年前に見た【REEK 蘇河芸術】です。
蘇州河の南側を川沿いに走る道・南蘇州路から撮ったものです。
手前の建物と、向こうの建物の間に長安路が走ってるということです。
下記は日本でのテナント募集サイトです。
http://www.realtokyoestate.co.jp/estate.php?n=228
コレを見ますと上海芸術倉庫と呼んでいますね。 -
この先、右に、この上海芸術倉庫の入り口があります。
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中に入ってみました。
なんか今風の洒落た感じです。
でも、なんで、こんなドヤ街(住んでる人、スミマセン)みたいなところに、こんな空間が・・・ -
この木製の階段は、昔の物をそのまま利用してるんでしょう。
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これは2階だったか・・・・
「時間的痕迹」と言う看板が掛かっています。 -
ココはレストランなのか、カフェなのか・・・・
時間が時間だけに誰もいませんが、昼時夜時にも客が来るのかな、と思われるような静けさでした。店員は誰もいませんでした。 -
5階から6階への階段の踊り場にある窓からの景色です。
建物の北側の古くからある民家です。
なんか無秩序に並んでるように見えます。 -
6階にありますレストランです。
蘇河西餐という西洋料理屋です。
http://www.009t.com/freesh_detail.asp?id=2423&tp1=%B3%D4&tp2=%CD%C6%BC%F6%C3%FB%B5%EA
をご覧ください。
ロブスター料理が売りなのかもしれません。
全般的に見まして、まだまだ、発展途上という感じでしたね。
2年以上前からテナントを募集してるようですが、未だに、こんな感じでは、将来どうなるんだろうと言う思いもしました。 -
芸術倉庫を出て、また長安路を行きます。
狭い道です。 -
ぶら下がってるのは洗濯物と豚肉です。
脂身の多い豚肉です。 -
洗濯物だらけです。
もう、乾き始めてるんでしょう。
吊るしたばかりですと、しずくがボタボタ状態になります。 -
長安路は、この先は、どうも行き止まりのようです。
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長安路は、本来はまだまだこの先に続いていたと思うんですが、
現在は、ココで行き止まり。
その、手前の小さな空き地では、皆さん、電線の皮むきをやっていました。
フムフム、そうか、やはり、ここは、こういった人たちが多く住むところなんだなと思いました。 -
長安路から蘇州川沿いの道・光復路に抜ける道を行きます。
-
光復路に出て、一旦、東へ戻りました。
コレが、芸術倉庫の前面にある建物です。
「徳盛2007第二届(当代)芸術品拍売会」という看板が掛かっています。
「拍売会」とは、なんでしょう・・・オークションかなんかなんでしょうか。
ココはもともとは小麦粉の工場だったようです。 -
光復路から西を見た風景です。
蘇州河に架かる橋は、南北高速道路(共和新路)のものです。 -
光復路を西へ行きます。
前に見えます高架は南北高速です。
道の左には牛乳配達車が並んでいます。
上海の有名ブランド・光明牌のものです。 -
ここで、道端で回収品の整理をしていた屑屋さん連中が、なにやら危機を感じたのか、道に広げた物をサァーット片付け始め立ち去りました。
振り返りましたら、取締りのパトカーのような車の後ろに、こんな車が・・・・・
「制止 ”六乱”違法行為」と言う赤い横断幕が貼り付けてあります。
違法回収品、回収者の取締りなんでしょうね。 -
南北高速の東側には、なにやら市場らしい大きな建物があります。
これが、まちかどさんが見たと言う「気になる市場」だったのかもしれません。
調べましたら城凱建材市場という市場のようです。 -
南北高速の高架の下を潜り抜け、道をチョイ北に行きますと、途切れていた長安路がまた復活します。
また、この長安路を西へ行きます。 -
左には6階建てのアパートが並び、右には高層ビルが見えます。
-
長安路に似つかわないコンビニもあります。
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道の右側(長安路の北側)は更地になってるところもあります。
かろうじて、なんとかポツンと残ってる公衆便所です。
赤ペンキで書かれた拆の字は、撤去すると言う意味です。 -
長安路を更に西へ行きます。
左側(南側)には古くからの民家が並びます。 -
ご覧のように左側(南側)と右側(北側)では、様相が違います。
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南側に残る小さな売店です。
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長安路を恒豊路手前まで行き、振り返りました。
右側が南側となりますが、並ぶのは今にも壊れそうな建物ばかり・・・。 -
長安路は、恒豊路でまた分断されます。
恒豊路沿いの道をチョイ北に行きグルッと迂回して、途切れた長安路に、また入り込みます。 -
恒通路まで来ました。
右斜め前の建物は兆安酒店です。
3星ホテルですが、地下鉄1号線の漢中路駅の上にありますので、交通は便利です。 -
恒豊路をもうチョイ北に行きますと、漢中路に出ます。
その漢中路との北西角にあるのが、長距離バスターミナル恒豊路客運站です。
そこからのバスの行き先と料金と時刻表は下記をご覧ください。
http://www.easydone.com.cn/052/1200764285.htm
北京、武漢、宜昌、九江、合肥、南京、鎮江、丹陽、江陰、泰興、常州、無錫、蘇州、嘉興、杭州、杭州行きのバスがあるようです。
そして、このバスターミナルの建物の一部が、海杰大酒店というホテルになっています。
安くて、交通便利なホテルです。1泊178元のはずです。
1週間ほど前に、私の日本人の知り合いも、ここに泊まりました。去年の10月頃は、外国人宿泊禁止になっていましたが、今はOKらしいです。
当時は取締りがあったのでダメだったということらしいです。つまり、正規に行けば、外国人宿泊は許可されてないのかもしれません。しかし、私の知ってる範囲では、もう10人以上の日本人が、ココを利用しています。 -
恒豊路を渡り、南に戻り、途切れていた長安路にまた出ました。
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長安路を道なりに北西方向に行きますと、恒通路が見えてきます。
この長安路は、ココ2・3年で、こんなに綺麗に、広くなったんでしょう。
以前は、このあたり、壊れかけた民家がビッシリあったはずです。
右斜めに前には高層マンションが見えてきます。 -
長安路を更に行きますと、左にも高級そうな高層マンションが見えてきました。
このマンションには、数年前、完成前に見に来たことあります。
当時は、この長安路があったのかどうか、あったとしても狭い道だったはずです。
なんせ、当時は、このあたりは民家でビッシリでしたから・・・・ -
その高級マンションの玄関部分です。
立派なもんです。 -
長安路を更に行きますと、普済路の陸橋をくぐります。
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陸橋をくぐったところにあります旅館です。
上海火車駅が近づいてきたので、旅館が目立ち始めます。
手前が銀平旅館で、その1つ向こうは楓揚招待所です。 -
更に行きますと、大衆食堂が並んでいます。
手前が東北餃子、1つむこうが重慶快餐店です。 -
更に行き振り返りました。
先ほどの高級マンションが向こうに聳え立っています。
いずれは、この部分の長安路も、高級マンションの前の道と同じように、道幅をもっと広げて、綺麗な道になるんでしょう。 -
左側にホテルが見えてきました。
良安大飯店です。
最近は日本からの旅行客の利用も多いようです。 -
良安大酒店の前ではタクシー待ちしてる女性客グループがいます。
どうも、日本人のようでした。
このホテル、日本から上海への格安ツアーなどで、よく利用されてるようです。
ツアーでなら問題ないですが、自分で来るとなると、このホテルへ行き着くには結構大変かも・・相当分かり難い場所にありますからね。 -
長安路から西へ抜ける道には、赤い横断幕が掛かっています。
そこには、「早簽約 早得益 早搬遷 早安居」と書かれています。
つまり、早いとこ契約して、早く利益を得て、早く引越しして、早く安住しましょう・・・ってなことなんでしょう。
この一帯、近いうちに、再開発が始まり、数年後には長安路もスッキリ、広い道路になってるんでしょう。 -
そろそろ、上海火車駅が近づいてきました。
前の道は天目西路です。
天目西路を渡り、最後の長安路を行きますと、上海火車駅が見えてくるでしょう。 -
上海火車駅・・・上海站に着きました。
これで「電気がコウコウと灯る道は長安路なのか?」は終わりです。
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この旅行記へのコメント (4)
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- カザMAXさん 2008/01/13 14:33:57
- コメントが楽しみです
- 井上@打浦橋@上海様 こんにちは。
お久しぶりです。
すごい写真の数々ですね。
これまでも井上@打浦橋@上海様の散歩記では
『素晴らしい。撮影してくれてありがとう。』
と思った風景に何度も出会いましたが、
今回の撮影場所も抜群です。
これから読めるであろう井上@打浦橋@上海様の
コメントも楽しみです。
写真を何度も見て、ドキドキしています。
今度いつになったら、上海に行けるのか?
それまで、ココがあるのか?
でも、泊まるのはココの近くに決定ですね。
何事も無く、
無事に撮影してくださった井上@打浦橋@上海様に感謝です。
- 井上@打浦橋@上海さん からの返信 2008/01/14 07:51:54
- 上海に、また来てチョ!!
- カザMAXさん、おひさしぶり。
長安路、なかなかディープでしょう。
コメント、チョッと待っててね。
また、いつか上海に来られてください。
その時は、どこでも案内しますよ。
彼氏も一緒に連れてきてください。
-
- ぬいぬいさん 2008/01/11 22:35:16
- 昨年泊まったホテルです
- 井上@打浦橋@上海さん こんばんは
前回上海でお世話になった際に泊まったホテルです。
この辺とても怪しい雰囲気の町で夜歩くとおばちゃんにしつこく付きまとわれて大変でした。
ホテル自体は快適でした。
なんたって1泊1600円でしたらから環境の悪さは文句言えないですね。
そう言えば昨日 真@tokyoさんから初めてメールをいただきまして、いろいろ情報交換させていただきました。
井上@打浦橋@上海さんからアールデコ好きな人と聞いていましたので
興味ある情報をいただいてます。
今年もふらつと上海行こうかなと思ってます。
そのときはまたよろしくお願いします。
- 井上@打浦橋@上海さん からの返信 2008/01/12 09:42:11
- 真@tokyoさんのこと
- ぬいぬいさん、どうも。
>前回上海でお世話になった際に泊まったホテルです。
あの良安大飯店は、日本のツアーなどでも使われてるようです。
ですから、この日も日本人らしい女性3人組をホテルの前で見かけました。
ホテルの前の道・長安路は、2・3年後は広い道路になってるはずです。
それまでに、ゴチャゴチャした店などは撤去されるんでしょう。
真@tokyoさんに上海で初めてお会いしたのは、
もう6年位前です。
去年も上海でお会いしました。
私、もともと古い建物に興味はあったんですが、
ただ、なんとなくでしたね。
それを、ココまで、古い建物好きに仕向けたのは、
まあ、真@tokyoさんかも知れませんね
6年前は、真@tokyoさんは、
そういった古い建物好きグループの人達と
上海に来まして、その時に、
昼飯を食うために、浦江飯店に寄ったんです。
そして、食後、内部を案内しました。
そういったグループですから、
上海に来る前には、どことどこを周ろうと計画していた訳なんですが、
浦江飯店は、その中に入ってなかったそうです。
ですが、もう、喜んでいただきましたね。
さて、彼らは、最終的には、計画の半分も周れなかったとか・・・
なんせ、時間がかかるんです。
ああでもない、こうでもないと始まり、次になかなか移れない。
まあ、そういうもんなんでしょうね、ああいう方達は・・・。
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